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五話
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3番診察室に入った。
「瀬尾先生、どういう事?こころの両親が亡くなるなんて。」
「聞いたの?とりあえず、座って。」
座って、白湯をもらい飲み干した。
「こころちゃんの両親は、手紙が届く二日前に亡くなったんだ。本当は、手紙で言いたかったらしい。だけど、あまりショックがでかすぎた。病状は悪化した。精神的にも、ショックが大きいだろう。」
こころは、元々両親から異常な程可愛がってもらっていた。こころは、普通に愛されて来ただけど少し異常な所があった。元々なのか?病室の誰かが亡くなっても、泣かない。我慢なのかな?って思ったけど、
「それは、仕方のない事だよ。こころも夢もユーリだってここの病院の子はみんな明日死ぬかもしれないじゃん」
なんて、言って平然と部屋に戻って漫画を読んでいた。のをよく覚えてる。
「瀬尾先生?こころの治療費とかどうなるの?」
「その話なんだけどね、夢ちゃん君のお母さんが負担するって…。」
取り出された、その紙を見るとハンコを押してあった。私は大丈夫だったけど、ママは本当に大丈夫なんだろうか?とりあえず、こころの部屋に戻ろうとしたその途中。
「夢?」
前は毎日聞いてた優しい声が後ろから聞こえた。そして後ろを振り返ると、やっぱり
「ユーリ?どうして、ここに?」
「やっぱ、夢だ。久しぶりだな。」
「うん。ユーリは、元気にしてた?退院してから中々会えなかったね。ねぇ、どうしよう。」
涙がこぼれた。普通に生活してて、突然体調が良くなったと思ったらこころの両親が亡くなったなんて。平和すぎるその生活は突然にも重い話が舞い降りたりする。残酷な事を告げられたりといつどうなるかなんて誰にも分からないから人々は今を楽しんでいるんだろう。
「こころの事か?夢は、親友だもんな。」
ユーリは、そっと抱きしめてくれた。分かってる、終わったことぐらい。だけど今だけ、どうか抱きしめて。1時間後…
「落ち着いたか?」
「ありがとう。」
「なぁ、俺たちもう1度…」
「夢ちゃん、急いで来てくれ。こころちゃんが。」
瀬尾先生は、急いでいた。
「行ってやれ。またな!明日も居るなら、いつも会ってた場所でいつもの時間に待ってる。もう1度話したい。待ってるから!」
「うん。」
走った。部屋に着くとママは、こっちに来て私を抱いてくれた。
「こころ!しっかりして、もっと話しようよ」
「こころちゃん!!!」
ママと私は半泣きしていた。ちょっと時間が経ってからしばらく部屋から出された。
「ねぇ、ママ。こころはあんなに愛されてたのにどうして」
「そうね。夢、突然なんだけどねこころの治療費を払おうと思うの?」
それは、嬉しかった。だけど、ママには重すぎたよ。分かってる、こころは治療費が無くなれば、あとは死に向かうだけだと。こころは、親族もいない。こころは家族同然のような関係でもある。どうしてこんなに平和な生活を簡単に変えて壊してしまうの?
「ママ、それは…」
「そうよね、パパにも相談するから」
部屋から瀬尾先生は出てきた。
「こころは?ねぇ!」
瀬尾先生の腕を強く掴んだ。瀬尾先生は優しく手を置いて
「大丈夫だよ!落ち着いて!夢ちゃん、こころちゃんが呼んでるから部屋に入って話を聞いてあげて。ひかりさんはこちらへ」
「分かりました。」
「何かあったらボタンを押してください」
ママは、瀬尾先生にまた呼ばれた。そして、こころの部屋に入った。
「夢、ありがとう。ごめんね!言えなかったの。流石にショック受けちゃった。でもね、両親はあの日こころだけ置いて旅行行こうとしてたんだから、当然の事だよ。」
「え?!」
こころは、涙を流しながら話を始めた。
「瀬尾先生、どういう事?こころの両親が亡くなるなんて。」
「聞いたの?とりあえず、座って。」
座って、白湯をもらい飲み干した。
「こころちゃんの両親は、手紙が届く二日前に亡くなったんだ。本当は、手紙で言いたかったらしい。だけど、あまりショックがでかすぎた。病状は悪化した。精神的にも、ショックが大きいだろう。」
こころは、元々両親から異常な程可愛がってもらっていた。こころは、普通に愛されて来ただけど少し異常な所があった。元々なのか?病室の誰かが亡くなっても、泣かない。我慢なのかな?って思ったけど、
「それは、仕方のない事だよ。こころも夢もユーリだってここの病院の子はみんな明日死ぬかもしれないじゃん」
なんて、言って平然と部屋に戻って漫画を読んでいた。のをよく覚えてる。
「瀬尾先生?こころの治療費とかどうなるの?」
「その話なんだけどね、夢ちゃん君のお母さんが負担するって…。」
取り出された、その紙を見るとハンコを押してあった。私は大丈夫だったけど、ママは本当に大丈夫なんだろうか?とりあえず、こころの部屋に戻ろうとしたその途中。
「夢?」
前は毎日聞いてた優しい声が後ろから聞こえた。そして後ろを振り返ると、やっぱり
「ユーリ?どうして、ここに?」
「やっぱ、夢だ。久しぶりだな。」
「うん。ユーリは、元気にしてた?退院してから中々会えなかったね。ねぇ、どうしよう。」
涙がこぼれた。普通に生活してて、突然体調が良くなったと思ったらこころの両親が亡くなったなんて。平和すぎるその生活は突然にも重い話が舞い降りたりする。残酷な事を告げられたりといつどうなるかなんて誰にも分からないから人々は今を楽しんでいるんだろう。
「こころの事か?夢は、親友だもんな。」
ユーリは、そっと抱きしめてくれた。分かってる、終わったことぐらい。だけど今だけ、どうか抱きしめて。1時間後…
「落ち着いたか?」
「ありがとう。」
「なぁ、俺たちもう1度…」
「夢ちゃん、急いで来てくれ。こころちゃんが。」
瀬尾先生は、急いでいた。
「行ってやれ。またな!明日も居るなら、いつも会ってた場所でいつもの時間に待ってる。もう1度話したい。待ってるから!」
「うん。」
走った。部屋に着くとママは、こっちに来て私を抱いてくれた。
「こころ!しっかりして、もっと話しようよ」
「こころちゃん!!!」
ママと私は半泣きしていた。ちょっと時間が経ってからしばらく部屋から出された。
「ねぇ、ママ。こころはあんなに愛されてたのにどうして」
「そうね。夢、突然なんだけどねこころの治療費を払おうと思うの?」
それは、嬉しかった。だけど、ママには重すぎたよ。分かってる、こころは治療費が無くなれば、あとは死に向かうだけだと。こころは、親族もいない。こころは家族同然のような関係でもある。どうしてこんなに平和な生活を簡単に変えて壊してしまうの?
「ママ、それは…」
「そうよね、パパにも相談するから」
部屋から瀬尾先生は出てきた。
「こころは?ねぇ!」
瀬尾先生の腕を強く掴んだ。瀬尾先生は優しく手を置いて
「大丈夫だよ!落ち着いて!夢ちゃん、こころちゃんが呼んでるから部屋に入って話を聞いてあげて。ひかりさんはこちらへ」
「分かりました。」
「何かあったらボタンを押してください」
ママは、瀬尾先生にまた呼ばれた。そして、こころの部屋に入った。
「夢、ありがとう。ごめんね!言えなかったの。流石にショック受けちゃった。でもね、両親はあの日こころだけ置いて旅行行こうとしてたんだから、当然の事だよ。」
「え?!」
こころは、涙を流しながら話を始めた。
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