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新社会人編②
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※ハル視点です。
5月に近づくと夏のように暑い日が増えてきた。
明日からやっとGW前半が始まる。夕も明日から3日間は家にいるらしい。俺はフルタイムのアルバイトを終えるとエコバッグにたくさんの食料を詰め込んでるんるんで帰っていた。
めちゃくちゃ重いけど振り回せるくらい元気だった。明日から連休が続くので、今日はしようと言ってくれたのだ。
夕の社会人生活が始まってから俺と過ごす時間が激減してしまったが、俺は気晴らしに料理のレパートリーを増やしていた。
今日はロールキャベツにブロッコリーと卵のサラダがメインだ。しようね、と約束した日はあんまり食べてもらえないから保存しやすいものにした。
「ただいまー…」
夜の21時を回ってしまったが、夕はちゃんと帰ってきてくれた。
「おかえりー!」
俺は玄関に走って夕に抱き着いてしまった。夕のいい匂いがする。
「ごめん、思ったより早く帰れなかった…」
「いいよ、そんなの早く手洗ってきなよ。お腹空いてるでしょ。一緒にごはん食べよ」
「待っててくれたの?」
「そりゃ待ってるよ!明日休みだし!」
と言うと、夕は少しはにかむように微笑んだ。
いつものように小さいローテーブルに食事を並べていく。初めて作ったロールキャベツは最初は苦戦したが、最後には包むコツも覚えて煮崩れずに綺麗にできた。一番綺麗にできた二個を夕の皿に盛って出した。夕はすごいね、と褒めてくれた。夕もお箸とか配膳を手伝ってくれた。こういう些細な共同作業が俺はいつまでも楽しいし嬉しい。
「ねぇ連休どっか行く?」
俺はもぐもぐと口を動かしながら夕に問う。自画自賛だが、ロールキャベツはかなり美味くできた気がする。明日の分も取ってあるがきっと味が染み込んでもっと美味しくなってるだろう。
「あ。そういえば明後日だけどバーベキュー誘われちゃってて…GW恒例らしいんだよね」
夕はさらっと、とんでもないことを言ってきた。いや、さしてとんでもないことではないのだが、夕の口から『BBQ』という単語が出ると思わなかったので、驚きが倍増してしまった。
「えっ!?聞いてない!」
ので、素っ頓狂な声をあげてしまった。
「ごめん……言い忘れてた…特に連休に予定とか決めてなかったし…」
夕に休日の予定がないと思い込んでいた俺も俺だが、言わない夕も夕だ。夕は昔から家に引きこもりがちなので俺たちはあまり予定をすり合わせるという事に慣れていない。
そういうことは決まった時点で言って欲しかった。と吐き捨てそうになる気持ちをグッと堪える。怒っちゃダメだ。ちゃんと話し合わないと。
夕は俺がイライラしているのを感じ取ったようで困った顔をした。
「あ、そうだハルも行く?」
そして、さらにとんでもない事を言い出した。夕は察しがいいのだが、そこから起こす言動がいまいちズレていることが多い。
「いやいや、俺なんか行ったら誰だよ!?ってなるでしょ!」
俺はびっくりしてつい声が大きくなる。
「友達って言えば…家族連れてくる人もいるみたいだし」
夕は俺に気圧されたのか声が小さくなる。
「あのね、こういう場に友達なんか連れてこないからね!奥さんとかお子さんとか、まあ行っても婚約者とかじゃないかな?」
「じゃあハルのこと言ってもいいよ、パートナーですって」
「え?」
俺は一瞬冗談かと思ったが、夕は至って真面目な顔をしていた。
「それは、いや、あの、ちょっと嫌……かも……」
俺は瞬時に嫌だと思ってしまった。俺たちの関係を知られるのがとかじゃなくて、俺と夕の間に誰も入ってきて欲しくないと思ってしまったのだ。
「そうだよね。でもほんとに俺、会社の人にならハルのこと言えると思うから」
夕は別段なんでもないように答えた。夕にとってはなんでもない会話なのだ。
「うん、ありがと」
なんだか一瞬にして俺たちの世界が崩れてしまうような感覚があった。こんなセンシティブなことを友達どころか会社の人に言えるというのは、よっぽど夕は職場の人を信頼しているのだろう。業界的にそういう人が多いのもあるかもしれない。
夕は決して楽観的でないし、考えなしということはない。だから本心で心からそう思っているのだろう。
良かったじゃないか。夕が俺の事を言ってもいいと思えるような人間関係が築けて。少し心配していたのだ。夕の対人関係が希薄すぎることが。
だけど急にそんな俺以外の人とどんどん仲良くなるなんて!!良い事なのに。良い事なのに。素直に喜んであげられない自分が嫌だ。独占欲が強い自覚はあったけどここまで変にヤキモキしたの夕が初めてだ。初めての感覚に戸惑う。
夕がお風呂から上がった気配を感じると、俺は夕の部屋を訪ねた。いつも俺の部屋まで上がってくるのを待っていたけど、今日は我慢ができなかった。
「え?」
夕はまだ着替えている最中で、下着しかつけていなかった。
「もう、してもいい?」
俺は夕の返事を聞かずにいっぱいキスをした。もう夕の話を聞きたくなかった。頭の中俺でいっぱいにして欲しい。せめて家では。せめて2人でいる時は俺の事だけ考えて欲しい。
「ん……」
夕は嫌がらなかった。下着の中に手を差し込んでも抵抗しなかった。お風呂で温められた夕の肌から夕の匂いと入浴剤の香りが混ざった良い匂いがした。まだ湿っている肌が手のひらにくっついて俺のことを煽ってくる。
「夕」
俺は夕の性器をゆるゆると触れながら夕にキスをした。夕のそこはそっと硬さを増していく。俺たちは立ったまま行為を続けていた。夕が俺に体を預けてしなだれてくる。夕が俺の肩に頭を乗せてくるから、俺はその首筋をそろっと舐めた。
「あっ」
夕がため息のように吐息を漏らした。
『ティロン』
突然、どこからか変な音が鳴った。
「誰かからメッセ来てるのかも。でもいいよ気にしなくて」
それは夕のスマホから鳴っていたメッセージアプリの通知音だった。
『ティロン』
『ティロン』
『ティロン』
夕のスマホから鬼のように通知が来る。さすがに俺も気が散る。
「い、いいの?」
「ごめん、切っとくね」
と夕がスマホを手に取った瞬間だった。
『ティロロロン ティロロロン ティロロロン』
と長い音が鳴った。
「同期から電話だ」
と夕は困ったように俺を見てきた。そんなふうに見られたら
「出てあげたら…?」
と言ってあげるしかない。
「もしもし。うん…大丈夫…。…………え?吉野さんは!?え!?他に誰かいない?うーん、そっか、うーん……わかった。じゃあそっち戻るよ。いいよ、仕方ないよ。それより一回落ち着いて」
と言いながら、夕は一回部屋を出てしまった。嫌な予感が膨らんでいく。俺は胃のあたりがモヤモヤするような感覚がしてお腹をさすった。しばらくして夕がすまなさそうな顔で戻ってきた。
「ごめん、俺、一回会社戻るね。帰ってきたらちゃんとするから」
えーーー!?
夕はさっさと着替えると風のように出て行ってしまった。
(ひどいひどいひどいひどい………)
俺は夕の部屋にそのまま残って、勝手に夕の布団を敷いて、勝手に夕の布団にくるまっていた。布団の中で夕の匂いに包まれながら、恨み言を唱えている間に寝てしまったらしい。
夕が帰ってきたのは深夜の2時前だった。
「あれ…ハルここにいたの…ただいま………」
夕は半分目を閉じたまま服や靴下を脱ぎ散らかした。いつもだったらそんなことをしないので、よっぽど疲れているのだろう。
「ん…おかえり。何があったの…」
俺は眠い目をなんとか開けながら起き上がった。
「同期のさ…同じとこにいる子の…パソコンの画面、急に消えちゃったって、パニックになっちゃってて。上司とかも連絡つかなくてさ」
「パソコン!?」
そんなことで!?と俺が思っていると察した夕が
「みんなあんまりパソコン使いなれてないんだよ」
とフォローを入れる。
「俺も今日は早く帰りたかったから…その子に作業任せて帰ってきちゃって…」
「でも、そんなの夕がやることじゃなくない?」
「まぁ、そうなんだけどさ。頼れる人がその場にいないって泣いちゃってさ…女の子だし危ないし、一緒に作業して送ったらこんな時間になっちゃって…」
「お、おんなのこ!?」
俺は一気に目が覚めた。
「一人暮らしの女の子、一人で帰せないでしょ……」
それはそうだけど、そういうことじゃあないんだよ!と言いたいが何をどう言えば夕に伝わるのか分からないし、そもそも俺が何かを言っていいのかも分からない。
「そういうのって上司に報告じゃないの!?」
「だから連絡つかなかったんだって…。まあ、最後は戻ってきてくれたんだけど…どうにかなってよかった………」
と言って夕は布団に倒れ込む。とてもじゃないけど今から続きしようと言える雰囲気じゃなかった。
5月に近づくと夏のように暑い日が増えてきた。
明日からやっとGW前半が始まる。夕も明日から3日間は家にいるらしい。俺はフルタイムのアルバイトを終えるとエコバッグにたくさんの食料を詰め込んでるんるんで帰っていた。
めちゃくちゃ重いけど振り回せるくらい元気だった。明日から連休が続くので、今日はしようと言ってくれたのだ。
夕の社会人生活が始まってから俺と過ごす時間が激減してしまったが、俺は気晴らしに料理のレパートリーを増やしていた。
今日はロールキャベツにブロッコリーと卵のサラダがメインだ。しようね、と約束した日はあんまり食べてもらえないから保存しやすいものにした。
「ただいまー…」
夜の21時を回ってしまったが、夕はちゃんと帰ってきてくれた。
「おかえりー!」
俺は玄関に走って夕に抱き着いてしまった。夕のいい匂いがする。
「ごめん、思ったより早く帰れなかった…」
「いいよ、そんなの早く手洗ってきなよ。お腹空いてるでしょ。一緒にごはん食べよ」
「待っててくれたの?」
「そりゃ待ってるよ!明日休みだし!」
と言うと、夕は少しはにかむように微笑んだ。
いつものように小さいローテーブルに食事を並べていく。初めて作ったロールキャベツは最初は苦戦したが、最後には包むコツも覚えて煮崩れずに綺麗にできた。一番綺麗にできた二個を夕の皿に盛って出した。夕はすごいね、と褒めてくれた。夕もお箸とか配膳を手伝ってくれた。こういう些細な共同作業が俺はいつまでも楽しいし嬉しい。
「ねぇ連休どっか行く?」
俺はもぐもぐと口を動かしながら夕に問う。自画自賛だが、ロールキャベツはかなり美味くできた気がする。明日の分も取ってあるがきっと味が染み込んでもっと美味しくなってるだろう。
「あ。そういえば明後日だけどバーベキュー誘われちゃってて…GW恒例らしいんだよね」
夕はさらっと、とんでもないことを言ってきた。いや、さしてとんでもないことではないのだが、夕の口から『BBQ』という単語が出ると思わなかったので、驚きが倍増してしまった。
「えっ!?聞いてない!」
ので、素っ頓狂な声をあげてしまった。
「ごめん……言い忘れてた…特に連休に予定とか決めてなかったし…」
夕に休日の予定がないと思い込んでいた俺も俺だが、言わない夕も夕だ。夕は昔から家に引きこもりがちなので俺たちはあまり予定をすり合わせるという事に慣れていない。
そういうことは決まった時点で言って欲しかった。と吐き捨てそうになる気持ちをグッと堪える。怒っちゃダメだ。ちゃんと話し合わないと。
夕は俺がイライラしているのを感じ取ったようで困った顔をした。
「あ、そうだハルも行く?」
そして、さらにとんでもない事を言い出した。夕は察しがいいのだが、そこから起こす言動がいまいちズレていることが多い。
「いやいや、俺なんか行ったら誰だよ!?ってなるでしょ!」
俺はびっくりしてつい声が大きくなる。
「友達って言えば…家族連れてくる人もいるみたいだし」
夕は俺に気圧されたのか声が小さくなる。
「あのね、こういう場に友達なんか連れてこないからね!奥さんとかお子さんとか、まあ行っても婚約者とかじゃないかな?」
「じゃあハルのこと言ってもいいよ、パートナーですって」
「え?」
俺は一瞬冗談かと思ったが、夕は至って真面目な顔をしていた。
「それは、いや、あの、ちょっと嫌……かも……」
俺は瞬時に嫌だと思ってしまった。俺たちの関係を知られるのがとかじゃなくて、俺と夕の間に誰も入ってきて欲しくないと思ってしまったのだ。
「そうだよね。でもほんとに俺、会社の人にならハルのこと言えると思うから」
夕は別段なんでもないように答えた。夕にとってはなんでもない会話なのだ。
「うん、ありがと」
なんだか一瞬にして俺たちの世界が崩れてしまうような感覚があった。こんなセンシティブなことを友達どころか会社の人に言えるというのは、よっぽど夕は職場の人を信頼しているのだろう。業界的にそういう人が多いのもあるかもしれない。
夕は決して楽観的でないし、考えなしということはない。だから本心で心からそう思っているのだろう。
良かったじゃないか。夕が俺の事を言ってもいいと思えるような人間関係が築けて。少し心配していたのだ。夕の対人関係が希薄すぎることが。
だけど急にそんな俺以外の人とどんどん仲良くなるなんて!!良い事なのに。良い事なのに。素直に喜んであげられない自分が嫌だ。独占欲が強い自覚はあったけどここまで変にヤキモキしたの夕が初めてだ。初めての感覚に戸惑う。
夕がお風呂から上がった気配を感じると、俺は夕の部屋を訪ねた。いつも俺の部屋まで上がってくるのを待っていたけど、今日は我慢ができなかった。
「え?」
夕はまだ着替えている最中で、下着しかつけていなかった。
「もう、してもいい?」
俺は夕の返事を聞かずにいっぱいキスをした。もう夕の話を聞きたくなかった。頭の中俺でいっぱいにして欲しい。せめて家では。せめて2人でいる時は俺の事だけ考えて欲しい。
「ん……」
夕は嫌がらなかった。下着の中に手を差し込んでも抵抗しなかった。お風呂で温められた夕の肌から夕の匂いと入浴剤の香りが混ざった良い匂いがした。まだ湿っている肌が手のひらにくっついて俺のことを煽ってくる。
「夕」
俺は夕の性器をゆるゆると触れながら夕にキスをした。夕のそこはそっと硬さを増していく。俺たちは立ったまま行為を続けていた。夕が俺に体を預けてしなだれてくる。夕が俺の肩に頭を乗せてくるから、俺はその首筋をそろっと舐めた。
「あっ」
夕がため息のように吐息を漏らした。
『ティロン』
突然、どこからか変な音が鳴った。
「誰かからメッセ来てるのかも。でもいいよ気にしなくて」
それは夕のスマホから鳴っていたメッセージアプリの通知音だった。
『ティロン』
『ティロン』
『ティロン』
夕のスマホから鬼のように通知が来る。さすがに俺も気が散る。
「い、いいの?」
「ごめん、切っとくね」
と夕がスマホを手に取った瞬間だった。
『ティロロロン ティロロロン ティロロロン』
と長い音が鳴った。
「同期から電話だ」
と夕は困ったように俺を見てきた。そんなふうに見られたら
「出てあげたら…?」
と言ってあげるしかない。
「もしもし。うん…大丈夫…。…………え?吉野さんは!?え!?他に誰かいない?うーん、そっか、うーん……わかった。じゃあそっち戻るよ。いいよ、仕方ないよ。それより一回落ち着いて」
と言いながら、夕は一回部屋を出てしまった。嫌な予感が膨らんでいく。俺は胃のあたりがモヤモヤするような感覚がしてお腹をさすった。しばらくして夕がすまなさそうな顔で戻ってきた。
「ごめん、俺、一回会社戻るね。帰ってきたらちゃんとするから」
えーーー!?
夕はさっさと着替えると風のように出て行ってしまった。
(ひどいひどいひどいひどい………)
俺は夕の部屋にそのまま残って、勝手に夕の布団を敷いて、勝手に夕の布団にくるまっていた。布団の中で夕の匂いに包まれながら、恨み言を唱えている間に寝てしまったらしい。
夕が帰ってきたのは深夜の2時前だった。
「あれ…ハルここにいたの…ただいま………」
夕は半分目を閉じたまま服や靴下を脱ぎ散らかした。いつもだったらそんなことをしないので、よっぽど疲れているのだろう。
「ん…おかえり。何があったの…」
俺は眠い目をなんとか開けながら起き上がった。
「同期のさ…同じとこにいる子の…パソコンの画面、急に消えちゃったって、パニックになっちゃってて。上司とかも連絡つかなくてさ」
「パソコン!?」
そんなことで!?と俺が思っていると察した夕が
「みんなあんまりパソコン使いなれてないんだよ」
とフォローを入れる。
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「でも、そんなの夕がやることじゃなくない?」
「まぁ、そうなんだけどさ。頼れる人がその場にいないって泣いちゃってさ…女の子だし危ないし、一緒に作業して送ったらこんな時間になっちゃって…」
「お、おんなのこ!?」
俺は一気に目が覚めた。
「一人暮らしの女の子、一人で帰せないでしょ……」
それはそうだけど、そういうことじゃあないんだよ!と言いたいが何をどう言えば夕に伝わるのか分からないし、そもそも俺が何かを言っていいのかも分からない。
「そういうのって上司に報告じゃないの!?」
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