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はじまり
29話 旅人
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異世界から来た話をした後、俺は向こうの世界の事と自分の事を沢山話した。
俺が住んでいた街、俺の人生の師匠であるマスターの事、バイトしていた喫茶店の事。
そして美味しい食べ物!特にスイーツについて!!
こっちの世界なら卵も牛乳もあるし、まずはプリン辺りから作ってみようかな。他にもアイス、クレープやタルトとかもいい!カスタードなら作れるしな!生クリームも作れるかな?
厨房に慣れたら向こうの世界の食べ物を再現して、美味しかったらしっぽ亭で出そうという話まで出た。
「ナート、先生や友達には異世界から来た話は打ち明けるのか?」
「デアドさん、この世界の人にとって異世界って存在はどう映るだろう?怖い存在?それとワクワクするような存在だろうか?それによって先生や友達に話すか決めたいと思ってる。」
「うーん。そうだな…まず異世界というのが何なのか分からないって人が殆どだと思うぞ。説明を聞いたって、感覚的には行けない遠い国と然程変わらないだろう。
ただ先生の捉え方は違うと思うぞ。先生は知識人だ。あらゆる事を知っている。だから異世界というのは知識欲を刺激してワクワクする存在なんじゃないか。」
「知識欲か…そうだね、先生には話す事にするよ。」
……
…
ー翌日ー
「ナート、お主が渡り人だったとは…。でも確かにそれならお主の不可解だった言動が納得いくの。」
「渡り人?」
「異世界から来たものを渡り人、もしくは旅人と呼ぶんじゃ。」
「え?異世界から来た人の呼び方があるんですか?!」
「お主以外にも異世界から来た者がおったからの。」
「え?!!…ええぇぇえ!!!」
異世界から来た人が俺以外もいる?!なんか日本人がいない辺境の地で日本人に会えた様なそんな感じがする!懐かしい故郷の事を話し合える仲間がいるかもしれないのか!ちょっと嬉しいな!
そういえば…そなたらはどちらにもつながっておる旅人…女神様が言った旅人というのは世界を渡った者を指していたんだ、そなたらって言うのは異世界に来た人を指すのかな?
ならどちらにも繋がっているというのは何だろう?
「えぇ!俺全く知らないですよ!」
「デアド、お主が知らなくて当然じゃ。これは一部の者しか知らんからの。
国や教会などの上の者、もしくは異世界の者に深く関わった者しか知らん事じゃ。」
「俺は国に異世界から来たって報告するべきですか?」
「いや…今は止めておいた方が身の為じゃ。
噂で聞いた程度じゃが、異世界を調べてる組織があるみたいでの…。」
「調べる?」
「詳しくは分からんが、どうも向こうの世界に行く扉を作りたいみたいじゃ。世界を渡る為に沢山の生贄を集めてるとか、異世界の者をあちらへ送る実験に失敗し化け物を作り出したとか…色々な噂があるがどれも悪い噂ばかりじゃ。
ナート、お主はこちらに来て身体が若返ったと言っておったな、しかも獣人でもある。
あの組織にその事が知られたら何をされるか分からん…良くて軟禁かの。
決して他の者に異世界の者だと気付かれてはならんぞ。気をつけるのじゃ。」
「はい。」
「ナート!絶対お前をそんな組織にやらないからな!」
これじゃあ、異世界から来た旅人仲間を探すのは無理そうだな。軟禁されるのは嫌だし…。
異世界を調べてる組織か…俺も帰れるなら帰ってマスターにお別れと今迄のお礼を言いたい…でも危険を冒してまで帰りたいとは思わないし、こちらの世界に絶対に帰って来たい!
せめてマスターに手紙や声だけでも届いたらいいのに…。
「さてナート、お主の大好きなキキを用意したから異世界について話を聞かせてくれんかの?」
俺は大好きなキキを食べながら、先生達に向こうの世界の話をした。
魔法がない変わりにある便利な道具や大量の人を殺す悲惨な武器、色々な国がある事、戦争もある事。
治安を守る為の警察や非常事態の際に活躍する自衛隊という組織について、医療、教育…本当に様々な話をした。
「本当に面白いの!あの組織が扉を作りたい気持ちもわかるの!」
「せ、先生?!」
「ふぉふぉふぉ、心配せんでいい。行ってみたいとは思うが、犠牲を払ってでも行きたいとは思わんからの。
それに向こうの世界に行ったら、今度は儂が向こうの世界の者に捕まってしまいそうじゃ。魔法も使え無い様じゃし、向こうでは儂なんか唯の可愛いお爺ちゃんになってしまうの。悲しいのぉ。
ところで、お主の話じゃと向こうの世界に獣人はいない様じゃが、ナートはどうして獣人になったのか不思議じゃの。」
「本当になんでか…。」
「案外、こっちから向こうに行った人がいて、血を受け継いだのかもしれないぞ!なんてなっ!ハッハッ!」
「「… … …それだ(じゃ)!!」」
「へ?」
「それが一番辻褄が合うの!」
「デアドさん、冴えてる!」
「ま、まぁな!ハッハッハッ!!」
「そういえば、うちの祖父が記憶を無くして途方に暮れているのを祖母が家に連れて帰って面倒みてる内に、祖父が親族に気に入られて、結婚したって聞いた事があります。」
「記憶を無くしたってお前みたいだな!」
「こちらの世界から渡った可能性はあるの。
それでそのお爺様は?」
「祖父は海で事故にあって亡くなりました。」
「海で事故?」
「父がまだ20歳の頃に父と祖父の二人で船を借りて海に釣りに行き、天候が急変して船が転覆して祖父はそのまま行方不明に。父は見知らぬ土地に辿り着いて、そこで出会った母と結婚する事を決めて二人で帰って来たそうです。」
「お主の家族は不幸が多いの…特に海に関する事故が多い…自身も気をつけるのじゃぞ。
ところでそのお爺様の話を家族から聞いた時にこちらに繋がる様な話は聞かなかったかの?」
爺様の話か…
「ねぇ婆様、爺様ってどんな人だったの?」
「爺様かい?格好良くて紳士的で強い人だったよ。家族思いでもあったし、仲間思いでもあったね。
爺様に初めて会った時、記憶喪失で色々な事がよく分からなくてね、変な事ばっかりしてたんだよ。ふふっ。
でも一生懸命色々な事を覚えて、誰よりも色々な事が出来る様になってね。本当に尊敬の出来る人だった。
そういえば彼に記憶が戻ったら帰りたいか聞いたら、こちらに戻って来れる確証があるなら帰りたい、向こうでは命を狙われていたが仲間が待ってるからって言ってたの。
だから彼は案外生きていて仲間の元に戻ったんじゃないかって思ってるんだよ。」
……
…
「祖父について、一度祖母に尋ねた事があるんです。
祖父の話の中で、祖母が祖父に記憶が戻ったら帰りたいか聞いたら…こちらに戻って来れる確証があるなら帰りたい、命を狙われていたが仲間が待ってるからって言っていたらしいです。でも、こちらに繋がるはっきりした話は聞いた事無いです。」
「そうか…まぁ、分からなくても困る事は無いからの。
ところで、折角お主も獣人じゃと分かったから、次回からの鍛錬は獣の姿でやりなさい。
獣型に慣れてないと周りの者を傷つけてしまったり、間違って殺めてしまうからの。」
「はい!」
「ナート、俺は先生とちょっと話があるから、朝市に先に行ってガストやウルソに元気な姿見せてお礼言ってこい!二人とも凄い心配してたぞ!」
「わかった、美味しいガステル食べて待ってるね。
先生、色々ありがとうございました!」
「先生…さっきの話を聞いて思ったんですが、ナートのお爺様に心当たりが。」
「うむ、儂もそう思ったぞ。
ナートのお爺様は…セルト元辺境伯かの。」
俺が住んでいた街、俺の人生の師匠であるマスターの事、バイトしていた喫茶店の事。
そして美味しい食べ物!特にスイーツについて!!
こっちの世界なら卵も牛乳もあるし、まずはプリン辺りから作ってみようかな。他にもアイス、クレープやタルトとかもいい!カスタードなら作れるしな!生クリームも作れるかな?
厨房に慣れたら向こうの世界の食べ物を再現して、美味しかったらしっぽ亭で出そうという話まで出た。
「ナート、先生や友達には異世界から来た話は打ち明けるのか?」
「デアドさん、この世界の人にとって異世界って存在はどう映るだろう?怖い存在?それとワクワクするような存在だろうか?それによって先生や友達に話すか決めたいと思ってる。」
「うーん。そうだな…まず異世界というのが何なのか分からないって人が殆どだと思うぞ。説明を聞いたって、感覚的には行けない遠い国と然程変わらないだろう。
ただ先生の捉え方は違うと思うぞ。先生は知識人だ。あらゆる事を知っている。だから異世界というのは知識欲を刺激してワクワクする存在なんじゃないか。」
「知識欲か…そうだね、先生には話す事にするよ。」
……
…
ー翌日ー
「ナート、お主が渡り人だったとは…。でも確かにそれならお主の不可解だった言動が納得いくの。」
「渡り人?」
「異世界から来たものを渡り人、もしくは旅人と呼ぶんじゃ。」
「え?異世界から来た人の呼び方があるんですか?!」
「お主以外にも異世界から来た者がおったからの。」
「え?!!…ええぇぇえ!!!」
異世界から来た人が俺以外もいる?!なんか日本人がいない辺境の地で日本人に会えた様なそんな感じがする!懐かしい故郷の事を話し合える仲間がいるかもしれないのか!ちょっと嬉しいな!
そういえば…そなたらはどちらにもつながっておる旅人…女神様が言った旅人というのは世界を渡った者を指していたんだ、そなたらって言うのは異世界に来た人を指すのかな?
ならどちらにも繋がっているというのは何だろう?
「えぇ!俺全く知らないですよ!」
「デアド、お主が知らなくて当然じゃ。これは一部の者しか知らんからの。
国や教会などの上の者、もしくは異世界の者に深く関わった者しか知らん事じゃ。」
「俺は国に異世界から来たって報告するべきですか?」
「いや…今は止めておいた方が身の為じゃ。
噂で聞いた程度じゃが、異世界を調べてる組織があるみたいでの…。」
「調べる?」
「詳しくは分からんが、どうも向こうの世界に行く扉を作りたいみたいじゃ。世界を渡る為に沢山の生贄を集めてるとか、異世界の者をあちらへ送る実験に失敗し化け物を作り出したとか…色々な噂があるがどれも悪い噂ばかりじゃ。
ナート、お主はこちらに来て身体が若返ったと言っておったな、しかも獣人でもある。
あの組織にその事が知られたら何をされるか分からん…良くて軟禁かの。
決して他の者に異世界の者だと気付かれてはならんぞ。気をつけるのじゃ。」
「はい。」
「ナート!絶対お前をそんな組織にやらないからな!」
これじゃあ、異世界から来た旅人仲間を探すのは無理そうだな。軟禁されるのは嫌だし…。
異世界を調べてる組織か…俺も帰れるなら帰ってマスターにお別れと今迄のお礼を言いたい…でも危険を冒してまで帰りたいとは思わないし、こちらの世界に絶対に帰って来たい!
せめてマスターに手紙や声だけでも届いたらいいのに…。
「さてナート、お主の大好きなキキを用意したから異世界について話を聞かせてくれんかの?」
俺は大好きなキキを食べながら、先生達に向こうの世界の話をした。
魔法がない変わりにある便利な道具や大量の人を殺す悲惨な武器、色々な国がある事、戦争もある事。
治安を守る為の警察や非常事態の際に活躍する自衛隊という組織について、医療、教育…本当に様々な話をした。
「本当に面白いの!あの組織が扉を作りたい気持ちもわかるの!」
「せ、先生?!」
「ふぉふぉふぉ、心配せんでいい。行ってみたいとは思うが、犠牲を払ってでも行きたいとは思わんからの。
それに向こうの世界に行ったら、今度は儂が向こうの世界の者に捕まってしまいそうじゃ。魔法も使え無い様じゃし、向こうでは儂なんか唯の可愛いお爺ちゃんになってしまうの。悲しいのぉ。
ところで、お主の話じゃと向こうの世界に獣人はいない様じゃが、ナートはどうして獣人になったのか不思議じゃの。」
「本当になんでか…。」
「案外、こっちから向こうに行った人がいて、血を受け継いだのかもしれないぞ!なんてなっ!ハッハッ!」
「「… … …それだ(じゃ)!!」」
「へ?」
「それが一番辻褄が合うの!」
「デアドさん、冴えてる!」
「ま、まぁな!ハッハッハッ!!」
「そういえば、うちの祖父が記憶を無くして途方に暮れているのを祖母が家に連れて帰って面倒みてる内に、祖父が親族に気に入られて、結婚したって聞いた事があります。」
「記憶を無くしたってお前みたいだな!」
「こちらの世界から渡った可能性はあるの。
それでそのお爺様は?」
「祖父は海で事故にあって亡くなりました。」
「海で事故?」
「父がまだ20歳の頃に父と祖父の二人で船を借りて海に釣りに行き、天候が急変して船が転覆して祖父はそのまま行方不明に。父は見知らぬ土地に辿り着いて、そこで出会った母と結婚する事を決めて二人で帰って来たそうです。」
「お主の家族は不幸が多いの…特に海に関する事故が多い…自身も気をつけるのじゃぞ。
ところでそのお爺様の話を家族から聞いた時にこちらに繋がる様な話は聞かなかったかの?」
爺様の話か…
「ねぇ婆様、爺様ってどんな人だったの?」
「爺様かい?格好良くて紳士的で強い人だったよ。家族思いでもあったし、仲間思いでもあったね。
爺様に初めて会った時、記憶喪失で色々な事がよく分からなくてね、変な事ばっかりしてたんだよ。ふふっ。
でも一生懸命色々な事を覚えて、誰よりも色々な事が出来る様になってね。本当に尊敬の出来る人だった。
そういえば彼に記憶が戻ったら帰りたいか聞いたら、こちらに戻って来れる確証があるなら帰りたい、向こうでは命を狙われていたが仲間が待ってるからって言ってたの。
だから彼は案外生きていて仲間の元に戻ったんじゃないかって思ってるんだよ。」
……
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「祖父について、一度祖母に尋ねた事があるんです。
祖父の話の中で、祖母が祖父に記憶が戻ったら帰りたいか聞いたら…こちらに戻って来れる確証があるなら帰りたい、命を狙われていたが仲間が待ってるからって言っていたらしいです。でも、こちらに繋がるはっきりした話は聞いた事無いです。」
「そうか…まぁ、分からなくても困る事は無いからの。
ところで、折角お主も獣人じゃと分かったから、次回からの鍛錬は獣の姿でやりなさい。
獣型に慣れてないと周りの者を傷つけてしまったり、間違って殺めてしまうからの。」
「はい!」
「ナート、俺は先生とちょっと話があるから、朝市に先に行ってガストやウルソに元気な姿見せてお礼言ってこい!二人とも凄い心配してたぞ!」
「わかった、美味しいガステル食べて待ってるね。
先生、色々ありがとうございました!」
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ナートのお爺様は…セルト元辺境伯かの。」
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