魔法使いという悪に制裁を!

布衣製 せかい

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テントの中の思い出

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「リリィまたビリとったんだって……?」
「うるさいわね!しょうがないじゃない!」

リリィと呼ばれた金髪蒼眼のさばさばした女の子は、隣にいる中性的な顔立ちの幼なじみを睨みつけた。

「いいよね、ヨウくんはいつも一番で!」
「だって、魔法使えないから……」
「そうよ!使えないわよ!!魔法はあんた達にとって現実で日常でも私にとっては、ただの辱めのナニよ!卑猥だわ!」
「そんな、言い方の問題だよ……」

リリィはこの学校で一番魔法について詳しい。
座学はいつも1位。博識高く、魔法の構造も全て理解している。
けれど、実技が0点。そもそも魔力がないので魔法を使えない。
完璧なレシピを持っていても、材料がなければどうにもならないのだ。

私だって魔法を使いたい。
ぎゅっと握りしめる掌には、爪のあとがくっきりと残っていた。

ヨウはもう何年も彼女を慰め続けていた。
いつか魔法を使えるようになると、言い続けてきた。
しかし、段々わかってきた。魔法学園に入学し知識を蓄え気付いたのだ、リリィに魔法は使えない。

「魔法使えるようになる方法なんて、簡単でしょ……?」
「それをしたら、魔法使いである前に人として終わるわ」
「それ言うなら僕もなんだけど……」

この世界にとっての魔法使い。
それは、強さを求め、精霊の力を食らう
魔法使いでないものたちは畏怖を持って、精霊殺しと呼んだ。

ヨウはある事件をきっかけに精霊をこの手で殺めてしまったが、リリィにそれは出来なかった。
学園、引いては街中に流れる精霊を殺してもいい文化にリリィは強い不快感を覚えていた。

「魔法なんて、嫌い……」

2人は魔法学園に16歳で入学し、1年がたった。
1年も過ごせば、嫌でも気付きはじめる。
魔法はあの日見た、夢とは違うもっと醜くく、もっと歪んだものだと。

                    ***

「おっそぉおおおおおおおい!」

「ご、ごめん」

 王都の正門前で、真っ赤なワンピースに身を包んだ金髪の少女が、黒髪の男の子を叱っていた。

 彼らは妖精の森の付近にある、小さな村に住む幼馴染みだ。

今日は8歳の少女リリィの誘いで、同い年の男の子タイヨウと王都で待ち合わせをしていたが……。

「どうせ寝坊なんでしょ?」

「い、いやそんなこと…」

「なんで太陽って名前で寝坊すんのよ!今日は待ち合わせして大人デートするっていったじゃない!」

「ごめん、楽しみ過ぎて寝れなかったんだ」

「そ、そんなはっきり言われると……」

「アルセーヌの魔法サーカス!今日は団長が魔法見せてくれるんだって!知ってた!?リリィ!」

「知ってるわよ!ヨウくんそれしか言わないじゃん!」

 リリィは複雑な心境だった。村の掲示板で見つけたアルセーヌサーカス団の広告をこっそり剥がして、農作業をしていたヨウに見せに行った。

何に怯えているのかいつもビクビクしたような様子を見せて暗い雰囲気のヨウだが、その知らせを見た時は、目をキラキラと輝かせた。

子どもだなぁと思いながら、一緒にサーカスを見に行く約束をしたのだ。王都で一日デートをするという条件付きで。

ヨウは嫌がったが、彼女が泣きそうになるのを見てあわてて承諾した。リリィは泣きそうになっていた事なんて忘れて、大はしゃぎで跳ね回った。

家に帰ると、さっそく貯めていた豚の貯金箱を叩き割ってお金をかき集め、母親に見せに行く。

「お母さん!これで、サーカス見れる!?」

 お金の換算はよくわからなかった。村にやって来る行商人からお菓子を買う以外でお金を使った事がない。

茶色い硬貨はアメを一つ買える、銀色の硬貨は飲み物を買える、金色の硬貨は、Tシャツみたいな洋服を買える。そのくらいしかわからない。

「ヨウくんと行くの?」

「うん!デートするの!」

「そうなのね、ならおしゃれしないとね」

「うん!」

 数日後母親に作ってもらった真っ赤なワンピースを着て、お下がりの斜めがけの革製のバッグ、長財布にお金を詰め込んで、さらさらとした短い髪を左側だけ三つ編みにして耳にかけた。

鏡の前に立つと人形のような綺麗な女の子が立っていた。

まるで自分じゃないみたい!王都に住んでる貴族みたい! リリィは飛び跳ねて、喜んだ。

なのに、なのにだ。ヨウはいつも通りの白のTシャツを着て、黒のズボンをはいて、ぼさぼさの髪でやって来た。しかも、30分も遅刻して。

「もぉ、ヨウ君のばか。なんでいつもこうなっちゃうの」

 大きな青い目いっぱいに涙を浮かべポロポロとこぼすリリィ。

「な、泣かないでよリリィ。ちゃんと今日一日付き合うから」

「ほ、ほんとに?」

「約束するよ、だから泣かないで」

「うん!じゃあ、あっちの噴水広場にいこ!人が沢山いる!」

 ヨウの手を引っ張って、広場の方に走っていく。ヨウはよろめきながら、後を着いて行った。

 噴水を中心にした円形の広場には、休日を楽しむ人たちで溢れている。

服装も年齢も様々、
噴水に座り込んで本を読む若い眼鏡の青年、
広場のカフェでコーヒーを飲み談笑する婦人たち、
風船を持って両親に手を引かれている二つくくりの女の子、どれも村ではみれない新鮮な景色だ。

「わぁ!すごいすごい!私達大人かな!?」

「そんな簡単に大人になれるかなぁ」

「自分で大人だと思えば一人前の大人ってお父さんが言ってたもん!」

 目をキラキラと輝やかせて、自分の何倍、何十倍の大きさの広場を見回した。

 ヨウはそんなリリィを見て、不思議に思った。

なんでこんなに楽しそうなんだろう。確かに噴水はめずらしいし見ていて飽きない。

でも、まわりにいる人たちのしている格好や、行動に変なところはない。

それなのに、リリィはここにいるだけで楽しそうにしている。
まわりにいる人たちを見て、楽しくて仕方がないみたいだ。

「ねね!あれなに!?」

 リリィは、噴水の前の出店を指さした。

褐色のおじさんが寸胴鍋をかき回して、おたまのような調理器具でそれをすくうとみょーんみょーんと伸びていた。

「あれはソフトクリームだね」

「ソフトクリーム?」

「うん、氷砂糖みたいに冷たくて甘いって、本に書いてあったよ」

「へぇ!食べてみようよ!」

「でも、お金あるの??」

「大丈夫、沢山貯めてきたもん!ヨウくんの分も買ってくるね!」

「あっ、待ってリリィ」

 ヨウの言葉を待たずに行ってしまった。心配になって、後をこっそり着いて行く。

「おじさん、アイスクリーム二個ちょうだい!」

「お嬢ちゃん可愛いね!500ゼルね」

 ふくよかな褐色肌の男性店員は、白い歯を見せて笑いかける。

「ゼルってなにー?」

「お母さんはいるかい?」

「いないよ?でも、私大人だから財布持ってるの!」

「金色のコインくれたら、二個と交換できるんだけど……大丈夫?」

 リリィにとってそれは衝撃だった。Tシャツと伸びるソフトクリームが同じ価値。

手にじめっとした汗をかいた。後ろを振り返るといつの間にか行列ができていて、それが余計にリリィを焦らせた。

「え、えっと!」

 長財布の中のチャックを開けると、沢山の硬貨があったが金色のものは一つもない。

どうしよう!どうしよう!ないなんて言えない!お客さんなのに!

「えっと、じゃあ緑色の紙は入ってないかな?」

 緑色の紙…?

 リリィは、財布をくまなく見て、三枚それが入っていることに気付いた。

「あった!これであってる?」

「大丈夫!これ、おつりね」

おじさんが気前良く、金色のコインを返した。

「えっ!おじさん、金色くれるの!?」

「もちろん、ソフトクリームも二つあげるよ」

「やったー!ありがとう!」

 リリィは大喜びで、財布の中に金色のコインを入れてソフトクリームを受け取った。

すると、二つのおたまでソフトクリームの上だけをすぽっと、取られてしまう。

「えぇえええ!」

 手の中には、コーンだけ。田舎者だからいじめられているのだろうか

「ははは、ちゃんと返すよ」

おじさんは笑いながらおたまでソフトクリームをコーンの上に戻した。

リリィは、ほっとした様子で肩を落とす。

しかしまたすぐに今度はコーンごとおじさんがもっていってしまった。

……???

どういう事だろう。
手の中には、コーンが入っていた容器だけになってしまった。

「え……えぇええええ!」

「はははは、お嬢ちゃん返すよほら」

ソフトクリームの粘着力で、宙に浮いているコーン二つ、目と鼻の先にあった。

飛び跳ねて掴もうとするも、くるっくるっとおたまとコーンが回され手に掴むことは出来ない。

何度もぴょんぴょん跳ねてもくるっくるっとかわされる。

 それを見て、後ろに並んでいる人達もクスクスと笑っていた。

「むぅ…」

顔を真っ赤にして、今にも泣きだしそうになるリリィ。

おじさんは笑って、ソフトクリームの上にもう一つソフトクリームを乗せて、ダブルソフトクリームにして二つ渡した。

「ほら、サービスだよ、泣かないでお嬢ちゃん」

「えっ!いいの!?」

「意地悪しちゃったからね、どうぞ」

「やったー!おじさんいい人だね!」

今度こそ受け取れると腕を伸ばすと、やはりくるっと回され、あははははと笑われた。

     ***

無事ソフトクリームを受け取ったリリィは、顔を真っ赤にして噴水に腰かけていた。

「あはははははは!」

 ヨウはリリィの隣に座りお腹を抱えて笑う。

「もう、そんなに笑わなくてもいいじゃない!」

「だって、リリィ、うさぎみたいにぴょんぴょんって!あははははは」

「う、うるさいわね、あのおじさんがすごいのよ!きっと、一級の魔法使いだわ!」

「魔法使いって、ぷっ!あははははは!」

「だから、笑わないでよ!」

 そっぽを向いてソフトクリームを舐める。

「美味しい!なにこれ!すごく甘い!チョコレートより、村で食べるアイスよりずっと甘い!ヨウくんも食べてみてよ!」

さっきまで泣いていたのが嘘のように、
幸せと驚きに満ちた顔でヨウにソフトクリームを差し出した。

ヨウは唾を飲み込んで受け取り、かぷっとかぶりついた。

「本当だ、甘くて冷たい……!」

「でしょでしょ!すごいね!王都って!なんでもある!」

 ヨウは味に対する感動というより、本で書いてあった知識と自分の体験、事実が一致した感動に感情
の高ぶりを覚えた。

幸せだった。
知識が事実に変わり、小さな体を喜びで満たした。

「本当だ……すごいよ!リリィ!」

「やっと笑ってくれた!ヨウくんも楽しい?」

「うん!すごく楽しい!あっちも見てみよう!」

 リリィの感じている楽しさと、ヨウの感じている楽しさは同じではなかった。

けれど、二人は確実に同じ時間を楽しんでいた。

花屋で見た赤いバラがすごくきれいだった、
本当に棘がついていた。

リリィとお揃いの真っ赤なワンピースをマネキンが着てい飛び跳ねて喜んだ。
マネキンは実在して綺麗な顔立ちをしていた。

飼い主とお揃いの洋服を着た犬や猫がとってもかわいい! 
犬や猫専用の洋服が本当にあるなんて…。

 夕方になるまで、二人は王都を駆けまわった。そして、王都の中央広場に向かった。

そう、サーカスを見るためだ。

「当日券をお買い求めの方はこちらに並んでにゃー!」

噴水広場三つ分くらいの円形の大広場の中心に噴水広場と同じくらいの巨大なサーカステントがあった。

ずらーっと列が続いており、その最後尾で頭から猫耳を生やしたバニーガールの格好をした女の人が大声で集客している。

「うわぁ!その耳本物ですか!?」

めずらしくヨウが知らない人に声をかけた。

「そうだにゃ!触ってみるかにゃ?」

猫のバニーガールは、ヨウにわらいかけしゃがむ。ピクピクっと動く耳に口を大きく開けて期待に目をキラキラと輝かせ、ヨウは耳に振れた。

暖かく、意外としっかりとしていた。
骨か筋肉なのかわからないけど重厚な手触りでちゃんと根付いてる感じがする……。

「すごいっ!お姉さん、ケットシーなの!?」

「うーん、まぁ平たく言えばそうだにゃー!妖精と会うのは初めてかにゃ?」

「うん!本では沢山見たけど!すごいね!本当にいるなんて!」

「にゃはははは!世界には沢山いろんな妖精がいるにゃよ!サーカスで沢山見て、楽しんでほしいにゃ!」

「なによ、ちょっと耳が生えてるだけじゃない」

リリィはあまり、いい気がしなかった。ヨウをあんな表情にさせてあげれない……

「にゃははは、尻尾もあるにゃよ、良かったら触るかにゃ?」

「し、尻尾!」

 リリィは、正直に言いたかった。

触りたい! 可愛い! 耳をピクピクしないで! 尻尾をくねくねさせないでよぉおおお! 

 欲求とプライドの狭間で、肩くらいの高さまで上げた右手を左手で抑えようとするリリィ。

「にゃんて、可愛いんだにゃ! このこの~!」

 そんなリリィを見て、ケットシーはリリィを抱きかかえて頬をすりすりとこすりつける。

「ちょ、ちょっとやめてよ!やめっ……! ネ、ネコミミ!? 可愛い!」

一心不乱に耳を触る、リリィ。互いに骨抜きだった。

    ***

 パーマがかった短髪に猫らしい茶色い目をした愛らしい雰囲気のケットシー、名前はエミリ。

アルセーヌサーカス団の一員であり、今日は売り子兼列の整備をしていた。

二人と意気投合し、チケットの売り場まで二人と楽しくお喋りしていた。

「エミリさん、ちゃんと仕事してますか?」

 受付の耳のとんがったいかにも厳しそうな女性が、チケットとパンフレットを傍らに置いてエミリをにらみつける。

「この子達二人で見に来たらしくて、付き添いだにゃ」

「そんなこと言って、どうせこの女の子がかわいかっただけでしょう?」

「にゃははは、ばれちゃしかたにゃいにゃあ」

「まぁ、良いんですけど。子ども二人で、6000ゼルです、ありますか?」

リリィはぽかんとし、ヨウはポケットから緑の紙を三枚取り出して渡した。

「リリィ、どうしたの?」

「ど、どうすればいいの?」

 6000という数字を始めて聞いたリリィは完全に放心状態になってしまった。

ヨウが緑の紙を三枚渡したのを見て、もう三枚渡さなくてはいけないことはわかったが、長財布には後2枚しか残っていなかった。

「ちょっと貸して、リリィ」

「う、うん」

ヨウは、リリィの様子を心配して、財布の中身を確認した。

2878ゼル……。

しまった、サーカス以外にお金を使うつもりがなくぴったりしか持ってきていなかった。

「にゃはは、こんなかわいい子達からお金なんてもらえないにゃ。エミリの給料から引いといてくれにゃ」

「ダメです。ルールなので」

「わからん奴だにゃ!この子達、隣の村からデートで来てるんだにゃ!」

 リリィは情けない気持ちでいっぱいになった。

ヨウをサーカスに連れて来たのに、私のせいでこんな……。

「アイスクリーム食べなきゃ良かった……」

 ヨウも悲しそうに俯いていた。
ちらりと後ろを振り返れば今日二回目の待機列を作ってしまっている。

「リリィ、気にしないで。また見に来ようよ」

「ううん!ヨウくんだけ見て!だってヨウくん、サーカスが楽しみで寝れなかったって!」

「いいんだ、サーカスだけじゃなくて世の中にはたくさん驚きがあるって知れたから」

「ヨウくん……ダメだよ!やっぱりだめ!見て!ヨウくんは見ないとダメなの!」

 リリィはぽろぽろと大粒の涙をこぼしてしまった。

「こんな小さい子泣かせて、サーカス団失格だにゃ!」

「なっ……それは……感情論にすぎません。ルールはルールです。それは私達が一番わかってるはずです」

「それもそうだけれど、これもこれだにゃ!」

「それこれではわかりません、仕事なんですからダメなものはダメです!」

怒鳴り声と泣き声の入り混じる、サーカスの入口。
そこに空から、シルクハットにスーツを着た清潔感のある青年が舞い降りた。

「今回はエミリに軍配だね、サーシャ」

「だ、団長!」

「エルライト・シュバルツ……すごい!本物!?」

「少年、僕のこと知ってるのかい?嬉しいなぁ」

 二人の頭を撫でる、エルライトと呼ばれた青年。
リリィはその美しい容姿に見とれ、ヨウは嬉しそうにエルライトの目を見る。

「あなたの事を知らない人なんていませんよ!アルセーヌサーカス団団長にして、唯一の人間! 大魔法使いのエルライト・シュバルツさん!お会いできて光栄です!」

「あはは、ありがとう!そんな風に言われるとむずがゆいね。見たかい、サーシャ。これが僕らの仕事だよ」

「それはそうですが……」

「いいかい?サーシャ。彼らは僕の友人さ。VIP席に案内してくるよ」

「にゃははは!さすが団長だにゃ!」

「……はぁ、わかりました。あなたの無茶に付き合うこっちの目にもなってくださいね。今回だけですよ!こ、ん、か、い、だけ!」

ギロッと睨むサーシャの目線に、「あはは、やっぱり厳しいねサーシャは」と流石にうろたえるエルライト。

サーシャはこっそりごめんねと言って、パンフレットとチケット二2枚を2人に手渡した。

ヨウは喜びいっぱいの笑顔を浮かべ、リリィは何が起きたかわからずキョトンとしていた。

「さぁ、夢の世界へ案内するよ」

 エルライトは2人の手を取り、会場の中に入って行く。二人は自然と胸の高鳴りを感じた。


 なにが始まるんだろう、何が待っているんだろう。


『『きっと見たことないこと凄いことが起きるんだ!』』


 二人の目も心も表情も、同じ色になっていた。
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