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第11話 重い足取り
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帰り路も、祐介の足はとてつもなく重くて、急に雨が降り始めてコンクリがとけだしたのだろうか? とかありもしないことを考えた。しかし、やっぱりそんなわけではなくて、空は雲一つなくてからっと晴れていた。祐介はまたため息をついた。
松山祐介。
其の4文字を見ただけでちょっと嫌な気持ちにさえなってしまう。
こんな自分ってどうなんだろう?
明るい陽射し。
小学生の頃はそれを見て喜んだ。
なのに、今は——
本棚の整理の最中、謙遜合戦には結局本村が勝利して、松山は先にかえされた。
……俺が役立たずだからだ。
絶対そうに違いない、と思い込んでしまった。というか、それはわかっているのだけれど、なすすべない。いまは、それしかできないから。
……ほんっとうに俺って最低だな。
キインキイー。遠くで鳥のシルエットが旋回している。少し遅れて鳴き声らしきものが耳に届いて、ずっと残り続けた。
松山祐介。
其の4文字を見ただけでちょっと嫌な気持ちにさえなってしまう。
こんな自分ってどうなんだろう?
明るい陽射し。
小学生の頃はそれを見て喜んだ。
なのに、今は——
本棚の整理の最中、謙遜合戦には結局本村が勝利して、松山は先にかえされた。
……俺が役立たずだからだ。
絶対そうに違いない、と思い込んでしまった。というか、それはわかっているのだけれど、なすすべない。いまは、それしかできないから。
……ほんっとうに俺って最低だな。
キインキイー。遠くで鳥のシルエットが旋回している。少し遅れて鳴き声らしきものが耳に届いて、ずっと残り続けた。
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