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第4章:傍観者の興味を引く(チェシャ猫√導入)(残り60日)
4-5:護衛騎士の嫉妬
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チェシャ猫との密談を終えたリリアは、王女宮へ戻る回廊で、再びジャック団長と合流した。
リリアは、チェシャ猫との会話で頭が混乱していた。彼の口から語られた「独占欲」や「非効率な感情」という言葉が、前世の経営者としての彼女の辞書には存在しないものだったからだ。彼女の頭の中では、「チェシャ猫という高機能リソースの利用と、その予測不能な感情リスクのバランスを、どうマネジメントするか」という、新たな経営課題が立ち上がっていた。
「リリア様。気分は、もうよろしいのですか」
ジャックは、リリアの顔を真正面から見据えた。彼の青い瞳は、冷徹な騎士のそれではなく、リリアの健康状態を測る、親愛の念に満ちた視線だ。その視線の熱量が、以前よりも、明らかに増している。
リリアは、彼の熱い視線に、わずかな居心地の悪さを感じながらも、努めて平静を装った。
「ええ、もう大丈夫です。お父様とも、良い相談ができましたから」
彼女は、チェシャ猫との契約について、ジャックに話すつもりは毛頭なかった。チェシャ猫の情報網は、彼の予測不能な「悪意」と隣り合わせだ。ジャックの愚直な忠誠心は、その「悪意」を許容できないだろう。
しかし、ジャックの警戒は、リリアの予想を超えて鋭敏だった。彼は、リリアのドレスの裾に、わずかに付着した、微かな白い粉に気づいた。それは、リリアがチェシャ猫に提供したスコーンの粉末だ。リリア自身は気づいていなかったが、チェシャ猫は、最後の別れ際に、リリアの頬をかすめるように近づき、その時、スコーンを握りしめていた彼の指先が、ドレスに触れたのだ。
(この匂い……胡桃と、異国の香辛料だ。女王陛下が好むような、甘ったるい香りではない)
ジャックの鼻腔は、軍人らしく、非常に敏感だった。そして、彼の脳裏で、ある情報が瞬時につながる。
この城で、女王の嗜好を無視し、個人的に菓子を焼き、それを誰かに提供しているのは、リリア様ただ一人だ。そして、その菓子を、リリア様が自分以外の誰かに与えた。
「リリア様。そのドレスの裾に、何かの粉が付着しています」
ジャックは、感情の読めない硬い声で、そう指摘した。彼の青い瞳は、リリアの表情を、逃すまいと見据えている。
「あの粉は……どこで付けられたのでしょうか。あの古びた書庫では、このような上質な香りはしませんでしたが」
彼の問いには、既に確信めいたものが含まれていた。彼が問うているのは「場所」ではない。「誰と何をしていたのか」という、リリアの行動の『監視の穴』の有無だ。
リリアの心臓が、微かに跳ねた。彼女は、ジャックのこの鋭い洞察力と、感情を隠した問いかけに、驚愕した。彼は、単なる護衛騎士ではなく、彼女の行動のすべてを管理しようとする、忠誠という名の『管理者(マネージャー)』へと変貌している。
「あら、本当に。どこで付いたのでしょうね。あまり気にしないでください、ジャック団長。新しい服にすぐに着替えますから」
リリアは、前世の経験から、顧客が追及してくる「予期せぬ質問」に対しては、話を逸らすのが最善であると知っている。彼女は、優雅な仕草で、ドレスの裾を軽く払った。
しかし、ジャックは、この話題から一切逃げなかった。彼の心は、既に嫉妬と独占欲という、非効率で強烈な感情で占められ始めていたからだ。
「リリア様。私は、貴女の『安全』と『任務の遂行』に直結しない、すべての行動を把握する義務があります。貴女が、見知らぬ誰かと密かに接触しているのなら、それは私にとって最大の『リスク』です」
ジャックは、護衛騎士としての建前を使い、リリアを追い詰めた。彼の剣の柄に置かれた手が、強く握りしめられる。彼の内側で、リリアを独占したいという、獣のような感情が暴れ始めているのが、リリアにも感じられた。
「リリア様が、私以外の誰かを、情報源として、あるいは『秘密の協力者』として利用しているのなら、その人物が、貴女の命を脅かす可能性を、私は排除しなければなりません」
彼の言葉の端々には、「私だけを見ていろ」という、熱い願望が滲んでいた。彼は、リリアが与えてくれた「居場所」を、他の誰にも奪われたくなかったのだ。
リリアは、この状況を、前世のどのビジネスシーンでも経験したことのない、「感情」という名のブラックボックスとして捉えた。
(ジャック団長は、業務効率ではなく、私の『特別扱い』を求めている。この感情は、忠誠心という名の、別の種類の『依存』だ)
彼女は、ここで彼を感情的に刺激するのは、さらなるリスクを招くと判断した。ジャックの武力と忠誠心は、彼女のRTAにとって不可欠な資源だ。この資源を暴走させてはならない。
「ジャック団長。貴方の忠誠に感謝します。私が秘密裏に協力者を持ったとしても、貴方の『任務』が、揺らぐことはありません。貴方は、この城で最も、私の護衛として『特別』な存在です」
リリアは、彼が求める「特別」という言葉を、業務上の「重要度」として置き換えて与えた。それは、彼女が彼に与えることができる、唯一の「ご褒美」だった。
「貴方がこの城で最も優秀な騎士であるという事実は、誰にも揺るがせない。だからこそ、貴方は私にとって、最も『高価な』『資産』なのです」
リリアは、彼の心に響く「経営用語」を使って、彼の独占欲を鎮めようと試みた。
その言葉を聞いて、ジャックの青い瞳に宿っていた激しい熱は、ゆっくりと鎮火した。リリアが、彼を「特別」であり、「高価な資産」と呼んだ事実に、彼の騎士としての誇りが強く満たされたのだ。彼にとって、リリアの評価こそが、彼の世界のすべてなのだ。
「……承知いたしました、リリア様。私の不必要な懸念でした。ですが、どうか覚えておいてください。私は、貴女の命を守るためなら、貴女の『友人』であろうと、『協力者』であろうと、排除することをためらいません」
ジャックは、深く頭を下げた。彼の言葉は、リリアへの絶対的な忠誠と、他の者に対する強烈な警告を同時に含んでいた。
リリアは、内心で安堵の息を吐きながらも、新たな課題を脳内に書き込んだ。
(タスク:ジャックとチェシャ猫の、効率低下を招く『縄張り争い』を、徹底して回避せよ)
リリアの「破滅回避RTA」は、今、彼女の知らないうちに、美形側近たちの、互いの嫉妬と独占欲が絡み合う、極めて難易度の高い「恋愛シュミレーション」へと、着実に変貌しつつあった。彼女は、自分の命を守るために動いているだけなのに、なぜか、彼らの熱い視線と、過剰な忠誠心に囲まれ始めているのだった。
リリアは、チェシャ猫との会話で頭が混乱していた。彼の口から語られた「独占欲」や「非効率な感情」という言葉が、前世の経営者としての彼女の辞書には存在しないものだったからだ。彼女の頭の中では、「チェシャ猫という高機能リソースの利用と、その予測不能な感情リスクのバランスを、どうマネジメントするか」という、新たな経営課題が立ち上がっていた。
「リリア様。気分は、もうよろしいのですか」
ジャックは、リリアの顔を真正面から見据えた。彼の青い瞳は、冷徹な騎士のそれではなく、リリアの健康状態を測る、親愛の念に満ちた視線だ。その視線の熱量が、以前よりも、明らかに増している。
リリアは、彼の熱い視線に、わずかな居心地の悪さを感じながらも、努めて平静を装った。
「ええ、もう大丈夫です。お父様とも、良い相談ができましたから」
彼女は、チェシャ猫との契約について、ジャックに話すつもりは毛頭なかった。チェシャ猫の情報網は、彼の予測不能な「悪意」と隣り合わせだ。ジャックの愚直な忠誠心は、その「悪意」を許容できないだろう。
しかし、ジャックの警戒は、リリアの予想を超えて鋭敏だった。彼は、リリアのドレスの裾に、わずかに付着した、微かな白い粉に気づいた。それは、リリアがチェシャ猫に提供したスコーンの粉末だ。リリア自身は気づいていなかったが、チェシャ猫は、最後の別れ際に、リリアの頬をかすめるように近づき、その時、スコーンを握りしめていた彼の指先が、ドレスに触れたのだ。
(この匂い……胡桃と、異国の香辛料だ。女王陛下が好むような、甘ったるい香りではない)
ジャックの鼻腔は、軍人らしく、非常に敏感だった。そして、彼の脳裏で、ある情報が瞬時につながる。
この城で、女王の嗜好を無視し、個人的に菓子を焼き、それを誰かに提供しているのは、リリア様ただ一人だ。そして、その菓子を、リリア様が自分以外の誰かに与えた。
「リリア様。そのドレスの裾に、何かの粉が付着しています」
ジャックは、感情の読めない硬い声で、そう指摘した。彼の青い瞳は、リリアの表情を、逃すまいと見据えている。
「あの粉は……どこで付けられたのでしょうか。あの古びた書庫では、このような上質な香りはしませんでしたが」
彼の問いには、既に確信めいたものが含まれていた。彼が問うているのは「場所」ではない。「誰と何をしていたのか」という、リリアの行動の『監視の穴』の有無だ。
リリアの心臓が、微かに跳ねた。彼女は、ジャックのこの鋭い洞察力と、感情を隠した問いかけに、驚愕した。彼は、単なる護衛騎士ではなく、彼女の行動のすべてを管理しようとする、忠誠という名の『管理者(マネージャー)』へと変貌している。
「あら、本当に。どこで付いたのでしょうね。あまり気にしないでください、ジャック団長。新しい服にすぐに着替えますから」
リリアは、前世の経験から、顧客が追及してくる「予期せぬ質問」に対しては、話を逸らすのが最善であると知っている。彼女は、優雅な仕草で、ドレスの裾を軽く払った。
しかし、ジャックは、この話題から一切逃げなかった。彼の心は、既に嫉妬と独占欲という、非効率で強烈な感情で占められ始めていたからだ。
「リリア様。私は、貴女の『安全』と『任務の遂行』に直結しない、すべての行動を把握する義務があります。貴女が、見知らぬ誰かと密かに接触しているのなら、それは私にとって最大の『リスク』です」
ジャックは、護衛騎士としての建前を使い、リリアを追い詰めた。彼の剣の柄に置かれた手が、強く握りしめられる。彼の内側で、リリアを独占したいという、獣のような感情が暴れ始めているのが、リリアにも感じられた。
「リリア様が、私以外の誰かを、情報源として、あるいは『秘密の協力者』として利用しているのなら、その人物が、貴女の命を脅かす可能性を、私は排除しなければなりません」
彼の言葉の端々には、「私だけを見ていろ」という、熱い願望が滲んでいた。彼は、リリアが与えてくれた「居場所」を、他の誰にも奪われたくなかったのだ。
リリアは、この状況を、前世のどのビジネスシーンでも経験したことのない、「感情」という名のブラックボックスとして捉えた。
(ジャック団長は、業務効率ではなく、私の『特別扱い』を求めている。この感情は、忠誠心という名の、別の種類の『依存』だ)
彼女は、ここで彼を感情的に刺激するのは、さらなるリスクを招くと判断した。ジャックの武力と忠誠心は、彼女のRTAにとって不可欠な資源だ。この資源を暴走させてはならない。
「ジャック団長。貴方の忠誠に感謝します。私が秘密裏に協力者を持ったとしても、貴方の『任務』が、揺らぐことはありません。貴方は、この城で最も、私の護衛として『特別』な存在です」
リリアは、彼が求める「特別」という言葉を、業務上の「重要度」として置き換えて与えた。それは、彼女が彼に与えることができる、唯一の「ご褒美」だった。
「貴方がこの城で最も優秀な騎士であるという事実は、誰にも揺るがせない。だからこそ、貴方は私にとって、最も『高価な』『資産』なのです」
リリアは、彼の心に響く「経営用語」を使って、彼の独占欲を鎮めようと試みた。
その言葉を聞いて、ジャックの青い瞳に宿っていた激しい熱は、ゆっくりと鎮火した。リリアが、彼を「特別」であり、「高価な資産」と呼んだ事実に、彼の騎士としての誇りが強く満たされたのだ。彼にとって、リリアの評価こそが、彼の世界のすべてなのだ。
「……承知いたしました、リリア様。私の不必要な懸念でした。ですが、どうか覚えておいてください。私は、貴女の命を守るためなら、貴女の『友人』であろうと、『協力者』であろうと、排除することをためらいません」
ジャックは、深く頭を下げた。彼の言葉は、リリアへの絶対的な忠誠と、他の者に対する強烈な警告を同時に含んでいた。
リリアは、内心で安堵の息を吐きながらも、新たな課題を脳内に書き込んだ。
(タスク:ジャックとチェシャ猫の、効率低下を招く『縄張り争い』を、徹底して回避せよ)
リリアの「破滅回避RTA」は、今、彼女の知らないうちに、美形側近たちの、互いの嫉妬と独占欲が絡み合う、極めて難易度の高い「恋愛シュミレーション」へと、着実に変貌しつつあった。彼女は、自分の命を守るために動いているだけなのに、なぜか、彼らの熱い視線と、過剰な忠誠心に囲まれ始めているのだった。
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