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第9話 君だけしか
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魔力暴走の事故からしばらく、ユーリの体調はすっかり戻っていた。
相変わらず夜更けの研究室では明かりが灯り、積み上げられた魔導書がいくつもあった。
この日いつもと様子が違い、その魔導書たちが手つかずのまま。
ユーリの視線はぼんやりと宙を漂い、ページに並ぶ文字はまるで心に届かない。
「……おかしいな。いつもなら夢中になれるのに……」
魔導書よりも、脳裏に浮かんでしまうものがあった。
――机越しにまっすぐ見つめてくる、柔らかなの視線。
――「貴方はもう俺にとって特別な人です」と告げた低い声。
――「閉じ込めてしまいたくなりますね」と言った時の熱のこもった瞳
「……っ」
胸の奥がぎゅっと締め付けられ、顔が熱くなる。
鼓動が早すぎて、落ち着く暇もない。
(なんで……こんなに、苦しいの……?)
両手で顔を覆った。
頬の熱が手のひらに伝わり、心臓の音が自分でもうるさい。
「……クリストフ……」
小さく名前を呼んだだけで、胸が弾けるように高鳴る。
(……クリストフのこと……好きなのかな?)
その言葉が心の奥で響き、瞳が大きく揺れる。
理性で抑え込もうとしても、感情は溢れて止まらなかった。
「あ……どうしよう……」
視界が滲む。
気づけば、涙が一筋頬を伝っていた。
静けさの中で、ただ一人、自分の想いに気づいてしまったユーリは――
もう以前のように平静を保てなくなっていた。
胸の奥で渦を巻くのは、不安と熱と、名前のない感情。
混乱と焦燥に押し潰されそうになり、静かに涙が頬を濡らす。
その時、コンコンとドアからのノックの音がした。
「先生、入りますよ」
扉が開く音とともに響いた声。
ユーリが顔を上げると、ランプの明かりに照らされて、クリストフが立っていた。
目に飛び込んできたのは、涙に濡れた自分の顔を見つめる驚いた表情。
視線が合った瞬間――
彼の姿を見た途端、堰を切ったように涙があふれ、ぽろぽろと頬を伝い落ちていく。
「……先生……」
クリストフは静かに歩み寄り、言葉を挟まず肩を抱き寄せた。
胸元に顔を埋めさせ、落ち着かせるように後頭部を撫でる。
「……先生?そんなに泣いて、……どうされたんです?」
低く囁く声は驚くほど優しく、胸に沁みた。
ユーリは嗚咽を漏らしながら、彼の胸元で肩を震わせ続ける。
やがて涙が落ち着いても、ユーリはクリストフの腕の中から顔を上げられなかった。
胸に溜め込んできたものが、まだ消えきらない。
「……先生」
クリストフは低く声を落とし、視線を探る。
「俺の知らないところで、何かありましたか?」
ユーリは小さく首を振った。
「……ち、違う……」
「では、なぜ……」
問いかける声音は真剣で、それでいて驚くほど優しい。
ユーリは唇を噛み、震える声を押し出す。
「……き、君が……」
「……俺が?」
「君が、頭から……離れないんだ……」
堰を切ったように言葉が溢れる。
「授業をしてても……本を読んでても……君のことばかり考えて……どうしちゃったんだろう……初めてで、わからなくて……」
真っ赤に染まった頬、潤んだ瞳。
胸の上で小さく拳を握りしめる姿は、無防備で、痛いほどに真実だった。
クリストフは言葉を失った。
ユーリの言葉がじわりと胸に広がっていく。
ユーリが自分を思って涙を流してくれたことがこんなにも嬉しいとは。
クリストフは唇に微かな笑みを浮かべ、掠れた声を洩らした。
「……先生」
その声は震えていた。
普段の冷静さは欠片もなく、ただ年相応の少年としての熱だけがそこにあった。
「そんなに……俺のことを想ってくれていたんですね」
額をそっと寄せ、囁く。
「あぁ……本当に愛しくて、たまらない」
触れそうで触れない距離。
互いの鼓動がぶつかり合い、研究室の空気が熱を帯びていく。
ユーリは瞳を揺らしながら、か細い声で呟いた。
「……今までこんなこと、なかった、のに……クリストフ、僕は君が……すき?」
「えぇ、そうです。好きと言っても」
クリストフはユーリの頬を愛おしそうに撫で、迷いのない声で告げた。
「“恋”、のほうですよ」
言葉が、胸の奥に深く突き刺さる。
ユーリは震える指先で自分の胸元を握りしめ、涙に滲んだ瞳を大きく見開いた。
(これが……恋……)
初めて名前の付いた感情に戸惑いながらも、彼の腕の中でその言葉を噛みしめるしかなかった。
ランプの灯りが小さく揺れ、積み上げられた魔導書の影が床に長く伸びていた。
静寂の中に、二人の荒い呼吸だけが重なっている。
ユーリイは真っ赤に染まった顔を俯け、かすかな声で繰り返した。
「……本当に……君のことばっかり考えて……それは恋、だからなの?」
魔導書に夢中になれない自分。
授業中でさえ頭から離れない人の存在。
――すべてが、ユーリにとって初めての感覚だった。
そんな姿を見て、クリストフの胸が強く締め付けられた。
「……先生」
掬い上げるように顎を指先で持ち上げる。
潤んだ紫水晶の瞳が、不安と戸惑いに揺れて彼を映した。
「あぁ、本当に可愛らしい人だ」
「……?」
「安心してください。俺も同じですから」
淡々と告げた声には、隠しきれぬ熱が滲んでいた。
「先生のことを、四六時中考えてしまう。姿を見たい、声を聞きたい、触れて確かめたい。……そう思ってしまう。ね?同じでしょう?だから」
金の瞳が、迷いなく真っ直ぐに向けられる。
ユーリは呆然と見返し、喉の奥で言葉を失った。
二人の視線が絡み合い、互いに外すことができなくなる。
空気が張り詰め、鼓動の音だけが響いた。
クリストフはゆっくりと息を吸い込み、低く囁いた。
「――もう、我慢しません」
次の瞬間、彼の唇が重なった。
「っ……!」
触れた途端、ユーリの心臓が跳ね、全身に熱が駆け巡る。
柔らかく触れた口づけは、けれど確かに強い意志を帯びていた。
優しさと、独占したいという激しい想いとが同時に伝わってくる。
ユーリは抗うこともできず、ただ目を閉じ、震える指先でクリストフの制服の袖をぎゅっと掴んだ。
クリストフは深く求めることはせず、ただ確かめるように温かく触れ、そしてゆっくりと唇を離した。
「……」
わずかに息を乱したユーリが、頬を赤く染めたまま目を瞬かせる。
潤んだ瞳に映るのは、自分の名前を呼ぶ声。
「……クリストフ……」
呼ばれた名に、彼は微笑みを返した。
それはいつもの冷徹なものではなく、柔らかな笑顔だった。
「先生、俺はもう貴方を離す気ありません」
「あ……」
「俺がどれほど、先生を欲しているか、ちゃんと理解してください」
囁きとともに差し伸べられた手が、そっとユーリの頬に触れる。
熱が残る唇に、思わず指先を当てたユーリは視線を逸らした。
「……っ、待って、こんな急に……」
その言葉に、クリストフは小さく笑みを深める。
そして彼の手をそっと取り、指を絡めるように握った。
「すいません、先生」
「……え?」
「もう覚悟決めてください」
「えぇぇぇっ!?」
指先から伝わる熱が、胸の奥まで広がっていく。
二人の影が寄り添い溶けていった。
相変わらず夜更けの研究室では明かりが灯り、積み上げられた魔導書がいくつもあった。
この日いつもと様子が違い、その魔導書たちが手つかずのまま。
ユーリの視線はぼんやりと宙を漂い、ページに並ぶ文字はまるで心に届かない。
「……おかしいな。いつもなら夢中になれるのに……」
魔導書よりも、脳裏に浮かんでしまうものがあった。
――机越しにまっすぐ見つめてくる、柔らかなの視線。
――「貴方はもう俺にとって特別な人です」と告げた低い声。
――「閉じ込めてしまいたくなりますね」と言った時の熱のこもった瞳
「……っ」
胸の奥がぎゅっと締め付けられ、顔が熱くなる。
鼓動が早すぎて、落ち着く暇もない。
(なんで……こんなに、苦しいの……?)
両手で顔を覆った。
頬の熱が手のひらに伝わり、心臓の音が自分でもうるさい。
「……クリストフ……」
小さく名前を呼んだだけで、胸が弾けるように高鳴る。
(……クリストフのこと……好きなのかな?)
その言葉が心の奥で響き、瞳が大きく揺れる。
理性で抑え込もうとしても、感情は溢れて止まらなかった。
「あ……どうしよう……」
視界が滲む。
気づけば、涙が一筋頬を伝っていた。
静けさの中で、ただ一人、自分の想いに気づいてしまったユーリは――
もう以前のように平静を保てなくなっていた。
胸の奥で渦を巻くのは、不安と熱と、名前のない感情。
混乱と焦燥に押し潰されそうになり、静かに涙が頬を濡らす。
その時、コンコンとドアからのノックの音がした。
「先生、入りますよ」
扉が開く音とともに響いた声。
ユーリが顔を上げると、ランプの明かりに照らされて、クリストフが立っていた。
目に飛び込んできたのは、涙に濡れた自分の顔を見つめる驚いた表情。
視線が合った瞬間――
彼の姿を見た途端、堰を切ったように涙があふれ、ぽろぽろと頬を伝い落ちていく。
「……先生……」
クリストフは静かに歩み寄り、言葉を挟まず肩を抱き寄せた。
胸元に顔を埋めさせ、落ち着かせるように後頭部を撫でる。
「……先生?そんなに泣いて、……どうされたんです?」
低く囁く声は驚くほど優しく、胸に沁みた。
ユーリは嗚咽を漏らしながら、彼の胸元で肩を震わせ続ける。
やがて涙が落ち着いても、ユーリはクリストフの腕の中から顔を上げられなかった。
胸に溜め込んできたものが、まだ消えきらない。
「……先生」
クリストフは低く声を落とし、視線を探る。
「俺の知らないところで、何かありましたか?」
ユーリは小さく首を振った。
「……ち、違う……」
「では、なぜ……」
問いかける声音は真剣で、それでいて驚くほど優しい。
ユーリは唇を噛み、震える声を押し出す。
「……き、君が……」
「……俺が?」
「君が、頭から……離れないんだ……」
堰を切ったように言葉が溢れる。
「授業をしてても……本を読んでても……君のことばかり考えて……どうしちゃったんだろう……初めてで、わからなくて……」
真っ赤に染まった頬、潤んだ瞳。
胸の上で小さく拳を握りしめる姿は、無防備で、痛いほどに真実だった。
クリストフは言葉を失った。
ユーリの言葉がじわりと胸に広がっていく。
ユーリが自分を思って涙を流してくれたことがこんなにも嬉しいとは。
クリストフは唇に微かな笑みを浮かべ、掠れた声を洩らした。
「……先生」
その声は震えていた。
普段の冷静さは欠片もなく、ただ年相応の少年としての熱だけがそこにあった。
「そんなに……俺のことを想ってくれていたんですね」
額をそっと寄せ、囁く。
「あぁ……本当に愛しくて、たまらない」
触れそうで触れない距離。
互いの鼓動がぶつかり合い、研究室の空気が熱を帯びていく。
ユーリは瞳を揺らしながら、か細い声で呟いた。
「……今までこんなこと、なかった、のに……クリストフ、僕は君が……すき?」
「えぇ、そうです。好きと言っても」
クリストフはユーリの頬を愛おしそうに撫で、迷いのない声で告げた。
「“恋”、のほうですよ」
言葉が、胸の奥に深く突き刺さる。
ユーリは震える指先で自分の胸元を握りしめ、涙に滲んだ瞳を大きく見開いた。
(これが……恋……)
初めて名前の付いた感情に戸惑いながらも、彼の腕の中でその言葉を噛みしめるしかなかった。
ランプの灯りが小さく揺れ、積み上げられた魔導書の影が床に長く伸びていた。
静寂の中に、二人の荒い呼吸だけが重なっている。
ユーリイは真っ赤に染まった顔を俯け、かすかな声で繰り返した。
「……本当に……君のことばっかり考えて……それは恋、だからなの?」
魔導書に夢中になれない自分。
授業中でさえ頭から離れない人の存在。
――すべてが、ユーリにとって初めての感覚だった。
そんな姿を見て、クリストフの胸が強く締め付けられた。
「……先生」
掬い上げるように顎を指先で持ち上げる。
潤んだ紫水晶の瞳が、不安と戸惑いに揺れて彼を映した。
「あぁ、本当に可愛らしい人だ」
「……?」
「安心してください。俺も同じですから」
淡々と告げた声には、隠しきれぬ熱が滲んでいた。
「先生のことを、四六時中考えてしまう。姿を見たい、声を聞きたい、触れて確かめたい。……そう思ってしまう。ね?同じでしょう?だから」
金の瞳が、迷いなく真っ直ぐに向けられる。
ユーリは呆然と見返し、喉の奥で言葉を失った。
二人の視線が絡み合い、互いに外すことができなくなる。
空気が張り詰め、鼓動の音だけが響いた。
クリストフはゆっくりと息を吸い込み、低く囁いた。
「――もう、我慢しません」
次の瞬間、彼の唇が重なった。
「っ……!」
触れた途端、ユーリの心臓が跳ね、全身に熱が駆け巡る。
柔らかく触れた口づけは、けれど確かに強い意志を帯びていた。
優しさと、独占したいという激しい想いとが同時に伝わってくる。
ユーリは抗うこともできず、ただ目を閉じ、震える指先でクリストフの制服の袖をぎゅっと掴んだ。
クリストフは深く求めることはせず、ただ確かめるように温かく触れ、そしてゆっくりと唇を離した。
「……」
わずかに息を乱したユーリが、頬を赤く染めたまま目を瞬かせる。
潤んだ瞳に映るのは、自分の名前を呼ぶ声。
「……クリストフ……」
呼ばれた名に、彼は微笑みを返した。
それはいつもの冷徹なものではなく、柔らかな笑顔だった。
「先生、俺はもう貴方を離す気ありません」
「あ……」
「俺がどれほど、先生を欲しているか、ちゃんと理解してください」
囁きとともに差し伸べられた手が、そっとユーリの頬に触れる。
熱が残る唇に、思わず指先を当てたユーリは視線を逸らした。
「……っ、待って、こんな急に……」
その言葉に、クリストフは小さく笑みを深める。
そして彼の手をそっと取り、指を絡めるように握った。
「すいません、先生」
「……え?」
「もう覚悟決めてください」
「えぇぇぇっ!?」
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