男の子たちの変態的な日常

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317 変態柱

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 呼吸には一瞬で体の状態を変える力があるということをご存知だろうか?
 呼吸法ほど即効性の高い健康法はないらしい。
 ゆっくりと深い呼吸をすると、すぐさま毛細血管の酸素を運ぶ全身の血流量がアップし、体の回復を早くさせたり、力を引き出したりすることができるようになる。
 さらに呼吸のときに吐く時間を長くすることでリラックス効果のある副交感神経が刺激され、自律神経を整えることも可能であり、呼吸の仕方次第でいくらでも人は健康になれるそうだ。
 集中力を高めたり、メンタルを安定させたりしてくれるため、僕は日頃から深い呼吸を意識して生活するようにしていた。


「アキラ、これ出来るか?」


 そう言うと、リョウは僕の目の前で500mlペットボトルに息を吹き込むだけで破裂させた。


「ファッ⁉︎」


 驚きのあまり思わず素っ頓狂な声を上げてしまう。


「頑張って何とかペットボトルぐらいなら破裂させられるようになったぞ。次はアキラぐらいの大きさがあるヒョウタンを破裂させられるぐらい肺活量を鍛え上げてやるぜwww」
「そうなんだ……そんなに鍛え上げて何がしたいのかは分からないけど、柱にでもなるのかなぁ?」
「まあ、あの世界なら余裕で柱級にまで出世できる自信があるぜwww」


 わりと冗談抜きでリョウならリアルで全集中の何とかを体得してしまうかもしれない。


「いいなぁ~、僕もリョウみたいに凄い呼吸をマスターしたいなぁ」
「よ~し、まずは俺のチンポを破裂させられるほどの変態の呼吸を身につけるんだwww」


 訳の分からないことを言いながらリョウは巨大に勃起したオチンポを露出させた。


「うわぁ、柱級のオチンポだぁ~♡」
「コイツを破裂させられたら、アキラに変態柱の称号が与えられること間違いなしだぜwww」
「う~ん、それはちょっと……」


 そう言いながらも、僕は野太く張ったリョウの柱の先端にちゅっと口付けていった。
 するとそれだけで、リョウは下半身を震わせた。
 僕は先端にキスしたままリョウを見上げると目が合った。
 僕はリョウを見上げたまま舌を覗かせると、ぺろりと舐めていった。


「ああ……」


 リョウがうめき、くなくなと下半身をくねらせる。
 僕は先端の裏側に舌を這わせていった。すると、リョウがさらに腰をくねらせた。ペニスがぴくぴく動く。
 相変わらず裏側が急所らしい。
 僕はペニスに吸いついていくと、そのまま先端を咥えて、じゅるっと吸っていく。勝手にそう口が動いていた。


「ああッ、アキラ♡」


 そう言って、リョウが腰を震わせて天を仰ぐ。
 僕はそのまま、反り返った胴体も咥え込むと同時に根元をしごき始める。
 しばらくリョウのペニスをしゃぶり続けると、早くも射精の兆しを見せた。


「うおお~、もう出そうだぜぇ♡」


 僕の口の中でペニスがぴくぴく動きまくると、その先端から白い飛沫が噴き出した。
 唇からペニスが暴れ回って飛び出ると、僕の額から目蓋に精液がかかってきた。鼻や頰、唇まで精液まみれとなっていく。


「顔中が俺色に染まったなぁ。綺麗だぜ、アキラ♡」


 そう言いながら、リョウは精液まみれの僕の顔を撫で始めた。
 僕はされるがままに任せている。リョウの精液を顔に浴びた瞬間、僕の中で何かがぷつっと切れた。
 変態の呼吸を極めたことでやがて透き通る世界へと行き着き、僕の頭の中の不要な思考が削がれ、純粋にセックスのみに全集中する。
 リョウが唇を舐めてきた。そのまま舌を入れてくる。僕は唇を閉じず、リョウの舌を自然に受け入れた。
 リョウは僕の舌を吸うことに全集中する。
 顔に精液を浴びてキスされているのに、無意識のうちに乳首が尖ってきていた。
 リョウはそこにしゃぶりついて、ちゅうちゅうと吸ってくる。


「はあッ、ああ……」


 甘い喘ぎがこぼれてきてしまう。


「ああッ、ああッ……はあ~ん♡」


 官能に全集中しているせいか、リョウの愛撫にすごく感じていた。
 僕はリョウを見つめた。リョウの目に自分の顔が映っている。好きな男を見つめる時のような表情で、僕はうっとりとしていた。
 もう少しでリョウは僕に入れてくる。僕の中を貫いてくる。
 自分の方から入れてと頼むのは恥ずかしい。じっとリョウを見つめて、好きだということを瞳で伝えよう。
 すると、リョウは僕をぎゅっと抱きしめてきた。と同時に、リョウの先端を割れ目に感じた。
 次の瞬間、リョウのペニスが僕の中を貫き通していた。
 リョウに僕は真正面から串刺しにされていく。


「ああ~、たまらねえぜ♡」


 そう言うと、リョウは腰を震わせた。僕はリョウを見上げながら、自分から腰を上下させる。


「ああッ、ああ~♡」


 リョウのペニスが、僕の中でぴくぴく動く。
 早くもリョウは2発目の射精をした。どくどく、どくどくと勢いよく噴き出した精液が僕の中で破裂するように駆け巡る。
 リョウの骨格・筋肉・内臓の働きさえも手に取るように分かるぐらい一つに交じり合った僕は透き通る官能の極みへと達するのであった。
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