終わりと始まりに嗤う

イチ力ハチ力

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抗う者

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 彌太郎は既に大抵のことに驚かなくなった自信があったが、これは無理だった。目は見開き、口は半開きのまま、彫刻の様に静止した状態でエヴァがつけたテレビの映像を見ていた。

「君の国のトップは、中々に刺激的な格好をしているようだな。流石、クールジャパンと言ったところか」

「いやいやいや、どこの並行世界の日本だよ。俺が知ってる総理大臣は、どこにでもいそうな普通のおっさんだった筈だし、こんな勇者がそのまま選挙活動してたら、それこそ勇者だぞ……って駄目だ、混乱してきた」

 テレビのチャンネルを変えても全てで同じ様に放送しており、総理官邸からの緊急生中継であった。映し出されるテロップには、『狩川正一内閣総理大臣』としっかり表示され、この勇者は自分と同じ高校生ぐらいにしか見えないにも関わらず、テレビ越しでも伝わるほどの堂々たる覇気だった。そして、その口から語られる内容は彌太郎のみならず、聞いていた大半の国民が度肝を抜かれた。

「ははは……本当に違う日本に間違って帰って来たか、知らない間にまた飛ばされたんじゃないのか? いつから俺の住んでいた日本は、ファンタジー世界になったんだよ」

「昨日からだな。正確に表現するなら、『ファンタジーな事象は存在していたが、世界に認知されていなかった』から、『ファンタジーな事象を世界が認知した』に改変されたと述べるのが正しい。ほら、その辺りの事も説明してくれているぞ」

 彌太郎はエヴァの言葉がまだ理解出来なかったが、テレビからしっかりとした口調で狩川総理大臣の声が聞こえて来た。時折、総理自ら掌に火を灯したり身体を宙に浮かせたりしながら、これまで物語の中でしか存在しなかった“魔法”というものを、現実にあるものとして説明していた。

 そしてダメ押しとして、自分の姿を国民が認識している“狩川総理”の姿へと戻し、その後カメラの目の前で再び“勇者狩川正一”に成ってみせたのだった。

『一部の者達の間では、この世界にもこのような不可思議な力がある事は周知の事実だったのだ。しかし、能力を持たない者の前では力が発動できないという制約の為、これまで公にされることはなかった。しかし昨日のテロ以降は能力者達は誰の前でも能力を発動できるようになり、そしてその原因は未だ不明でもある』

 記者達が総理の言葉に驚きはしながらも、言葉自体を馬鹿にしたり全く信じないという態度を取らず、テレビ越しにも真剣な様子で質問をぶつけていることに、彌太郎は違和感を感じていた。

「いきなり総理が若返ったりじいさんに戻ったり見せられた上に、この世界にも実はファンタジーな事もあって、それが原因不明だけど自由に使える様になりました。と、今の総理大臣が説明しているのに、記者の連中が大混乱になるとかなってないんだけど、そんなことありえるか?」

「そうだな。我々のような能力者が今の説明を聞いたところで、特に違和感を感じる事はないが、非能力者にとっては頭がおかしくなったと普通は思うだろう。しかし現状、彼の説明を聞く者達は驚きこそすれ、その事実に対して拒絶していない。このことこそが、“世界のことわり”が誰かの手によって改変されたという証でもあるのだよ」

 エヴァは彌太郎の自分に対する態度が、言葉から見てもわかるぐらい軟化していることを確認すると、微笑みを崩さずに問いに応えた。彌太郎は、命を助けられたものの自分に対して八つ裂きの刑の術を躊躇無く発動したエヴァの言葉を、然程警戒せずに聞いている事に違和感を感じていなかった。それは【主従の契】により、半ば強制的に二人の間に信頼関係が構築されつつあった為であったが、当然彌太郎はそのことを知らない。

 エヴァでさえもこの事実をこれまで知り得ていなかったが、このような効果が現れた事に内心驚きながらも若干の楽しさも覚えていた。異世界『アドネシア』で神話級職である【始祖たる魔女】を得てからは、魔に関する力や術に関する扱いを極めたつもりでいた。しかし今回、思っても見なかった術の効果を発見し、まだまだ魔術の奥深さを感じる事が出来た。

 彌太郎が、聞き慣れない“世界の理“という言葉をエヴァに尋ねようと口を開いた時、エヴァの表情が先ほどと異なり驚きに満ちたものに変わっていた。エヴァの表情に釣られ、彌太郎が視線と意識をテレビに戻すと、引き続き狩川正一総理大臣が視聴者へと熱のこもった瞳を向けながら話を続けていた。

『私の様に特殊な力を扱うことが出来る者達を、我々は“帰還者オリジン”と呼んでいる。そして帰還者オリジンを説明する上で、この世界の能力者がどういった存在なのかを説明しなければならない。
 私のような帰還者オリジンは人外の生物では決して無く、皆と同じく人間だ。そして元々、私はこのような力を生まれながらに持っていなかった。では、何故この力を現在扱うことが出来るのか』

 画面の中の狩川総理勇者は、そこまで述べて一度口を閉じた。そして意を決したかのように口を再び開いた。

帰還者オリジンとはこの世界より異世界へと飛ばされ、そしてこの世界に帰還した者のことだ。だからこそ、私を含め帰還者オリジンは異世界で得た強力な力を持っているのだ。そして私が“我々”と述べた様に、帰還者オリジンは私一人ではない。今回、国会議事堂を襲った犯人もまた、帰還者オリジンであることが判明している』

「マジかよ……」

 正一の言葉に彌太郎は驚きよりも、これから起きるであろうと予想される事に恐れを感じていた。

「彌太郎君の恐れていることは、正しい。そしてこの勇者の述べた事も、真実だ。そして私は君より長く人の生きる道を歩いている者だが、帰還者オリジンとは表を歩けばすぐに出くわせるなんて気軽な存在ではない。そして、どれほどの者が異世界へと飛ばされているか把握する術がない為に、どれほどこの世界に存在するのかも誰も知る由はないのだよ」

 此処までの内容だけでも国民は度肝を抜かれている筈だが、記者の一人が一つの質問を投げかけた。

 “その力は、子に受け継がれるのでしょうか?”

 当然の疑問であった。創作物の中だけの力だと誰もが思っていた力が現実に存在し、その上それは絶大な力であることを、国のトップが昨日の戦闘で国民に示してしまっているのだ。

 覚悟していた問いだっただろうが、それでも狩川総理は答えるのを一瞬躊躇ったように彌太郎には見えた。しかし、はぐらかす事なくテレビの中の狩川首相は答えた。

『特殊な力を扱う事が可能な特性は、子に引き継がれる』

 その言葉とともに、会見場は大きな響めきが起きており、それはどちらと言えば落胆や恐れというよりは、驚きや興奮といった雰囲気だ。しかし彌太郎はというと、両手で顔を覆っていた。

「ということは、今現在で言えば能力者として力を発揮出来る者達の方が、圧倒的に少ないということだよな」

「そうだな。我々のような能力者は“持たない者達ゼロ”に比べるべくもなく、圧倒的に少数派だ。しかし、“我々の世界”に置いて、戦いは数ではないのは分かっているだろう? 君が喚ばれた世界でも、そうだったのではないか?」

 彌太郎が召喚された異世界『アレルガード』は、所謂剣と魔法の世界であり、魔物も居れば英雄も居た。そしてそれらの強者は、決して弱者が数で圧倒出来るものでは無かった。一騎当千なんて言葉を地で行く恐ろしい存在であり、彌太郎自身もまた条件さえ合えば同じことだった。だがそれらの存在が世界の覇権を狙って暴れだすということは少なかった。

 強さを前提にした世界では、強者という存在は特段珍しいことでもなく、各国や組織には化け物と呼ばれるような者がおり、危ういながらもバランスを保っていた。

「沈黙は肯定と取るが、良いな? しかし、この世界は君がいた世界や私が居た世界でもない。熟練された能力者であれば、魔力が通っていない武器では、例え軍隊のミサイルやこの世界のマフィアが百千発と弾丸を放ったとしても無傷だろう。そのような物語中でしか存在しなかった英雄が、実際にその力を惜しげもなく見せつければ、目の当たりにした者達は一体どうなるだろうか」

「……怖れる」

「先ず間違いなくそうなる。能力者達を排除しようとする者、利用しようとする者、取り入ろうとする者、崇める者等、様々な者達が現れるだろうさ。そしてこれまでと違い、思う存分に能力を使えるようになった者達は、支配しようとする者、それに抗おうとする者、傷つけようとする者、護ろうとする者、名声を上げようとする者、ひっそり黙って静かに暮らそうと隠れる者、これらも様々だろうな。確実に言えることは、その世界は混沌としたものになるということだ」

 女神とはこのような造形なのかもしれないと、見るものに錯覚させる程の美しさを体現しているエヴァだったが、その瞳だけは怒りに燃えていた。しかし彌太郎の背中が寒くなるほどに、エヴァの纏う魔力は瞳の熱さに反比例するかの如く、慈悲など全く感じることが出来ない程に冷たいものだった。しかしこの時の彌太郎には、エヴァが何に対して怒りの感情をこれほど高めているのかを知る由はなかった。

「彌太郎君が飛ばされた世界は、どんな世界だった? 剣と魔法の世界だっただろうか」

「あ…あぁ、そうだ」

「その世界に、この国のように選挙で国のリーダーを決めている国はあったかい?」

「少なくとも俺が訪れた国の中には、そんな国はなかったように思う……この国もそうなると、考えてるのか?」

「どうだろう。それは分からないが、そうなる可能性は否定できないだろう?」

 エヴァの言葉に、彌太郎は明確に否定することが出来ず口を開くことが出来なかった。少なくとも彌太郎が飛ばされた異世界『アレルガード』では、民主主義と呼べるような国はなかった。王国、帝国のトップは王族もしくは軍人のトップが務めており、選挙なんてもの自体の考え方がありはしなかった。諸外国からの侵略に加え、魔物や魔族といった人類としての天敵が存在する中で、国という存在を纏めるには揺るぎない象徴か他を従わせる強者が必要なのだ。

「だから、総理はそれになる為に、敢えて自分の強さを見せつけるように振る舞ってる?」

「それはあるだろう。この国には度々訪れているが、この国のリーダーがここまで強く高圧的に話をしているのはこの数十年は見たことがない。今話しているこの青年だとて、これまではもっと丁寧な言葉使いだっただろう?」

「……この国が、アレルガードの国々みたいになるって言うのか?」

 彌太郎が口にした『アレルガード』という言葉をエヴァは聞いたことが無かった為、少なくとも自分とは異なる異世界に飛ばされている事を確信した。

「この国がそうなるかどうかは、誰にも分からない。その可能性もあるということだが、世界に目を向ければそうなる国も出てくる事は、先ず持って間違い無いだろう。革命や反乱に伴い、能力者が建国するなんてことも起きるだろうな。どの国も先ずは国内が混乱し、戦乱が訪れる。野心ある能力者等は、掃いて捨てる程いるのだよ。主に世界の裏側にいた者たちが、大手を振って日の下に出てくるのだ。何も起きないわけがない」

「なんだよ、それ……戦国時代に逆戻りなんてことに、この国もなりかねないってのかよ」

 一般人にとっては凶器どころか兵器に等しい力を持つ能力者は、その意思一つでこれまでの秩序を破壊することが可能である。支配する力として、最も原始的で最もシンプルな方法である、“圧倒的暴力“。

 これまでは人を支配出来るほどの凶器と言うのは簡単に手にはいる者でもなく、また手に入ったとしてもそれを実行する上では警察等の抑止力が個人を上回る力を保持していた。しかし、能力者は既存の抑止力などいとも簡単に破壊できることを彌太郎自身がよく理解していた。

 総理の言葉を聞いて感じた恐れが具体的にイメージできてしまうと、彌太郎は身体から血の気が引いていく感覚を強く覚えてしまっていた。

「だがこの国は、恐ろしく運が良いのだぞ? 上手く行けば、戦乱とならないかもしれない。少なくとも現時点での国のトップが帰還者オリジンであり、この者の画面越しからでも伝わるほどのプレシャーは尋常ではない。それに、間違いなく見た目通りに戦闘職だろう。冗談で君は先ほどこの青年を勇者と称したが、この覇気は本当に【勇者】である可能性すらある。
 この事実があるだけでも、これ程に国内外に向けた抑止力はない。敵よりも先に今のこの世界について説明した事で、自分は何も知らない愚者でないと敵味方に対し示した。人智を超えるような英雄が居る国に、君の居た世界では戦争を仕掛けようとする国はどれ程あったか。あるとすれば、同じく人智を超えた者が存在する国や組織だけだろう」

「確かに各国にはそれなりの英雄がいて、無闇矢鱈に戦争をしていなかったが、人類共通の敵である魔物や魔族がいたってものあるぞ。そのせいで国同士で戦って疲弊なんてしてたら、魔物に滅ぼされかねなかったからな。でもこの世界じゃ、そんなもの……いないよな?」

 魔物なんて生物は、この世界においては空想の生き物であり実在しない。そんな当たり前の事でさえ、今のこの世界においては否定できることはない。彌太郎は、冗談のように魔物や魔族の存在を語ろうとしたが、エヴァの表情を見て凍りついた。その瞳は、彌太郎の言葉を冗談として語らせようとしていなかったからだ。

「元々この世界には、魔素は存在していなかった。その為、形ある生物は進化の過程で魔素を扱う因子自体を持ち合わせていない。では、形ない生物はどうなるのだろうか」

「形ない生物ってなんだよ。幽霊とか言うつもり……なのか」

 一切の緩みを見せないエヴァの態度に、彌太郎は深く息を吐きながら両手で顔を覆うと指の間からエヴァに視線を投げ、更なる説明を無言で求めた。

「驚くのも無理もない。このことに関しては、おそらく能力者の中でも特に感知系統に優れた感覚や術を持っていて初めて気付く類なのだよ。この世界における分かりやすい言葉を持ちいれば、怪異、妖怪、精霊などが例として挙げられる。実体を持たず存在する者達は、確かに居るのだ。
 さて、ここからが問題でな。魔素というのは魔力の源なのだが、それはこの世界の形ある生物にとっての“原始の海”と同じであり、生命を誕生させるスープということなのだよ。そのような状況で、形を持たない生命体達がどのような反応を起こすのか、君は分かるかい?」

「魔素を構成物質としている形ある生物の誕生だと、マスターは言いたいのか? そんな事が起きる可能性があったとしても、生命の誕生だって気の遠くなる程の年月をかけたんじゃないのかよ。だったら、同じように進化するにしてもずっと先の話だろ」

「普通ならそうなのだろうが……もし私がなら、そんな気長に待たないだろうな」

「それは、どういう意味だよ」

 天井を見上げながらのエヴァの言葉に、彌太郎が問い掛けたが返ってくる言葉はその答えではなく、またしても選択だった。

「それよりも彌太郎君。君のこれからの事なんだが、普段どのように過ごしたいかい? 私としては主従の契りの効果で、どこからでも君を召喚できるので、用がある時以外は自由にしていて貰って構わないのだが」

「え!? そうなのか!?」

 突然のエヴァの解放宣言に素になり驚く彌太郎だったが、エヴァは微笑みながら言葉を繋げた。

「このまま自宅に帰り、国会議事堂テロの生存者として普段の生活に戻る、というのが先ず選択肢としてある」

 即答でその選択に飛び付きそうになりながらも、彌太郎の勘が待てと言っていた。すぐさま決めなかった彌太郎の様子を確認すると、エヴァは再び口を開いた。

「その場合は、襲ってきた連中に勧誘されるか、または敵として殺し合いになる。もしくはこの国の能力者機関に、同じように勧誘されるか敵として殺し合いになる」

「……対象が違うだけで、殺し合いになってるのは?」

「彌太郎君は、私の式鬼になっているからな。当然、私の魔力がマーキングのようにこびりついている。それもそれほど濃く私の魔力が纏わりついているのであれば、私の側近である可能性が高いと即座に判断されるだろう」

「それが、なんで理由になるんだよ……って、まさか……」

 彌太郎は自分の問いに対する答えが、エヴァから返ってくる前に思い至ってしまった。顔を歪め、心底嫌そうな表情を見せる彌太郎に対し、エヴァは女神を体現するかのような微笑みで答えるのだった。

「私は、全方位に喧嘩を売っているからな。私の片腕だと分かれば、当然狙われるという事だ。そこで、この事実を聞いた上で私が提示する選択肢は、どうせ狙われるなら私のギルド『宿り木』に入らないかと言う事だよ」

「ギルドの名が、宿り木?」

「あぁ、分かりやすいだろ? このギルドの存在理由を、そのまま付けただけだからな」

 彌太郎が困惑した表情をしている為、エヴァはたった一言こう告げた。宿り木の由来となる言葉を。

神殺しの剣ミスティルテイン

 彌太郎は、またしても強者に選択を迫られる。理不尽に戦いに巻きこまれることを選ぶのか、それとも自らその理不尽と戦うことを選ぶのか。そして目を瞑り、瞳の奥に映し出される戦いの記憶にいる自分を見ていた。

 共に戦う相手の顔は、やはり見る事が出来ない。それでも彼女が、最愛であると分かっていた。


 朧げな記憶の中、確かに俺は彼女に告げていたのだ


 “どんな状況だろうとも、無慈悲な運命に必ず抗う”


 抗う者は、自ら選択肢しなければならない

 その全ての行いを、自ら背負う為に


 こうして彌太郎は、自ら戦う道を選択した。選択肢が限られていようとも自ら選択し、彼は歩き出したのだった。

 あの旅の続きを、彼女と共に再び歩く為に。
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