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第二章『異世界探索 新しい仲間(眷属)が入る(手に入る)予感』
霊園をあとにし、町を目指す
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(そういえば、ボスモンスター[三人組]を倒せばすごい武器が手に入ると思ってたんだけど、倒してないから無理だな。)
忘れてたけど、僕の銃にはモンスターの毛皮や爪、もしくは薬草などの素材になりそうなものを吸収して強くなる機能がある。これまでにも素材になりそうなものを吸収しては新しい銃が手に入ってた。
ここではアンデットの素材を吸収して新しい銃が手に入って、ボスモンスターを倒せばすごく強い銃が手に入ると思ってた。
しかし僕はそのボスモンスターたちを眷属にしたから、今更素材にするわけにもいかない。
(どうしたもんかねぇ。)
そう思いながら手に持ってる銃を鑑定する。
「…あれ」
【ジェネラルアサルトゾンビライフル】
品質段階…C アンデット系 中距離型銃
未解放…装備特典、STR7、スキル『腕力上昇』
ユニーク技能…ゾンビ系モンスターへのダメージ量8%UP
【ジェネラルスカルボーンマグナム】
品質段階…C アンデット系 中距離型銃
未解放…装備特典、INT7、スキル『骨力強化』
ユニーク技能…スケルトン系モンスターへのダメージ量8%UP
【ジェネラルゴーストライフル】
品質段階…C アンデット系 中距離型銃
未解放…装備特典、INT7、スキル『物理攻撃耐性』
ユニーク技能…ゴースト系モンスターへのダメージ量8%UP
【キングアサルトゾンビライフル】
品質段階…C+ アンデット系 中距離型銃
未解放…装備特典、STR10、スキル『腐蝕耐性』『狂化』、『弾速制御(加速(中))(減速(中))』
ユニーク技能…ゾンビ系モンスターへのダメージ量10%UP、ゾンビ系モンスターの統率権限受託可能
【キングスカルボーンマグナム】
品質段階…C+ アンデット系 中距離型銃
未解放…装備特典、INT10、スキル『自己再生』『統率』、『跳弾制御(小)』
ユニーク技能…スケルトン系モンスターへのダメージ量10%UP、スケルトン系モンスターの統率権限受託可能
【キングゴーストライフル】
品質段階…C+ アンデット系 中距離型銃
未解放…装備特典、INT10、スキル『暗殺』、『隠蔽』、『威圧』、『弾道制御(小)』
ユニーク技能…ゴースト系モンスターへのダメージ量10%UP、ゴースト系モンスターの統率権限受託可能
「…もう驚くのも飽きてきたな。」
いつのまにか新しい武器が手に入ってるんですけど…。
チートすぎて盛りすぎだと思うけど、さらに生存率が上がったようなもんだ。得したなと思っておこう。
しかしなぜ既に手に入っていたのかは、大体予想がつく。
三人を眷属にしたことによって手に入っていた、というのが僕の予想だ。
味方の能力を発動者自身にも加えるは、『強制服従』恐るべしスキル。
「それで、これからどうするよ?」
「もうここには未練はありませんからねぇ。」
「…早くここから出ていきたい。」
三人ともここにはもう心残りはなさそうだ。
三人によると、部下たちの魂は浄化されてたようで、もうここに戻ることはないそうだ。
部下たちは天に召されたというわけだ。
「僕は村か街に行きたいな。この世界のことをまだ分かってないし、情報がほしいよ。」
三人には、僕が異世界から来た人間であることを既に話してある。最初は驚いてたけど、すぐに受け入れてくれた。なんでも僕が異常だから素直に受け入れることができただとか。
「俺は旦那の意見に賛成だ。数百年もの内に色々と変わってるだろうしな。」
「私たちも、今の世界がどうなってるか調べたいですしね。」
「…その前に、お金…稼ぐ必要もある。…今の俺たち、無一文。」
全員意見が一致してるようだ。
「それじゃあ行きますか。」
僕は三人の仲間と一緒に身支度をして、霊園をあとにする。三人の部下たちの弔いを忘れずに合唱をしてからだ。
(安らかに眠ってください。)
「やっと…やっと着いたぞ!」
霊園をあとにしてから半日ほど歩き、途中休んで一夜を明かして、それから起きてまた歩いて、昼ごろの時間帯でようやく町に到着した。
本当にこっちで合ってるのか、このまま歩き続けるんじゃないのか、そう思ってた時期もあった。でもようやく辿り着くことができた。
「よしみんな、町はすぐそこだ!美味いものやベット、衣装、武器、とにかく楽しみなものが盛りだくさんだぁ!」
「おいおい、すごいハシャいでんな。」
「ご主人様からすれば嬉しいことだと思いますよ。はしゃぐのも仕方ないですよ。」
そういうわけで僕たちはまちへと向かっていく。
町に近づくと、大きな壁がそびえ立っていている。多分10メートルはあるんじゃないか。
そして壁の近くに門があって、そこには門番らしき二人組が見える。
「あそこに門番がいるな。」
「そうだね。」
手には槍を持ってて腰には剣を下げている。いかにも定番な門番って感じだ。
「じゃあ行こうか。」
僕が門まで行こうとした瞬間、グリムに掴まれてバランスを崩しかけた。
「待って」
「ちょ、どうしたのグリム。」
するとグリムは僕たちを手招きして、門から離れた場所に着く。
「…それじゃあ、今着てる服と鎧を…少し土で汚そう。」
「「えっ!」」
グリムがいきなり変なことを言ってきたんだが。汚すってどういうことだ。
「何言ってんだよグリム。」
「少しは綺麗になってきたのに、汚すなんて苦労が水の泡じゃないですか。」
二人ともグリムに反発している。
そりゃそうだ。長年洗濯もしてなくて汚かったから川で洗濯したのに。
今は臭い消しの薬草で擦って少しはマシになってきたのに、なんでまた汚さなくてはならないのだろう。
「…門に入る前に、身分を証明するものが必要。…今の俺たちにはそれがない。」
なるほど、確か漫画とかでは身分証明書としてステータスカードとかがあった。
あれと同じく、町に入るには必要なものなのだろう。
「…少し服を汚して、門番に嘘を言って入る。」
グリムが言うには、僕たち四人は町に来る途中山賊にあって、逃げてる途中にお金や身分証明書とかを無くしてしまった、という話だ。
「なるほど。確かにそれなら町に入れるかもな。」
「仮に新しい身分証明書を発行するとしてお金が必要になっても、今の私たちにはモンスターと戦って得た素材もあります。」
そう、ここに来る途中にモンスターの戦い多くの素材を集めてきた。
ちなみにみんな戦ったおかげでレベルが7~9までに上げることができた。ちなみに僕はレベルが上がってない。次のレベルアップに必要な経験値が足りてないようだ。
「よし、ここはグリムの言う通りしよう。そんで町で絶対楽しんでやる。」
「相変わらず一人で騒いでるな。」
そういうわけで僕たちは着てる服や鎧を汚して、門番のとこまで向かう。
「おい、そこの四人。見慣れない顔だな。」
二人の門番が僕たちに気づいたようだ。
ここから演技の始まりだ。
「どうも門番さんこんにちは。…あの、いきなりですみませんが、僕たち身分証明書を持ってないんです。」
「身分証明書、冒険者カードのことか。持ってないとはどういうことだ。」
なるほど、身分証明書は冒険者カードなのか。一つ情報ゲット。
「俺たちはここに来る途中に山賊に襲われてな。」
「そのとき手持ちのお金と冒険者カードを無くしてしまいまして。」
「…山賊を撒くのに精一杯で…大変だった。」
三人も同じく演技をする。なかなか上手いな。
「…皆さん、すみません。いつも皆さんの足を引っ張ってしまい…」
「気にするなよ。」
「相手は2~30人もいたんです。私たちでもあの数は太刀打ちできません。」
「…命があるだけ…まだイイ」
「皆さん…」グスッ
ここまでやるかと思うだろうけど、ここまでやれば相手は信じるだろう。
「…アンタら、大変だったな。」グスッ
「生きてて良かったな。」ズビッ
おっ、門番たちも僕らのことを信じてるようだ。
これは上手くいったかな。
「…よし分かった。ここを通ることを許可する。」
「いいんですか?」
「ああ、ところでアンタら、手持ちがないってことは無一文か?」
「いえ、逃げ切ったあと途中でモンスターを狩って素材を手に入れました。」
そう言って素材が入った袋を門番に見せる。
「おぉ、結構あるな。これなら再発行にかかる金は大丈夫そうだな。」
再発行、それで冒険者カードが手に入れることができるようだな。
「再発行には銀貨5枚は必要だ。アンタら四人だと20枚必要だが、それだけあれば金貨3枚あたりってとこだな。」
銀貨、金貨。日本円だとどのくらいかな。その辺りも調べたほうが良さそうだ。
そうして僕らは門を通って、町の中に入る。
「ありがとうございます。この恩は忘れません。」
「おう、気をつけてな。」
「達者でやれよ。」
…案外いい人たちだったな。騙す必要はなかったんじゃないかな。
…でももし三人がアンデットだと知ったら、絶対攻撃してきただろうな。
…これ以上考えるのはよそう。今はとにかく、町に入れたことに喜ぼう。
「えーっと、ここであってるかな?」
僕らはまず、身分証明書である冒険者カードを発行するために冒険者ギルドに向かった。
道中、いろんな店が開いてて、見たことない道具や食べ物、そして武器が売られてた。何度も寄り道をしそうになったが、三人に止められ、最初は冒険者ギルドに行くことになった。。
「んー、文字はなんとか読めるんだよなぁ。」
冒険者ギルドに着く前にも、この世界の文字を見つけたのだが、〈焼いた 牛肉〉とか、(服 売ってる 安売り 今)と、なんか英語の文法をそのまま日本語にした感じだった。
いや…それよりも大変なことがある。
「三人とも、先に行ってくけど…僕、字を書くのメチャクチャ難しい。」
文字は元いた世界のローマ字に似ててなんとなくだが分かる。
そして僕は気づいた。この世界の文字、前の世界と同じように書いても大丈夫なのかと。
「そんなに難しいか?」
「みんなは大丈夫だろうけど、僕はこの世界に来て日が浅いし、文字を書いたことがない。」
仮にも元いた世界のローマ字をそのまま書いたとして、向こうが何これと思われたらすごく恥ずかしい。
コイツ文字を書けないのかよってバカにされそう。
「あー、なんか緊張して腹が痛いかも。」
「そこまで緊張しなくても大丈夫ですよ。文字が書けないなら私たちがサポートしますから。」
「それに…全く書けないよりマシ。」
みんな僕を慰めてくれるけど、結局馬鹿にされることには変わらないんじゃないか。
そう思ってると、遂に受付のカウンターに来てしまった。もうあとに引けない状況だ。
「いらっしゃいませ。冒険者ギルドにようこそ。」
受付の人は女性の職員で、僕と同じ人種だ。
「どうも、僕たち冒険者カードを再発行しに来ました。」
「…再発行ですね。しばらくお待ちください。」
これはまた簡単に通すことができた。
なんか上手く行きすぎてる気がするんだけど。
少し待ってると、受付の女性が戻ってきて、なんか水晶玉が埋め込まれてる機械を持って、カウンターに置く。
「それでは皆様、ここに手を触れてください。ここから皆様のステータスを読み取り新しくカードを発行します。」
なるほど!ここからカードを作るのか。
書類に書くとかそういうのじゃなくてよかったよかった…て、ちょっと待て!
よく考えたら、それだと僕らの正体がバレてしまうじゃないか。
ステータスを読み取るということは、僕のクラスやスキルが丸見えになってしまうじゃないか。
(ヤバい、どうしよう。)
身体中から冷や汗が溢れる感触がする。
「どうかしましたか?」
考えろ。なにか、なにか、なにか…そうだ!
(『隠蔽』なら隠すことができるじゃないか。)
キングゴーストライフルの装備特典のスキルには『隠蔽』があって、ここに来る前に既に開放してるから使えるようになってる。
もしかしたらこれでなんとかなるかもしれないし、もうこれに賭けるしかない。
そうして僕は『隠蔽』を発動して、水晶玉に触れる。
忘れてたけど、僕の銃にはモンスターの毛皮や爪、もしくは薬草などの素材になりそうなものを吸収して強くなる機能がある。これまでにも素材になりそうなものを吸収しては新しい銃が手に入ってた。
ここではアンデットの素材を吸収して新しい銃が手に入って、ボスモンスターを倒せばすごく強い銃が手に入ると思ってた。
しかし僕はそのボスモンスターたちを眷属にしたから、今更素材にするわけにもいかない。
(どうしたもんかねぇ。)
そう思いながら手に持ってる銃を鑑定する。
「…あれ」
【ジェネラルアサルトゾンビライフル】
品質段階…C アンデット系 中距離型銃
未解放…装備特典、STR7、スキル『腕力上昇』
ユニーク技能…ゾンビ系モンスターへのダメージ量8%UP
【ジェネラルスカルボーンマグナム】
品質段階…C アンデット系 中距離型銃
未解放…装備特典、INT7、スキル『骨力強化』
ユニーク技能…スケルトン系モンスターへのダメージ量8%UP
【ジェネラルゴーストライフル】
品質段階…C アンデット系 中距離型銃
未解放…装備特典、INT7、スキル『物理攻撃耐性』
ユニーク技能…ゴースト系モンスターへのダメージ量8%UP
【キングアサルトゾンビライフル】
品質段階…C+ アンデット系 中距離型銃
未解放…装備特典、STR10、スキル『腐蝕耐性』『狂化』、『弾速制御(加速(中))(減速(中))』
ユニーク技能…ゾンビ系モンスターへのダメージ量10%UP、ゾンビ系モンスターの統率権限受託可能
【キングスカルボーンマグナム】
品質段階…C+ アンデット系 中距離型銃
未解放…装備特典、INT10、スキル『自己再生』『統率』、『跳弾制御(小)』
ユニーク技能…スケルトン系モンスターへのダメージ量10%UP、スケルトン系モンスターの統率権限受託可能
【キングゴーストライフル】
品質段階…C+ アンデット系 中距離型銃
未解放…装備特典、INT10、スキル『暗殺』、『隠蔽』、『威圧』、『弾道制御(小)』
ユニーク技能…ゴースト系モンスターへのダメージ量10%UP、ゴースト系モンスターの統率権限受託可能
「…もう驚くのも飽きてきたな。」
いつのまにか新しい武器が手に入ってるんですけど…。
チートすぎて盛りすぎだと思うけど、さらに生存率が上がったようなもんだ。得したなと思っておこう。
しかしなぜ既に手に入っていたのかは、大体予想がつく。
三人を眷属にしたことによって手に入っていた、というのが僕の予想だ。
味方の能力を発動者自身にも加えるは、『強制服従』恐るべしスキル。
「それで、これからどうするよ?」
「もうここには未練はありませんからねぇ。」
「…早くここから出ていきたい。」
三人ともここにはもう心残りはなさそうだ。
三人によると、部下たちの魂は浄化されてたようで、もうここに戻ることはないそうだ。
部下たちは天に召されたというわけだ。
「僕は村か街に行きたいな。この世界のことをまだ分かってないし、情報がほしいよ。」
三人には、僕が異世界から来た人間であることを既に話してある。最初は驚いてたけど、すぐに受け入れてくれた。なんでも僕が異常だから素直に受け入れることができただとか。
「俺は旦那の意見に賛成だ。数百年もの内に色々と変わってるだろうしな。」
「私たちも、今の世界がどうなってるか調べたいですしね。」
「…その前に、お金…稼ぐ必要もある。…今の俺たち、無一文。」
全員意見が一致してるようだ。
「それじゃあ行きますか。」
僕は三人の仲間と一緒に身支度をして、霊園をあとにする。三人の部下たちの弔いを忘れずに合唱をしてからだ。
(安らかに眠ってください。)
「やっと…やっと着いたぞ!」
霊園をあとにしてから半日ほど歩き、途中休んで一夜を明かして、それから起きてまた歩いて、昼ごろの時間帯でようやく町に到着した。
本当にこっちで合ってるのか、このまま歩き続けるんじゃないのか、そう思ってた時期もあった。でもようやく辿り着くことができた。
「よしみんな、町はすぐそこだ!美味いものやベット、衣装、武器、とにかく楽しみなものが盛りだくさんだぁ!」
「おいおい、すごいハシャいでんな。」
「ご主人様からすれば嬉しいことだと思いますよ。はしゃぐのも仕方ないですよ。」
そういうわけで僕たちはまちへと向かっていく。
町に近づくと、大きな壁がそびえ立っていている。多分10メートルはあるんじゃないか。
そして壁の近くに門があって、そこには門番らしき二人組が見える。
「あそこに門番がいるな。」
「そうだね。」
手には槍を持ってて腰には剣を下げている。いかにも定番な門番って感じだ。
「じゃあ行こうか。」
僕が門まで行こうとした瞬間、グリムに掴まれてバランスを崩しかけた。
「待って」
「ちょ、どうしたのグリム。」
するとグリムは僕たちを手招きして、門から離れた場所に着く。
「…それじゃあ、今着てる服と鎧を…少し土で汚そう。」
「「えっ!」」
グリムがいきなり変なことを言ってきたんだが。汚すってどういうことだ。
「何言ってんだよグリム。」
「少しは綺麗になってきたのに、汚すなんて苦労が水の泡じゃないですか。」
二人ともグリムに反発している。
そりゃそうだ。長年洗濯もしてなくて汚かったから川で洗濯したのに。
今は臭い消しの薬草で擦って少しはマシになってきたのに、なんでまた汚さなくてはならないのだろう。
「…門に入る前に、身分を証明するものが必要。…今の俺たちにはそれがない。」
なるほど、確か漫画とかでは身分証明書としてステータスカードとかがあった。
あれと同じく、町に入るには必要なものなのだろう。
「…少し服を汚して、門番に嘘を言って入る。」
グリムが言うには、僕たち四人は町に来る途中山賊にあって、逃げてる途中にお金や身分証明書とかを無くしてしまった、という話だ。
「なるほど。確かにそれなら町に入れるかもな。」
「仮に新しい身分証明書を発行するとしてお金が必要になっても、今の私たちにはモンスターと戦って得た素材もあります。」
そう、ここに来る途中にモンスターの戦い多くの素材を集めてきた。
ちなみにみんな戦ったおかげでレベルが7~9までに上げることができた。ちなみに僕はレベルが上がってない。次のレベルアップに必要な経験値が足りてないようだ。
「よし、ここはグリムの言う通りしよう。そんで町で絶対楽しんでやる。」
「相変わらず一人で騒いでるな。」
そういうわけで僕たちは着てる服や鎧を汚して、門番のとこまで向かう。
「おい、そこの四人。見慣れない顔だな。」
二人の門番が僕たちに気づいたようだ。
ここから演技の始まりだ。
「どうも門番さんこんにちは。…あの、いきなりですみませんが、僕たち身分証明書を持ってないんです。」
「身分証明書、冒険者カードのことか。持ってないとはどういうことだ。」
なるほど、身分証明書は冒険者カードなのか。一つ情報ゲット。
「俺たちはここに来る途中に山賊に襲われてな。」
「そのとき手持ちのお金と冒険者カードを無くしてしまいまして。」
「…山賊を撒くのに精一杯で…大変だった。」
三人も同じく演技をする。なかなか上手いな。
「…皆さん、すみません。いつも皆さんの足を引っ張ってしまい…」
「気にするなよ。」
「相手は2~30人もいたんです。私たちでもあの数は太刀打ちできません。」
「…命があるだけ…まだイイ」
「皆さん…」グスッ
ここまでやるかと思うだろうけど、ここまでやれば相手は信じるだろう。
「…アンタら、大変だったな。」グスッ
「生きてて良かったな。」ズビッ
おっ、門番たちも僕らのことを信じてるようだ。
これは上手くいったかな。
「…よし分かった。ここを通ることを許可する。」
「いいんですか?」
「ああ、ところでアンタら、手持ちがないってことは無一文か?」
「いえ、逃げ切ったあと途中でモンスターを狩って素材を手に入れました。」
そう言って素材が入った袋を門番に見せる。
「おぉ、結構あるな。これなら再発行にかかる金は大丈夫そうだな。」
再発行、それで冒険者カードが手に入れることができるようだな。
「再発行には銀貨5枚は必要だ。アンタら四人だと20枚必要だが、それだけあれば金貨3枚あたりってとこだな。」
銀貨、金貨。日本円だとどのくらいかな。その辺りも調べたほうが良さそうだ。
そうして僕らは門を通って、町の中に入る。
「ありがとうございます。この恩は忘れません。」
「おう、気をつけてな。」
「達者でやれよ。」
…案外いい人たちだったな。騙す必要はなかったんじゃないかな。
…でももし三人がアンデットだと知ったら、絶対攻撃してきただろうな。
…これ以上考えるのはよそう。今はとにかく、町に入れたことに喜ぼう。
「えーっと、ここであってるかな?」
僕らはまず、身分証明書である冒険者カードを発行するために冒険者ギルドに向かった。
道中、いろんな店が開いてて、見たことない道具や食べ物、そして武器が売られてた。何度も寄り道をしそうになったが、三人に止められ、最初は冒険者ギルドに行くことになった。。
「んー、文字はなんとか読めるんだよなぁ。」
冒険者ギルドに着く前にも、この世界の文字を見つけたのだが、〈焼いた 牛肉〉とか、(服 売ってる 安売り 今)と、なんか英語の文法をそのまま日本語にした感じだった。
いや…それよりも大変なことがある。
「三人とも、先に行ってくけど…僕、字を書くのメチャクチャ難しい。」
文字は元いた世界のローマ字に似ててなんとなくだが分かる。
そして僕は気づいた。この世界の文字、前の世界と同じように書いても大丈夫なのかと。
「そんなに難しいか?」
「みんなは大丈夫だろうけど、僕はこの世界に来て日が浅いし、文字を書いたことがない。」
仮にも元いた世界のローマ字をそのまま書いたとして、向こうが何これと思われたらすごく恥ずかしい。
コイツ文字を書けないのかよってバカにされそう。
「あー、なんか緊張して腹が痛いかも。」
「そこまで緊張しなくても大丈夫ですよ。文字が書けないなら私たちがサポートしますから。」
「それに…全く書けないよりマシ。」
みんな僕を慰めてくれるけど、結局馬鹿にされることには変わらないんじゃないか。
そう思ってると、遂に受付のカウンターに来てしまった。もうあとに引けない状況だ。
「いらっしゃいませ。冒険者ギルドにようこそ。」
受付の人は女性の職員で、僕と同じ人種だ。
「どうも、僕たち冒険者カードを再発行しに来ました。」
「…再発行ですね。しばらくお待ちください。」
これはまた簡単に通すことができた。
なんか上手く行きすぎてる気がするんだけど。
少し待ってると、受付の女性が戻ってきて、なんか水晶玉が埋め込まれてる機械を持って、カウンターに置く。
「それでは皆様、ここに手を触れてください。ここから皆様のステータスを読み取り新しくカードを発行します。」
なるほど!ここからカードを作るのか。
書類に書くとかそういうのじゃなくてよかったよかった…て、ちょっと待て!
よく考えたら、それだと僕らの正体がバレてしまうじゃないか。
ステータスを読み取るということは、僕のクラスやスキルが丸見えになってしまうじゃないか。
(ヤバい、どうしよう。)
身体中から冷や汗が溢れる感触がする。
「どうかしましたか?」
考えろ。なにか、なにか、なにか…そうだ!
(『隠蔽』なら隠すことができるじゃないか。)
キングゴーストライフルの装備特典のスキルには『隠蔽』があって、ここに来る前に既に開放してるから使えるようになってる。
もしかしたらこれでなんとかなるかもしれないし、もうこれに賭けるしかない。
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周囲は白骨死体だらけ。
慌てて武器になりそうなものを探すが、剣はすべて折れ曲がり、鎧は胸に大穴が空いたりひしゃげたりしている。
仏様から脱がすのは、物理的にも気持ち的にも無理だった。
ここは――
多分、ボス部屋。
しかもこの部屋には入り口しかなく、本来ドラゴンを倒すために進んできた道を、逆進行するしかなかった。
与えられた能力は、現代日本の商品を異世界に取り寄せる
【異世界ショッピング】。
一見チートだが、完成された日用品も、人が口にできる食べ物も飲料水もない。買えるのは素材と道具、作業関連品、農作業関連の品や種、苗等だ。
魔物を倒して魔石をポイントに換えなければ、
水一滴すら買えない。
ダンジョン最奥スタートの、ハード・・・どころか鬼モードだった。
そんな中、盾だけが違った。
傷はあっても、バンドの残った盾はいくつも使えた。
両手に円盾、背中に大盾、そして両肩に装着したL字型とスパイク付きのそれは、俺をリアルザクに仕立てた。
盾で殴り
盾で守り
腹が減れば・・・盾で焼く。
フライパン代わりにし、竈の一部にし、用途は盛大に間違っているが、生きるためには、それが正解だった。
ボス部屋手前のセーフエリアを拠点に、俺はひとりダンジョンを生き延びていく。
――そんなある日。
聞こえるはずのない女性の悲鳴が、ボス部屋から響いた。
盾のまちがった使い方から始まる異世界サバイバル、ここに開幕。
【AIの使用について】
本作は執筆補助ツールとして生成AIを使用しています。
主な用途は「誤字脱字のチェック」「表現の推敲」「壁打ち(アイデア出しの補助)」です。
ストーリー構成および本文の執筆は作者自身が行っております。
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