男の子たちの変態的な日常

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187 手作り変態模型

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 リョウは机の引き出しから何かを取り出して僕に見せてきた。
 リョウは手にしたものを僕の目の前に置いた。
 白い石膏で作った文庫本ほどの大きさの彫刻のようなものだ。僕はいったいなんだろうかとそれをしげしげと見つめた。

「なんだと思う?」

 そう言われても僕にはまったく分からない。
 真っ白な塊はその中央に筋が走っている。筋の左右には不定形な弧のような、これまた窪んだり盛りあがったりしている筋がある。

「こうしたら分かるか~?」

 リョウはその塊に、上から覆うようにして手のひらを置いた。そのまま中指を伸ばし中央の亀裂に添えた。
 僕ははっと驚いた。
 その石膏の塊が何を表わしたものであるのか分かると、僕は一瞬で赤くなってしまった。
 どうやらお尻の穴をかたどったもののようだ。こんな模型があるのだろうか。

「この石膏の塊はな、実はアキラのなんだ」

 あっけらかんとしてリョウは言う。僕には、すぐにはその意味が分からなかった。

「ある日、思いつきでアキラが寝てる時に取っておこうと思ってやってみたんだ。それ以来、気が向くと、定期的によくやるようになってなぁ。写真の方も残してるんだが、こうやって立体的に残しておいた方が実物っぽくて最高に可愛いだろ~♡」

 僕はただ顔を赤らめて俯くしかない。

「結構大変だったんだぜ。石膏を局部に充て凹状にしたものに、今度は逆に凸状で立体的になるように石膏を充て直すんだ。この技術を応用して俺専用のオナホールを作ってみたんだけど、どう思うよ?」

 リョウが俺に手渡してきたのは、樹脂でできているのだろうか、ちょうど手でギリギリ握れる程度の太さの筒だ。
 半透明で中央に穴が空き、その中にいくつものギザギザが刻まれているのが見える。

「こ、これがオナホール⁉︎……初めて見たよ」

 僕は思わず素で驚きの声を漏らしてしまう。

「せっかく作ってみたから、使っているところをアキラに見てほしいんだ」
「うん、別に構わないけど」

 リョウの股間に、僕はオナホを押しつけてやった。
 プルプルと独特の手触りをしたそれを握っていると、なんだか情けない気分になってくる。
 リョウの鼓動が高鳴り、お腹の底が火をつけられたかのように熱く火照ってきた。
 赤黒く、表皮に太い血管が何本も浮き上がった怒張が、雄々しく天を突いていた。
 悶々とため込んでいたリョウの欲求が一気に海綿体へ流れ込んできたような勢いだった。

「ンッ……何なんだろう、このリョウ特有の匂い♡ リョウの性器から漂ってくる、妙に癖になる匂い……はぁはぁッ」

 なんとか平静を装おうとしたが、僕の頰は明らかに熱くなっていく。
 零れる僕の吐息がかすれるたびに、リョウの下腹部の昂ぶりが勢いを増していく。
 発情している僕を喰らおうと、リョウが自分のペニスに命じているようだった。

「すまない、やっぱりオナホールはやめた! こんな玩具なんかじゃ俺の股間は満たされんぜ~ッ!」

 リョウはオナホールを投げ捨てると絶叫した。

「目の前で勃起チンポに興味津々な顔してるアキラにぶち込んでやらぁ~ッ!!!」
「あああ~ッ!」

 悲鳴を上げる僕だったが、決して逃げようとはしなかった。
 リョウは勃起ペニスの昂ぶりに背を押されるまま、力が入らない僕を押し倒すと、先端を股間へ押しつけてきた。
 なんとも言えない淫臭。リョウの腹の底が熱くなり、そそり立つ怒張がビクビクと力強い脈動を繰り返す。

「ま、まだ大きくなるの?」
「ああ、そうだぁ~♡ 目の前が晴れ渡った気分だせ!」

 僕を抱いて屈服させたいという強い衝動がリョウを獣へと変えていく。
 リョウは舌なめずりしつつ、僕のパンツの股布を摘んでゆっくりと横へずらしていく。
 透明の汁を溢れさせている恥ずかしい穴へ、リョウは怒張を力任せに突き入れていく。

「ああ、僕の……中が裂けちゃいそぉ~♡」
「アキラの中が広がって――の、呑み込まれてくぜぇ!!!」

 怒張を進めていくのに合わせ、卑猥な水音を響かせながら少しずつ広がっていく。
 細かな皺が刻まれた表面は奥に向かって波打ち、肉竿を歓迎するようにより深くまで迎えた。

「うへへ、やっぱりあんな玩具なんかよりもはるかにアキラの方が気持ちいいぜぇ~♡」
「……ひぎッ、ジンジンとぉ、お腹の奥に響いてくるぅ~♡」

 肉槍を根元まで沈め、行き止まりの壁を亀頭で執拗に突き上げてくる。
 僕は体を仰け反らせ、平静を保とうとしながらも甘く上擦る声を漏らす。

「あぁ、熱いぃ! 僕の熱が、お腹に伝わって……おほおッ!」
「ははッ、今の声いいぞぉ~! もっと俺のチンポを味わうんだぁ~♡」

 綻ぶ子宮口が亀頭を咥え込み、まるでストローみたいにチュウチュウと吸う。
 狂おしくリョウを欲している。僕の気持ちが伝わったようでリョウも昂ぶりを高めていった。
 だらしなく緩んだ表情で僕は喘ぎながら、恍惚に達する。
 リョウは全身が呑み込まれそうな快感に浸りながら吐精をし続けるのであった。
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