35 / 58
第一章
第35話:異邦人
しおりを挟む
オレたち七人はダンジョンの中を駆けていた。
簡易マップのお陰で索敵範囲の広いオレが索敵を受け持ち、三上さんと本庄さんが道中のゴブリンを文字通り蹴散らしていく。
既に中央のゲートを通り越し、後三〇分もあれば到着するだろう。
ゲートはやはり閉じられており、困惑した探索者たちがたむろしていた。
今日はイレギュラー討伐により規制がかかっていたのが幸いしてその数は少なかったが、ゲートから出られないことにパニック寸前だった。
だから……臨時管理者となったオレの権限でシステムメッセージを流して場を収めておいた。
≪現在異常事態発生のため、ダンジョンゲートは閉じられております≫
≪一部探索者に緊急クエストを発行しており、クリアを確認次第ゲートは再度開かれます≫
≪ただし、クエストクリアには時間がかかる可能性があるため、出来るだけ戦闘を避け、力を温存し、冷静な行動を心掛けて下さい≫
よし。これで希望という名の餌を提示出来た。
追い詰められた探索者が、自暴自棄になって馬鹿なことをするのを暫くは防げるだろう。
「「「………………………………………………」」」
その代わり……百花と森羅さんの混乱が加速してジト目と無言の圧がひどいことになっているが……。
こうして道中は大きな問題もなく(?)地図が示す場所まで残り一〇分ほどの所まで辿り着いた。
「みんなお疲れ様。ここで一旦休憩をとりつつ、作戦を立てて突入します。霧島さん、正確な残り時間はわかりますか?」
第三の視界に表示されたタスク1の残り時間に意識を向ける。
「はい。残り一時間五〇分です」
ゲート前で多くの探索者が混乱していたので、それを落ち着けるのに少し時間を取られてしまったが、それでも今のところ順調だ。
「ではすみませんが、残り一時間半になったら知らせて頂けますか? それまでに作戦を………………えっと、何をされているのですか?」
オレは管理者倉庫からテーブルと人数分の椅子を取り出して設置すると、テーブルの上に体力回復ポーションを並べていく。
あっ、ちょっとお菓子も出しておくか。
じゃがもこでいいかな? 女の子みんな好きだよね?
「い、今は詮索しない……忘れる……今は忘れろ私……」
椿さんが遠い目して何か自分に言い聞かせている。
最初は高ランク探索者の威厳を見せるためかちょっと尖った喋り方だったけど、徐々に崩れてきたな。
うん。こちらの方がいいと思う。
「霧島さん、貴重なポーションをありがとうございます。代金は後でお支払いします」
「いや、本当にいっぱいあるので代金は結構ですよ。ほら」
少ししか持ってないと思われると遠慮しそうなので、適当に全種類の低ランクポーションを机に並べていく。
「あっ、せっかくですから、戦闘時に持っておくと有用なものは携帯しておいてください」
「「「………………………………………………」」」
えっと……みんな無言になって固まっているが、作戦を立てなくて大丈夫だろうか?
「き、霧島さんは試験の時からどこか他の探索者と違うとは思っていましたが、いろいろと想像以上ですね」
森羅さん、ちょっと笑顔が引きつって見えるのは気のせい……?
いやね。オレだってかなり思い切ったことをしているとは思ってるよ?
でも、ここで出来ることをしないで後になって後悔はしたくない。
きっとその後悔というのは取り返しがつかないことに繋がる気がするんだ。
だから事態解決に向けて少しでも有利に事を運べるものがあるのなら、出し惜しみはしないと決めたのだ。
「今は詮索しない……忘れる……頑張って忘れろ私……」
頑張って忘れるって難しいそうだな。
「ひ、ひとまずポーションはありがたく頂きます! 代金のお話はまた後で……」
みんなキンキンに冷えた体力回復ポーションを一気飲みして一息ついたようだ。
作戦について話が始まった。
◆◇◆◇◆◇◆◇
作戦が一通り決まったところで狙ったように時間になった。
「椿さん、今ちょうど残り一時間半になりました」
「ありがとうございます。それじゃぁみんな、覚悟はいい?」
椿さんの問い掛けに、みんなニヤリと笑みを浮かべて頷く。
「当然! こんな未知の体験、血が滾らないわけがないわ!」
本庄さんが獰猛な笑みを浮かべ、一見大人しそうな日暮さんまでやる気に満ちている。
百花は見た目こそ全員モデルと言われてもいいほどの美貌だが、その根底はやはり探索者だ。それも上澄みと言われるAランク探索者に実力で並ぶほどの。
今までにも、何度も危ない場面を乗り越えてきたのだろう事がうかがい知れた。
「それじゃぁ行きましょう!」
今回もオレと森羅さんは少し離れた後方で待機だ。
ただイレギュラーの時と違い、周囲にまばらにゴブリンの集団がいくつかあるので、こちらに近づいてきたら邪魔にならないように倒しておくというちゃんとした役目がある。
正式な管理者なら魔物の配置を変えて遠ざけたり、異邦人に魔物の群れをぶつけるように配置したりなど色々出来ることがあるのだが、どうも臨時管理者は各種情報にアクセス出来るだけで戦いにおいてはあまり役に立てそうにない。
力不足を感じて歯がゆいが、今は百花を信じるしかない。
「は、始まりました!」
森羅さんが作戦が始まったと声をあげる。
と同時に、穂上さんの掻楯が分裂して陣地を形成していく。
その陣地の隙間から、異邦人と思われる存在が見えた。
「あれが、異邦人か……?」
肌がどす黒いがシルエットだけなら人と変わらない。
だけど……そいつから何かが溢れ出していた。
それを目にしただけで怖気がした。
なんだあれは……?
感じる感覚は魔力に近い。
魔力自体あやふやなものだが、探索者ならある程度は感じ取ることができる。
その魔力に似て非なるもの……明らかに違う。
魔力はなんというか、澄んでいるとというか、とても綺麗なものに感じる。
だけど、異邦人から溢れ出しているそれは澱んでいる。
見ているだけで気持ち悪くなる。とても不快なものだった。
簡易マップのお陰で索敵範囲の広いオレが索敵を受け持ち、三上さんと本庄さんが道中のゴブリンを文字通り蹴散らしていく。
既に中央のゲートを通り越し、後三〇分もあれば到着するだろう。
ゲートはやはり閉じられており、困惑した探索者たちがたむろしていた。
今日はイレギュラー討伐により規制がかかっていたのが幸いしてその数は少なかったが、ゲートから出られないことにパニック寸前だった。
だから……臨時管理者となったオレの権限でシステムメッセージを流して場を収めておいた。
≪現在異常事態発生のため、ダンジョンゲートは閉じられております≫
≪一部探索者に緊急クエストを発行しており、クリアを確認次第ゲートは再度開かれます≫
≪ただし、クエストクリアには時間がかかる可能性があるため、出来るだけ戦闘を避け、力を温存し、冷静な行動を心掛けて下さい≫
よし。これで希望という名の餌を提示出来た。
追い詰められた探索者が、自暴自棄になって馬鹿なことをするのを暫くは防げるだろう。
「「「………………………………………………」」」
その代わり……百花と森羅さんの混乱が加速してジト目と無言の圧がひどいことになっているが……。
こうして道中は大きな問題もなく(?)地図が示す場所まで残り一〇分ほどの所まで辿り着いた。
「みんなお疲れ様。ここで一旦休憩をとりつつ、作戦を立てて突入します。霧島さん、正確な残り時間はわかりますか?」
第三の視界に表示されたタスク1の残り時間に意識を向ける。
「はい。残り一時間五〇分です」
ゲート前で多くの探索者が混乱していたので、それを落ち着けるのに少し時間を取られてしまったが、それでも今のところ順調だ。
「ではすみませんが、残り一時間半になったら知らせて頂けますか? それまでに作戦を………………えっと、何をされているのですか?」
オレは管理者倉庫からテーブルと人数分の椅子を取り出して設置すると、テーブルの上に体力回復ポーションを並べていく。
あっ、ちょっとお菓子も出しておくか。
じゃがもこでいいかな? 女の子みんな好きだよね?
「い、今は詮索しない……忘れる……今は忘れろ私……」
椿さんが遠い目して何か自分に言い聞かせている。
最初は高ランク探索者の威厳を見せるためかちょっと尖った喋り方だったけど、徐々に崩れてきたな。
うん。こちらの方がいいと思う。
「霧島さん、貴重なポーションをありがとうございます。代金は後でお支払いします」
「いや、本当にいっぱいあるので代金は結構ですよ。ほら」
少ししか持ってないと思われると遠慮しそうなので、適当に全種類の低ランクポーションを机に並べていく。
「あっ、せっかくですから、戦闘時に持っておくと有用なものは携帯しておいてください」
「「「………………………………………………」」」
えっと……みんな無言になって固まっているが、作戦を立てなくて大丈夫だろうか?
「き、霧島さんは試験の時からどこか他の探索者と違うとは思っていましたが、いろいろと想像以上ですね」
森羅さん、ちょっと笑顔が引きつって見えるのは気のせい……?
いやね。オレだってかなり思い切ったことをしているとは思ってるよ?
でも、ここで出来ることをしないで後になって後悔はしたくない。
きっとその後悔というのは取り返しがつかないことに繋がる気がするんだ。
だから事態解決に向けて少しでも有利に事を運べるものがあるのなら、出し惜しみはしないと決めたのだ。
「今は詮索しない……忘れる……頑張って忘れろ私……」
頑張って忘れるって難しいそうだな。
「ひ、ひとまずポーションはありがたく頂きます! 代金のお話はまた後で……」
みんなキンキンに冷えた体力回復ポーションを一気飲みして一息ついたようだ。
作戦について話が始まった。
◆◇◆◇◆◇◆◇
作戦が一通り決まったところで狙ったように時間になった。
「椿さん、今ちょうど残り一時間半になりました」
「ありがとうございます。それじゃぁみんな、覚悟はいい?」
椿さんの問い掛けに、みんなニヤリと笑みを浮かべて頷く。
「当然! こんな未知の体験、血が滾らないわけがないわ!」
本庄さんが獰猛な笑みを浮かべ、一見大人しそうな日暮さんまでやる気に満ちている。
百花は見た目こそ全員モデルと言われてもいいほどの美貌だが、その根底はやはり探索者だ。それも上澄みと言われるAランク探索者に実力で並ぶほどの。
今までにも、何度も危ない場面を乗り越えてきたのだろう事がうかがい知れた。
「それじゃぁ行きましょう!」
今回もオレと森羅さんは少し離れた後方で待機だ。
ただイレギュラーの時と違い、周囲にまばらにゴブリンの集団がいくつかあるので、こちらに近づいてきたら邪魔にならないように倒しておくというちゃんとした役目がある。
正式な管理者なら魔物の配置を変えて遠ざけたり、異邦人に魔物の群れをぶつけるように配置したりなど色々出来ることがあるのだが、どうも臨時管理者は各種情報にアクセス出来るだけで戦いにおいてはあまり役に立てそうにない。
力不足を感じて歯がゆいが、今は百花を信じるしかない。
「は、始まりました!」
森羅さんが作戦が始まったと声をあげる。
と同時に、穂上さんの掻楯が分裂して陣地を形成していく。
その陣地の隙間から、異邦人と思われる存在が見えた。
「あれが、異邦人か……?」
肌がどす黒いがシルエットだけなら人と変わらない。
だけど……そいつから何かが溢れ出していた。
それを目にしただけで怖気がした。
なんだあれは……?
感じる感覚は魔力に近い。
魔力自体あやふやなものだが、探索者ならある程度は感じ取ることができる。
その魔力に似て非なるもの……明らかに違う。
魔力はなんというか、澄んでいるとというか、とても綺麗なものに感じる。
だけど、異邦人から溢れ出しているそれは澱んでいる。
見ているだけで気持ち悪くなる。とても不快なものだった。
211
あなたにおすすめの小説
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
この世界にダンジョンが現れたようです ~チートな武器とスキルと魔法と従魔と仲間達と共に世界最強となる~
仮実谷 望
ファンタジー
主人公の増宮拓朗(ましみやたくろう)は20歳のニートである。
祖父母の家に居候している中、毎日の日課の自宅の蔵の確認を行う過程で謎の黒い穴を見つける。
試にその黒い穴に入ると謎の空間に到達する。
拓朗はその空間がダンジョンだと確信して興奮した。
さっそく蔵にある武器と防具で装備を整えてダンジョンに入ることになるのだが……
暫くするとこの世界には異変が起きていた。
謎の怪物が現れて人を襲っているなどの目撃例が出ているようだ。
謎の黒い穴に入った若者が行方不明になったなどの事例も出ている。
そのころ拓朗は知ってか知らずか着実にレベルを上げて世界最強の探索者になっていた。
その後モンスターが街に現れるようになったら、狐の仮面を被りモンスターを退治しないといけないと奮起する。
その過程で他にもダンジョンで女子高生と出会いダンジョンの攻略を進め成長していく。
様々な登場人物が織りなす群像劇です。
主人公以外の視点も書くのでそこをご了承ください。
その後、七星家の七星ナナナと虹咲家の虹咲ナナカとの出会いが拓朗を成長させるきっかけになる。
ユキトとの出会いの中、拓朗は成長する。
タクロウは立派なヒーローとして覚醒する。
その後どんな敵が来ようとも敵を押しのける。倒す。そんな無敵のヒーロー稲荷仮面が活躍するヒーロー路線物も描いていきたいです。
「お前と居るとつまんねぇ」〜俺を追放したチームが世界最高のチームになった理由(わけ)〜
大好き丸
ファンタジー
異世界「エデンズガーデン」。
広大な大地、広く深い海、突き抜ける空。草木が茂り、様々な生き物が跋扈する剣と魔法の世界。
ダンジョンに巣食う魔物と冒険者たちが日夜戦うこの世界で、ある冒険者チームから1人の男が追放された。
彼の名はレッド=カーマイン。
最強で最弱の男が織り成す冒険活劇が今始まる。
異世界帰りの元勇者、日本に突然ダンジョンが出現したので「俺、バイト辞めますっ!」
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
俺、結城ミサオは異世界帰りの元勇者。
異世界では強大な力を持った魔王を倒しもてはやされていたのに、こっちの世界に戻ったら平凡なコンビニバイト。
せっかく強くなったっていうのにこれじゃ宝の持ち腐れだ。
そう思っていたら突然目の前にダンジョンが現れた。
これは天啓か。
俺は一も二もなくダンジョンへと向かっていくのだった。
異世界帰りの勇者、今度は現代世界でスキル、魔法を使って、無双するスローライフを送ります!?〜ついでに世界も救います!?〜
沢田美
ファンタジー
かつて“異世界”で魔王を討伐し、八年にわたる冒険を終えた青年・ユキヒロ。
数々の死線を乗り越え、勇者として讃えられた彼が帰ってきたのは、元の日本――高校卒業すらしていない、現実世界だった。
【魔物島】~コミュ障な俺はモンスターが生息する島で一人淡々とレベルを上げ続ける~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
【俺たちが飛ばされた魔物島には恐ろしいモンスターたちが棲みついていた――!?】
・コミュ障主人公のレベリング無双ファンタジー!
十九歳の男子学生、柴木善は大学の入学式の最中突如として起こった大地震により気を失ってしまう。
そして柴木が目覚めた場所は見たことのないモンスターたちが跋扈する絶海の孤島だった。
その島ではレベルシステムが発現しており、倒したモンスターに応じて経験値を獲得できた。
さらに有用なアイテムをドロップすることもあり、それらはスマホによって管理が可能となっていた。
柴木以外の入学式に参加していた学生や教師たちもまたその島に飛ばされていて、恐ろしいモンスターたちを相手にしたサバイバル生活を強いられてしまう。
しかしそんな明日をも知れぬサバイバル生活の中、柴木だけは割と快適な日常を送っていた。
人と関わることが苦手な柴木はほかの学生たちとは距離を取り、一人でただひたすらにモンスターを狩っていたのだが、モンスターが落とすアイテムを上手く使いながら孤島の生活に順応していたのだ。
そしてそんな生活を一人で三ヶ月も続けていた柴木は、ほかの学生たちとは文字通りレベルが桁違いに上がっていて、自分でも気付かないうちに人間の限界を超えていたのだった。
底辺動画主、配信を切り忘れてスライムを育成していたらバズった
椎名 富比路
ファンタジー
ダンジョンが世界じゅうに存在する世界。ダンジョン配信業が世間でさかんに行われている。
底辺冒険者であり配信者のツヨシは、あるとき弱っていたスライムを持ち帰る。
ワラビと名付けられたスライムは、元気に成長した。
だがツヨシは、うっかり配信を切り忘れて眠りについてしまう。
翌朝目覚めると、めっちゃバズっていた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる