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恋愛エンディング
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冬休みが終わった後も、普通に学園生活を送ったけど、校舎が違うから攻略対象者達と顔を合わせる事もなく、(たまに遠目で見るくらい)2年間の学園生活を終えた。
王子と公爵令嬢は来年結婚する。
宰相の息子は補佐として、父親の元で次期宰相として働きながら学んでいるとか。
脳筋は王子の護衛を、公爵令息は跡取りとして修行(?)中。
ショタ君はどうやら女性恐怖症になったようで(すまん事をした)、魔法省で引きこもり、魔法を極めているとか。
そして私は………。
「ミルファ様、今日の患者は全て終了しましたよ。
お疲れ様でした」
「ふー、今日はちょっと多かったね」
「季節の変わり目ですから、体調を壊しがちなのでしょうね」
卒業後、教会にスカウトされました。
学園を出たからって、就職先があるわけでなし、ボーイフレンド作ったけど、やっぱり十代で結婚とか早いって気がして、ロマモス先生に誘われるまま、教会で働くことに。
元から光魔法で教会との繋ぎを作るためにに男爵家に引き取られたんだからね。
家族はめっちゃいい笑顔で送り出してくれたよ。
で、教会が経営している治療院で、回復魔法で治る病気や怪我の治療をしている。
補佐についてくれているのは、ロマモス先生…いや、彼も学園を辞めて教会の仕事一本に絞ったから、先生ではないな。
ロマモスが私についてくれている。
「さあ、仕事は終わりましたから、ここからは二人の時間ですね」
「家に帰ってからにしようよ」
「いえ、朝から今まで我慢したのですから、ここで……」
「もう、仕方ないな」
ロマモスにせがまれて、椅子に座っている私は目を閉じて、心持ち顔を上げる。
ロマモスが近寄って来て、私の髪を撫でながら呪文を唱える。
「さあ、目を開けて。
私だけの女神様」
視界の隅に映る私の髪が、ピンクから銀色に変わっている。
カラーチェンジの魔法だ。
「ああ、やはりその透き通った空色の瞳には白銀の髪が似合いますよ」
「似合うというより、女神様の色だからでしょ」
「その高貴な色が似合うのがあなたなのです」
ロマモスはプライベートの時間になると、私の髪を銀色……女神様と同じ色に変える。
瞳の色は元々女神様と近い色だから、髪の色を変えると、彼から見ると【リアル女神】なんだって。
「はー…本当に尊いですね。
私を選んでくれてありがとうございました」
「まだそれ言うの?
結婚してそろそろ3年だよ?
いい加減見飽きたんじゃないの?」
「何を言うのですか!
あなたを飽きる事なんてありません!」
光魔法を使える上に、女神様と似た瞳の色の私の髪の色を、脳内で白銀に変換して見てたんだって、学園にいる頃から。
ぶっちゃけ変態だよね。
でも、なんだ、ほら、絆された!
ゲーム攻略者だから、顔は良いし、色気ダダ漏れだし、付き合いだして(髪の色変えた姿を見た後)からは、敬語キャラにキャラ変して、なんか…こう……ね!
私の新たな扉が開かれたわけですよ!
「髪の色と瞳の色なら、ユーティカと一緒じゃない」
「ああ、勿論ユーティカも可愛いですよ。
それでも私の女神様はミルファ様だけです」
「そんな事言ってると、大きくなったら『お父さんなんてキライ!』とか言われちゃうよ」
「それはちょっと寂しいですね」
はい、実は2歳になる娘が居ます。
十代で出産なんて…とか言ってたけど、出来ちゃったんだから産むしかないよね。
「でも娘はいずれ嫁いで行きますけど、あなたはずっと私と共に居てくださるのですよね?
だから私の女神様はあなただけですよ」
あまーーーーい!!
頬をくすぐる様に撫でながら言うセリフが、クソ甘いんですけど?
……嫌いじゃないけどね。
恥ずかしいのには慣れません。
でもまあ、幸せなのは間違いないんだよね。
乙女ゲームの世界に転生してヒロインになったけど、攻略対象の一人とハッピーエンドを迎えられたけど、光魔法と容姿のおかげでチョロく攻略できた(?)相手だけど、仕事と家族に恵まれて、これからも幸せに暮らしていけると思います。
いや、幸せに暮らします!
#########
ロマモスは、ヒロインの光魔法使い、瞳の色、ノリの良さ、髪色を変える(コスプレ)に付き合ってくれるところに惹かれてプロポーズ、ヒロインは、色気ダダ漏れのイケメンに、髪色変える(コスプレ)に付き合うだけでチヤホヤしてくれる所に惹かれてゴールイン。
深く考えない二人は、割れ鍋に綴じ蓋といった感じです。
ある意味ハッピーエンドですよね?
王子と公爵令嬢は来年結婚する。
宰相の息子は補佐として、父親の元で次期宰相として働きながら学んでいるとか。
脳筋は王子の護衛を、公爵令息は跡取りとして修行(?)中。
ショタ君はどうやら女性恐怖症になったようで(すまん事をした)、魔法省で引きこもり、魔法を極めているとか。
そして私は………。
「ミルファ様、今日の患者は全て終了しましたよ。
お疲れ様でした」
「ふー、今日はちょっと多かったね」
「季節の変わり目ですから、体調を壊しがちなのでしょうね」
卒業後、教会にスカウトされました。
学園を出たからって、就職先があるわけでなし、ボーイフレンド作ったけど、やっぱり十代で結婚とか早いって気がして、ロマモス先生に誘われるまま、教会で働くことに。
元から光魔法で教会との繋ぎを作るためにに男爵家に引き取られたんだからね。
家族はめっちゃいい笑顔で送り出してくれたよ。
で、教会が経営している治療院で、回復魔法で治る病気や怪我の治療をしている。
補佐についてくれているのは、ロマモス先生…いや、彼も学園を辞めて教会の仕事一本に絞ったから、先生ではないな。
ロマモスが私についてくれている。
「さあ、仕事は終わりましたから、ここからは二人の時間ですね」
「家に帰ってからにしようよ」
「いえ、朝から今まで我慢したのですから、ここで……」
「もう、仕方ないな」
ロマモスにせがまれて、椅子に座っている私は目を閉じて、心持ち顔を上げる。
ロマモスが近寄って来て、私の髪を撫でながら呪文を唱える。
「さあ、目を開けて。
私だけの女神様」
視界の隅に映る私の髪が、ピンクから銀色に変わっている。
カラーチェンジの魔法だ。
「ああ、やはりその透き通った空色の瞳には白銀の髪が似合いますよ」
「似合うというより、女神様の色だからでしょ」
「その高貴な色が似合うのがあなたなのです」
ロマモスはプライベートの時間になると、私の髪を銀色……女神様と同じ色に変える。
瞳の色は元々女神様と近い色だから、髪の色を変えると、彼から見ると【リアル女神】なんだって。
「はー…本当に尊いですね。
私を選んでくれてありがとうございました」
「まだそれ言うの?
結婚してそろそろ3年だよ?
いい加減見飽きたんじゃないの?」
「何を言うのですか!
あなたを飽きる事なんてありません!」
光魔法を使える上に、女神様と似た瞳の色の私の髪の色を、脳内で白銀に変換して見てたんだって、学園にいる頃から。
ぶっちゃけ変態だよね。
でも、なんだ、ほら、絆された!
ゲーム攻略者だから、顔は良いし、色気ダダ漏れだし、付き合いだして(髪の色変えた姿を見た後)からは、敬語キャラにキャラ変して、なんか…こう……ね!
私の新たな扉が開かれたわけですよ!
「髪の色と瞳の色なら、ユーティカと一緒じゃない」
「ああ、勿論ユーティカも可愛いですよ。
それでも私の女神様はミルファ様だけです」
「そんな事言ってると、大きくなったら『お父さんなんてキライ!』とか言われちゃうよ」
「それはちょっと寂しいですね」
はい、実は2歳になる娘が居ます。
十代で出産なんて…とか言ってたけど、出来ちゃったんだから産むしかないよね。
「でも娘はいずれ嫁いで行きますけど、あなたはずっと私と共に居てくださるのですよね?
だから私の女神様はあなただけですよ」
あまーーーーい!!
頬をくすぐる様に撫でながら言うセリフが、クソ甘いんですけど?
……嫌いじゃないけどね。
恥ずかしいのには慣れません。
でもまあ、幸せなのは間違いないんだよね。
乙女ゲームの世界に転生してヒロインになったけど、攻略対象の一人とハッピーエンドを迎えられたけど、光魔法と容姿のおかげでチョロく攻略できた(?)相手だけど、仕事と家族に恵まれて、これからも幸せに暮らしていけると思います。
いや、幸せに暮らします!
#########
ロマモスは、ヒロインの光魔法使い、瞳の色、ノリの良さ、髪色を変える(コスプレ)に付き合ってくれるところに惹かれてプロポーズ、ヒロインは、色気ダダ漏れのイケメンに、髪色変える(コスプレ)に付き合うだけでチヤホヤしてくれる所に惹かれてゴールイン。
深く考えない二人は、割れ鍋に綴じ蓋といった感じです。
ある意味ハッピーエンドですよね?
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