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第六章 決戦編
決戦Ⅴ VSデステール②
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アムリスは自制していた。目の前で繰り広げられる兄妹による骨肉の争いに目を背けたくなっている意思を押し殺し、怒りに任せて飛びかかろうとしている身体を無理やり押さえつけながら、歯をギリギリと食いしばりながら見つめていた。そして、腰に差している聖剣の柄をそっと握った。
「どうしたのさ、聖剣所有者。」
アムリスの脳内にフレンヴェルの声が鳴り響く。
「今、やっと分かったわ……ラムディアはこの光景を実現させたくなかった。だからなんとしてでもアルエット様の注意を引くために、手頃な村を襲撃した。そうすれば……アルエット様を遠ざければ、デステールは気兼ねなく魔王と戦えると思ったから。」
「……なるほどね。そしてそれを僕たちがうっかり阻止しちゃったと。」
「そう……だから、今こうなっているのは……」
「私のせい、とでも言う気?」
フレンヴェルの言葉にラムディアは俯きながら黙り込む。フレンヴェルはわざとらしいくらいのため息をつき、
「はぁぁぁ、馬鹿じゃないの。」
「え……?」
とアムリスを罵った。想定外の応答にアムリスは思わず反応してしまった。
「そんなの、ラムディアが勝手な思惑で動いた結果の自業自得でしょ。聖剣所有者とは何の関係もない話だよ。自分がビビってる言い訳に他人を使って恥ずかしいって思わないの?」
「ビビってなんか……」
「ビビってるでしょ、どう見ても。戦わなくていい理由を探したくて仕方なくて、ラムディアの行動のことを考えてたんだろ。そうじゃなきゃ……デステールの行く末を見届けろって言われてんのに、そうやってラムディアの気持ちを分かった風に曲解してこんなところで棒立ちなんてするわけないだろ!」
「行く末を、見届ける……」
「ラムディアがそう遺して逝っただろ……忘れたのか?」
「んなっ」
「何故聖剣所有者にそんなことを託したんだと思う?聖剣所有者はラムディアのお眼鏡にかなったからだ。自分が死ねば起きるであろうあの争いを、聖剣所有者と聖剣の力があれば止めることができると……。だからアイツはお前に託したんだ。」
「……」
「どうだ?それでもまだ、ここでうじうじするつもりか?」
フレンヴェルの挑発を聞きアムリスは暫く下唇を噛み締めていたが、やがて聖剣を勢いよく抜き、
「もう迷わない……私があの二人を止めて、魔王も斬る!フレンヴェル、力を貸して!」
「全く、世話が焼けるよ。今度の聖剣所有者は。」
そう呟き、デステール達めがけて地面を強く蹴った。その目はデステールを強く睨みつけていた。
魔王城、扉の前。アルエットの爪とデステールの刀が激しく打ち合う音が鳴り響いていた。時には間合いを詰めて力の押し合いを仕掛け、時には間合いを取り牽制の魔法を撃ち合う。一歩も譲らない攻防を、ルーグは様子を伺うように見つめていた。その目の端を弾丸のように何かが過ぎ去って行く。
「な、なんだ!?」
ルーグはギョッとしてその弾丸を見つめる。弾丸――聖剣を構えたアムリスは勢いそのままに、デステールに突撃し聖剣を振り下ろす。
「うおおおおお!!」
「何ィッ!?」
乱入者のあまりの勢いにデステールは圧倒されるも、アルエットの爪の攻撃を避けアムリスに対応するべく向き直る。振り下ろされた聖剣をデステールは刀で受け止め、反撃に転ずるべく聖剣を受け流そうと刀を傾ける。その瞬間、
「はああああ!!!」
「なっ」
アムリスは聖剣に一気に魔力を込め、聖剣を寝かせながら横薙ぎの方向にデステールごと無造作に振り回す。デステールは城壁に叩き付けられ、石造りの城壁がガラガラと音を立てて崩れる。アムリス達は立ち込める砂煙を固唾を飲んで見守る。やがて砂煙が晴れると、結界で城壁の崩落のダメージを抑えたデステールが姿を現す。倒壊した周囲の状況とは裏腹に静かに立っていたデステール……しかしその表情は、怒りに満ちていた。
「……聖剣か。数日見ないうちに使いこなせるようになっていやがる。」
「まあ、ちょっといろいろあったものでね……デステール!あんたの相手は私よ!!」
「ほう……随分と大きく出たな!小娘ェ!!!」
デステールはそういうと刀を構えアムリス目掛けて突進する。アムリスは迎撃態勢を整え、デステールを迎え撃つべく数歩前へと踏み出そうとする。しかし、身体は動かなかった。
「なっ……これって、結界!?」
「その通り!あっさり捕まってくれて助かるよ。」
結界に閉じ込められたアムリスに一瞬で迫ったデステール。そのまま振りかぶった刀を下ろそうとした瞬間、アムリスは聖剣に魔力を込めて叫んだ。
「フレンヴェル、お願い!!」
「よし!なんとか間に合った!!」
聖剣が光を放ち、アムリスの身体に沿って展開された結界を分解する。アムリスは聖剣を振りかぶり、デステールの刀を受け止めた。
「何だと!?」
「ふふ……ほ、方術破ったり、ね!」
「図に乗るなァ!!」
デステールは力任せに刀でアムリスを押し、アムリスは地面に倒され投げ出される。そのまま追撃のために刀を振るうデステール。アムリスは刀を逸らし避けるのが精一杯だった。
「ハッ!どうした?聖剣使いともあろう者が地べたを這いずり回ってからに……」
「くぅっ!」
「聖剣だなんだと持て囃されていても、この無銘の刀の前に手も足も出ないじゃないか。たかが一本の聖剣ごとき、戦況をどうこうできるような代物じゃないんだよ!!」
「だったら、二本だったらどうかな……伝説想起、モード・聖剣フレンヴェル!!!」
その声と共にもう一振りの聖剣を振りかぶりながら突進するルーグ。牙を剥き襲いかかる二本の聖剣とルーグ達のコンビネーションに、デステールも堪らず防戦一方となり壁際まで追い詰められる。
「ハァ……ハァ……」
壁際に肘でもたれかかり、息を荒らげるデステール。そんな敵の様子を見ながら、アムリスとルーグは終始向けていた切っ先を地面へと下ろす。
「……なんのマネだ?」
「見たままの通りよ。もう終わりにしましょう……これ以上は、魔王戦にひびくもの。」
「もう終わり、ときたか。」
「ええ。身内同士で争うなんて……そんなの、無駄だもの。」
「そうか……あぁ、そうかもしれねえな……。」
「まさか、分かってくれたの……」
「んん……ああ、分かったぜ……十二分に。お前らが僕をコケにしているってことがなァ!!」
デステールの魔力が渦巻くように膨れ上がり、繭を形成する。ルーグとアムリスは呆気にとられたまま動けず、繭が晴れ定式化する白き絶望が姿を現すのを見届けてしまった。その瞬間、空間が異様な雰囲気に包まれる。
「さて、誰から死ぬか?」
無機質だが、それでいて体内へと響くようなデステールの声。アムリス達が足がすくんで動けない中、その後方からアルエットがデステールへと飛びかかった。
「どうしたのさ、聖剣所有者。」
アムリスの脳内にフレンヴェルの声が鳴り響く。
「今、やっと分かったわ……ラムディアはこの光景を実現させたくなかった。だからなんとしてでもアルエット様の注意を引くために、手頃な村を襲撃した。そうすれば……アルエット様を遠ざければ、デステールは気兼ねなく魔王と戦えると思ったから。」
「……なるほどね。そしてそれを僕たちがうっかり阻止しちゃったと。」
「そう……だから、今こうなっているのは……」
「私のせい、とでも言う気?」
フレンヴェルの言葉にラムディアは俯きながら黙り込む。フレンヴェルはわざとらしいくらいのため息をつき、
「はぁぁぁ、馬鹿じゃないの。」
「え……?」
とアムリスを罵った。想定外の応答にアムリスは思わず反応してしまった。
「そんなの、ラムディアが勝手な思惑で動いた結果の自業自得でしょ。聖剣所有者とは何の関係もない話だよ。自分がビビってる言い訳に他人を使って恥ずかしいって思わないの?」
「ビビってなんか……」
「ビビってるでしょ、どう見ても。戦わなくていい理由を探したくて仕方なくて、ラムディアの行動のことを考えてたんだろ。そうじゃなきゃ……デステールの行く末を見届けろって言われてんのに、そうやってラムディアの気持ちを分かった風に曲解してこんなところで棒立ちなんてするわけないだろ!」
「行く末を、見届ける……」
「ラムディアがそう遺して逝っただろ……忘れたのか?」
「んなっ」
「何故聖剣所有者にそんなことを託したんだと思う?聖剣所有者はラムディアのお眼鏡にかなったからだ。自分が死ねば起きるであろうあの争いを、聖剣所有者と聖剣の力があれば止めることができると……。だからアイツはお前に託したんだ。」
「……」
「どうだ?それでもまだ、ここでうじうじするつもりか?」
フレンヴェルの挑発を聞きアムリスは暫く下唇を噛み締めていたが、やがて聖剣を勢いよく抜き、
「もう迷わない……私があの二人を止めて、魔王も斬る!フレンヴェル、力を貸して!」
「全く、世話が焼けるよ。今度の聖剣所有者は。」
そう呟き、デステール達めがけて地面を強く蹴った。その目はデステールを強く睨みつけていた。
魔王城、扉の前。アルエットの爪とデステールの刀が激しく打ち合う音が鳴り響いていた。時には間合いを詰めて力の押し合いを仕掛け、時には間合いを取り牽制の魔法を撃ち合う。一歩も譲らない攻防を、ルーグは様子を伺うように見つめていた。その目の端を弾丸のように何かが過ぎ去って行く。
「な、なんだ!?」
ルーグはギョッとしてその弾丸を見つめる。弾丸――聖剣を構えたアムリスは勢いそのままに、デステールに突撃し聖剣を振り下ろす。
「うおおおおお!!」
「何ィッ!?」
乱入者のあまりの勢いにデステールは圧倒されるも、アルエットの爪の攻撃を避けアムリスに対応するべく向き直る。振り下ろされた聖剣をデステールは刀で受け止め、反撃に転ずるべく聖剣を受け流そうと刀を傾ける。その瞬間、
「はああああ!!!」
「なっ」
アムリスは聖剣に一気に魔力を込め、聖剣を寝かせながら横薙ぎの方向にデステールごと無造作に振り回す。デステールは城壁に叩き付けられ、石造りの城壁がガラガラと音を立てて崩れる。アムリス達は立ち込める砂煙を固唾を飲んで見守る。やがて砂煙が晴れると、結界で城壁の崩落のダメージを抑えたデステールが姿を現す。倒壊した周囲の状況とは裏腹に静かに立っていたデステール……しかしその表情は、怒りに満ちていた。
「……聖剣か。数日見ないうちに使いこなせるようになっていやがる。」
「まあ、ちょっといろいろあったものでね……デステール!あんたの相手は私よ!!」
「ほう……随分と大きく出たな!小娘ェ!!!」
デステールはそういうと刀を構えアムリス目掛けて突進する。アムリスは迎撃態勢を整え、デステールを迎え撃つべく数歩前へと踏み出そうとする。しかし、身体は動かなかった。
「なっ……これって、結界!?」
「その通り!あっさり捕まってくれて助かるよ。」
結界に閉じ込められたアムリスに一瞬で迫ったデステール。そのまま振りかぶった刀を下ろそうとした瞬間、アムリスは聖剣に魔力を込めて叫んだ。
「フレンヴェル、お願い!!」
「よし!なんとか間に合った!!」
聖剣が光を放ち、アムリスの身体に沿って展開された結界を分解する。アムリスは聖剣を振りかぶり、デステールの刀を受け止めた。
「何だと!?」
「ふふ……ほ、方術破ったり、ね!」
「図に乗るなァ!!」
デステールは力任せに刀でアムリスを押し、アムリスは地面に倒され投げ出される。そのまま追撃のために刀を振るうデステール。アムリスは刀を逸らし避けるのが精一杯だった。
「ハッ!どうした?聖剣使いともあろう者が地べたを這いずり回ってからに……」
「くぅっ!」
「聖剣だなんだと持て囃されていても、この無銘の刀の前に手も足も出ないじゃないか。たかが一本の聖剣ごとき、戦況をどうこうできるような代物じゃないんだよ!!」
「だったら、二本だったらどうかな……伝説想起、モード・聖剣フレンヴェル!!!」
その声と共にもう一振りの聖剣を振りかぶりながら突進するルーグ。牙を剥き襲いかかる二本の聖剣とルーグ達のコンビネーションに、デステールも堪らず防戦一方となり壁際まで追い詰められる。
「ハァ……ハァ……」
壁際に肘でもたれかかり、息を荒らげるデステール。そんな敵の様子を見ながら、アムリスとルーグは終始向けていた切っ先を地面へと下ろす。
「……なんのマネだ?」
「見たままの通りよ。もう終わりにしましょう……これ以上は、魔王戦にひびくもの。」
「もう終わり、ときたか。」
「ええ。身内同士で争うなんて……そんなの、無駄だもの。」
「そうか……あぁ、そうかもしれねえな……。」
「まさか、分かってくれたの……」
「んん……ああ、分かったぜ……十二分に。お前らが僕をコケにしているってことがなァ!!」
デステールの魔力が渦巻くように膨れ上がり、繭を形成する。ルーグとアムリスは呆気にとられたまま動けず、繭が晴れ定式化する白き絶望が姿を現すのを見届けてしまった。その瞬間、空間が異様な雰囲気に包まれる。
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