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日常編
6 変態ダンジョン〜後編〜
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立ち入る者全てを拒んできた巨扉も、ヒビキにかかってはなす術もなかった。
わずかに軋む鈍い音を立てながら、少しずつ開いていく。
いよいよ、歴史に埋もれた地下神殿の全貌が明らかになる時がきた。
「おお~……」
扉の奥にひろがった神殿の内部に入った僕たちは、その壮麗さに言葉を失った。
そこは直径80メートルはあろうかと思われる円形の大ホールだった。
まばゆい光に満ちあふれた神殿内の、白い壁全てが光り輝いていた。天井までおよそ30メートルはある壁や、柱の装飾も、古代美術様式の集大成といった趣がある。
神殿の空気は、ひんやりと澄んでいた。とても地の底に造られ、何千年も閉ざされていた遺跡の中とは思えない。
ホールの中央には一糸纏わぬ美しい肢体をさらけ出した慈悲深い優美な笑みを浮かべた美少年の像が清らかな光に照らされていた。
僕たちは、はるかな時を超えた神々しいまでに荘厳な雰囲気に、しばし浸っていた。
当時最高の技術で造られたとはいえ、ここは構造、材料、建築様式など、すべてが上のダンジョンとは段違いだ。第一、これだけの規模施設を地下深くに造るだけでも、想像を絶するほどの時間と人員が必要とされたに違いない。
「――いよいよ、お宝とのご対面だぜ」
お宝が眠る場所を目前にして、ヒビキは胸が高鳴るのを感じた。
「ぎゃあああッ!」
表皮のとろけた不定型で骨も外骨格もないゆるゆるとしたモンスターが流れるようにこちらに移動してきた。
ゲル状の肉体からは、いくつもの触手が絡み合いながらのびている。折れ曲がる手脚が床に粘液を残しながら這いずり、粘つく音をたてて近づいてくる。
「コイツは『淫獣』だ! 人間を襲い、犯してから殺す恐ろしいモンスターなんだッ!」
触手がのたうちながらも素早く宙を飛んできて、僕の脚を絡め取った。
力ずくで引き寄せられ、粘液のへばりついた僕の肌がひりひりと痛む。
触手が巻きつくと服が溶けていき、いくつもの節のある淫獣の手が僕の脚を捉えて開かせる。
怪物から、ぬらぬらといやらしく黒光りのする太い棒がせりだしている。所々に奇妙なコブが突き出た、異形のペニスだった。
無理やり大きく開かされた両脚の向こう側から、巨大なペニスがじわじわと近づいてくる。
先端から溶けたゼリーのような透明な粘液がにじみ出て、全体をぬめらせていた。
お尻に押しつけられた熱い怪物の凶器が僕のアナルをこじ開けようとする。
「ひッ、いやッ!」
アナルを引き裂かれるような痛みに僕は身体を硬直させた。魔性の生き物の巨大な影がのしかかってくる。
もうだめ……と僕が覚悟した時、一陣の紅蓮の突風が地下神殿を吹き抜けた。
目にもとまらぬ速さで火炎の風の刃が淫獣の体を腹部から真っ二つに切り裂いた。
ぽろっと崩れ落ち、溶けて泡立つゼリー状の塊になった体は、しゅうしゅう音をたてて蒸発していく。
「ミライ、大丈夫か⁉︎ もう平気だぞ、俺が一撃で倒したからな♡」
「ああ、ヒビキ!……」
僕の身体から力が抜けていった。
「おや、すごい格好だな♡」
「え? あ!……うああーッ!」
着ているものは淫獣の体液で溶かされ、裸同然になっていた。
身体中に粘液が絡みつき、軽い火傷をしたように肌が赤く染まっている。
両脚を大きく開いたままだったのに気づき、慌てて脚を閉じたが、ヒビキはその足首をつかんで、力まかせにひろげさせた。
「ミライ、ヤツに突っこまれたりしなかったか?」
「えっと、それは……」
「答えるんだ! ここに入れられたのか?」
遠慮のないヒビキの指がお尻に触れ、アナルを押しひろげて上下に肛門の中を軽くこする。
淫らな指の感触に、ビクンと、僕の腰が震えた。
「うわあッ! やめて……い、入れられてなんかいないよ」
「本当だな? 突っこまれてなきゃなんとかなるが、あれの体液は男を狂わす毒だ!」
「え⁉︎ 嘘、ホントに?」
「この俺がミライに嘘をつくと思うか? ミライの身体に毒を中和するための精を注いでやるから安心して俺に身を任せろ!」
「はぅぅ‼︎」
戸惑う僕の目の前にヒビキはいきなりペニスを突きだした。
「さあ、言うとおりにするんだ。こいつを握ってみろ……」
「……こう?……ああッ!」
僕は驚いて手を離す。手の中で、ペニスがふいにビンッと脈打ったのだ。
「うわッ、すごく動いた! 生きてるみたい」
「生きてるに決まってるだろ」
「だって、急に大きくなったんだもん。もうこんなに熱く硬くなってる♡」
「ミライのためさ♡ いいか、そうっと……そうそう、こすって」
言われたとおり、僕はおずおずと勃起し始めたペニスをこすりあげた。
「おおッ……ん、いいぞ、ミライ♡」
無器用だけど、丹念な僕の奉仕によってヒビキは思わずうめき声をもらしてしまう。
さらに快感が高まるにつれ、腰を激しく揺すりたてる。
「ミライ、もう出るぞッ!」
めくるめく快感に翻弄されたヒビキの剛直から、勢いよく大量の精液がほとばしり、その飛沫は容赦なく僕の身体に浴びせられた。
「はぅ……」
僕は身体についた精液を指先でぬぐってみる。
ヒビキは少し赤くなって、僕の髪をつかみ、顔を下腹部に引き寄せる。
「え? な、何……待って……う! んんッ、く!」
僕の言葉をさえぎるように無理やり可愛らしい唇にペニスを押しこむ。
苦しがって逃れようとするのもかまわず、頭を押さえつけて、また喉まで突き入れた。
顔を振って僕がもがくことが、また快感を呼び起こす。
再び射精しそうになったヒビキは、すかさずペニスを口から引き抜き、困惑する僕の顔に白い樹液をぶちまける。
それを何度か繰り返されると、僕の身体は汗と精液で洗われたようになり、ぐっしょりと濡れそぼった。
ぼうっとした状態の僕は切なげに大きく吐息をつく。
「なんだか、ちょっぴり不思議な感じ♡」
ヒビキは僕を抱き締めた。何度も射精したのにペニスは再び硬く勃起していた。
クエストそっちのけで僕はヒビキの胸にぐったりともたれこんだまま、次の日の朝まで地下神殿の中で抱かれ続けた。
わずかに軋む鈍い音を立てながら、少しずつ開いていく。
いよいよ、歴史に埋もれた地下神殿の全貌が明らかになる時がきた。
「おお~……」
扉の奥にひろがった神殿の内部に入った僕たちは、その壮麗さに言葉を失った。
そこは直径80メートルはあろうかと思われる円形の大ホールだった。
まばゆい光に満ちあふれた神殿内の、白い壁全てが光り輝いていた。天井までおよそ30メートルはある壁や、柱の装飾も、古代美術様式の集大成といった趣がある。
神殿の空気は、ひんやりと澄んでいた。とても地の底に造られ、何千年も閉ざされていた遺跡の中とは思えない。
ホールの中央には一糸纏わぬ美しい肢体をさらけ出した慈悲深い優美な笑みを浮かべた美少年の像が清らかな光に照らされていた。
僕たちは、はるかな時を超えた神々しいまでに荘厳な雰囲気に、しばし浸っていた。
当時最高の技術で造られたとはいえ、ここは構造、材料、建築様式など、すべてが上のダンジョンとは段違いだ。第一、これだけの規模施設を地下深くに造るだけでも、想像を絶するほどの時間と人員が必要とされたに違いない。
「――いよいよ、お宝とのご対面だぜ」
お宝が眠る場所を目前にして、ヒビキは胸が高鳴るのを感じた。
「ぎゃあああッ!」
表皮のとろけた不定型で骨も外骨格もないゆるゆるとしたモンスターが流れるようにこちらに移動してきた。
ゲル状の肉体からは、いくつもの触手が絡み合いながらのびている。折れ曲がる手脚が床に粘液を残しながら這いずり、粘つく音をたてて近づいてくる。
「コイツは『淫獣』だ! 人間を襲い、犯してから殺す恐ろしいモンスターなんだッ!」
触手がのたうちながらも素早く宙を飛んできて、僕の脚を絡め取った。
力ずくで引き寄せられ、粘液のへばりついた僕の肌がひりひりと痛む。
触手が巻きつくと服が溶けていき、いくつもの節のある淫獣の手が僕の脚を捉えて開かせる。
怪物から、ぬらぬらといやらしく黒光りのする太い棒がせりだしている。所々に奇妙なコブが突き出た、異形のペニスだった。
無理やり大きく開かされた両脚の向こう側から、巨大なペニスがじわじわと近づいてくる。
先端から溶けたゼリーのような透明な粘液がにじみ出て、全体をぬめらせていた。
お尻に押しつけられた熱い怪物の凶器が僕のアナルをこじ開けようとする。
「ひッ、いやッ!」
アナルを引き裂かれるような痛みに僕は身体を硬直させた。魔性の生き物の巨大な影がのしかかってくる。
もうだめ……と僕が覚悟した時、一陣の紅蓮の突風が地下神殿を吹き抜けた。
目にもとまらぬ速さで火炎の風の刃が淫獣の体を腹部から真っ二つに切り裂いた。
ぽろっと崩れ落ち、溶けて泡立つゼリー状の塊になった体は、しゅうしゅう音をたてて蒸発していく。
「ミライ、大丈夫か⁉︎ もう平気だぞ、俺が一撃で倒したからな♡」
「ああ、ヒビキ!……」
僕の身体から力が抜けていった。
「おや、すごい格好だな♡」
「え? あ!……うああーッ!」
着ているものは淫獣の体液で溶かされ、裸同然になっていた。
身体中に粘液が絡みつき、軽い火傷をしたように肌が赤く染まっている。
両脚を大きく開いたままだったのに気づき、慌てて脚を閉じたが、ヒビキはその足首をつかんで、力まかせにひろげさせた。
「ミライ、ヤツに突っこまれたりしなかったか?」
「えっと、それは……」
「答えるんだ! ここに入れられたのか?」
遠慮のないヒビキの指がお尻に触れ、アナルを押しひろげて上下に肛門の中を軽くこする。
淫らな指の感触に、ビクンと、僕の腰が震えた。
「うわあッ! やめて……い、入れられてなんかいないよ」
「本当だな? 突っこまれてなきゃなんとかなるが、あれの体液は男を狂わす毒だ!」
「え⁉︎ 嘘、ホントに?」
「この俺がミライに嘘をつくと思うか? ミライの身体に毒を中和するための精を注いでやるから安心して俺に身を任せろ!」
「はぅぅ‼︎」
戸惑う僕の目の前にヒビキはいきなりペニスを突きだした。
「さあ、言うとおりにするんだ。こいつを握ってみろ……」
「……こう?……ああッ!」
僕は驚いて手を離す。手の中で、ペニスがふいにビンッと脈打ったのだ。
「うわッ、すごく動いた! 生きてるみたい」
「生きてるに決まってるだろ」
「だって、急に大きくなったんだもん。もうこんなに熱く硬くなってる♡」
「ミライのためさ♡ いいか、そうっと……そうそう、こすって」
言われたとおり、僕はおずおずと勃起し始めたペニスをこすりあげた。
「おおッ……ん、いいぞ、ミライ♡」
無器用だけど、丹念な僕の奉仕によってヒビキは思わずうめき声をもらしてしまう。
さらに快感が高まるにつれ、腰を激しく揺すりたてる。
「ミライ、もう出るぞッ!」
めくるめく快感に翻弄されたヒビキの剛直から、勢いよく大量の精液がほとばしり、その飛沫は容赦なく僕の身体に浴びせられた。
「はぅ……」
僕は身体についた精液を指先でぬぐってみる。
ヒビキは少し赤くなって、僕の髪をつかみ、顔を下腹部に引き寄せる。
「え? な、何……待って……う! んんッ、く!」
僕の言葉をさえぎるように無理やり可愛らしい唇にペニスを押しこむ。
苦しがって逃れようとするのもかまわず、頭を押さえつけて、また喉まで突き入れた。
顔を振って僕がもがくことが、また快感を呼び起こす。
再び射精しそうになったヒビキは、すかさずペニスを口から引き抜き、困惑する僕の顔に白い樹液をぶちまける。
それを何度か繰り返されると、僕の身体は汗と精液で洗われたようになり、ぐっしょりと濡れそぼった。
ぼうっとした状態の僕は切なげに大きく吐息をつく。
「なんだか、ちょっぴり不思議な感じ♡」
ヒビキは僕を抱き締めた。何度も射精したのにペニスは再び硬く勃起していた。
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