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一章
3.芸能スクール詐欺
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ライブ会場は新宿駅にあるらしい。駅から歩いて十五分ほどの場所にあるライブハウスの前はすでにファンらしき女の子たちが複数いた。二人は待っていたファンの子に手を振りながら、会場の中に入っていく。
地下の楽屋には同じグループのアイドルらしき男が三人いた。彼らは俺を見た途端、眉を寄せて複雑そうな顔をする。
「またマコトの犠牲者…?でも、カナタの時は失敗したろ?」
短髪にランニングシャツ姿の、いかにも体育会系の男は嫌そうに、隣の小柄でひょろっとした眼鏡の少年を指さした。指差された少年は『カナタ』と言うらしい。その指をペチンと叩く。
「ソウマさん、失敗ってなに!?」
「そのまんまの意味だよ!」
『ソウマ』と呼ばれた男は、あーでもないこーでもない言い合いながら最終的にプロレス技をかけあったりしている。年が離れている兄とは、そんな事をしたことがなかったので面食らった。でもちょっと楽しそうだなとも思った。
「うるせーな、埃が飛ぶからやめろ!」
マコトはカナタとソウマの二人を睨んで黙らせると、もう一人のアッシュグリーン色のサラサラな長髪の男の方を向いた。
「キョウ、タブレットある?」
キョウ、と呼ばれた少年もキリッとした目をした涼しげな美少年だった。ちょっと大人しい猫みたいでもある。キョウはマコトの問いかけに頷ずくと、大きなカバンからタブレットを取り出してマコトに手渡す。
マコトは俺をパイプ椅子に座らせ、自分も隣に座るとタブレット片手に流暢な説明を始めた。
「うるさくてごめんね。えーと、名前教えてもらえる…?」
「野上響…」
「響くんね!俺は、YBIのマコトって言います。俺たちはYour Best idol略してYBIっていう地下アイドルなんだけど。研修生は、毎月二万円のレッスン費を払ってもらえればなれるんだ。入会金はねえ、二十万円なんだけど、分割で月謝と一緒でオッケーだし、入会金二十万円て他の芸能スクールに比べたら超激安だよ?!あの男子アイドルグループで有名な事務所は四十万だから、ほら見て!」
楽屋に残ったYBIメンバーと思われる四人は俺をチラチラと見ながら、「ご愁傷様…」と、ひそひそ話をしている。
えーと、もしかして…俺って芸能スクールへ入会を勧められてる?しかも、メンバーと思われる人達のこの反応…。ひょっとして、目の前の男は俺を騙して会費を払わせようとしてる?タブレットの画面には確かに、『FUJISAKI芸能スクール』と表示されているが…。
「スクールに入ると、デビューできるの?」
「勿論!響くんは美少年だから、センターになっちゃうかもよ!?」
「ええっ?!」
「本当に、本当に。俺さっきメガネ取ってびっくりしたもん。目はぱっちり二重で、涙袋あって…鼻とか口の形も完璧だよね?響くんは間違いなく、俺史上最高のアイドルになれる逸材だよ…!運命しか感じないもん」
「ま、まさか……」
まさかと否定したのに、シオンから鋭い視線を感じた。睨まれている……!こ、怖い…!そんなに睨まれるような事してないと思うけど、何で?!寧ろ騙されそうな俺が怒る側じゃあ…?
「マコトお前バカだろ!家出少年が二十万円なんて大金あるかよ!」
「バカはお前だよ、シオン!見てみろこの響くんの服!全部ブランド物だ!YBIはとにかく今、金が必要なの!知ってるだろ、お前は社長の息子なんだから!」
服は母さんが買ってるから詳しくなかったけど、ブランド物だったんだ。見栄っ張りで子供はアクセサリー感覚の母さんらしい…。
マコトは俺に更に近づくと、ニコリと微笑んだ。
「それにさっき君の知り合いといた男、うちのメンバーなんだ。ひょっとして、研修生になってくれたらあの子を紹介できるかも…」
「そ、そんなのうそだろ…!?」
「本当、ほんと!」
マコトの笑顔を見て、少し恐怖を感じた。今日は家出するつもりで、全財産を持って来たからたぶん、リュックに二十万円くらいはいっている。でもそれが全財産なんだ。取られたら、どうしよう。助けてもらったからって、安易に着いて来てしまって…浅はかだった。いやむしろ、あれ自体が美人局ってやつじゃないのか…?!
リュックをギュッと抱きしめると、中でスマートフォンがブルブルと震えた。
マコトは振動するスマートフォンを指差す。
「なってるよ?」
「う、うん…」
完全に消音にするのって、どうやるんだっけ…?設定を変更するため恐る恐るスマートフォンの画面を開くと、メッセージが大量に表示された。
「『どこに行ったの?』『予備校に行かずに何してるの?』『探さないでってどう言うこと?』『お母さんが響に成績のこと、厳しく言うのはあなたのためなのよ!大丈夫、お母さんの言う通りにしていればあなたもちゃんと、お父さんみたいにお医者さまになれるわ。帰ってきなさい!』…って、響くんお医者様の息子なの!?!」
いつの間に隣から覗き込んでいたマコトが、母さんからのメッセージを読み上げてしまった。慌てて画面を隠すが、マコトの目は完全に¥マークになっている。やばい、完全に鴨とネギを見る目だ……!
マコトの声を聞いて、遠目で見ていた他のメンバー達が集まって来た。シオンは近距離で俺を上から下までジロジロと見た後、不愉快そうに目を細める。
「なにお前、お医者さんの息子なの?ひょっとしてお勉強が嫌で家から逃げてきたとか?」
「に、逃げたって……」
確かに逃げてきた。それは間違いない。でも…、あの時はそうするしか無かったんだ。何にも知らないくせに、『逃げた』とシオンに言われて、腹が立った。
「おいシオン、やめろ!大切な金ず…、じゃない、研修生候補いや、将来の仲間だぞ!」
マコトのやつ…。今、金蔓って言いかけた?
「おいマコト!一応、うちの事務所もオーディションがあるんだぞ!勝手に決めるなよ!」
「シオン…。大丈夫、落ちたやついねーよ。金さえあればな!」
落ちた奴がいない?やっぱりこれ、スクール費用をとる系の詐欺確定?!
「やっぱり俺、そういうのはちょっと…」
「えー?!なんで?!もう一度考えてよ!カッコいいアイドルになれば女の子にキャーキャー言われるし、ステージで歌って踊って、めちゃくちゃ楽しいよ?!」
「それだけ…?」
「あとは、なんだろうなぁ~。自分の居場所ができるよ。寮があるから、家出にはもってこいだろ?」
マコトは片眼をぱちっと瞑って、イタズラっぽく笑う。
自分の居場所……。
そうだ。自分の居場所を作ろう。もう、親の言いなりじゃなく、自分で『自分の居場所』を作るんだ…!
俺はリュックの中から封筒を取り出して、マコトに差し出した。
「これ、二十万円。俺を研修生にして。家に帰りたくない」
「マジかよ…。響くん、任せろ…!」
地下の楽屋には同じグループのアイドルらしき男が三人いた。彼らは俺を見た途端、眉を寄せて複雑そうな顔をする。
「またマコトの犠牲者…?でも、カナタの時は失敗したろ?」
短髪にランニングシャツ姿の、いかにも体育会系の男は嫌そうに、隣の小柄でひょろっとした眼鏡の少年を指さした。指差された少年は『カナタ』と言うらしい。その指をペチンと叩く。
「ソウマさん、失敗ってなに!?」
「そのまんまの意味だよ!」
『ソウマ』と呼ばれた男は、あーでもないこーでもない言い合いながら最終的にプロレス技をかけあったりしている。年が離れている兄とは、そんな事をしたことがなかったので面食らった。でもちょっと楽しそうだなとも思った。
「うるせーな、埃が飛ぶからやめろ!」
マコトはカナタとソウマの二人を睨んで黙らせると、もう一人のアッシュグリーン色のサラサラな長髪の男の方を向いた。
「キョウ、タブレットある?」
キョウ、と呼ばれた少年もキリッとした目をした涼しげな美少年だった。ちょっと大人しい猫みたいでもある。キョウはマコトの問いかけに頷ずくと、大きなカバンからタブレットを取り出してマコトに手渡す。
マコトは俺をパイプ椅子に座らせ、自分も隣に座るとタブレット片手に流暢な説明を始めた。
「うるさくてごめんね。えーと、名前教えてもらえる…?」
「野上響…」
「響くんね!俺は、YBIのマコトって言います。俺たちはYour Best idol略してYBIっていう地下アイドルなんだけど。研修生は、毎月二万円のレッスン費を払ってもらえればなれるんだ。入会金はねえ、二十万円なんだけど、分割で月謝と一緒でオッケーだし、入会金二十万円て他の芸能スクールに比べたら超激安だよ?!あの男子アイドルグループで有名な事務所は四十万だから、ほら見て!」
楽屋に残ったYBIメンバーと思われる四人は俺をチラチラと見ながら、「ご愁傷様…」と、ひそひそ話をしている。
えーと、もしかして…俺って芸能スクールへ入会を勧められてる?しかも、メンバーと思われる人達のこの反応…。ひょっとして、目の前の男は俺を騙して会費を払わせようとしてる?タブレットの画面には確かに、『FUJISAKI芸能スクール』と表示されているが…。
「スクールに入ると、デビューできるの?」
「勿論!響くんは美少年だから、センターになっちゃうかもよ!?」
「ええっ?!」
「本当に、本当に。俺さっきメガネ取ってびっくりしたもん。目はぱっちり二重で、涙袋あって…鼻とか口の形も完璧だよね?響くんは間違いなく、俺史上最高のアイドルになれる逸材だよ…!運命しか感じないもん」
「ま、まさか……」
まさかと否定したのに、シオンから鋭い視線を感じた。睨まれている……!こ、怖い…!そんなに睨まれるような事してないと思うけど、何で?!寧ろ騙されそうな俺が怒る側じゃあ…?
「マコトお前バカだろ!家出少年が二十万円なんて大金あるかよ!」
「バカはお前だよ、シオン!見てみろこの響くんの服!全部ブランド物だ!YBIはとにかく今、金が必要なの!知ってるだろ、お前は社長の息子なんだから!」
服は母さんが買ってるから詳しくなかったけど、ブランド物だったんだ。見栄っ張りで子供はアクセサリー感覚の母さんらしい…。
マコトは俺に更に近づくと、ニコリと微笑んだ。
「それにさっき君の知り合いといた男、うちのメンバーなんだ。ひょっとして、研修生になってくれたらあの子を紹介できるかも…」
「そ、そんなのうそだろ…!?」
「本当、ほんと!」
マコトの笑顔を見て、少し恐怖を感じた。今日は家出するつもりで、全財産を持って来たからたぶん、リュックに二十万円くらいはいっている。でもそれが全財産なんだ。取られたら、どうしよう。助けてもらったからって、安易に着いて来てしまって…浅はかだった。いやむしろ、あれ自体が美人局ってやつじゃないのか…?!
リュックをギュッと抱きしめると、中でスマートフォンがブルブルと震えた。
マコトは振動するスマートフォンを指差す。
「なってるよ?」
「う、うん…」
完全に消音にするのって、どうやるんだっけ…?設定を変更するため恐る恐るスマートフォンの画面を開くと、メッセージが大量に表示された。
「『どこに行ったの?』『予備校に行かずに何してるの?』『探さないでってどう言うこと?』『お母さんが響に成績のこと、厳しく言うのはあなたのためなのよ!大丈夫、お母さんの言う通りにしていればあなたもちゃんと、お父さんみたいにお医者さまになれるわ。帰ってきなさい!』…って、響くんお医者様の息子なの!?!」
いつの間に隣から覗き込んでいたマコトが、母さんからのメッセージを読み上げてしまった。慌てて画面を隠すが、マコトの目は完全に¥マークになっている。やばい、完全に鴨とネギを見る目だ……!
マコトの声を聞いて、遠目で見ていた他のメンバー達が集まって来た。シオンは近距離で俺を上から下までジロジロと見た後、不愉快そうに目を細める。
「なにお前、お医者さんの息子なの?ひょっとしてお勉強が嫌で家から逃げてきたとか?」
「に、逃げたって……」
確かに逃げてきた。それは間違いない。でも…、あの時はそうするしか無かったんだ。何にも知らないくせに、『逃げた』とシオンに言われて、腹が立った。
「おいシオン、やめろ!大切な金ず…、じゃない、研修生候補いや、将来の仲間だぞ!」
マコトのやつ…。今、金蔓って言いかけた?
「おいマコト!一応、うちの事務所もオーディションがあるんだぞ!勝手に決めるなよ!」
「シオン…。大丈夫、落ちたやついねーよ。金さえあればな!」
落ちた奴がいない?やっぱりこれ、スクール費用をとる系の詐欺確定?!
「やっぱり俺、そういうのはちょっと…」
「えー?!なんで?!もう一度考えてよ!カッコいいアイドルになれば女の子にキャーキャー言われるし、ステージで歌って踊って、めちゃくちゃ楽しいよ?!」
「それだけ…?」
「あとは、なんだろうなぁ~。自分の居場所ができるよ。寮があるから、家出にはもってこいだろ?」
マコトは片眼をぱちっと瞑って、イタズラっぽく笑う。
自分の居場所……。
そうだ。自分の居場所を作ろう。もう、親の言いなりじゃなく、自分で『自分の居場所』を作るんだ…!
俺はリュックの中から封筒を取り出して、マコトに差し出した。
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「マジかよ…。響くん、任せろ…!」
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