49 / 79
48カリンとあそぶ
しおりを挟む
今日はカリンと訓練の予定だったが、コハクは翌日に変更した。
それは、昨日、シロガネの退魔士の仕事について行った事で体調を壊したからだった。
ただの魔物ではなく、マカタリモノを経験したのだ。その多大なる緊張感は、当然、心身共に負担は大きかった。
通常の魔物の魔素ならば、結界や浄化で問題ない。
しかし、マカタリモノの魔素は強くて影響を受けていた。
心ここにあらずで、コハクは、ぼんやりとしている様子をに、シロガネは心配する心を隠して、いつも通りに過ごす事にする。
「たのもうぉー」
突然、家の外から聞き覚えのある声が聞こえた。
コハクの意識が、ゆっくりと戻ってくる。
「コハクぅーー」
自分の名前を呼ばれてはっきりと覚醒した。
シロガネが少しの間、出かけると行っていたことを思い出す。
家にいるのはコハクだけだった。
次第に琥珀色の瞳に光が差す。
コハクは、ゆっくりと立ち上がって玄関へと向った。
玄関の扉を開ければ、目の前にはよく知る顔がある。
「……カリン」
「コハクぅー」
「どうしたの?」
「だってぇー。訓練中止になったから、暇だもん。だから、遊びに来たのぉー」
「ふふっ、ごめんね」
コハクは、謝りながらも、カリンらしいのが嬉しくて可笑しくて、クスクスと声を出して笑った。
「家に上がってよ」
「あるじわぁ、居ないんでしょ、ダメ? だよぉ」
「シロガネは、怒るかな?」
「うーん、怒らないかな?」
「なら、大丈夫だよ」
「うん、大丈夫だね」
二人は揃って、笑いながら家の中に入っていった。
コハクは、自室にカリンを招いた。
「昨日の疲れがとれなくて、訓練の日を明日にしてもらったんだ……」
「知ってるよ。あるじと一緒に魔物たいじ、たいへんだったよね。はやく、元気になーれ」
カリンが、ヨシヨシとコハクの頭を撫でた。
「カリン……、ありがとう」
なんだか、いつものカリンよりも大人っぽく感じた。
「それにしても、訓練ってぇ、何したらいいのぉ?」
「えっと、カリンの木属性について、学ぶって感じ」
「ふーん」
「例えば、ルーンみたいに、動物たちの召喚の仕方を教えてもらうとか?」
「コハクも、ルーンや他の動物たちと仲良くなりたいのぉ」
「うん、なりたいっ」
「そっか、じゃあぁ、仲良くなろうぉーー」
カリンが、にっこりと無垢な笑顔で呪文を唱え出した。すると、部屋の中いっぱいに、大きな召喚の呪法陣が出現した。
「おいでぇ、みんなぁーー」
呪法陣が眩しく光った。
ウォーっと、聞き慣れたルーンの鳴き声が聞こえた。
そして、コハクたちの目の前にはルーンだけではなくて、鳥や兎に栗鼠。猿に猪、鹿。森に棲んでいるであろう動物たちが現れた。
「すっごいぃ」
「みんなぁ、ぼくの友だちのコハクだよぉ。仲よくしてねぇ」
「みんな、よろしくね」
鳥たちがコハクの頭や肩に止まる。兎や栗鼠がコハクの周りに近づいてくる。
部屋の中だというのに、いつのまにか、床は草木がいっぱいに緑が広がっている。
ここは、もう森の中だった。
動物たちの鳴き声が聞こえて、あちこちで動き回って、とても賑やかだ。
しばし、コハクもカリンも動物たちと一緒に穏やかで和やかな刻を過ごした。
あれからコハクは、カリンと一緒にシロガネが用意してくれていたオヤツを食べることにした。
「焦げ茶色でぇ、甘くて美味しそうな匂いぃー。コレ、なにぃ」
「小麦粉と膨らませる粉に、卵と砂糖とココアを混ぜて作ったやつなんだ。そしてね、中にはトロリとした、甘いのが入っているんだよ」
「あるじが作ったのぉ」
「うん。シロガネは料理もお菓子も上手に作るよ」
「あるじが、そんなこと出来るだなんて、知らなかった……教えてくれなかったぁ。コハク、ズルいーー。いいなぁ」
カリンが、少しだけ口を尖らせた。
コハクは、気にせずに、菓子を皿に取り分けていた。その様子に、さっきまで拗ねていたカリンは何処へやらで、瞳をキラキラと輝かせて見ている。
「おいしそうぉ」
「それじゃあ、食べよう」
「わぁーい、いただきまーす」
カリンが大きな口を開けて、パクっと食べた。
「ほんとだぁ。トロリと甘いのがあるぅ、おいしいぃーー」
カリンが頬を緩ませて、笑みが溢れている。
まさに、ぽっぺが落ちるの感覚がする状況だろう。
「うーん、あまぁい。おいしいねぇ」
同じくコハクの頬も落ちていた。
「おかわりぃー」
「ボクもぉ」
二人は、二個目もペロリと食べた。
諸用で留守にしていたシロガネが家に帰って来た。
玄関の扉を開けて、コハクの名前を読んだが、返事がない。
寝ているのか、まだ調子が悪いのかと考えながら家に上がると、微かな違和感を覚える。
少々焦りながらコハクを探して、居間や仕事部屋を見て回る。
次はコハクの部屋に、向かう途中でシロガネは気がつく。
そして、苦笑しながら深呼吸をして冷静になった。
コハクの部屋には、緩い結界が張られていたのだ。その結界は、当然、シロガネを拒まなかった。
扉をそっと開けると部屋の中にいる動物たちが一斉にシロガネを見つめている。
それはまるで、『静かにっ』という感じだ。
コハクとカリンの姿を確認した。
息を吐いて、込み上げる笑いを抑えた。
そして、動物たちに『よろしく』というように頷きながら、シロガネは扉をゆっくりと閉めて後にした。
コハクとカリンはオヤツを食べた後、話しをしている間に、二人とも、お腹がいっぱいになった。そして一緒に、いつの間かに夢の中へ。
動物たちに囲まれながら、仲良く昼寝をしていたのだった。
「気分はどうだい?」
「うん、とてもスッキリしてる。心配かけてごめんね」
「元気になって何よりだ」
「カリンが遊びに来てくれて、楽しかったんだ」
「良かったね」
「あとね。カリンが、美味しかったって言ってたよ。それとね、作りたいって言ってた」
「えっ、作りたいのかい? カリンが……」
「いっぱい作って、いっぱい食べたいって」
シロガネがククッと笑った。
「どうしたの」
「カリンらしいと思ってね」
どうやらシロガネは何かを思い出して笑っているようだ。
コハクの知らない思い出があるのは当たり前なのに、少し面白くない気持ちになってしまった。それは無意識に表情となれば、シロガネが気がつかないわけがない。
「どうしたんだい?」
「べつに」
「おやおや、妬かないでおくれ。なんて事ない昔の話しさ」
「ちょっと。そこで、どーして妬くとかになるの」
「そうか、違ったのかな。それは残念だ」
「残念って……。もう、そうやって揶揄わないの。なんて、言ったらいいのか。わからなくなる」
「そういう時はね」
シロガネが、コハクに耳打ちをした。
その声は小さく、甘く、優しく囁いた。
みるみるとコハクの表情が変わってくる。真っ赤になって、耳打ちをされた耳を押さえている。
「って言えばいいんだよ」
物凄く愉しそうで意地悪な表情で、シロガネがコハクを見つめている。
「シ、シロガネの……」
まだコハクの耳の中では、シロガネの声が囁いている。何度も何度も繰り返して、まるで呪文のようだ。心を捕まえて逃がさない。抱き抱えて離さない。
「コハク、おいで」
心を惹きつけられたら、断れない。
これも呪文だ。
恥ずかしい気持ちよりも、その心に体は反応して従う。
全てを許して、全て委ねて、その思いを重ねたいと思える場所に飛び込む。
そして、同じ言葉を返すのみだ。
それは、昨日、シロガネの退魔士の仕事について行った事で体調を壊したからだった。
ただの魔物ではなく、マカタリモノを経験したのだ。その多大なる緊張感は、当然、心身共に負担は大きかった。
通常の魔物の魔素ならば、結界や浄化で問題ない。
しかし、マカタリモノの魔素は強くて影響を受けていた。
心ここにあらずで、コハクは、ぼんやりとしている様子をに、シロガネは心配する心を隠して、いつも通りに過ごす事にする。
「たのもうぉー」
突然、家の外から聞き覚えのある声が聞こえた。
コハクの意識が、ゆっくりと戻ってくる。
「コハクぅーー」
自分の名前を呼ばれてはっきりと覚醒した。
シロガネが少しの間、出かけると行っていたことを思い出す。
家にいるのはコハクだけだった。
次第に琥珀色の瞳に光が差す。
コハクは、ゆっくりと立ち上がって玄関へと向った。
玄関の扉を開ければ、目の前にはよく知る顔がある。
「……カリン」
「コハクぅー」
「どうしたの?」
「だってぇー。訓練中止になったから、暇だもん。だから、遊びに来たのぉー」
「ふふっ、ごめんね」
コハクは、謝りながらも、カリンらしいのが嬉しくて可笑しくて、クスクスと声を出して笑った。
「家に上がってよ」
「あるじわぁ、居ないんでしょ、ダメ? だよぉ」
「シロガネは、怒るかな?」
「うーん、怒らないかな?」
「なら、大丈夫だよ」
「うん、大丈夫だね」
二人は揃って、笑いながら家の中に入っていった。
コハクは、自室にカリンを招いた。
「昨日の疲れがとれなくて、訓練の日を明日にしてもらったんだ……」
「知ってるよ。あるじと一緒に魔物たいじ、たいへんだったよね。はやく、元気になーれ」
カリンが、ヨシヨシとコハクの頭を撫でた。
「カリン……、ありがとう」
なんだか、いつものカリンよりも大人っぽく感じた。
「それにしても、訓練ってぇ、何したらいいのぉ?」
「えっと、カリンの木属性について、学ぶって感じ」
「ふーん」
「例えば、ルーンみたいに、動物たちの召喚の仕方を教えてもらうとか?」
「コハクも、ルーンや他の動物たちと仲良くなりたいのぉ」
「うん、なりたいっ」
「そっか、じゃあぁ、仲良くなろうぉーー」
カリンが、にっこりと無垢な笑顔で呪文を唱え出した。すると、部屋の中いっぱいに、大きな召喚の呪法陣が出現した。
「おいでぇ、みんなぁーー」
呪法陣が眩しく光った。
ウォーっと、聞き慣れたルーンの鳴き声が聞こえた。
そして、コハクたちの目の前にはルーンだけではなくて、鳥や兎に栗鼠。猿に猪、鹿。森に棲んでいるであろう動物たちが現れた。
「すっごいぃ」
「みんなぁ、ぼくの友だちのコハクだよぉ。仲よくしてねぇ」
「みんな、よろしくね」
鳥たちがコハクの頭や肩に止まる。兎や栗鼠がコハクの周りに近づいてくる。
部屋の中だというのに、いつのまにか、床は草木がいっぱいに緑が広がっている。
ここは、もう森の中だった。
動物たちの鳴き声が聞こえて、あちこちで動き回って、とても賑やかだ。
しばし、コハクもカリンも動物たちと一緒に穏やかで和やかな刻を過ごした。
あれからコハクは、カリンと一緒にシロガネが用意してくれていたオヤツを食べることにした。
「焦げ茶色でぇ、甘くて美味しそうな匂いぃー。コレ、なにぃ」
「小麦粉と膨らませる粉に、卵と砂糖とココアを混ぜて作ったやつなんだ。そしてね、中にはトロリとした、甘いのが入っているんだよ」
「あるじが作ったのぉ」
「うん。シロガネは料理もお菓子も上手に作るよ」
「あるじが、そんなこと出来るだなんて、知らなかった……教えてくれなかったぁ。コハク、ズルいーー。いいなぁ」
カリンが、少しだけ口を尖らせた。
コハクは、気にせずに、菓子を皿に取り分けていた。その様子に、さっきまで拗ねていたカリンは何処へやらで、瞳をキラキラと輝かせて見ている。
「おいしそうぉ」
「それじゃあ、食べよう」
「わぁーい、いただきまーす」
カリンが大きな口を開けて、パクっと食べた。
「ほんとだぁ。トロリと甘いのがあるぅ、おいしいぃーー」
カリンが頬を緩ませて、笑みが溢れている。
まさに、ぽっぺが落ちるの感覚がする状況だろう。
「うーん、あまぁい。おいしいねぇ」
同じくコハクの頬も落ちていた。
「おかわりぃー」
「ボクもぉ」
二人は、二個目もペロリと食べた。
諸用で留守にしていたシロガネが家に帰って来た。
玄関の扉を開けて、コハクの名前を読んだが、返事がない。
寝ているのか、まだ調子が悪いのかと考えながら家に上がると、微かな違和感を覚える。
少々焦りながらコハクを探して、居間や仕事部屋を見て回る。
次はコハクの部屋に、向かう途中でシロガネは気がつく。
そして、苦笑しながら深呼吸をして冷静になった。
コハクの部屋には、緩い結界が張られていたのだ。その結界は、当然、シロガネを拒まなかった。
扉をそっと開けると部屋の中にいる動物たちが一斉にシロガネを見つめている。
それはまるで、『静かにっ』という感じだ。
コハクとカリンの姿を確認した。
息を吐いて、込み上げる笑いを抑えた。
そして、動物たちに『よろしく』というように頷きながら、シロガネは扉をゆっくりと閉めて後にした。
コハクとカリンはオヤツを食べた後、話しをしている間に、二人とも、お腹がいっぱいになった。そして一緒に、いつの間かに夢の中へ。
動物たちに囲まれながら、仲良く昼寝をしていたのだった。
「気分はどうだい?」
「うん、とてもスッキリしてる。心配かけてごめんね」
「元気になって何よりだ」
「カリンが遊びに来てくれて、楽しかったんだ」
「良かったね」
「あとね。カリンが、美味しかったって言ってたよ。それとね、作りたいって言ってた」
「えっ、作りたいのかい? カリンが……」
「いっぱい作って、いっぱい食べたいって」
シロガネがククッと笑った。
「どうしたの」
「カリンらしいと思ってね」
どうやらシロガネは何かを思い出して笑っているようだ。
コハクの知らない思い出があるのは当たり前なのに、少し面白くない気持ちになってしまった。それは無意識に表情となれば、シロガネが気がつかないわけがない。
「どうしたんだい?」
「べつに」
「おやおや、妬かないでおくれ。なんて事ない昔の話しさ」
「ちょっと。そこで、どーして妬くとかになるの」
「そうか、違ったのかな。それは残念だ」
「残念って……。もう、そうやって揶揄わないの。なんて、言ったらいいのか。わからなくなる」
「そういう時はね」
シロガネが、コハクに耳打ちをした。
その声は小さく、甘く、優しく囁いた。
みるみるとコハクの表情が変わってくる。真っ赤になって、耳打ちをされた耳を押さえている。
「って言えばいいんだよ」
物凄く愉しそうで意地悪な表情で、シロガネがコハクを見つめている。
「シ、シロガネの……」
まだコハクの耳の中では、シロガネの声が囁いている。何度も何度も繰り返して、まるで呪文のようだ。心を捕まえて逃がさない。抱き抱えて離さない。
「コハク、おいで」
心を惹きつけられたら、断れない。
これも呪文だ。
恥ずかしい気持ちよりも、その心に体は反応して従う。
全てを許して、全て委ねて、その思いを重ねたいと思える場所に飛び込む。
そして、同じ言葉を返すのみだ。
0
あなたにおすすめの小説
転生したら、主人公の宿敵(でも俺の推し)の側近でした
リリーブルー
BL
「しごとより、いのち」厚労省の過労死等防止対策のスローガンです。過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ。この小説の主人公は、仕事依存で過労死し異世界転生します。
仕事依存だった主人公(20代社畜)は、過労で倒れた拍子に異世界へ転生。目を覚ますと、そこは剣と魔法の世界——。愛読していた小説のラスボス貴族、すなわち原作主人公の宿敵(ライバル)レオナルト公爵に仕える側近の美青年貴族・シリル(20代)になっていた!
原作小説では悪役のレオナルト公爵。でも主人公はレオナルトに感情移入して読んでおり彼が推しだった! なので嬉しい!
だが問題は、そのラスボス貴族・レオナルト公爵(30代)が、物語の中では原作主人公にとっての宿敵ゆえに、原作小説では彼の冷酷な策略によって国家間の戦争へと突き進み、最終的にレオナルトと側近のシリルは処刑される運命だったことだ。
「俺、このままだと死ぬやつじゃん……」
死を回避するために、主人公、すなわち転生先の新しいシリルは、レオナルト公爵の信頼を得て歴史を変えようと決意。しかし、レオナルトは原作とは違い、どこか寂しげで孤独を抱えている様子。さらに、主人公が意外な才覚を発揮するたびに、公爵の態度が甘くなり、なぜか距離が近くなっていく。主人公は気づく。レオナルト公爵が悪に染まる原因は、彼の孤独と裏切られ続けた過去にあるのではないかと。そして彼を救おうと奔走するが、それは同時に、公爵からの執着を招くことになり——!?
原作主人公ラセル王太子も出てきて話は複雑に!
見どころ
・転生
・主従
・推しである原作悪役に溺愛される
・前世の経験と知識を活かす
・政治的な駆け引きとバトル要素(少し)
・ダークヒーロー(攻め)の変化(冷酷な公爵が愛を知り、主人公に執着・溺愛する過程)
・黒猫もふもふ
番外編では。
・もふもふ獣人化
・切ない裏側
・少年時代
などなど
最初は、推しの信頼を得るために、ほのぼの日常スローライフ、かわいい黒猫が出てきます。中盤にバトルがあって、解決、という流れ。後日譚は、ほのぼのに戻るかも。本編は完結しましたが、後日譚や番外編、ifルートなど、続々更新中。
【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】
古森きり
BL
【書籍化決定しました!】
詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります!
たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました!
アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。
政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。
男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。
自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。
行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。
冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。
カクヨムに書き溜め。
小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。
異世界転移した元コンビニ店長は、獣人騎士様に嫁入りする夢は……見ない!
めがねあざらし
BL
過労死→異世界転移→体液ヒーラー⁈
社畜すぎて魂が擦り減っていたコンビニ店長・蓮は、女神の凡ミスで異世界送りに。
もらった能力は“全言語理解”と“回復力”!
……ただし、回復スキルの発動条件は「体液経由」です⁈
キスで癒す? 舐めて治す? そんなの変態じゃん!
出会ったのは、狼耳の超絶無骨な騎士・ロナルドと、豹耳騎士・ルース。
最初は“保護対象”だったのに、気づけば戦場の最前線⁈
攻めも受けも騒がしい異世界で、蓮の安眠と尊厳は守れるのか⁉
--------------------
※現在同時掲載中の「捨てられΩ、癒しの異能で獣人将軍に囲われてます!?」の元ネタです。出しちゃった!
【蒼き月の輪舞】 モブにいきなりモテ期がきました。そもそもコレ、BLゲームじゃなかったよな?!
黒木 鳴
BL
「これが人生に三回訪れるモテ期とかいうものなのか……?そもそもコレ、BLゲームじゃなかったよな?!そして俺はモブっ!!」アクションゲームの世界に転生した主人公ラファエル。ゲームのキャラでもない彼は清く正しいモブ人生を謳歌していた。なのにうっかりゲームキャラのイケメン様方とお近づきになってしまい……。実は有能な無自覚系お色気包容主人公が年下イケメンに懐かれ、最強隊長には迫られ、しかも王子や戦闘部隊の面々にスカウトされます。受け、攻め、人材としても色んな意味で突然のモテ期を迎えたラファエル。生態系トップのイケメン様たちに狙われたモブの運命は……?!固定CPは主人公×年下侯爵子息。くっついてからは甘めの溺愛。
完結・オメガバース・虐げられオメガ側妃が敵国に売られたら激甘ボイスのイケメン王から溺愛されました
美咲アリス
BL
虐げられオメガ側妃のシャルルは敵国への貢ぎ物にされた。敵国のアルベルト王は『人間を食べる』という恐ろしい噂があるアルファだ。けれども実際に会ったアルベルト王はものすごいイケメン。しかも「今日からそなたは国宝だ」とシャルルに激甘ボイスで囁いてくる。「もしかして僕は国宝級の『食材』ということ?」シャルルは恐怖に怯えるが、もちろんそれは大きな勘違いで⋯⋯? 虐げられオメガと敵国のイケメン王、ふたりのキュン&ハッピーな異世界恋愛オメガバースです!
希少なΩだと隠して生きてきた薬師は、視察に来た冷徹なα騎士団長に一瞬で見抜かれ「お前は俺の番だ」と帝都に連れ去られてしまう
水凪しおん
BL
「君は、今日から俺のものだ」
辺境の村で薬師として静かに暮らす青年カイリ。彼には誰にも言えない秘密があった。それは希少なΩ(オメガ)でありながら、その性を偽りβ(ベータ)として生きていること。
ある日、村を訪れたのは『帝国の氷盾』と畏れられる冷徹な騎士団総長、リアム。彼は最上級のα(アルファ)であり、カイリが必死に隠してきたΩの資質をいとも簡単に見抜いてしまう。
「お前のその特異な力を、帝国のために使え」
強引に帝都へ連れ去られ、リアムの屋敷で“偽りの主従関係”を結ぶことになったカイリ。冷たい命令とは裏腹に、リアムが時折見せる不器用な優しさと孤独を秘めた瞳に、カイリの心は次第に揺らいでいく。
しかし、カイリの持つ特別なフェロモンは帝国の覇権を揺るがす甘美な毒。やがて二人は、宮廷を渦巻く巨大な陰謀に巻き込まれていく――。
運命の番(つがい)に抗う不遇のΩと、愛を知らない最強α騎士。
偽りの関係から始まる、甘く切ない身分差ファンタジー・ラブ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる