三月の風に吹かれて

てめえ

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第6話 夢の後先

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 妻は明らかに怒っていた。

 舞と別れ帰宅し、食事をしている最中もずっと押し黙ったままだったし……。



 私は、どう今日のことを打ち明けて良いものか、考えを巡らしていた。いきなり舞と逢ってお茶をしていたことを話しても、妻はいらぬ誤解をするだけだろう。

 だとすれば、すべて話すしかなかった。エリ子のことも、私の過去に起ったことも……。



 ただ、すべてを話しても、妻の理解を得られるとは思えなかった。

 私の中にエリ子の記憶が常にあり、妻と結婚してもその存在を消し去ることは出来なかったのだから……。不誠実だと責められればその通りだろうし、妻の存在が私の中でどういうモノなのか、私自身にも分ってはいない。



 しかし、今日、舞と話してきたことで、私はエリ子の記憶に対するけじめだけはつけられそうな気がしていた。

 そして、だからこそ、妻にすべてを話すつもりになっている。

 妻が許してくれるかどうかは分らないし、子作りも諦めなくてはいけないような可能性もある。それでも、キチンと話をし、エリ子が舞に託した意志を尊重すべきだと、今の私は感じている。

 もしかすると、すべて私の妄想や自己満足に過ぎないのかも知れないけれど……。






「ちょっと話があるんだけど、良いか?」

「……、……」

「今日、元町に出掛けたことに関係することなんだ」

「……、……」

「少し長くなるかも知れないけど、聞いて欲しい」

「……、……」

妻の応えはなかった。

 しかし、彼女は黙って台所に入ると、私と妻の分の紅茶を入れて戻ってきた。

 妻の気持ちは、とりあえず聞いてはあげるわよ……、と言ったところか?

 紅茶を入れてくれたと言うことは、聞く気はあると言う意思表示ではあるのだろう。



「私も話したいことがあるから、手短にお願いね」

こたつに座るなり、妻はそう言った。その表情は非常に硬い。これはまた、仕事を辞める話かも知れない。






「今日、元町に行ったのは、ある女性と逢うためだった。その女性は、まだ今度高校生になる、未成年なんだ」

「つまり、女子校生?」

「ああ……」

「……、……」

「その子と逢うのは二度目だ。先日、美佐子が風邪を引いて体調を崩した日があっただろう? 初めて逢ったのは、その日だった」

「……、……」

「どうして、そんな初めて逢ったような子と、もう一度逢ったかと言うと……」

「その子、可愛いの?」

「ん……? ああ……」

「それで、どうして今日は逢うことになって、何をしていたの?」

「昔話をするためなんだ」

「昔話?」

「そう、もう二十数年も前の話をしにね」

「……、……」

妻の表情からすると、思い描いていたこととは違ったようだ。昔話をするためと聞いて、不思議そうな顔をしている。

 まあ、15歳の少女と二十数年前の話をするのだから、確かに不思議な話ではある。私が妻の立場でも、何事かと思うだろう。



「私が少年の頃サッカーをしていたのは知っているね?」

「ええ……、故障して辞めたのよね」

「話は、その辞めた頃のことなんだ」

「……、……」

「私は、サッカーが出来なくなって、毎日、リハビリで通院していた」

「……、……」

「その時に、ある女の子と恋に落ちてね……」

「……、……」

「一目惚れと言うのかな? ああ言うのを」

「……、……」

「とにかく、初めて女性を好きになったんだ」

「……、……」

妻は驚いたような顔をしている。妻同様に昔のことを語りたがらない私が、赤裸々に初恋のことまで話しているからだろう。

 サッカーのことも、テレビ観戦の時に、少しほのめかしたことがあるくらいで、あまり口に上らせたこともないし。



「今日逢った女の子は、その初恋の女性の姪なんだ」

「……、……」

「つまり、その女の子と初恋の話をしていた」

「……、……」

「女の子の方から、聞きたがってね」

「……、……」

「私もその子に興味を持ったから、今日は出掛けたんだ」

「……、……」

興味を持った……、と言って、私は少し後悔した。せっかく、初恋の話をしたと言う本筋を語ったのに、誤解を受けそうな表現だったからだ。

 しかし、妻はそれに何の反応も示さなかった。

 ……と言うか、妻が珍しく視線を落としている。



 妻は、誰と話しをするときでも、相手の目を見て話をする。下から見上げるように、首を少し傾げながら……。興味を持った話の時は、更に目をしばたせながら、

「うん、うん……」

と相づちを打つのだ。



 私は視線を外して辛そうに話を聞く妻を初めて見た。

 私の話が妻の感情を損ねたか……。それとも、もう聞く気もない拒否の姿勢なのか……。私には何れとも判断のしようがなかった。






「初恋の相手とは、元町で知り合って、港の見える丘公園で初デートをした」

「……、……」

「私は、当時、サッカーを辞めて悩んでいたから、その女性と話すのが新鮮で仕方がなくてね」

「……、……」

「生きる希望を見つけたとさえ思っていたんだ」

「……、……」

「デートの帰りがけに、私はその女性の買い物に付き合った」

「……、……」

「その女性はピアノのコンクールに出ることが決まっていてね。その時に着るドレスを探していたんだ」

「……、……」

「彼女はドレスを試着してね……。それはもう、信じられないほど綺麗だったよ」

「……、……」

私は話し続けた。しっかりすべて話すと決めたから。



 妻の目は次第に潤みだしていた。ティーカップを弄る手も動かなくなっている。

「今更……。何故、過去の女性のことなんか……」

きっと妻はこう思っているのだろう。当然のことだ。



 妻は今、仕事を辞めるか子作りを優先するかで悩んでいる。

 いずれにしても、私との生活が前提なのだ。

 その私が、妻以外の女性の話をすることは、面白い訳がない。

 しかし、すべて話せばきっと分ってもらえるはずだ。エリ子とは、今日、本当に終わったのだから……。



「彼女は、ドレスを試着し、買うことを決めた数時間後に亡くなった。交通事故でね。私と石川町駅で別れた直後だった」

「……、……」

「たった三日付き合っただけの初恋だったけど、私はそれをずっと引きずって生きてきた」

「……、……」

「今でも彼女の表情や温もりは鮮明に思い出すし、忘れられない想い出になっている」

「……、……」

「もう、二十数年前のことなのに……」

「……、……」

ここまで話して、私は初めて紅茶を啜った。もう、すっかり冷えている。

 ただ、カラカラに乾いた口の中を潤すのには十分であった。






 私のスマホが鳴った。メールの着信音だ。

 もう0時を過ぎているのに……。

 ただ、私にはそれが誰からのメールかは見当がついていた。

 きっと、舞からに違いない。先ほど、ドレスを着たときの写真を送ってくれると言っていたので、早速メールで送ってくれたのだろう。

 チラッとスマホ画面を見ると、やはり登録されていないメールアドレスが表示されていた。



「先日、二十数年ぶりに元町に行ったんだ。仕事でね」

「……、……」

「そして、偶然見てしまったんだ……。二十数年前と同じドレスを着た彼女を……」

「えっ?」

「いや……、ごめん。正確に言うね。ドレスを着ていたのは亡くなった女性の姪だったんだ」

「……、……」

「だけど、本当に彼女に似ていたんだ……、その姪御さんはね。ドレス屋でお直しをするために試着をしていたところだったんだけど、そのドレス屋の店員さんでさえ、そっくりだと言っていた」

「……、……」

「私は不覚にも涙が出たよ。あまりにも動揺してしまってね」

「……、……」

「それを見た姪御さんが、私に彼女のことを聞かせて欲しいと言ってね。それで、今日は元町で昔話をしてきたんだ」

「……、……」

とりあえず、事実関係は話し終わった。

 しかし、私が話さなくてはいけないことはまだ残っている。いや、むしろ、ここからが大事だ。



「何故、こんなことを話したか、疑問に思っているだろう?」

「……、……」

「もう彼女は亡くなってしまっているのだからさ……」

「……、……」

「でもね、先ほども話したとおり、私の中で彼女は生き続けていたんだ。鮮明な想い出とともにね」

「……、……」

「美佐子と結婚しても、それは続いていた」

「……、……」

「私は今でも夢に見るんだ。彼女と過ごした三日間を……」

「……、……」

「夢は、必ず彼女の訃報を報せる電話で終わる。夢を見たあとは、いつも冷や汗をかく」

「……、……」

「でも、それももう終わりかも知れない」

「……、……」

「今日、姪御さんと話して、私はようやく彼女が亡くなったことを実感し、ケリがつくのを感じたよ」

「……、……」

「姪御さんと引き合わせたのは彼女の遺志で、彼女自身が私の中で決着を付けることを望んでいるように思えたんだ」

「……、……」

「なんか、無茶苦茶な話だと思うかも知れないけどさ……」

「……、……」

「でも、私自身が納得がいったので、君に話そうと思った」

「……、……」

「美佐子は聞きたくない話だったかもしれないけど……」

「……、……」

とにかく、全部話した。

 妻は何も言わない。ただ視線を落とし、変わらず辛そうな表情を見せているだけだった。



 私は妻の応えを待った。

 沈黙が、二人の間を過ぎる。

 妻は何事か考えているようで、今にも感情が爆ぜそうにも見えるが、私にはいつそれが起るのかは分らない。



 もしかすると、妻は私が語ったことを信じていないのかも知れない。

 浮気でもしていて、それを隠すために突拍子もないことを言い出した……、などと思っているのだろうか?

 ただ、私にはそれを否定する証拠がない。どれもこれも私だけが経験し、妻に伝えただけなのだから。



 いや、一つだけ証拠がある。

 先ほど、舞が送ってきたはずの、写真付きメールが……。舞のドレス姿が写った写真を見れば誤解は解けるはずだ。



 私はそっと手を伸ばし、スマホを手にした。

 メールはやはり舞からだった。



「約束通り、ドレス姿を送ります」

そう、一言だけ添えられたメールには、恥ずかしそうに微笑み、全身を写した舞のドレス姿があった。






「これ、見て……」

「……、……」

「姪御さんが、さっき送ってくれたんだ」

「……、……」

「良く写っているよ。本当に彼女にうり二つなんだ」

「……、……」

私はスマホを妻に渡した。



 妻は、スマホの画面を凝視した。スマホを持つ手が微妙に震えている。






「え、エリ子……」

妻が、ポツリと呟いた。

 妻の目から涙が流れる。嗚咽を漏らしながら、妻はむせび泣いた。



 何故だ?

 どうして妻がエリ子の名前を知っているのか、私には理解できない。

 舞の姿を見てエリ子の名前が出ると言うことは、他のエリ子と言う人間ではないはずだ。






 妻は、スマホを握りしめ、泣き続けた。

 私は呆然とするばかり……。



「エリ子を知っているのか?」

「エリ子は私の親友よ……」

「親友?」

「あなたは何も覚えていないのね」

「……、……」

「あの日、マクドナルドに私はいたのよ」

「な、何っ?」

「エリ子と知花と私……。いつも三人で何でも相談し合ったわ」

「……、……」

「私はあなたが毎年お墓参りしていたのも知っているのよ」

「……、……」

「私はエリ子が好きだったカサブランカを、いつも供えていたわ」

「……、……」

「毎年、私と入れ替わるようにあなたはお墓参りをしていた……」

「……、……」

「これは舞ちゃんなのね? 私も十回忌で会ったけど、こんなにエリ子にそっくりになるなんて……」

「……、……」

「私は、この赤いドレスを着たエリ子を見たことがないけど、今までのどのドレスよりも似合っていたのでしょうね。舞ちゃんも、本当に綺麗だわ」

「……、……」

妻があの時にいた?

 確かに、あの時、エリ子と知花と、ショートカットの女の子がいたが、あの子が妻だったのか。



「ごめん、美佐子のことは何も覚えていないんだ」

「そうでしょうね。あなたはエリ子に夢中だったから……」

そう言って妻は笑った。涙を手で拭いながら……。



「でも、どうして、私にそのことを黙っていたんだい? 言ってくれてもいいじゃないか」

「私にとっても、エリ子のことは辛い想い出なのよ」

「……、……」

「それに、あなたがエリ子の夢を見ることも知っていたから……。あなたは自覚がないでしょうけど、寝ているときに、うわごとのようにエリ子の名前を呼ぶことがあるの。涙を流しながら寝ているときだってあったのよ。辛そうにしているあなたに、どうして私がエリ子のことを話せると言うの?」

「そうか……、……」

「でも、私はエリ子のことをいつまでも忘れないあなたが好きだったの」

「……、……」

「家族以外でエリ子のことを今でも思い出すのは、私と知花とあなただけでしょうから……」

「知花さんは、今どうしているの?」

「パリにいるわ。フランス人と結婚して、楽しくやっているわ」

「ああ、連絡がとれているんだね」

「ええ……。年に何回かはメールが来るもの」

まったく、驚いてしまった。妻があの場にいたなんて……。

 私が夢を見ていたのも知っていたし。

 私は今まで何を自分の中だけで抱えていたのだろう。



 ただ、妻も舞の写真があったからこそ告白してくれたのだと思う。エリ子を知っている者にとって、舞の存在は奇跡だから……。



 妻は、職業上のこともあり気丈夫なタイプだ。常に死と隣り合わせな部分がある介護士にとって、一々感傷的になっていては仕事にならないから。

 しかし、それは妻が内面もドライであることを意味しない。努めて表面に出さないだけで、やはり色々と考え、悩み、多くの痛みを感じているのだ。

 その妻が、思わず涙したのだ。

 私は妻が涙を流したのを見たことがないが、それほど舞のドレス姿は衝撃だったのだろう。



 それにしても、私はなんて的外れなことを考えていたのだろう。今となっては苦笑しか湧いてこないが、話をしている間中、妻が怒っているようにしか見えなかったなんて……。

 妻は、私の中にエリ子がいることを知っていて受け入れていた。

 それなのに、私ときたら自分のことしか考えられてはいなかった。






「私も会いたいな……、舞ちゃんに」

「ああ、メールアドレスは分っているから、聞いてみてあげるよ」

「ちゃんと、エリ子の親友であることを説明しておいてね」

「うん……。きっと舞さんも喜ぶ。あの子はエリ子のことを知りたがっていたからさ。私の知らないエリ子を教えてあげてくれ」

妻は、すっかりいつもの快活さを取り戻していた。

 私はと言えば、まだ妻がすべてを知っていたことに戸惑いはあるものの、話して良かったと心底思った。



「知花にも見せてあげたいから、私のスマホに転送してね」

「そうだね、見せてあげて。あの知花さんなら、どれだけ感激するか分らないね」

「うふふ……、そう、知花はちっとも変わってないわよ。相変わらずお喋りで感激屋なんだから」

「……、……」



 私達は、いつまでもエリ子について話を続けた。

 まるで昨日のことのように鮮烈に、エリ子の姿を思い浮かべながら……。






「ところで、君も何か話したいって言ってなかったっけ?」

「あ、そうそう……。つい嬉しくなってエリ子のことで盛り上がってしまったけど……」

時刻はもう2時を過ぎていた。

 明日は二人とも仕事だ。そろそろ寝ないと、妻は肉体労働でもあるし……。



「健太郎さんにとって、今日はサプライズが重なる日だわ」

「サプライズ?」

「ううん、健太郎さんだけではなく、私にとってもね」

「……、……」

「まだ確実かどうかは分らないし、ちゃんと確かめないといけないんだけど……」

「何だよ、もったいぶらずに言いなよ」

「先日、体調不良で休んだ日があったでしょう?」

「ああ……、……」

「そのときに吐き気がしたから妊娠検査薬を買ったの」

「……、……まさか」

「お医者さんに風邪だって言われたから、そのときは使わなかったんだけど……」

「……、……」

「今日、何気なく使ってみたのね。試しに……、って感じで」

「……、……」

「そうしたら、陽性反応が出て……」

「美佐子……」

「こういうの、陽性って出ても間違ってるときもあるんでしょう?」

「……、……」

「だから、近々、産婦人科に行ってくるわ。あまり期待しすぎないで、吉報を待っていてね」

「……、……」

妻は、首を少し傾げながら、上目遣いに私の顔を覗いた。そして、目をパチパチとしばたかせるのであった。






「エリ子が子供を連れてきてくれたようだね」

「ええ……」

「美佐子と出逢ったのも、運命的なものを感じる」

「あなたは今そう思うでしょうけど、私はお義母さんの介護で出逢ったときからそう思っていたわよ」

「ずっと、エリ子は見守ってくれていたんだなあ……」

「そうね」

「……、……」

私達は、お互いの顔を見合わせて、微笑み合った。

 苦しい時をいくつも乗り越え、ようやく二人の夢がかなう。

 もちろん、期待し過ぎてはいない。……いないが、それでも、何とも言えない充足感に私は包まれていた。






「今度の土曜日、エリ子の命日よね?」

「ああ、そう言えばそうだね」

「久しぶりに二人でお墓参りをしない?」

「うん……、私も同じことを考えていたよ」

「妊娠した報告をしましょうね」

「うん……、……」

「エリ子のお墓は高台にあるから、いつも心地良い風が吹くのよね」

「うん……」

「あ、舞ちゃんも誘おうよ。私、腕によりを掛けてお弁当を作るわ」

「あはは……、なんかピクニックみたいだね」

私達は話すのを止めることが出来なかった。

 次の日が辛くなるのが分っていると言うのに……。



 私は脳裏に舞が墓参りする姿を思い浮かべていた。

 私達は墓参りする舞を昔を思い出しながら見守り、きっとエリ子も遠くから三月の風のように微笑み、それを見守るのだろう。



 そう、三月の風のように……。
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