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四話
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ゴールデンウィークになった。最近時間が凄い早く感じるようになった。多分、病院生活だったからなんだとは思う。退院して、結構充実した生活を送れているのは事実だった。
今日は、元々居た病院の同室だった子のところへ行く。個室になってしまったらしいから、顔にくまが出来てないか心配だ。それに、恋バナは是非聞きたい。
「ママ、早く行くよ!」
「夢ったら、今行くわ。車出すから待ってちょうだい。」
ママの化粧はとても長い。1時間半ぐらい?かかるらしい。笑えるよね、ママは綺麗なのにもっと綺麗にしたら変な人まで寄って来ちゃうよ!
「よし、完成。車乗って。」
車のドアを開けたり閉めたりする事は出来ない。やったことがない。いつも、ママが開いて閉じるのが当たり前。車に乗った。病院までは、約1時間くらいの距離だと思う。それまで、寝ることにした。
夢を見た。彼が居る、隣にはいつも同じ病室の男の子とその妻が居た。仲のいい3人、だけどある日男の子と彼は喧嘩した。理由は、妻と結婚する前の話だった。よく、この夢を見る。
病院に着いた。起こしてもらって、面会の許可をもらって、病室に向かった。その途中、久しぶりに元担当医の先生に会った。
「久しぶりだね、元気だった?体調の変化はない?」
「久しぶりです。瀬尾先生、体調の方は良いですよ。」
「そう。それは、良かった。こころちゃんに会いに来たんだね!こっちの部屋だよ。」
案内されたのは、完全個室。薄暗い部屋に、こころの姿が見えた。
「こころちゃん、来たよ。僕は、1度部屋から出るから何かあったら声かけてくれ。ひかりさんと話をしてるよ。ひかりさん、こちらへ。」
ママと、瀬尾先生は、部屋から出て行った。
「こころ?1人にしてごめんね!」
「夢、来てくれたのね。嬉しい。こころ、1人寂しかったよ。」
「大丈夫なの?」
「うん。聞いてよ!こころ、いっぱい京先生とおしゃべり出来るんだよ。個室は、寂しいけど好きな人とおしゃべり出来るのは最高だよ。」
こころの顔は、色素が薄い。肌は白く、唇は青紫に近く、目の下にはクマが酷い。そして、身体は細くて小さい15歳には見えない幼さ。
「あっ!ねぇ、夢の話聞かせてよ。高校生活がどんな感じなの?」
「えっ、楽しいよ。仲良くしてくれる人がいるの。家が近所にあってね」
「えっ!男子?」
「うん。まぁね!彼女さんがいる素敵な人だよ。」
「ほぉ、良いなぁ。近所に住んでる年頃の子と…漫画みたいだね!」
「そう?」
こころとたくさんお話した。時間になってしばらくしてママがドアをノックして、開けて
「こころちゃん、久しぶりね。あら、こんなに痩せて食べてる?心配だわ。」
「ありがとうございます。大丈夫ですよ。ひかりおばさん。」
「これ、最新巻と最新号とお洋服を買ったの。瀬尾先生から許可をもらったから是非どうぞ。」
「え?!良いんですか?ありがとうございます。」
「良いのよ。あっ、そうだわ!夢。瀬尾先生が、3番診察室に来てって。」
「分かった。こころ、また後でね!」
「うん。」
ドアを閉めた。部屋を出た直後、聞こえてしまった。
「こころちゃん、辛かったでしょう。両親が亡くなるなんて、夢には言ったの?」
「まだです。だって夢は今すごい幸せそうなんですから」
「そっか…。」
え?あまりにも、突然の出来事だった。
今日は、元々居た病院の同室だった子のところへ行く。個室になってしまったらしいから、顔にくまが出来てないか心配だ。それに、恋バナは是非聞きたい。
「ママ、早く行くよ!」
「夢ったら、今行くわ。車出すから待ってちょうだい。」
ママの化粧はとても長い。1時間半ぐらい?かかるらしい。笑えるよね、ママは綺麗なのにもっと綺麗にしたら変な人まで寄って来ちゃうよ!
「よし、完成。車乗って。」
車のドアを開けたり閉めたりする事は出来ない。やったことがない。いつも、ママが開いて閉じるのが当たり前。車に乗った。病院までは、約1時間くらいの距離だと思う。それまで、寝ることにした。
夢を見た。彼が居る、隣にはいつも同じ病室の男の子とその妻が居た。仲のいい3人、だけどある日男の子と彼は喧嘩した。理由は、妻と結婚する前の話だった。よく、この夢を見る。
病院に着いた。起こしてもらって、面会の許可をもらって、病室に向かった。その途中、久しぶりに元担当医の先生に会った。
「久しぶりだね、元気だった?体調の変化はない?」
「久しぶりです。瀬尾先生、体調の方は良いですよ。」
「そう。それは、良かった。こころちゃんに会いに来たんだね!こっちの部屋だよ。」
案内されたのは、完全個室。薄暗い部屋に、こころの姿が見えた。
「こころちゃん、来たよ。僕は、1度部屋から出るから何かあったら声かけてくれ。ひかりさんと話をしてるよ。ひかりさん、こちらへ。」
ママと、瀬尾先生は、部屋から出て行った。
「こころ?1人にしてごめんね!」
「夢、来てくれたのね。嬉しい。こころ、1人寂しかったよ。」
「大丈夫なの?」
「うん。聞いてよ!こころ、いっぱい京先生とおしゃべり出来るんだよ。個室は、寂しいけど好きな人とおしゃべり出来るのは最高だよ。」
こころの顔は、色素が薄い。肌は白く、唇は青紫に近く、目の下にはクマが酷い。そして、身体は細くて小さい15歳には見えない幼さ。
「あっ!ねぇ、夢の話聞かせてよ。高校生活がどんな感じなの?」
「えっ、楽しいよ。仲良くしてくれる人がいるの。家が近所にあってね」
「えっ!男子?」
「うん。まぁね!彼女さんがいる素敵な人だよ。」
「ほぉ、良いなぁ。近所に住んでる年頃の子と…漫画みたいだね!」
「そう?」
こころとたくさんお話した。時間になってしばらくしてママがドアをノックして、開けて
「こころちゃん、久しぶりね。あら、こんなに痩せて食べてる?心配だわ。」
「ありがとうございます。大丈夫ですよ。ひかりおばさん。」
「これ、最新巻と最新号とお洋服を買ったの。瀬尾先生から許可をもらったから是非どうぞ。」
「え?!良いんですか?ありがとうございます。」
「良いのよ。あっ、そうだわ!夢。瀬尾先生が、3番診察室に来てって。」
「分かった。こころ、また後でね!」
「うん。」
ドアを閉めた。部屋を出た直後、聞こえてしまった。
「こころちゃん、辛かったでしょう。両親が亡くなるなんて、夢には言ったの?」
「まだです。だって夢は今すごい幸せそうなんですから」
「そっか…。」
え?あまりにも、突然の出来事だった。
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