男の子たちの変態的な日常

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143 変態ジュニア〜前編〜

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 僕は久しぶりにカスケの御屋敷に遊びに来ていた。
 僕とカスケは2人っきりで屋敷の周囲を散歩していると、昔話に花が咲いた。

「いやはや、今思うと昔は楽しかったよ。毎日のようにアキラにも会えたしね♡」
「僕は今も楽しいよ。息子もすごく可愛いしね♡」

 屋敷の角をそっと曲がると、そこには僕が一緒に連れてきたアオイがいた。

「アオイ……てっきり屋敷の中で遊んでるもんだと思ってたよ♡」
「えへへ、広い御屋敷だから探検したくなっちゃって」
「アオイくん、今日は暑いから早くエアコンの効いた部屋に戻った方がいいよ。ほら、アキラもそろそろ戻るよ」

 僕たちはカスケに誘導されて玄関に入ると階段を昇っていった。
 二階の廊下の角を曲がり、奥に続く長い廊下のライトを点灯する。

「廊下、こんなに長いんだ。わぁ~、中庭もあるんだね♡」

 アオイが通路の窓から中庭を見下ろした。

「へぇ~、カスケの御屋敷って、プールもあったんだ。知らなかったよぉ」
「5年くらい前に作ったんだ。いつかアキラと一緒に泳ぎたいと思ってね♡」
「見て、スライダーまであるよ!」

 アオイは背伸びをして窓の下を指差しながら言った。

「すぐに泳げるよ。2人の水着も用意してあるからね♡」
「ありがとう、カスケ♡ アオイ、一緒にプール行くよ」
「わぁ~い♡」

 陽光を浴びて、プールの水面はキラキラと輝いていた。
 カスケはプールサイドにかがみ、水に触れた。日の光を浴びた水は冷たすぎることはない。カラフルなビーチパラソルと、ビーチチェアが三脚。
 カスケはミニスライダーの足元に向かい、モーターのスイッチを入れた。なめらかに滑るように、斜面に少量の水を流しっぱなしにする。

「きれ~い! 本格的だね♡」
「すご~い♡」

 やってきた僕とアオイが感嘆の声をあげた。
 カスケが用意してくれた水着は紺色のスクール水着だった。けれど、結構ハイレグで下半身の露出が大きい……。

「入ってもいい?」

 弾けるような笑顔でアオイが駆ける。

「アオイくん、ちょっと待って。最初にシャワーを浴びないとね」

 コの字型の内側の片隅にシャワーブースがあった。

「へぇ~、シャワーまでちゃんとあるんだ」
「きゃぁぁ! 冷た~い♡」

 カスケがコックを捻ると、僕たちは目を閉じながらシャワーの冷たさに絶叫した。

「ねえ、入ってもいい?」
「もちろん♡」

 アオイは駆け出し、いきなり本当に飛び込んだ。派手な水飛沫が上がり、一瞬虹がかかった。僕はプールサイドにかがむと、水温を手で確かめてから、そろりそろりと脚から入っていった。
 入り方に違いはあっても、そこから先は同じだった。僕たちはやっぱり血を分けた親子だ。水をかけ合い、速さを競い、水を飲んでしまって派手にむせる。

「ぼくも仲間に入れてよ♡」
「いいよ。カスケもこっちへおいでよ♡」

 カスケは額に上げた水中メガネをかけ、プールに入った。
 僕とアオイからカスケは水を浴びせられる。

「ねぇ、誰が水の中で一番長く息を止められるかやってみようよ」
「いいけど、変顔とかはなしだよ。じゃあ、せえの!」

 僕たちはざぶんと水の中に潜った。
 僕とアオイは酸素の消費を抑えるため、水の中でだらりと力を抜いている。
 ぶは~、とアオイが音をあげ、僕、カスケと顔を上げる。
 たわいない子供の水遊びだが、僕も童心に返って愉しんだ。ときおり、カスケは全くの偶然や、偶然を装ったりして、僕たちに触れた。

「ねえねえ、スライダーに乗ってみたい♡」

 アオイは満面の笑顔でカスケに言った。

「どうぞ、どうぞ♡ でも、プールサイドは走っちゃダメだよ。危ないからね」

 僕とアオイはプールから跳ね出た。
 カスケの言いつけを完全に破り、僕たちはプールサイドを走って、スライダーの短い階段を昇った。
 スライダーの最上段は、柵ではなく大きな丸い穴の開いた箱になっている。青いプラスチック製で、幼児用の家庭用遊具をそのまま巨大にしたような仕様だ。高めの天井には黄色い屋根もある。

「へえ、昇ってみると結構高いんだね」

 スロープもまっすぐではなく曲がりくねっていて、距離を稼ぐ設計になっている。
 まずはアオイが絶叫しながら滑っていった。スロープの裾は水面にかかっており、アオイはカスケの前で派手な水飛沫を上げた。

「うわッ⁉︎ あ、アオイくん?」

 水飛沫の煙幕に隠れる格好で、アオイが水に浸かったままカスケの股間のイチモツに触れてきた。偶然ではなく、はっきりとつかんでいる。
 一瞬で手を離し、水上に出てきたアオイは「ふひひ」と笑った。

「僕もいくよぉ~!」

 スライダーの上部に僕は腰を下ろした。
 ざっば~ん、と派手に滑った僕は、助け起こすように差し出されたカスケの両手をつかみながら、「面白~い♡」と水の中で何度も跳ねた。

「もっかい、やりた~い♡」

 小動物のような素早い動きでスライダーに昇ったアオイが、また歓声をあげながら滑っていく。僕はゆっくりとプールサイドに上がり、ステップに手をかける。
 カスケは海パンを太腿まで下ろし、勃起したペニスを剥き出しにした。
 水面を大きく揺らせながら滑っていくアオイは、カスケの意図を正確に察したように、ペニスをうまくつかんだ。あまつさえ、顔を出すわずかな間に、数回、前後にこするという神業を見せた。
 子供は面白いことなら、何度でも飽きずにやるものだ。
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