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Sid.8 練習そして実戦に至った
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拠点となるホームを出ると暫し歩き、町を出て近所にある河川敷まで来た。
時間にして十五分程度だろう。その間、射撃手のヴェイセルからレクチャーを受け、ゴーグルも手渡される。目の保護に、だそうで。
ラビリントに潜ったらゴーグルだけは装着しておけと。耳栓は使用直前に装着すればいいそうで。
「それで、明日は十六階層に向かうのか?」
「そうです」
「やめた方がいいと思うがな」
クリストフが人の忠告を聞くわけがない。自らを強いと勘違いしているのだから。
「今日一日でどうにかなるものじゃないが、それでも一縷の望みに賭ける」
銃の構え方と姿勢を指導され試射をすることに。
この銃を構える時の姿勢は大切だそうで。姿勢が安定していないと狙いが定まらず、銃口がブレるだけだそうだ。
散々姿勢をチェックされ空撃ち練習を幾度か熟す。弾薬を込めず撃鉄を起こしトリガーを引き、レバーを引いて撃鉄を起こす動作を繰り返す。数分程度で銃を構え直し、また同じ動作を繰り返すことに。
姿勢が安定したと判断されると、次は実射になるが。
「とりあえず反動を体で理解してもらう。大した反動じゃないけどな」
肩に銃床を当ててブレないよう保持する。腕力で押さえよう、などと考えても意味はないそうで。むしろ力を入れる部分と抜く部分があると言う。その感覚は掴めていないけど。
河川敷にある木の幹を的に、とりあえず撃ってみろと。
撃鉄を起こしトリガーを引くと、パンッ、と乾いた音がして銃弾はどこへやら。木に当たった様子はない。
「姿勢が崩れてる。それと視差があるから両目で照準を合わせろ」
片目で狙いを定めようとするなと。
慣れは必要だが練習すれば照準を定めやすいそうだ。勿論、片目でも照準は合わせられるが、精密射撃ができるかどうかは別らしい。レーザーサイトでもあれば別だろうけどなあ。
「そろそろ日が暮れそうだな」
「まだ全然形になってないです」
「一日じゃ無理だ。だが、イメージをしっかり持て」
イメージすることは大切だと。当たるイメージ。脳内でしっかり己の姿勢を維持し、照準を定め敵を撃ち抜く。それを何度でも想像しろと。
「家に帰ったら姿勢と空撃ちの練習をしておけ」
とにかく体に覚えさせることが重要だと。
デシリアが「リーダーから延期を言ってくれるといいんだけど」なんて言ってる。
ただ、俺とデシリアから聞いて無駄と判断したのだろう。他の探索者パーティーに首を突っ込むのも問題になるし。
「一週間程度でも時間があればな、もう少しましになるのだが」
「あれは無理だね。根拠のない自信家だから」
「よく今まで生きていられたな」
「ほんと、奇跡的だと思うな」
俺を見て体幹は鍛えられていると判断された。姿勢もすぐに安定するだろうと。
「上達する可能性は高い。死なずに精進しろ」
褒められたんだよな?
河川敷をあとにして一旦、シルヴェバーリの拠点に戻り、メンバーにお礼を言って帰ろうとしたら。
「夕飯食べるでしょ」
お誘いを受けご馳走になった。
食事中いろいろ俺のことを聞かれたが、転移したとは言わず孤児だったと言っておく。転移したなんて言っても、頭がおかしいと思われそうだし。
食事中談笑となって和気あいあいとした雰囲気のパーティーなんだな。
食事が済み帰る際に「生き残れたら、うちに来い」とリーダーに言われた。
聖霊士に頼った戦い方では、すぐに行き詰るからだそうで。十六階層からは地獄の試練になるだろうと。
銃を上手く扱い生き残れと言われ、拠点をあとにした。
シルヴェバーリの人たちって、いい人ばかりだ。
最初に所属したパーティーがクソなだけで、ちゃんとまともな人も居る。
翌日、クリストフの下へ向かうと「昨日、来なかったな? 何してやがった」と問い詰められた。
すっかり忘れていた。
「情報も入手できない。クソアマを連れてきて不快にさせた」
つくづく使えない奴だと罵声を浴びせてくる。ただ、暴力は振るってこない。これからラビリントに潜るから怪我をされると、支障が出かねない程度には物事を判断できるようだ。
ただ、クリスティーナに頬を叩かれた。
「あの女、何?」
「シルヴェバーリのメン」
またも叩かれて「違うでしょ。クリストフを不愉快にさせたでしょ」って、そんなことをまだ根に持ってるのか。
これで聖霊士とか、何の冗談だよ。神は人を見る目が無さすぎる。それか底意地の悪い神なんだろう。
「召喚魔導士なんて言ってたけど、どうせ犬や猫の召喚でしょ」
違うよ。なんか知らないけど極めて物騒な存在を召喚するようだし。
実力者のパーティーに所属してるのだから、召喚するものだって相当強力なんだと思う。
「ほんと、使えない」
「だね。イグナーツって人を不快にさせる天才」
「せいぜい荷物を落とさないようにしろよ」
こいつら文句しか言わない。
それと俺が背中に背負う銃に気付いたようで。
「何背負ってる?」
「銃」
「なんだそれ」
「飛び道具」
意味の無いものを背負う余裕があるなら、その分、仲間に役立つものを背負えと。
充分役立つ可能性はある。ただ、これはお前らを守るためじゃない。俺の身を守るための武器だ。置いて行くわけにはいかない。
「置いて行け」
「いやです」
「その分、水や食料を運べるだろ」
「これは人から預かったものです」
あのクソアマか、なんて言ってるけど、どうせ何を持っていても使えない。俺に荷物持ち以外のことはできないだろうと。
結果、強制的に取り上げられることは無かったが、水を追加で十リットル持たされた。重さは増したが助かった。これが無ければ助かる可能性は皆無になっていたから。
「よし! バカは放置で十六階層目指すぞ」
「おう!」
「がんばろー」
「あ、放置と言ったが荷物は持ってこい」
装備や食料は必要だがお前はどうでもいい、だそうだ。しっかり運べ、と。
意味が分からない。バカだ、やっぱり。
拠点をあとにしラビリントに向かう。
道中、談笑しながら歩く連中だ。緊張感は無いな。
アヴスラグに到着し早々に攻略を開始する。
一階層から四階層までは、さすがに問題無く進めるようだ。これまでに何度も戦ったモンスターだからだな。
モンスターが弱いわけじゃない。俺が相手すると死ぬ。
魔法で一掃され魔石の回収をする。その間、六人で楽し気な会話に興じ、回収が終わると先へと進む。
「イグナーツぅ!」
また。今度は何だよ。
「お前に機会を与えてやろう」
なんだ?
「その背中に背負ってる奴、使えるなら試してもらう」
ここで?
あ、でも慣れは必要だし練習に丁度いいのかもしれない。ここで少しでも慣れておけば、この先の危機的な状況を脱することも可能かも。
だったらせっかく使え、と言っているのだから使ってみよう。
「ただしぃ、俺たちは一切手を貸さない」
ひとりでやってみろと。
言うと思った。俺を守る気は一切無いからな。大切な荷物を預かっているのに、そこに考えが及ばない程度にバカだ。俺が死んだら誰が荷物を運ぶのか。
まあいいや。
「お前が先頭な」
先頭切って歩かされモンスターと会敵した。
咄嗟に銃を構えるが、やはり緊張で体がスムーズに動かない。目の前に迫るモンスター。もたもたしている間に距離を詰めてくる。相手は一匹だけなのに冷や汗が額を流れる程に緊張し怖い。
照準を合わせろ、体がブレると当たらない。両目で狙え。
銃口をモンスターの頭に向け撃鉄を起こしトリガーを引く。
乾いた音が鳴り響き脳天直撃、とは行かなかったが顔面に当たったようだ。
唸り声を上げ突進してくるモンスターが居て、二射目を放つべくレバーを引き排莢と装填。そして撃鉄を起こしトリガーを引く。
排出された薬莢が地面に落ちると、キン、なんて甲高い音がする。
乾いた音が再び鳴り響くとモンスターが、前のめりになって倒れたようだ。
倒せたのか?
モンスターとの距離は僅か一メートルだった。
時間にして十五分程度だろう。その間、射撃手のヴェイセルからレクチャーを受け、ゴーグルも手渡される。目の保護に、だそうで。
ラビリントに潜ったらゴーグルだけは装着しておけと。耳栓は使用直前に装着すればいいそうで。
「それで、明日は十六階層に向かうのか?」
「そうです」
「やめた方がいいと思うがな」
クリストフが人の忠告を聞くわけがない。自らを強いと勘違いしているのだから。
「今日一日でどうにかなるものじゃないが、それでも一縷の望みに賭ける」
銃の構え方と姿勢を指導され試射をすることに。
この銃を構える時の姿勢は大切だそうで。姿勢が安定していないと狙いが定まらず、銃口がブレるだけだそうだ。
散々姿勢をチェックされ空撃ち練習を幾度か熟す。弾薬を込めず撃鉄を起こしトリガーを引き、レバーを引いて撃鉄を起こす動作を繰り返す。数分程度で銃を構え直し、また同じ動作を繰り返すことに。
姿勢が安定したと判断されると、次は実射になるが。
「とりあえず反動を体で理解してもらう。大した反動じゃないけどな」
肩に銃床を当ててブレないよう保持する。腕力で押さえよう、などと考えても意味はないそうで。むしろ力を入れる部分と抜く部分があると言う。その感覚は掴めていないけど。
河川敷にある木の幹を的に、とりあえず撃ってみろと。
撃鉄を起こしトリガーを引くと、パンッ、と乾いた音がして銃弾はどこへやら。木に当たった様子はない。
「姿勢が崩れてる。それと視差があるから両目で照準を合わせろ」
片目で狙いを定めようとするなと。
慣れは必要だが練習すれば照準を定めやすいそうだ。勿論、片目でも照準は合わせられるが、精密射撃ができるかどうかは別らしい。レーザーサイトでもあれば別だろうけどなあ。
「そろそろ日が暮れそうだな」
「まだ全然形になってないです」
「一日じゃ無理だ。だが、イメージをしっかり持て」
イメージすることは大切だと。当たるイメージ。脳内でしっかり己の姿勢を維持し、照準を定め敵を撃ち抜く。それを何度でも想像しろと。
「家に帰ったら姿勢と空撃ちの練習をしておけ」
とにかく体に覚えさせることが重要だと。
デシリアが「リーダーから延期を言ってくれるといいんだけど」なんて言ってる。
ただ、俺とデシリアから聞いて無駄と判断したのだろう。他の探索者パーティーに首を突っ込むのも問題になるし。
「一週間程度でも時間があればな、もう少しましになるのだが」
「あれは無理だね。根拠のない自信家だから」
「よく今まで生きていられたな」
「ほんと、奇跡的だと思うな」
俺を見て体幹は鍛えられていると判断された。姿勢もすぐに安定するだろうと。
「上達する可能性は高い。死なずに精進しろ」
褒められたんだよな?
河川敷をあとにして一旦、シルヴェバーリの拠点に戻り、メンバーにお礼を言って帰ろうとしたら。
「夕飯食べるでしょ」
お誘いを受けご馳走になった。
食事中いろいろ俺のことを聞かれたが、転移したとは言わず孤児だったと言っておく。転移したなんて言っても、頭がおかしいと思われそうだし。
食事中談笑となって和気あいあいとした雰囲気のパーティーなんだな。
食事が済み帰る際に「生き残れたら、うちに来い」とリーダーに言われた。
聖霊士に頼った戦い方では、すぐに行き詰るからだそうで。十六階層からは地獄の試練になるだろうと。
銃を上手く扱い生き残れと言われ、拠点をあとにした。
シルヴェバーリの人たちって、いい人ばかりだ。
最初に所属したパーティーがクソなだけで、ちゃんとまともな人も居る。
翌日、クリストフの下へ向かうと「昨日、来なかったな? 何してやがった」と問い詰められた。
すっかり忘れていた。
「情報も入手できない。クソアマを連れてきて不快にさせた」
つくづく使えない奴だと罵声を浴びせてくる。ただ、暴力は振るってこない。これからラビリントに潜るから怪我をされると、支障が出かねない程度には物事を判断できるようだ。
ただ、クリスティーナに頬を叩かれた。
「あの女、何?」
「シルヴェバーリのメン」
またも叩かれて「違うでしょ。クリストフを不愉快にさせたでしょ」って、そんなことをまだ根に持ってるのか。
これで聖霊士とか、何の冗談だよ。神は人を見る目が無さすぎる。それか底意地の悪い神なんだろう。
「召喚魔導士なんて言ってたけど、どうせ犬や猫の召喚でしょ」
違うよ。なんか知らないけど極めて物騒な存在を召喚するようだし。
実力者のパーティーに所属してるのだから、召喚するものだって相当強力なんだと思う。
「ほんと、使えない」
「だね。イグナーツって人を不快にさせる天才」
「せいぜい荷物を落とさないようにしろよ」
こいつら文句しか言わない。
それと俺が背中に背負う銃に気付いたようで。
「何背負ってる?」
「銃」
「なんだそれ」
「飛び道具」
意味の無いものを背負う余裕があるなら、その分、仲間に役立つものを背負えと。
充分役立つ可能性はある。ただ、これはお前らを守るためじゃない。俺の身を守るための武器だ。置いて行くわけにはいかない。
「置いて行け」
「いやです」
「その分、水や食料を運べるだろ」
「これは人から預かったものです」
あのクソアマか、なんて言ってるけど、どうせ何を持っていても使えない。俺に荷物持ち以外のことはできないだろうと。
結果、強制的に取り上げられることは無かったが、水を追加で十リットル持たされた。重さは増したが助かった。これが無ければ助かる可能性は皆無になっていたから。
「よし! バカは放置で十六階層目指すぞ」
「おう!」
「がんばろー」
「あ、放置と言ったが荷物は持ってこい」
装備や食料は必要だがお前はどうでもいい、だそうだ。しっかり運べ、と。
意味が分からない。バカだ、やっぱり。
拠点をあとにしラビリントに向かう。
道中、談笑しながら歩く連中だ。緊張感は無いな。
アヴスラグに到着し早々に攻略を開始する。
一階層から四階層までは、さすがに問題無く進めるようだ。これまでに何度も戦ったモンスターだからだな。
モンスターが弱いわけじゃない。俺が相手すると死ぬ。
魔法で一掃され魔石の回収をする。その間、六人で楽し気な会話に興じ、回収が終わると先へと進む。
「イグナーツぅ!」
また。今度は何だよ。
「お前に機会を与えてやろう」
なんだ?
「その背中に背負ってる奴、使えるなら試してもらう」
ここで?
あ、でも慣れは必要だし練習に丁度いいのかもしれない。ここで少しでも慣れておけば、この先の危機的な状況を脱することも可能かも。
だったらせっかく使え、と言っているのだから使ってみよう。
「ただしぃ、俺たちは一切手を貸さない」
ひとりでやってみろと。
言うと思った。俺を守る気は一切無いからな。大切な荷物を預かっているのに、そこに考えが及ばない程度にバカだ。俺が死んだら誰が荷物を運ぶのか。
まあいいや。
「お前が先頭な」
先頭切って歩かされモンスターと会敵した。
咄嗟に銃を構えるが、やはり緊張で体がスムーズに動かない。目の前に迫るモンスター。もたもたしている間に距離を詰めてくる。相手は一匹だけなのに冷や汗が額を流れる程に緊張し怖い。
照準を合わせろ、体がブレると当たらない。両目で狙え。
銃口をモンスターの頭に向け撃鉄を起こしトリガーを引く。
乾いた音が鳴り響き脳天直撃、とは行かなかったが顔面に当たったようだ。
唸り声を上げ突進してくるモンスターが居て、二射目を放つべくレバーを引き排莢と装填。そして撃鉄を起こしトリガーを引く。
排出された薬莢が地面に落ちると、キン、なんて甲高い音がする。
乾いた音が再び鳴り響くとモンスターが、前のめりになって倒れたようだ。
倒せたのか?
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