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日常編
1 未来に響け、変態たちの産声よ!
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ここはどこだろう?
確か、僕はいつものようにBL作品を読み漁りながらオナニーをしていたはずなんだけど……。
驚いて心臓が高鳴る。深く息を吸い込むと、清涼な空気が肺をいっぱいに満たした。
「おや? 気がついたみたいですね♡」
すると、僕の目の前には背中に神々しい翼を持つ、光り輝く美しい人の姿をした天使?がいた。
「あなたは?」
「私は神様です♡」
「はあ……そうですか」
「あれ? あまり驚かないんですね♡ 物分かりがいい人間は大好きですよ~♡」
このパターンはweb小説で見たことがある。僕にはこの自称神様が次に言うセリフがなんとなく想像がついた。
「で、僕をどっか異世界に案内してくれるというわけですね?」
「おお、スゴイ♡ 君は心が読めるんですか?」
ほら、きた。よし、次はチート的な何かがもらえるパターンと読んだ。
「えっと、僕が欲しいスキルはとにかく最強なのがいいですね。パラメータはどれも最大値で異世界で俺tueee出来るぐらいのレベルでよろしくお願いします」
「……すきる? ぱらめえた? おれつええ? 何の話でしょうか?」
あれ⁉︎ 僕が想像してたのと何か違った!
これはどういうパターンなんだろ???
「……異世界に連れて行ってくれるんですよね?」
「はい、その通りです♡」
「えっと……今の状態のまま行くんですか?」
「まあ~、そういうことになりますね♡」
ええええええええッ⁉︎ そんなバカなッ!!!
チートがない僕なんて、ただのBL愛好家のヒキニートでしかないんですけど……。
「あの……その……僕、コミュ障のヒキニートなので、さすがに丸腰で異世界行くのは気が引けるんですけど……」
「残念ながら、もう元の世界に戻ることは出来ません♡ だって、あなたはテクノブレイクでお亡くなりになりましたからwww」
テクノブレイクって、確か長時間の自慰行為によって引き起こされる症状で発症すれば高確率で死ぬと言われているヤツのことじゃ……。
「って言うことは僕はオナニーしながら死んだってこと?」
「仰る通りです♡ あなたはBLで毎日50回以上のオナニーを繰り返したのが原因でテクノブレイクを発症し、亡くなったのですよ~♡ 部屋に篭ったまま出てこない貴方を心配した親御さんが様子を見に行くと、そこにはBL同人誌を前に、自らの息子を握り締めて倒れていた貴方の遺体があったというわけですwww」
そんなにも恥ずかしい死に方をしたのか、僕は……。
実の親にそんな情けない姿を見られたかと思うと、帰りたくても帰れない。もう、どうとでもなれ……。
「……分かりました。腹をくくって異世界に旅立ちたいと思います」
「は~い、じゃあ、さっそく送りますね♡」
そして僕の意識が遠のき始めた。消える前に神様の声が耳に聞こえた。
「それでは、お達者でぇ~♡ ――先にそっちに行ったヒビキくんとも仲良くしてあげてね♡」
ヒビキ? 先にそっちに行ったっていうことは、その人も僕と同じ異世界転移者なのかな?
足が地を離れて、身体がふわりと宙に漂うような感覚を覚えると次の瞬間、僕の意識は飛んでいた。
ーーー
気がついた時、僕はひとりだった。
辺りはひっそりとしている。どうやら深い森の中らしい。
これから、どうすればいいのだろう?
とりあえず僕は深い森の中を歩み出した。
それから数分後、鬱蒼とした深い森の中を歩く僕の鼻先に突然、樹上から茶色の粉がぶちまけられた。
その直後、僕は痙攣を起こして倒れこんだ。
全身が麻痺して動けなくなる。
「ああッ!……苦しい! 誰か助けて……」
すると、知らない間に十数人の男たちに取り囲まれていた。男たちは低い笑い声をあげて、僕の頭から足の先までをじろじろ眺め、しだいに包囲を挟め近づいてくる。
ひとりが僕の胸もとに手をかけると、服が大きく切り裂かれ、肌があらわになる。
「ぎゃあああッ!」
「へへへ、きれいな肌だ! うまそうだぜえ。なあ、お頭、やっちゃっていいかな」
よだれをこぼさんばかりの男たちを首領がしたり顔で見降ろす。
「ふん、このレベルなら高く売れるんだぞ。しょうがねえな、スケベ野郎どもが」
「いいんで? へへ、お楽しみだ。いいことしようぜぇ~♡」
許しが出るや、数人の男たちがよってたかって僕を押さえつけた。
「ああッ! いやあッ、あ! は、ああッ!」
僕は嫌悪に震えた。何をする気は分からないけど、こんな男たちには触られるのもいやだった。しかし、死にもの狂いで抗っても、ものすごい力でねじ伏せられてはどうにもできない。
すると、僕の身体の中に無理やり異物を押し入れようとしてきた。先走りの液でぬめり、太く凶悪で、それ自体が意思を持った生き物のように思える受け入れがたい熱い肉塊が僕の身体を穢そうと企む。
「いやあッ! やめてえーーーーーッ!」
男たちの下品な笑い声が僕を絶望の底に突き落とす。
まさか異世界に来て早々にこんな酷い目に遭うなんて夢にも思わなかった。
僕は恐怖で気が遠くなりそうになった。
男はあぐらをかき、自分の脚の上に向かい合わせにした僕の身体を座らせようとする。
アナルを割って侵入してこようとする硬い肉棒が下から僕のお尻を突き上げようとしたその瞬間、頭上から甲冑を身にまとった青年が降ってきた。
「死になッ!」
甲冑の青年は吐き捨てると、男の喉を鋭い鋼の鉤爪でえぐった。引き抜きざまに青年は男の肩を蹴って飛びのく。見る間に鮮血が噴き出した。
僕はぽかんとして、突然現れたこの青年に見入っていた。
柔らかな髪が乱れて肩にかかる、野生的な美青年だった。
「怖かっただろ? でも、もう大丈夫だ」
「なんだ、コイツはッ⁉︎」
仲間がやられたのに驚き、他の男たちが襲いかかってきた。
美青年は軽く身をかわす。
「ふざけやがって!」
数人が同時に美青年に斬りかかる。が、血を噴いて地面に倒れたのは男たちの方だった。
ーーー
小さな部屋のベッドに僕は横たわっていた。ふと目を覚まして、身を起こそうとする。
「無理するな、もう少し眠ってても大丈夫だぞ。気分はどう?」
「うん、大丈夫……助けてくれて、ありがとう」
「自己紹介がまだだったなぁ。俺の名は十六夜 響紀。気軽にヒビキって読んでくれ♡」
「ヒビキ……君が神様の言っていた異世界転移者だったんだね!」
僕がそう言うと、ヒビキはにっこり笑って頷いた。
「やっぱり、おまえも異世界転移者だったか! 嬉しいぜ、ようやく仲間が出来たぞ♡」
「ホント良かったぁ~、この世界に来たのが僕1人じゃなくて。僕の名前はミライ。元いた世界では未来のないヒキニートやってました……我ながら名前負けしてて情けない」
「ミライか、いい名前じゃないか! それに元いた世界のことなんて、もうどうでもいいだろ? 異世界にならミライの未来がきっとあるはずさ。一緒に掴みとろうぜ、俺たちの未来を!」
「未来か……よ~し、この世界でもう一度だけ頑張ってみよ♡」
今こうして僕の第2の人生が幕を開けた。
確か、僕はいつものようにBL作品を読み漁りながらオナニーをしていたはずなんだけど……。
驚いて心臓が高鳴る。深く息を吸い込むと、清涼な空気が肺をいっぱいに満たした。
「おや? 気がついたみたいですね♡」
すると、僕の目の前には背中に神々しい翼を持つ、光り輝く美しい人の姿をした天使?がいた。
「あなたは?」
「私は神様です♡」
「はあ……そうですか」
「あれ? あまり驚かないんですね♡ 物分かりがいい人間は大好きですよ~♡」
このパターンはweb小説で見たことがある。僕にはこの自称神様が次に言うセリフがなんとなく想像がついた。
「で、僕をどっか異世界に案内してくれるというわけですね?」
「おお、スゴイ♡ 君は心が読めるんですか?」
ほら、きた。よし、次はチート的な何かがもらえるパターンと読んだ。
「えっと、僕が欲しいスキルはとにかく最強なのがいいですね。パラメータはどれも最大値で異世界で俺tueee出来るぐらいのレベルでよろしくお願いします」
「……すきる? ぱらめえた? おれつええ? 何の話でしょうか?」
あれ⁉︎ 僕が想像してたのと何か違った!
これはどういうパターンなんだろ???
「……異世界に連れて行ってくれるんですよね?」
「はい、その通りです♡」
「えっと……今の状態のまま行くんですか?」
「まあ~、そういうことになりますね♡」
ええええええええッ⁉︎ そんなバカなッ!!!
チートがない僕なんて、ただのBL愛好家のヒキニートでしかないんですけど……。
「あの……その……僕、コミュ障のヒキニートなので、さすがに丸腰で異世界行くのは気が引けるんですけど……」
「残念ながら、もう元の世界に戻ることは出来ません♡ だって、あなたはテクノブレイクでお亡くなりになりましたからwww」
テクノブレイクって、確か長時間の自慰行為によって引き起こされる症状で発症すれば高確率で死ぬと言われているヤツのことじゃ……。
「って言うことは僕はオナニーしながら死んだってこと?」
「仰る通りです♡ あなたはBLで毎日50回以上のオナニーを繰り返したのが原因でテクノブレイクを発症し、亡くなったのですよ~♡ 部屋に篭ったまま出てこない貴方を心配した親御さんが様子を見に行くと、そこにはBL同人誌を前に、自らの息子を握り締めて倒れていた貴方の遺体があったというわけですwww」
そんなにも恥ずかしい死に方をしたのか、僕は……。
実の親にそんな情けない姿を見られたかと思うと、帰りたくても帰れない。もう、どうとでもなれ……。
「……分かりました。腹をくくって異世界に旅立ちたいと思います」
「は~い、じゃあ、さっそく送りますね♡」
そして僕の意識が遠のき始めた。消える前に神様の声が耳に聞こえた。
「それでは、お達者でぇ~♡ ――先にそっちに行ったヒビキくんとも仲良くしてあげてね♡」
ヒビキ? 先にそっちに行ったっていうことは、その人も僕と同じ異世界転移者なのかな?
足が地を離れて、身体がふわりと宙に漂うような感覚を覚えると次の瞬間、僕の意識は飛んでいた。
ーーー
気がついた時、僕はひとりだった。
辺りはひっそりとしている。どうやら深い森の中らしい。
これから、どうすればいいのだろう?
とりあえず僕は深い森の中を歩み出した。
それから数分後、鬱蒼とした深い森の中を歩く僕の鼻先に突然、樹上から茶色の粉がぶちまけられた。
その直後、僕は痙攣を起こして倒れこんだ。
全身が麻痺して動けなくなる。
「ああッ!……苦しい! 誰か助けて……」
すると、知らない間に十数人の男たちに取り囲まれていた。男たちは低い笑い声をあげて、僕の頭から足の先までをじろじろ眺め、しだいに包囲を挟め近づいてくる。
ひとりが僕の胸もとに手をかけると、服が大きく切り裂かれ、肌があらわになる。
「ぎゃあああッ!」
「へへへ、きれいな肌だ! うまそうだぜえ。なあ、お頭、やっちゃっていいかな」
よだれをこぼさんばかりの男たちを首領がしたり顔で見降ろす。
「ふん、このレベルなら高く売れるんだぞ。しょうがねえな、スケベ野郎どもが」
「いいんで? へへ、お楽しみだ。いいことしようぜぇ~♡」
許しが出るや、数人の男たちがよってたかって僕を押さえつけた。
「ああッ! いやあッ、あ! は、ああッ!」
僕は嫌悪に震えた。何をする気は分からないけど、こんな男たちには触られるのもいやだった。しかし、死にもの狂いで抗っても、ものすごい力でねじ伏せられてはどうにもできない。
すると、僕の身体の中に無理やり異物を押し入れようとしてきた。先走りの液でぬめり、太く凶悪で、それ自体が意思を持った生き物のように思える受け入れがたい熱い肉塊が僕の身体を穢そうと企む。
「いやあッ! やめてえーーーーーッ!」
男たちの下品な笑い声が僕を絶望の底に突き落とす。
まさか異世界に来て早々にこんな酷い目に遭うなんて夢にも思わなかった。
僕は恐怖で気が遠くなりそうになった。
男はあぐらをかき、自分の脚の上に向かい合わせにした僕の身体を座らせようとする。
アナルを割って侵入してこようとする硬い肉棒が下から僕のお尻を突き上げようとしたその瞬間、頭上から甲冑を身にまとった青年が降ってきた。
「死になッ!」
甲冑の青年は吐き捨てると、男の喉を鋭い鋼の鉤爪でえぐった。引き抜きざまに青年は男の肩を蹴って飛びのく。見る間に鮮血が噴き出した。
僕はぽかんとして、突然現れたこの青年に見入っていた。
柔らかな髪が乱れて肩にかかる、野生的な美青年だった。
「怖かっただろ? でも、もう大丈夫だ」
「なんだ、コイツはッ⁉︎」
仲間がやられたのに驚き、他の男たちが襲いかかってきた。
美青年は軽く身をかわす。
「ふざけやがって!」
数人が同時に美青年に斬りかかる。が、血を噴いて地面に倒れたのは男たちの方だった。
ーーー
小さな部屋のベッドに僕は横たわっていた。ふと目を覚まして、身を起こそうとする。
「無理するな、もう少し眠ってても大丈夫だぞ。気分はどう?」
「うん、大丈夫……助けてくれて、ありがとう」
「自己紹介がまだだったなぁ。俺の名は十六夜 響紀。気軽にヒビキって読んでくれ♡」
「ヒビキ……君が神様の言っていた異世界転移者だったんだね!」
僕がそう言うと、ヒビキはにっこり笑って頷いた。
「やっぱり、おまえも異世界転移者だったか! 嬉しいぜ、ようやく仲間が出来たぞ♡」
「ホント良かったぁ~、この世界に来たのが僕1人じゃなくて。僕の名前はミライ。元いた世界では未来のないヒキニートやってました……我ながら名前負けしてて情けない」
「ミライか、いい名前じゃないか! それに元いた世界のことなんて、もうどうでもいいだろ? 異世界にならミライの未来がきっとあるはずさ。一緒に掴みとろうぜ、俺たちの未来を!」
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