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最終話:私たちの、新しい日常
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ソラもまた私の隣でぐったりと動かなくなる。その満足げな寝顔に私はそっとキスを落とした。
それでもまだ私の体は鎮まらない。
「はぁ、はぁ…、どうして…」
愛する二人の親友と体を重ねたというのに。この呪いはまだ私を解放してはくれない。体の中心で熱い塊がドクドクと虚しく脈打っている。
その時だった。
「まだ辛い?、ナギサお姉ちゃん」
いつの間にかすぐそばにアカリが立っていた。その顔は穏やかで全てを悟っているかのような微笑みを浮かべている。この部屋で起きたすべての出来事を見ていながらその瞳は少しも揺らいでいなかった。
私は最後の望みをかけるようにその幼い妹へと視線を向けた。
「アカリちゃん…」
助けて。その言葉は声にならなかった。でもアカリには私の心の叫びが聞こえていたのかもしれない。
「うん。大丈夫だよ、お姉ちゃん」
アカリは私の隣に静かに座った。そして眠っているサオリとソラ、そして意識のないヒカリお姉ちゃんの顔を一度慈しむように見渡した。
「三人とも、お姉ちゃんの、本当の愛を、確かめられて、満足したみたい。…でもね、ナギサお姉ちゃんを、本当に、救ってあげられるのは、この私だけだよ」
アカリはそう言うとまず私をその小さな腕で優しく抱きしめた。
「辛かったね、お姉ちゃん。もう、大丈夫だから。アカリが、全部、受け止めてあげる」
アカリはそう言うとおもむろに自分の服をすべて脱ぎ捨てた。そして私の前にその白く清らかな裸身を晒す。
「さあ、お姉ちゃん。こっちにおいで」
アカリはベッドの上に座ると自分の胸を指差した。その小さな、しかし形の良い胸を。
「お姉ちゃんが、辛くて、苦しくて、どうしようもない時は、アカリが、甘えさせてあげる」
私はまるで母親を求める赤ん坊のようにその胸に吸い付いた。
「ん…、ちゅ…」
温かくて、甘いミルクのような香り。私はただ無心にその胸を吸い続けた。アカリはそんな私の頭を、優しく、優しく、「いいこ、いいこ」と撫でてくれる。そのあまりの優しさに私の目から涙が溢れ出した。
私の体が少し落ち着いてきたのを見計らってアカリは今度は私の熱く硬くなった〝それ〟にその手を伸ばした。
「ひっ…!」
「ここも、辛かったね。ナギサお姉ちゃんの大事なところ。いいこ、いいこ…」
アカリはまるで赤子をあやすかのように私のその部分を優しく撫で始めた。その慈しむような手つきに私の荒れ狂っていた欲望が少しずつ穏やかな熱へと変わっていくのが分かった。
「アカリの全部で、お姉ちゃんを、気持ちよくしてあげる」
アカリはそう言うと私の体をゆっくりと横たえた。そして私の唇に深く優しいキスを落とす。
「んんっ…」
そのままアカリの唇は私の耳元へと移動した。
「お姉ちゃんの、可愛い声、アカリだけに、聞かせてね…」
そう囁きながら私の耳を甘く食む。
「ひゃあぁっ!だめ、あかりちゃん、耳は、弱い、から…」
その刺激に私の体がびくんと跳ねる。アカリは構わずその舌で私の首筋を上から下へとゆっくりと舐めていく。
「んぅ…っ、や、やめてぇ…、ぞくぞく、する…っ」
そしてアカリは私の胸の谷間に顔をうずめた。
「お姉ちゃんの匂い、大好き」
そう呟くとアカリは胸の膨らみをその周りから丁寧に舐め始めた。先端には決して触れないもどかしい愛撫。
「あ、あんっ…!いじわる、しないで…、はやく、そこに…」
私の懇願にアカリはくすくすと笑うと、ついに硬くなったその先端をちゅと音を立てて吸い付いた。
「んんんーーーーっっ!!」
アカリの唇が私の体の上をゆっくりと下へと降りていく。お腹に、腰に、そして太ももの付け根に、その柔らかな感触を残していく。その一つ一つの動きが私の体をさらに敏感にしていく。
「ここが、新しいナギサお姉ちゃんの、一番すごいところ、だね。アカリが、世界で一番、気持ちよくしてあげる」
アカリは私の一番秘密の場所に顔をうずめた。そして私の〝それ〟を根元から先端までゆっくりと何度も何度も舐め上げた。
「すごい…、あかり…ちゃ…、気持ち、よすぎて…、おかしく、なっちゃう…」
「うん。おかしくなって、いいんだよ。アカリが、全部、受け止めてあげるから」
アカリはそう言うと今度は私の〝それ〟の裏側の筋を舌で強く突き上げた。
「あ"、あ"あ"っ…!そこ、そこ、だめぇっ…!」
私の体が大きく跳ねる。アカリはその場所を執拗に、そして的確に攻め続けた。快感が私の意識を白く塗りつぶしていく。
やがてアカリは私の体から顔を離した。そして私の上にゆっくりとまたがった。その行為で私の先ほどよりもさらに大きく硬くなった〝それ〟が露わになる。
「お姉ちゃん。今度は、お姉ちゃんが、アカリの中、めちゃくちゃにして?」
アカリは私の〝それ〟を自分の手で掴むと、ゆっくりと自分の小さな入り口へと導いていく。
「あ…、あかり…ちゃんっ」
今までとはまったく違う。まるでパズルのピースがぴったりとはまるような完璧な一体感。
「どう、お姉ちゃん…?アカリの中、気持ちいいでしょ…?」
アカリは私の耳元で甘く囁く。そしてゆっくりと腰を動かし始めた。
「あ、あんっ…!なに、これ…、今までと、全然、違う…!」
快感が、体の、もっと、奥の、奥の、魂の中心から、湧き上がってくるような感覚。体が繋がるたびに私とアカリの全てが混じり合い、共鳴し、そして増幅していくのが分かった。
「当たり前だよ。だって、私はお姉ちゃんの妹なんだから。お姉ちゃんの気持ちいいところ、アカリ、全部、わかるもん」
アカリはそう言うと私の一番敏感な場所を的確に、そして優しく刺激し始めた。
「あ、ああ、ああああーーーーーっっ!!!!」
それはもう絶頂という言葉では表せないほどの凄まじい感覚だった。体中の全ての細胞が快感に溶けていく。
「お姉ちゃん、私も、好きだよ。大好き」
「アカリちゃん…、私も、アカリちゃんのことが…」
私たちは、何度も、何度も、キスを交わし体を求め合った。アカリが上になったり、私が上になったり、後ろから深く繋がったり。そのたびに私たちは新しい快感の扉を開いていく。
「あ、そこ、アカリちゃん、そこ、すごく、気持ちいい…!」
「お姉ちゃんの、そこも、でしょ…?すごく、熱くなってるよ」
互いの一番感じやすい場所を教え合い、そして求め合う。それはまるで終わりを知らない永遠に続くかのような愛の交歓だった。
そしてついにその時が来た。
「お姉ちゃん…、アカリの全部、あげる…!」
「アカリちゃん…っ!私も、全部、あげるよ…!」
「「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"ーーーーーーーーっっっ!!!!!」」
私たちは、強く、強く、抱きしめ合ったまま、最後の、そして最高の、絶頂のその先へと、たどり着いた。
長い、長い時間の後。
私が目を覚ますと部屋には私と、そして私の周りで幸せそうに眠るサオリ、ソラ、アカリ、そしてヒカリお姉ちゃんの寝顔があった。
私の体にあれほど荒れ狂っていた欲望は嘘のように穏やかに凪いでいた。体の中心にある〝それ〟も今は静かにその存在を私の体の一部として留めている。
私はもう一人じゃない。
愛する四人の少女たちと共に。
私は私の新しい人生をこの新しい体で歩き始めるのだ。
あの狂おしくも愛に満ちた長い夜から数週間が過ぎた。
私の体はあの日を境に変わってしまったまま。そして魔法少女としての戦いが続く限り、デザイアを倒すたびに私の体は呪われた欲望の熱に苛まれる。一人では到底抱えきれないほどの強大な熱に。
でも今の私の心は不思議なくらい穏やかだった。
「マリナさん、ミオさん、こんにちは」
「あら、ナギサさん。ごきげんよう」
「こんにちは、ナギサちゃん!」
駅前のカフェで私は二人に手を振った。ミオの隣でマリナさんは幸せそうに微笑んでいる。あの日アカリの力で彼女の体から〝異形〟は消え去った。けれど魔法少女である限り欲望の呪いそのものが消えることはない。戦いの後には彼女もまたその熱に苦しむのだという。
「この前の戦いは、少し、骨が折れましたわね」
マリナさんが私にだけ聞こえるようにそっと囁く。その言葉にミオはテーブルの下でマリナさんの手を優しくぎゅっと握った。その慈しむような、そして全てを受け入れている眼差し。マリナさんははにかみながら、でもとても幸せそうにミオに微笑み返した。
二人ならもう大丈夫。彼女たちは互いを支え合いどんな困難も乗り越えていけるだろう。その幸せそうな二人の姿を見て私の胸も温かくなった。
そして私の日常もまた新しい形へと変わっていた。
戦いを終え、欲望の熱に浮かされたままふらつく足で家に帰る。そんな私をいつも四人の愛しい人たちが迎えてくれる。
「おかえり、ナギサちゃん。大変だったね」
サオリが震える私の体を優しく抱きしめてくれる。
「おっかえりー、ナギサ!お風呂、沸いてるよ!」
ソラが太陽みたいな笑顔で私の頭をわしゃわしゃと撫でる。
「無理は、していないでしょうね…?さあ、こちらへ」
ヒカリお姉ちゃんが私の手を引き、バスルームへと導いてくれる。
そして湯船の中で火照った体をみんなで慰め合うのだ。私のこの強すぎる欲望を四人がそれぞれの愛情の形で受け止め、そして鎮めてくれる。サオリのひたむきな指。ソラの情熱的な唇。ヒカリお姉ちゃんの献身的な肌。そしてアカリの私を骨の髄まで徹底的に甘やかしてくれる献身的な奉仕。
四人の愛が私を満たしてくれる。だから私は戦い続けられる。
その夜も戦いの後の熱がまだ微かに残る私の部屋に当たり前のように四人が集まっていた。
ベッドの上で私はヒカリお姉ちゃんに膝枕をしてもらいながら本を読んでいる。その隣ではアカリが私のお腹の上で猫みたいに丸くなってうとうとしていた。床に敷かれたラグの上ではサオリとソラが二人で一つのイヤホンを分け合ってじゃれ合っている。
穏やかで幸せな時間。
「ねぇ、みんな。本当に、ありがとうね」
私の唐突なお礼の言葉に四人がそれぞれの場所から私を見つめた。
最初に口を開いたのはサオリだった。彼女はイヤホンを外すと私のそばに寄り、そっと私の手を握った。
「私、やっぱり、どんなことがあっても、ナギサちゃんが好き」
そのまっすぐな瞳。もうそこに涙はない。ただ深い愛情だけが私を見つめていた。
「私も、だよ。サオリも、ナギサも、大好き。だから、こうして、一緒にいられて、嬉しいな。私が、仲間に入れて、よかった」
ソラがサオリの肩を抱き寄せながらにぱっと笑う。その笑顔は太陽みたいに温かい。二人はもうただの親友ではなかったけれど、その関係は嫉妬ではなくもっと大きな愛で繋がっているようだった。
「私も…。ナギサちゃんのことも、好きだし…」
ヒカリお姉ちゃんが恥ずかしそうに私の髪を撫でながら言った。
「その…、〝それ〟も、好きに、なっちゃった、から…。だから、大丈夫よ」
顔を真っ赤にして俯く姉。そのあまりの可愛らしさに私は思わず笑ってしまった。
最後にむくりと体を起こしたアカリが私をぎゅっと抱きしめてきた。
「ねぇ、お姉ちゃん」
アカリは少し悪戯っぽく笑った。
「本当はね、私、昔、魔法少女にならないかって、どこからか、声が聞こえてきたことがあるの。でもね、怖くて、とっさに、逃げちゃったんだ」
「え…?」
「後悔して、なんとか、魔力を、少しだけ使えるようになったけど、私が逃げた分を、ナギサお姉ちゃんが、ずっと、頑張ってくれてたんだよね」
アカリはそう言うと私の頬にちゅとキスをした。
「ありがとう、大好きだよ、お姉ちゃん」
私はもう一人じゃない。
愛する四人の少女たちと共に。
私は私の新しい人生をこの新しい体で歩き始めるのだ。
それはきっと世界で一番幸せな物語。
【了】
それでもまだ私の体は鎮まらない。
「はぁ、はぁ…、どうして…」
愛する二人の親友と体を重ねたというのに。この呪いはまだ私を解放してはくれない。体の中心で熱い塊がドクドクと虚しく脈打っている。
その時だった。
「まだ辛い?、ナギサお姉ちゃん」
いつの間にかすぐそばにアカリが立っていた。その顔は穏やかで全てを悟っているかのような微笑みを浮かべている。この部屋で起きたすべての出来事を見ていながらその瞳は少しも揺らいでいなかった。
私は最後の望みをかけるようにその幼い妹へと視線を向けた。
「アカリちゃん…」
助けて。その言葉は声にならなかった。でもアカリには私の心の叫びが聞こえていたのかもしれない。
「うん。大丈夫だよ、お姉ちゃん」
アカリは私の隣に静かに座った。そして眠っているサオリとソラ、そして意識のないヒカリお姉ちゃんの顔を一度慈しむように見渡した。
「三人とも、お姉ちゃんの、本当の愛を、確かめられて、満足したみたい。…でもね、ナギサお姉ちゃんを、本当に、救ってあげられるのは、この私だけだよ」
アカリはそう言うとまず私をその小さな腕で優しく抱きしめた。
「辛かったね、お姉ちゃん。もう、大丈夫だから。アカリが、全部、受け止めてあげる」
アカリはそう言うとおもむろに自分の服をすべて脱ぎ捨てた。そして私の前にその白く清らかな裸身を晒す。
「さあ、お姉ちゃん。こっちにおいで」
アカリはベッドの上に座ると自分の胸を指差した。その小さな、しかし形の良い胸を。
「お姉ちゃんが、辛くて、苦しくて、どうしようもない時は、アカリが、甘えさせてあげる」
私はまるで母親を求める赤ん坊のようにその胸に吸い付いた。
「ん…、ちゅ…」
温かくて、甘いミルクのような香り。私はただ無心にその胸を吸い続けた。アカリはそんな私の頭を、優しく、優しく、「いいこ、いいこ」と撫でてくれる。そのあまりの優しさに私の目から涙が溢れ出した。
私の体が少し落ち着いてきたのを見計らってアカリは今度は私の熱く硬くなった〝それ〟にその手を伸ばした。
「ひっ…!」
「ここも、辛かったね。ナギサお姉ちゃんの大事なところ。いいこ、いいこ…」
アカリはまるで赤子をあやすかのように私のその部分を優しく撫で始めた。その慈しむような手つきに私の荒れ狂っていた欲望が少しずつ穏やかな熱へと変わっていくのが分かった。
「アカリの全部で、お姉ちゃんを、気持ちよくしてあげる」
アカリはそう言うと私の体をゆっくりと横たえた。そして私の唇に深く優しいキスを落とす。
「んんっ…」
そのままアカリの唇は私の耳元へと移動した。
「お姉ちゃんの、可愛い声、アカリだけに、聞かせてね…」
そう囁きながら私の耳を甘く食む。
「ひゃあぁっ!だめ、あかりちゃん、耳は、弱い、から…」
その刺激に私の体がびくんと跳ねる。アカリは構わずその舌で私の首筋を上から下へとゆっくりと舐めていく。
「んぅ…っ、や、やめてぇ…、ぞくぞく、する…っ」
そしてアカリは私の胸の谷間に顔をうずめた。
「お姉ちゃんの匂い、大好き」
そう呟くとアカリは胸の膨らみをその周りから丁寧に舐め始めた。先端には決して触れないもどかしい愛撫。
「あ、あんっ…!いじわる、しないで…、はやく、そこに…」
私の懇願にアカリはくすくすと笑うと、ついに硬くなったその先端をちゅと音を立てて吸い付いた。
「んんんーーーーっっ!!」
アカリの唇が私の体の上をゆっくりと下へと降りていく。お腹に、腰に、そして太ももの付け根に、その柔らかな感触を残していく。その一つ一つの動きが私の体をさらに敏感にしていく。
「ここが、新しいナギサお姉ちゃんの、一番すごいところ、だね。アカリが、世界で一番、気持ちよくしてあげる」
アカリは私の一番秘密の場所に顔をうずめた。そして私の〝それ〟を根元から先端までゆっくりと何度も何度も舐め上げた。
「すごい…、あかり…ちゃ…、気持ち、よすぎて…、おかしく、なっちゃう…」
「うん。おかしくなって、いいんだよ。アカリが、全部、受け止めてあげるから」
アカリはそう言うと今度は私の〝それ〟の裏側の筋を舌で強く突き上げた。
「あ"、あ"あ"っ…!そこ、そこ、だめぇっ…!」
私の体が大きく跳ねる。アカリはその場所を執拗に、そして的確に攻め続けた。快感が私の意識を白く塗りつぶしていく。
やがてアカリは私の体から顔を離した。そして私の上にゆっくりとまたがった。その行為で私の先ほどよりもさらに大きく硬くなった〝それ〟が露わになる。
「お姉ちゃん。今度は、お姉ちゃんが、アカリの中、めちゃくちゃにして?」
アカリは私の〝それ〟を自分の手で掴むと、ゆっくりと自分の小さな入り口へと導いていく。
「あ…、あかり…ちゃんっ」
今までとはまったく違う。まるでパズルのピースがぴったりとはまるような完璧な一体感。
「どう、お姉ちゃん…?アカリの中、気持ちいいでしょ…?」
アカリは私の耳元で甘く囁く。そしてゆっくりと腰を動かし始めた。
「あ、あんっ…!なに、これ…、今までと、全然、違う…!」
快感が、体の、もっと、奥の、奥の、魂の中心から、湧き上がってくるような感覚。体が繋がるたびに私とアカリの全てが混じり合い、共鳴し、そして増幅していくのが分かった。
「当たり前だよ。だって、私はお姉ちゃんの妹なんだから。お姉ちゃんの気持ちいいところ、アカリ、全部、わかるもん」
アカリはそう言うと私の一番敏感な場所を的確に、そして優しく刺激し始めた。
「あ、ああ、ああああーーーーーっっ!!!!」
それはもう絶頂という言葉では表せないほどの凄まじい感覚だった。体中の全ての細胞が快感に溶けていく。
「お姉ちゃん、私も、好きだよ。大好き」
「アカリちゃん…、私も、アカリちゃんのことが…」
私たちは、何度も、何度も、キスを交わし体を求め合った。アカリが上になったり、私が上になったり、後ろから深く繋がったり。そのたびに私たちは新しい快感の扉を開いていく。
「あ、そこ、アカリちゃん、そこ、すごく、気持ちいい…!」
「お姉ちゃんの、そこも、でしょ…?すごく、熱くなってるよ」
互いの一番感じやすい場所を教え合い、そして求め合う。それはまるで終わりを知らない永遠に続くかのような愛の交歓だった。
そしてついにその時が来た。
「お姉ちゃん…、アカリの全部、あげる…!」
「アカリちゃん…っ!私も、全部、あげるよ…!」
「「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"ーーーーーーーーっっっ!!!!!」」
私たちは、強く、強く、抱きしめ合ったまま、最後の、そして最高の、絶頂のその先へと、たどり着いた。
長い、長い時間の後。
私が目を覚ますと部屋には私と、そして私の周りで幸せそうに眠るサオリ、ソラ、アカリ、そしてヒカリお姉ちゃんの寝顔があった。
私の体にあれほど荒れ狂っていた欲望は嘘のように穏やかに凪いでいた。体の中心にある〝それ〟も今は静かにその存在を私の体の一部として留めている。
私はもう一人じゃない。
愛する四人の少女たちと共に。
私は私の新しい人生をこの新しい体で歩き始めるのだ。
あの狂おしくも愛に満ちた長い夜から数週間が過ぎた。
私の体はあの日を境に変わってしまったまま。そして魔法少女としての戦いが続く限り、デザイアを倒すたびに私の体は呪われた欲望の熱に苛まれる。一人では到底抱えきれないほどの強大な熱に。
でも今の私の心は不思議なくらい穏やかだった。
「マリナさん、ミオさん、こんにちは」
「あら、ナギサさん。ごきげんよう」
「こんにちは、ナギサちゃん!」
駅前のカフェで私は二人に手を振った。ミオの隣でマリナさんは幸せそうに微笑んでいる。あの日アカリの力で彼女の体から〝異形〟は消え去った。けれど魔法少女である限り欲望の呪いそのものが消えることはない。戦いの後には彼女もまたその熱に苦しむのだという。
「この前の戦いは、少し、骨が折れましたわね」
マリナさんが私にだけ聞こえるようにそっと囁く。その言葉にミオはテーブルの下でマリナさんの手を優しくぎゅっと握った。その慈しむような、そして全てを受け入れている眼差し。マリナさんははにかみながら、でもとても幸せそうにミオに微笑み返した。
二人ならもう大丈夫。彼女たちは互いを支え合いどんな困難も乗り越えていけるだろう。その幸せそうな二人の姿を見て私の胸も温かくなった。
そして私の日常もまた新しい形へと変わっていた。
戦いを終え、欲望の熱に浮かされたままふらつく足で家に帰る。そんな私をいつも四人の愛しい人たちが迎えてくれる。
「おかえり、ナギサちゃん。大変だったね」
サオリが震える私の体を優しく抱きしめてくれる。
「おっかえりー、ナギサ!お風呂、沸いてるよ!」
ソラが太陽みたいな笑顔で私の頭をわしゃわしゃと撫でる。
「無理は、していないでしょうね…?さあ、こちらへ」
ヒカリお姉ちゃんが私の手を引き、バスルームへと導いてくれる。
そして湯船の中で火照った体をみんなで慰め合うのだ。私のこの強すぎる欲望を四人がそれぞれの愛情の形で受け止め、そして鎮めてくれる。サオリのひたむきな指。ソラの情熱的な唇。ヒカリお姉ちゃんの献身的な肌。そしてアカリの私を骨の髄まで徹底的に甘やかしてくれる献身的な奉仕。
四人の愛が私を満たしてくれる。だから私は戦い続けられる。
その夜も戦いの後の熱がまだ微かに残る私の部屋に当たり前のように四人が集まっていた。
ベッドの上で私はヒカリお姉ちゃんに膝枕をしてもらいながら本を読んでいる。その隣ではアカリが私のお腹の上で猫みたいに丸くなってうとうとしていた。床に敷かれたラグの上ではサオリとソラが二人で一つのイヤホンを分け合ってじゃれ合っている。
穏やかで幸せな時間。
「ねぇ、みんな。本当に、ありがとうね」
私の唐突なお礼の言葉に四人がそれぞれの場所から私を見つめた。
最初に口を開いたのはサオリだった。彼女はイヤホンを外すと私のそばに寄り、そっと私の手を握った。
「私、やっぱり、どんなことがあっても、ナギサちゃんが好き」
そのまっすぐな瞳。もうそこに涙はない。ただ深い愛情だけが私を見つめていた。
「私も、だよ。サオリも、ナギサも、大好き。だから、こうして、一緒にいられて、嬉しいな。私が、仲間に入れて、よかった」
ソラがサオリの肩を抱き寄せながらにぱっと笑う。その笑顔は太陽みたいに温かい。二人はもうただの親友ではなかったけれど、その関係は嫉妬ではなくもっと大きな愛で繋がっているようだった。
「私も…。ナギサちゃんのことも、好きだし…」
ヒカリお姉ちゃんが恥ずかしそうに私の髪を撫でながら言った。
「その…、〝それ〟も、好きに、なっちゃった、から…。だから、大丈夫よ」
顔を真っ赤にして俯く姉。そのあまりの可愛らしさに私は思わず笑ってしまった。
最後にむくりと体を起こしたアカリが私をぎゅっと抱きしめてきた。
「ねぇ、お姉ちゃん」
アカリは少し悪戯っぽく笑った。
「本当はね、私、昔、魔法少女にならないかって、どこからか、声が聞こえてきたことがあるの。でもね、怖くて、とっさに、逃げちゃったんだ」
「え…?」
「後悔して、なんとか、魔力を、少しだけ使えるようになったけど、私が逃げた分を、ナギサお姉ちゃんが、ずっと、頑張ってくれてたんだよね」
アカリはそう言うと私の頬にちゅとキスをした。
「ありがとう、大好きだよ、お姉ちゃん」
私はもう一人じゃない。
愛する四人の少女たちと共に。
私は私の新しい人生をこの新しい体で歩き始めるのだ。
それはきっと世界で一番幸せな物語。
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