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第28話 エイミアの独白
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ランド山の麓に下りると、待っていたのは意外な忙しさであった。
警備隊は本来の仕事に戻るべく行動しだしたし、俺達はそれぞれがその役割に追われたからだ(俺を除く)。
スミスは、山頂でおたおたしていたのが嘘のように、街に出るとてきぱきと仕事をこなした。
俺達を捕縛しにきた兵士達の半分を通常の業務に戻し、更に半分を担当地区に帰す指示を出す。
そして、自らは地元の薬屋と交渉して、エイミアが摘んだ薬草類を製品の形にする約束を取り付けたのだった。
エイミアは当初、薬草類を馬車で持っていくことを主張した。
しかし、その主張は、ヘレンによってあっさり却下された。
「これから王都に行って、それからホロン村に帰る頃には、薬草が全部枯れてダメになってしまうわよ」
と言われて……。
スミスもヘレンの意見に同調した。
ただ、エイミアの気持ちを汲んだのか、こんな提案をしたのだ。
「薬草類を薬屋に持ち込み、薬として使えるように加工してもらってからホロン村に送ってもらったらどうか?」
と……。
もちろん、ただでやってもらうわけにはいかないので、加工料として、摘んだ薬草の半分を譲り渡すことを条件にだ。
エイミアとしては、ブランに任せてきた薬屋の在庫が尽きることを何より恐れていたので、薬草を摘んできた本人としては不本意ながらも、結局、次善の案を了承したのだった。
「ねえ……、コロ。この頃、寝る前に身体を洗ってあげてないから、気持ちが悪くない?」
「……、……」
エイミアがこんなことを俺に呟いたのは、あと一日で王都に着くという、馬車の中でのことだった。
エイミアは、相変わらず俺と話すときだけは滑舌良く喋る。
警備隊の数はスミスを含めて四十人そこそこ……。
ものものしいとまでは言えなかったが、それでも、罪人を護送するには十分すぎる数だ。
ただ、この人数は見せかけだけのもので、拘束せずとも三人の娘が逃げないことを承知しているため、警備隊に緊張した雰囲気はなかった。
「私、本当はもう、ホロン村に帰りたいの……」
「……、……」
「スミスさんも、警備隊の人達も、皆、私達に良くしてくれるわ」
「……、……」
「でも、長く空けているから、定食屋のおばさんは心配していると思うの……」
「……、……」
「コロだって、いつも食べているハムが恋しくならない?」
「……、……」
呟くエイミアの向かいで、ヘレンは瞑想をしている。
アイラは御者台で、黙って馬を操っている。
「薬は送られているはずだから、お店は大丈夫だと思うの。ブランさんって、最初は戦うことだけが得意な人なのかと思ったけど、凄くしっかりなさっているから……。だから、村の人達が困るようなことはないわ」
「……、……」
「でも、私が言いたいのは、そう言うことではないの」
「……、……」
エイミアは、膝の上の俺を抱き上げ、頬ずりをしてくれる。
そう言えば、ここ二、三日、頬ずりしてもらってなかったなあ……。
「私ね、王宮に行くのが怖いの……」
「……、……」
「デニス国王様やルメール宰相様、アリストス様……。皆さん、偉い人なのに全然そんな感じではなく、親切だったわ。デニス国王様なんて、本当のお祖父さんみたいな気がしたもの」
「……、……」
……って言うか、エイミアにかかると、皆、良い人になっちゃうな。
少なくとも、俺は、軽薄なアリストスが良い人だとは思えないが……。
「でもね……。あの王宮には、得体の知れない悪意を感じるの。上辺では推し量れない、ドロドロとした執拗な悪意を……」
「……、……」
「こんなことを言っても、コロは信じてくれないわよね?」
「……、……」
「だって、私はヘレンみたいに占い師ではないから……」
「……、……」
「王宮だって、この間初めて行っただけだから、コロも私が勘違いしているだけだと思うでしょう?」
「……、……」
エイミアは、もう一度、俺に頬ずりをする。
「いえ……。エイミア、私も感じたわ。何者かが悪意を隠しているのを」
「へ……、ヘレン?」
突然、ヘレンがエイミアの独り言に割って入った。
「そうだな……。あたしもそう思っていたよ。何て言うか、こう、後頭部の髪の毛をちりちりと引っ張られるような感じがしてたよ」
「あ……、アイラも?」
御者台の上から、前を向いたままアイラが言った。
「よ……、良かったわ。ふ……、二人とも同じように感じていてくれて」
「ごめんなさいね……、エイミア。あなたを必要以上に怖がらせたくなかったから、黙っていたのよ」
「……、……」
「占い師の職に懸けて断言するわ。諸悪の根源は、あの王宮にある。それを確かめに、どうしても私達はもう一度王宮に行かないといけないわ」
「……、……」
「でも、安心して……。エイミアには、アイラも私も、コロだって付いているんだから」
「……、……」
「決して負けないし、きっと、悪意の源を特定してみせるわ」
「……、……」
ヘレンは力強く請け負った。
そして、瞑っていた目を開けると、エイミアにニッコリと微笑んだ。
「へ……、ヘレンには、も……、もう、その悪意が誰のものなのか分かっているの?」
「ええ……。見当は付いているわ。ただ、今のところ推測に過ぎないから、ちゃんと確かめてみないとね」
「……、……」
「まずは、警備総長に聞かないと……。もし、私の推測が合っているのなら、警備総長は重大な事実を教えてくれるはずだわ」
そうか……。
やはり、ヘレンは分かっていたんだ。
そうだよな……。
そうじゃなきゃ、火中のクリを拾うようなことをしないよな。
エイミアは、安心したのか、ヘレンに向かって深くうなずいて見せた。
今まで、その胸の内に不安を抱えていたんだよね。
ごめん……、エイミア。
気づいてあげられなくて……。
「昼食にいたしましょう……」
馬車の外から、スミスの声がした。
もしかすると、今の話を聞かれたかな?
まあ、聞かれても、スミスには何のことかは分からないだろうから、問題ないが……。
それよりさあ……、スミス。
俺の食事なんだけど、もう少し何とかならないかな?
ここのところ、パンの耳ばかりなんだけど……。
ハムをくれとは言わないけど、せめて、パンの耳をミルクにひたして出すくらいはしてよ。
「す……、スミスさん」
「何でしょう? エイミアさん」
「あ……、あの、こ……、コロの食事なんですけど……」
「コロ? ああ、猫のことですか。猫の食事が何か?」
「す……、すいませんが、ぱ……、パンをミルクにひたしてあげてくれませんか?」
「……、……」
おおっ!
エイミアは気がついていてくれたんだ。
さすがに、俺のことは何でも分かってるなあ……。
「了解しました。食事係に言いつけておきます」
「……、……」
スミスはエイミアの要求を素直に受けると、馬を駆り、一行の先頭に並びかけた。
そして、
「行軍止めっ! 昼食にする」
と、警備隊に指示を出すのだった。
警備隊は本来の仕事に戻るべく行動しだしたし、俺達はそれぞれがその役割に追われたからだ(俺を除く)。
スミスは、山頂でおたおたしていたのが嘘のように、街に出るとてきぱきと仕事をこなした。
俺達を捕縛しにきた兵士達の半分を通常の業務に戻し、更に半分を担当地区に帰す指示を出す。
そして、自らは地元の薬屋と交渉して、エイミアが摘んだ薬草類を製品の形にする約束を取り付けたのだった。
エイミアは当初、薬草類を馬車で持っていくことを主張した。
しかし、その主張は、ヘレンによってあっさり却下された。
「これから王都に行って、それからホロン村に帰る頃には、薬草が全部枯れてダメになってしまうわよ」
と言われて……。
スミスもヘレンの意見に同調した。
ただ、エイミアの気持ちを汲んだのか、こんな提案をしたのだ。
「薬草類を薬屋に持ち込み、薬として使えるように加工してもらってからホロン村に送ってもらったらどうか?」
と……。
もちろん、ただでやってもらうわけにはいかないので、加工料として、摘んだ薬草の半分を譲り渡すことを条件にだ。
エイミアとしては、ブランに任せてきた薬屋の在庫が尽きることを何より恐れていたので、薬草を摘んできた本人としては不本意ながらも、結局、次善の案を了承したのだった。
「ねえ……、コロ。この頃、寝る前に身体を洗ってあげてないから、気持ちが悪くない?」
「……、……」
エイミアがこんなことを俺に呟いたのは、あと一日で王都に着くという、馬車の中でのことだった。
エイミアは、相変わらず俺と話すときだけは滑舌良く喋る。
警備隊の数はスミスを含めて四十人そこそこ……。
ものものしいとまでは言えなかったが、それでも、罪人を護送するには十分すぎる数だ。
ただ、この人数は見せかけだけのもので、拘束せずとも三人の娘が逃げないことを承知しているため、警備隊に緊張した雰囲気はなかった。
「私、本当はもう、ホロン村に帰りたいの……」
「……、……」
「スミスさんも、警備隊の人達も、皆、私達に良くしてくれるわ」
「……、……」
「でも、長く空けているから、定食屋のおばさんは心配していると思うの……」
「……、……」
「コロだって、いつも食べているハムが恋しくならない?」
「……、……」
呟くエイミアの向かいで、ヘレンは瞑想をしている。
アイラは御者台で、黙って馬を操っている。
「薬は送られているはずだから、お店は大丈夫だと思うの。ブランさんって、最初は戦うことだけが得意な人なのかと思ったけど、凄くしっかりなさっているから……。だから、村の人達が困るようなことはないわ」
「……、……」
「でも、私が言いたいのは、そう言うことではないの」
「……、……」
エイミアは、膝の上の俺を抱き上げ、頬ずりをしてくれる。
そう言えば、ここ二、三日、頬ずりしてもらってなかったなあ……。
「私ね、王宮に行くのが怖いの……」
「……、……」
「デニス国王様やルメール宰相様、アリストス様……。皆さん、偉い人なのに全然そんな感じではなく、親切だったわ。デニス国王様なんて、本当のお祖父さんみたいな気がしたもの」
「……、……」
……って言うか、エイミアにかかると、皆、良い人になっちゃうな。
少なくとも、俺は、軽薄なアリストスが良い人だとは思えないが……。
「でもね……。あの王宮には、得体の知れない悪意を感じるの。上辺では推し量れない、ドロドロとした執拗な悪意を……」
「……、……」
「こんなことを言っても、コロは信じてくれないわよね?」
「……、……」
「だって、私はヘレンみたいに占い師ではないから……」
「……、……」
「王宮だって、この間初めて行っただけだから、コロも私が勘違いしているだけだと思うでしょう?」
「……、……」
エイミアは、もう一度、俺に頬ずりをする。
「いえ……。エイミア、私も感じたわ。何者かが悪意を隠しているのを」
「へ……、ヘレン?」
突然、ヘレンがエイミアの独り言に割って入った。
「そうだな……。あたしもそう思っていたよ。何て言うか、こう、後頭部の髪の毛をちりちりと引っ張られるような感じがしてたよ」
「あ……、アイラも?」
御者台の上から、前を向いたままアイラが言った。
「よ……、良かったわ。ふ……、二人とも同じように感じていてくれて」
「ごめんなさいね……、エイミア。あなたを必要以上に怖がらせたくなかったから、黙っていたのよ」
「……、……」
「占い師の職に懸けて断言するわ。諸悪の根源は、あの王宮にある。それを確かめに、どうしても私達はもう一度王宮に行かないといけないわ」
「……、……」
「でも、安心して……。エイミアには、アイラも私も、コロだって付いているんだから」
「……、……」
「決して負けないし、きっと、悪意の源を特定してみせるわ」
「……、……」
ヘレンは力強く請け負った。
そして、瞑っていた目を開けると、エイミアにニッコリと微笑んだ。
「へ……、ヘレンには、も……、もう、その悪意が誰のものなのか分かっているの?」
「ええ……。見当は付いているわ。ただ、今のところ推測に過ぎないから、ちゃんと確かめてみないとね」
「……、……」
「まずは、警備総長に聞かないと……。もし、私の推測が合っているのなら、警備総長は重大な事実を教えてくれるはずだわ」
そうか……。
やはり、ヘレンは分かっていたんだ。
そうだよな……。
そうじゃなきゃ、火中のクリを拾うようなことをしないよな。
エイミアは、安心したのか、ヘレンに向かって深くうなずいて見せた。
今まで、その胸の内に不安を抱えていたんだよね。
ごめん……、エイミア。
気づいてあげられなくて……。
「昼食にいたしましょう……」
馬車の外から、スミスの声がした。
もしかすると、今の話を聞かれたかな?
まあ、聞かれても、スミスには何のことかは分からないだろうから、問題ないが……。
それよりさあ……、スミス。
俺の食事なんだけど、もう少し何とかならないかな?
ここのところ、パンの耳ばかりなんだけど……。
ハムをくれとは言わないけど、せめて、パンの耳をミルクにひたして出すくらいはしてよ。
「す……、スミスさん」
「何でしょう? エイミアさん」
「あ……、あの、こ……、コロの食事なんですけど……」
「コロ? ああ、猫のことですか。猫の食事が何か?」
「す……、すいませんが、ぱ……、パンをミルクにひたしてあげてくれませんか?」
「……、……」
おおっ!
エイミアは気がついていてくれたんだ。
さすがに、俺のことは何でも分かってるなあ……。
「了解しました。食事係に言いつけておきます」
「……、……」
スミスはエイミアの要求を素直に受けると、馬を駆り、一行の先頭に並びかけた。
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と、警備隊に指示を出すのだった。
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