男の子たちの変態的な日常

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50 変態教師

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 遅刻した僕はオロオロとあたりを見まわしているうちに、

「ちょっと、あなたッ!!!」

 後ろから甲高い男の声が響く。僕はビクッと飛び上がった。

「あなたよ、あなた。遅刻してきたでしょ? 今すぐこっちへいらっしゃい」

 僕はビクビクしながらゆっくり振り向く。と、そこに立っていたのは、天井に頭が届きそうなほど背の高い男だった。角張った顎、飛び出したノドチンコ、どこをどう見ても男に違いないのに、黒いロング丈のスーツを身につけている。しかも、スカートの前面には、太腿のあたりまでスリットが1本入っている。その下は黒い網タイツだ。
 この人は生活指導の外井げい先生。10センチヒールの音も高らかに僕の前まで歩み寄り、まるでショーケースの野菜でも値踏みするかのように、じっと僕を眺めまわした。

「遅刻してきた生徒にはお仕置きが必要ねぇ~♡ こっちへ来なさい!」

 言いかえす間も与えず、外井先生は僕の手をつかみ、ツカツカと廊下を歩きだした。

「えっと、今日は、その……」

 僕はずるずると引きずられるようについていきながら、必死に言いわけを考えていた。アッという間に生活指導室まで連れていかれてしまった。


ーーー


 僕は下半身丸裸の姿で窓の手すりに縛られ、ほどこうともがいた。

「んまぁ、可愛い~♡ なんて素敵な光景なのかしら」

 外井先生は僕の淫らな姿を見ながらグビッと喉を鳴らした。
 ランランと光り始める双眼から身を隠そうと努力するが、くねくねうねうね踊っているような動きしか出来ない。
 外井先生はうちの学校の可愛い男子生徒は全部食ってると噂されている。最近じゃ、めぼしいのがいなくなったから手当たり次第に襲ってるとか……。

「あなたは確かリョウ君とよく一緒にいるアキラ君だったわね。前から狙ってたのよ~♡」

 ふぇぇ……僕、狙われてたのぉ~!

「あらあら、怖がってるのね。でも、大丈夫よ。怖いのは最初だけ。すぐにハッピーにしてあげるから~♡」

 外井先生は厚化粧をしたごつい顔に笑みを浮かべてソロソロと近づいてくる。側までくると、甘い香水の匂いが鼻についた。
 なんとかして逃げ出そうと必死になる僕に、外井先生が迫る。両肩をつかんで分厚い唇を開き、尖った舌先を蛇のようにチロチロさせる。
 首筋を舐められ、背筋がゾクゾクッとあわだった。
 やめてッ! リョウ以外の人としたくない!!!
 と叫びたいが、口には僕のパンツが押し込まれてしまっている。
 激しくイヤイヤをすると、外井先生はクスッと笑った。
 助けて~、リョウッ!!!
 と絶叫したつもりが、声はすべてパンツに吸いこまれ、ンググ~としか響かない。

「うふふ、緊張してるのね。ウブな赤ん坊みたいに純情なアキラ君って、ス・テ・キ♡」

 外井先生はモアイそっくりの顔にマドンナの笑みを浮かべ、僕の顔を両手で挟んだ。唇にパンツが押し込まれているため、耳を責める。耳朶をはむはむとかみ、穴の入り口をペロペロする。そして、ゾクッと身を震わせる僕の股間に手を這わせた。
 見かけはゴツイけど、指のつくりは華奢で、ほっそりとしている。その指と指で輪をつくり、キュッキュッとペニスをしごいた。
 外井先生が強張りに舌を這わせ始めると、先端から透明な液体が溢れだしてくる。

「あぁら、これは何かしら? 汗? 違うわね。じゃあ、オシッコ? でもないわよねぇwww」

 知ってるクセに、外井先生はわざと知らんプリを決め込む。拘束された僕の剛棒をいたぶりながら、小さな乳首におぞましく舌を這わせる。

「あぁら、乳首が硬くなってきたわ♡ 可愛い男の子はみんな乳首をナメナメされるのが大好きなのよねぇ~」

 外井先生は荒々しく鼻で息をする僕のエッチなバナナをさすりつづける。潤滑液を指先ですくい、その指をタマ袋の後ろへもっていく。

「ムグッ!」

 液をまぶした外井先生の指で揉みしだかれ、菊門が少しずつ緩んでいく。
 ニュプッと中指がアヌスの中に入ってきた。そのまま、グチュグチュとかきまわされる。

「そろそろいいようね♡」

 よくないッ!
 よくないのだが、僕の意志とは裏腹に、体がおかしくなっている。快感を求めて、尻の穴がヒクヒクと痙攣している。
 外井先生はウキウキしながら部屋を見まわした。
 ドアの横にある洗面台から取ってきたのは、チューブ入りの歯磨き粉だった。素早くキャップを取って、鼻先でにおいをかぐ。

「う~ん、いい香。これで痛くしないで犯ってあげられるわ~♡」

 外井先生はいそいそとスカートのウエストをまわした。深く切れ込んだスリットの合間から棒状の悪魔を引っ張り出す。

「さぁ~てと、これから、どうしようかしら~?」

 もったいぶってウロウロする外井先生を、僕は潤んだ瞳で見上げた。
 外井先生は僕の前に立ち、誇張した自分のペニスを指先でさすると、もう片方の手で歯磨き粉を亀頭に塗りたくる。肉棒の次は僕の菊門だ。

「あうッ⁉︎」

 メンソール系の刺激を受け、僕は体は弓なりにのけぞった。
 にちゃにちゃといやらしい音をたてながら、歯磨き粉を僕の穴に塗り込んでいく。
 外井先生は欲望に濁った瞳で僕を見降ろし、その体を斜めにした。

「いいこと、今すぐパンツを取ってあげるわ。でも、叫んじゃダメよ。助けを呼ぶのもダメ。それが守れないなら、このままの格好で放置しちゃうわよ。約束守れるかしら?」

 僕はコクコクうなずいた。そして、パンツが抜き取られる。

「ぷはッ……今すぐ僕を解放してッ!!!」
「あらぁ、なんですって? よく聞こえなかったんだけど」

 外井先生は素知らぬ顔で僕の玉を袋の上からつねりあげた。

「いやぁ~、やめてッ!!!」
「ダメよぉ。約束を破った罰として思いっ切り貫いてあげちゃうわよ~♡」

 外井先生は僕の背後にまわって、右手を自分の竿にあてがい、狙いを定めた。

「ら、らめぇッ!!!」

 僕は腰を振っておぞましいペニスから逃れようと身悶える。歯磨き粉を塗られたアヌスが燃えるように熱くてたまらない。

「こんなにビンビンなのに、本当にやめて欲しいのぉ?」

 肉茎をこすられ、たまらずに片足が床から浮き上がる。背後から抱き締める外井先生に腰を押し付け、苦しげな息を悟られまいと、唇をかみ締める。

「それじゃあ、お楽しみの続きをしましょうねぇ~♡」

 その時、ゴツッという鈍い音が響き、僕に寄りかかっていた外井先生の体が突然力を失った。気絶したらしく、僕の足もとへくず折れてしまう。

「えッ???」

 振り向くと、手に消火器を持ったリョウが立っていて、僕に向かってニコッと笑いかけてくる。

「リョウッ!!! 助けに来てくれるって信じてたよ!」
「アキラが外井に連れていかれたのを見て心配になって来てみれば、この有り様だぁ。ギリギリ間に合って良かったぜ♡」

 リョウは僕の身体を抱き寄せ、首筋にキスをしてくれた。

「いつだってピンチの時に駆けつけてくれるリョウは僕の王子様だよ♡」
「ああ、いつだってアキラは俺が守ってやるさ♡」

 リョウはぐったりとなっている僕の耳もとにささやくと、優しく抱きしめて頭を撫で撫でし続けてくれた。
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