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2章
21話 図書館と学院
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「さぁ着いたよ。ここが『カグマ』だよ」
スカルドに案内されて着いた場所には、石造りの巨大な建造物があった。
ここは図書館であると同時に、学院も兼ねているらしい。そもそも、図書館があった場所に学院が併設されるのが常識らしい。確かに、俺が元々居た世界でも、学校や大学には必ず図書室や図書館があったように思える。
そしてこの図書館に付けられている名前が地名と異なるのは、図書館の名前は人物名から取られるかららしい。その人物は、初代館長であったり、歴史的に有名な人物であることが多いらしい。
ともかく、ここが三大学院の一つ『カグマ』と呼ばれる場所。
リゼは大きく態度を変えていないが、ノノは凄く興奮した様子だった。
図書館に入ると、一番最初に目に入ったのが、巨大な額縁に飾られた一冊の本だった。
「あれが『カグマの魔導書』だよ」
「あ、あれがですか」
「カグマって、この図書館の名前だよな。ってことは有名な魔導書なのか?」
「えぇ。知らない人間はいないと思うわ」
「そ、そんなに凄い魔導書なのか」
「だってあの魔導書は、人類が初めて作成したとされる魔導書だから」
「初めて……。そういえばここが人類の魔法発祥の地とか言ってたな」
「そういうこと。詳しい話はスカルドに聞くといいわ。というより、その話をするためにここに連れて来たと思う」
「その通りだよ」
スカルドが会話に入る。
「……話聞いてたの?」
「何、最後の方の言葉がちらっと聞こえただけだよ」
「立派な耳を持ってるだけあるわね」
「み、耳は関係ないだろ。まぁ、それはいい。それよりもユウト君とノノ君」
突然呼ばれ、体が強張る。
別に強い言葉だったというわけではないが、どうやらスカルドの声には先生らしさのようなものが備わっているらしい。
「折角だし少し魔法についての授業、というのは少しかたいね、お話をしようか。もっとも、知っている話かもしれないけど」
「い、いえ。ぜひ話をしてもらえるなら」
「そうかい? じゃあ早速始めようか。その前に少し場所を変えた方がいいかもしれない」
「私は少し図書館で探し物をしていいかしら?」
「うん? まぁ別に構わないよ。せっかくだし、色々と見てみるといいよ」
「ありがとう」
リゼはそう言うと図書館の中に消える。その足取りからウキウキしている様子が伝わった。
「じゃあ僕たちは僕たちで行こうか」
スカルドに案内されたのは、図書館の中庭だった。
中庭にあるベンチに座ると、スカルドが前に立ち、指を鳴らす。すると、スクリーンのようなものが浮かび、その中に文字と画像が出てくる。
「す、すごいです。授業みたいです」
「実際、新入生に教えた時に使っていたものだからね。こほん、今から話すことは、魔法使いにとっては常識過ぎる事かもしれない。でもね、そういうことを改めて知ることで、魔法とはどのようなものかを再認識できるきっかけでもあるんだ」
スクリーンの中の文字が変わる。
「そもそも魔法がどのようにして生まれたか、それは知ってるかな? はい、ユウト君」
「え、俺ですか……た、確か龍を倒すためだったって」
「その通り。魔法は龍を倒すために誕生した。そもそも龍をどうして倒す必要があったのか、なんていう疑問があるかもしれない。現代では龍は強大な存在ではあるが、絶対的なものではない。それは僕たちが魔法という対抗手段を手に入れたからだ。それが無かった当時では、龍は絶対的な存在であり、同時に他種族を力によって支配する支配者でもあった。ようはその支配から抜け出すために、魔法を手にしたということだね」
スカルドは話を続ける。
「そして、最初に現代に近い魔法を手にしたのは僕たち、エルフだとされている。というのも体内に保有する魔力量が他種族と比べてもはるかに多かったし、元々簡単な魔法を生活内で使用していたらしいからね。それを龍を討伐するという手段に転じるのはそう難しくなかったんだろうね。そういうこともあって、エルフは龍の支配から抜け出すことに成功した。そして、エルフはその方法を他種族に啓蒙することを決めた。この時の彼等にはそうしなくてはならないといけないという使命のようなものを感じていたんだろう。加えて、他種族に恩を売ることができるとも考えたのかもしれない。どちらも僕の妄想に過ぎないけどね。そして……」
「そのエルフの一行が辿り着いた一つの場所がここ、スタドロンってことですよね」
ノノが積極的に意見する。
それに対し、スカルドは笑顔で対応する。
「その通り。そういうこともあってか、この街では僕みたいなエルフでも大きな権力を持ててしまうみたいな事態を招いてるんだけどね……。ちょっと話が逸れてしまったね。ともかく、その時にエルフが魔法を教えた人物の一人が、カグマという人物だったということだよ。そして彼は、人類で初めての魔法を作り上げ、龍を討伐する事に成功した」
「あの、少しいいですか?」
「うん? なにかな?」
「いや、エルフの魔法をそのまま教えるわけにはいけなかったのかなぁと」
「いい着眼点だね。そのあたりを理解してない人が学院に入るような人間でも多くいるからね。簡単な話、エルフと人類の術式は異なっているんだ。先ほど、エルフは人類と比べて保有する魔力量が多いという話をしたけど、そこに関わる話なんだ。というのも、術式は長ければ長いほど抵抗が生まれる。例えば、100の魔力を用いたとしても、術式が長いものだと半分程度の魔力しか最終的に魔法として現れない一方で、術式が短いものだと90の魔力の魔法が現れるといった感じだよ。保有量が多いエルフではあまりそこは関係しないけど、保有量が少ない人間ではそうはいかない。その結果、人類は少ない保有量かつ効率的な術式を以て龍を討伐する必要があった」
「そ、そんな無理ゲーな……」
「それを実行したのがカグマという人物よ。彼は前例がなかったにもかかわらず、後の人類の術式を象徴するような特徴を押さえた術式を完成させた。限られた環境の中で、龍の討伐という前代未聞の快挙を成した彼の天才性は人類最初の魔法という名前に相応しいと私は思うわ」
俺の後ろにいたリザは、カグマをそう評価した。
「お、おまえいつの間に……」
「ほんのちょっと前よ」
「結構早かったんだな」
「あまり有用な資料が見つからなくてね。というより古代エルフ語なんて読めないわよ」
「君は魔法の勉強をするより語学を優先すべきかもしれない。古い魔導書には大体古代エルフ語が使われていることが多いからね」
「はぁ……憂鬱だわ」
「君なら魔法の知識がしっかりとあるから単語の意味さえ分かればすぐに理解できると思うよ。……とまた話が逸れてしまったね。どこまで話をしたっけ?」
「一応カグマが魔法を作り上げたという話まで……」
「あぁ、そうか。まぁそこまでいくと一応一区切りついたかなというところかな。せっかくだし、『カグマの魔導書』についてもう少し話をしようと思うんだけど、どうかな?」
「いいんじゃないかしら。せっかくだし私も話を聞いてみようかしら。少し寄ってもらえる」
リザが俺の隣に座る。
「そういうことなら少しだけ簡単に話そうか。カグマとその周辺のお話を」
スカルドに案内されて着いた場所には、石造りの巨大な建造物があった。
ここは図書館であると同時に、学院も兼ねているらしい。そもそも、図書館があった場所に学院が併設されるのが常識らしい。確かに、俺が元々居た世界でも、学校や大学には必ず図書室や図書館があったように思える。
そしてこの図書館に付けられている名前が地名と異なるのは、図書館の名前は人物名から取られるかららしい。その人物は、初代館長であったり、歴史的に有名な人物であることが多いらしい。
ともかく、ここが三大学院の一つ『カグマ』と呼ばれる場所。
リゼは大きく態度を変えていないが、ノノは凄く興奮した様子だった。
図書館に入ると、一番最初に目に入ったのが、巨大な額縁に飾られた一冊の本だった。
「あれが『カグマの魔導書』だよ」
「あ、あれがですか」
「カグマって、この図書館の名前だよな。ってことは有名な魔導書なのか?」
「えぇ。知らない人間はいないと思うわ」
「そ、そんなに凄い魔導書なのか」
「だってあの魔導書は、人類が初めて作成したとされる魔導書だから」
「初めて……。そういえばここが人類の魔法発祥の地とか言ってたな」
「そういうこと。詳しい話はスカルドに聞くといいわ。というより、その話をするためにここに連れて来たと思う」
「その通りだよ」
スカルドが会話に入る。
「……話聞いてたの?」
「何、最後の方の言葉がちらっと聞こえただけだよ」
「立派な耳を持ってるだけあるわね」
「み、耳は関係ないだろ。まぁ、それはいい。それよりもユウト君とノノ君」
突然呼ばれ、体が強張る。
別に強い言葉だったというわけではないが、どうやらスカルドの声には先生らしさのようなものが備わっているらしい。
「折角だし少し魔法についての授業、というのは少しかたいね、お話をしようか。もっとも、知っている話かもしれないけど」
「い、いえ。ぜひ話をしてもらえるなら」
「そうかい? じゃあ早速始めようか。その前に少し場所を変えた方がいいかもしれない」
「私は少し図書館で探し物をしていいかしら?」
「うん? まぁ別に構わないよ。せっかくだし、色々と見てみるといいよ」
「ありがとう」
リゼはそう言うと図書館の中に消える。その足取りからウキウキしている様子が伝わった。
「じゃあ僕たちは僕たちで行こうか」
スカルドに案内されたのは、図書館の中庭だった。
中庭にあるベンチに座ると、スカルドが前に立ち、指を鳴らす。すると、スクリーンのようなものが浮かび、その中に文字と画像が出てくる。
「す、すごいです。授業みたいです」
「実際、新入生に教えた時に使っていたものだからね。こほん、今から話すことは、魔法使いにとっては常識過ぎる事かもしれない。でもね、そういうことを改めて知ることで、魔法とはどのようなものかを再認識できるきっかけでもあるんだ」
スクリーンの中の文字が変わる。
「そもそも魔法がどのようにして生まれたか、それは知ってるかな? はい、ユウト君」
「え、俺ですか……た、確か龍を倒すためだったって」
「その通り。魔法は龍を倒すために誕生した。そもそも龍をどうして倒す必要があったのか、なんていう疑問があるかもしれない。現代では龍は強大な存在ではあるが、絶対的なものではない。それは僕たちが魔法という対抗手段を手に入れたからだ。それが無かった当時では、龍は絶対的な存在であり、同時に他種族を力によって支配する支配者でもあった。ようはその支配から抜け出すために、魔法を手にしたということだね」
スカルドは話を続ける。
「そして、最初に現代に近い魔法を手にしたのは僕たち、エルフだとされている。というのも体内に保有する魔力量が他種族と比べてもはるかに多かったし、元々簡単な魔法を生活内で使用していたらしいからね。それを龍を討伐するという手段に転じるのはそう難しくなかったんだろうね。そういうこともあって、エルフは龍の支配から抜け出すことに成功した。そして、エルフはその方法を他種族に啓蒙することを決めた。この時の彼等にはそうしなくてはならないといけないという使命のようなものを感じていたんだろう。加えて、他種族に恩を売ることができるとも考えたのかもしれない。どちらも僕の妄想に過ぎないけどね。そして……」
「そのエルフの一行が辿り着いた一つの場所がここ、スタドロンってことですよね」
ノノが積極的に意見する。
それに対し、スカルドは笑顔で対応する。
「その通り。そういうこともあってか、この街では僕みたいなエルフでも大きな権力を持ててしまうみたいな事態を招いてるんだけどね……。ちょっと話が逸れてしまったね。ともかく、その時にエルフが魔法を教えた人物の一人が、カグマという人物だったということだよ。そして彼は、人類で初めての魔法を作り上げ、龍を討伐する事に成功した」
「あの、少しいいですか?」
「うん? なにかな?」
「いや、エルフの魔法をそのまま教えるわけにはいけなかったのかなぁと」
「いい着眼点だね。そのあたりを理解してない人が学院に入るような人間でも多くいるからね。簡単な話、エルフと人類の術式は異なっているんだ。先ほど、エルフは人類と比べて保有する魔力量が多いという話をしたけど、そこに関わる話なんだ。というのも、術式は長ければ長いほど抵抗が生まれる。例えば、100の魔力を用いたとしても、術式が長いものだと半分程度の魔力しか最終的に魔法として現れない一方で、術式が短いものだと90の魔力の魔法が現れるといった感じだよ。保有量が多いエルフではあまりそこは関係しないけど、保有量が少ない人間ではそうはいかない。その結果、人類は少ない保有量かつ効率的な術式を以て龍を討伐する必要があった」
「そ、そんな無理ゲーな……」
「それを実行したのがカグマという人物よ。彼は前例がなかったにもかかわらず、後の人類の術式を象徴するような特徴を押さえた術式を完成させた。限られた環境の中で、龍の討伐という前代未聞の快挙を成した彼の天才性は人類最初の魔法という名前に相応しいと私は思うわ」
俺の後ろにいたリザは、カグマをそう評価した。
「お、おまえいつの間に……」
「ほんのちょっと前よ」
「結構早かったんだな」
「あまり有用な資料が見つからなくてね。というより古代エルフ語なんて読めないわよ」
「君は魔法の勉強をするより語学を優先すべきかもしれない。古い魔導書には大体古代エルフ語が使われていることが多いからね」
「はぁ……憂鬱だわ」
「君なら魔法の知識がしっかりとあるから単語の意味さえ分かればすぐに理解できると思うよ。……とまた話が逸れてしまったね。どこまで話をしたっけ?」
「一応カグマが魔法を作り上げたという話まで……」
「あぁ、そうか。まぁそこまでいくと一応一区切りついたかなというところかな。せっかくだし、『カグマの魔導書』についてもう少し話をしようと思うんだけど、どうかな?」
「いいんじゃないかしら。せっかくだし私も話を聞いてみようかしら。少し寄ってもらえる」
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