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壱
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「何度言ったらわかるんだ!ホントに君やる気あるの?やる気ないならやめてもいいんだぞ!君以上に仕事ができる人間は腐るほどいるんだ!」
あぁまた課長の説教だ。まじくそだるい。
俺は田島雄大。社会人3年目。なかなか仕事が上手くいかず怒られてばかり。
「少しは小原くんを見習ったらどうだ!」
小原秋穂。スタイル抜群、才色兼備、仕事の成績も優秀。そんな彼女に俺は恋をしていた。
その日の帰り道俺は行きつけの神社に行きいつも通りお願いをした。
「どうか、小原先輩と付き合えますように!」
パン!パン!
※二礼二拍一礼すらできないアホな社会人に皆さんはなってはいけませんよ。
「よし!お参り終了!さーて帰ろ」
その日はコンビニ弁当を食べて寝た。
次の日家を出ていつもの道を歩いていると、前を小原先輩が歩いていた。
「小原先輩ー!」
「あら、田島君!」
小原先輩に追い付こうと走り出した次の瞬間、
キキー!ガンッ!!グチャ!
目の前で小原先輩が…死んだ。
大型トラックに引かれそのまま壁とトラックの間に挟まれたようだ。小原先輩は無惨にも人間としての形状をあまり保っていなかった。
俺はその姿を見て理解が追い付かずただ呆然と眺めていた。
「おい!大丈…そんな。とりあえず警察を呼ばないと!」
運転手は警察を呼んでいた。
そして呆然と立っていた俺の耳にはサイレンの音が鳴り響いていた。
あぁまた課長の説教だ。まじくそだるい。
俺は田島雄大。社会人3年目。なかなか仕事が上手くいかず怒られてばかり。
「少しは小原くんを見習ったらどうだ!」
小原秋穂。スタイル抜群、才色兼備、仕事の成績も優秀。そんな彼女に俺は恋をしていた。
その日の帰り道俺は行きつけの神社に行きいつも通りお願いをした。
「どうか、小原先輩と付き合えますように!」
パン!パン!
※二礼二拍一礼すらできないアホな社会人に皆さんはなってはいけませんよ。
「よし!お参り終了!さーて帰ろ」
その日はコンビニ弁当を食べて寝た。
次の日家を出ていつもの道を歩いていると、前を小原先輩が歩いていた。
「小原先輩ー!」
「あら、田島君!」
小原先輩に追い付こうと走り出した次の瞬間、
キキー!ガンッ!!グチャ!
目の前で小原先輩が…死んだ。
大型トラックに引かれそのまま壁とトラックの間に挟まれたようだ。小原先輩は無惨にも人間としての形状をあまり保っていなかった。
俺はその姿を見て理解が追い付かずただ呆然と眺めていた。
「おい!大丈…そんな。とりあえず警察を呼ばないと!」
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そして呆然と立っていた俺の耳にはサイレンの音が鳴り響いていた。
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