9 / 99
第9話 姫ポジ
しおりを挟む
カンは缶蹴りで使う空き缶として、何度も子供達に蹴られ空中を舞いながら、どうしてこんな事になっているのだろうと考えていた。
『試練とは突然やってくるものであり、悲劇もまた同じなんだよ……』
「完全に悲劇カァアアアアアアン!? って、お主の仕業であろうが! 全くもって、こんなもの人災でしかないわ!」
時折聞こえてくるイチカからの声に、カンは全力でツッコミを入れてしまっていた。
「なぁ、さっきから変な声しない?」
「確かに缶を蹴るたびに、何か聞こえるね」
イチカへのツッコミのみならず、蹴られる度に、カンは情けなくも悲鳴を毎度あげてしまっていた為に、流石におかしいと子供達が気付き出したのだった。
「我の存在に、やっと気付きおったか」
「空き缶が喋った!?」
イチカがカンを介して施していた"限定的強制誘導エリア"は、あくまで"子供達の遊びで缶蹴りが物凄く流行っている公園"という条件であった。
それ故に、その場の勢いで空き缶が悲鳴をあげるという不自然さに、これまでさほど気にしていなかった子供達であったが、流石に空き缶に話しかけられる事は、とても可笑しいという事に気付いた。
「ふふふ、恐れおののくが良い、我こそは……」
「おもしろぉい!」
「カァアアアアアアン!?」
子供達は喋る空き缶を逆に面白がって、更に声を出させようと空き缶サッカーを始めたのだった。
この公園の中では、強く"缶蹴り"に誘導される筈であったが、子供の好奇心は術で縛れるものではなかったようだった。
その代わりに、遊戯としての"缶蹴り"は中断したが、サッカーボールの代わりに"缶を蹴って"いた。
そして、カンは蹴られるごとに悲痛な悲鳴をあげていた。
「空き缶には、いきなりハードモード過ぎるカァアアアアアン!」
そして、いよいよ体力が底をつきそうになった時、カンを庇うように一人の少女がカンを護るように立っていた。
「弱いものイジメは、かわいそうだよ!」
「カァアアン……弱い者……こふ……」
助けられながらも、ある意味精神的に痛恨の一撃をくらったカンであった。
ボディ的にも精神的にも追い込まれたカンであったが、同時に子供達の蹴りが飛んでこないことにホッとしていたのも、事実であった。
『ほう、勇ましいね。まるで騎士のようじゃないか』
その様子をカンを通して観ていたイチカは、少女の勇気ある行動に感心していた。一方のカンは……
「まさかの姫ポジだとぉおお!?」
自分の立ち位置が、決して強者である魔王ではなく、騎士に護られる姫のような状況であることに、無駄にプライドだけは高い空き缶は、更にメンタルにダメージを負っていた。
『何を今更、驚いているのさ。女の子が庇ってくれて、直ぐにホッとしてた癖に。ちょっと蹴りが止まって落ち着いたからって、ショックを受けた風に装うなんて、見苦し過ぎる空き缶だね』
「お主は、辛辣過ぎるがな……」
カンはイチカの指摘に嘆息を吐きながらボヤいていた。しかし内心ではイチカの言う通り、自分が見苦しく酷く情けないと感じていた。
それと同時に、どこかで同じことを体験していたような既視感を感じていた。
「イチカよ」
『なんだい?』
「転生前の記憶……前世の記憶というのは、引き継がれるものなのか?」
『唐突だねぇ。今の状況に何か感じる事があるのかな? 前世の記憶ねぇ……普通は前世の記憶なんてものは、引き継がれる事はないね。当然、前世で持っていたけ力や術なんかも、普通は無理だよ』
「そうであるよな……」
カンの問いに対してイチカは、少し含みのある答え方をしていた。
『転生』に際しての、"前世の記憶の有無"。
『転生』に際して、前世の"記憶"や"技術"、"魔術"等を引き継ぐには『継承』という特別な力を持っている事が前提で本来起きる事だった。
そして『継承』を持っている存在は、どの世界においても"強大且つ特殊な力を持つ者"に限られた。
"魔王"や"賢王"、"英雄王"や"覇王"等といった『王』と呼ばれる者達が得ている力であり、逆にこの『継承』を得ているが為に、長い時を懸けて力を受け継ぐ事で、その世界で並ぶ者のいない程の存在になれたとも言えた。
ただし、『継承』されるのは、あくまで"力"であり、その者の性格や性質と言ったものは別であった。
その為、例え"魔王"であっても悪逆非道を形にした様な者もいれば、誰かの為に身を犠牲にする魔王も過去には存在していた。
しかし当然、魔王に成った者の性質は、殆ど場合は前者であった。
そしてカンの前世は、その世界における『王』という存在ではなかった。その為、前世から『継承』したものなど無い筈であり、イチカも『継承』に付いて詳しい説明をカンにする気はなかった。
だから、その他の可能性を提示したのだ。
『但し、その者の魂にまで刻まれる様な"強い想い"が乗っている"記憶"というのは、不思議な事に転生しても僅かに覚えている場合があるんだ。大抵の場合は、覚えていたとしても"意味"まで理解出来る者は少ないけどね』
「前世の記憶の"意味"……か」
『だからもし、今のその状況にカンが何か思う所があるのであれば……』
「あれば?」
『幼女とも言える様な年の女の子を下から見上げている時に、思い出す前世の記憶持ちなんて、間違いなくカンの前世は"変態紳士"だったんだろうね』
「カァアアアアアン!?」
突然、悲鳴をあげたカンに対して、目の前の少女はびくっと身体を強張らせたのだった。
・・・・・・・
名前:カン
種族:空き缶(Lv.1)
体力:3(最大10)
技能:
言語理解(全異世界において言葉による意思疎通が可能)
状態:
側面に凹み×6+頭部に歪み
現在地:子供達の遊びで缶蹴りが物凄く流行っている公園
・・・・・・・
『試練とは突然やってくるものであり、悲劇もまた同じなんだよ……』
「完全に悲劇カァアアアアアアン!? って、お主の仕業であろうが! 全くもって、こんなもの人災でしかないわ!」
時折聞こえてくるイチカからの声に、カンは全力でツッコミを入れてしまっていた。
「なぁ、さっきから変な声しない?」
「確かに缶を蹴るたびに、何か聞こえるね」
イチカへのツッコミのみならず、蹴られる度に、カンは情けなくも悲鳴を毎度あげてしまっていた為に、流石におかしいと子供達が気付き出したのだった。
「我の存在に、やっと気付きおったか」
「空き缶が喋った!?」
イチカがカンを介して施していた"限定的強制誘導エリア"は、あくまで"子供達の遊びで缶蹴りが物凄く流行っている公園"という条件であった。
それ故に、その場の勢いで空き缶が悲鳴をあげるという不自然さに、これまでさほど気にしていなかった子供達であったが、流石に空き缶に話しかけられる事は、とても可笑しいという事に気付いた。
「ふふふ、恐れおののくが良い、我こそは……」
「おもしろぉい!」
「カァアアアアアアン!?」
子供達は喋る空き缶を逆に面白がって、更に声を出させようと空き缶サッカーを始めたのだった。
この公園の中では、強く"缶蹴り"に誘導される筈であったが、子供の好奇心は術で縛れるものではなかったようだった。
その代わりに、遊戯としての"缶蹴り"は中断したが、サッカーボールの代わりに"缶を蹴って"いた。
そして、カンは蹴られるごとに悲痛な悲鳴をあげていた。
「空き缶には、いきなりハードモード過ぎるカァアアアアアン!」
そして、いよいよ体力が底をつきそうになった時、カンを庇うように一人の少女がカンを護るように立っていた。
「弱いものイジメは、かわいそうだよ!」
「カァアアン……弱い者……こふ……」
助けられながらも、ある意味精神的に痛恨の一撃をくらったカンであった。
ボディ的にも精神的にも追い込まれたカンであったが、同時に子供達の蹴りが飛んでこないことにホッとしていたのも、事実であった。
『ほう、勇ましいね。まるで騎士のようじゃないか』
その様子をカンを通して観ていたイチカは、少女の勇気ある行動に感心していた。一方のカンは……
「まさかの姫ポジだとぉおお!?」
自分の立ち位置が、決して強者である魔王ではなく、騎士に護られる姫のような状況であることに、無駄にプライドだけは高い空き缶は、更にメンタルにダメージを負っていた。
『何を今更、驚いているのさ。女の子が庇ってくれて、直ぐにホッとしてた癖に。ちょっと蹴りが止まって落ち着いたからって、ショックを受けた風に装うなんて、見苦し過ぎる空き缶だね』
「お主は、辛辣過ぎるがな……」
カンはイチカの指摘に嘆息を吐きながらボヤいていた。しかし内心ではイチカの言う通り、自分が見苦しく酷く情けないと感じていた。
それと同時に、どこかで同じことを体験していたような既視感を感じていた。
「イチカよ」
『なんだい?』
「転生前の記憶……前世の記憶というのは、引き継がれるものなのか?」
『唐突だねぇ。今の状況に何か感じる事があるのかな? 前世の記憶ねぇ……普通は前世の記憶なんてものは、引き継がれる事はないね。当然、前世で持っていたけ力や術なんかも、普通は無理だよ』
「そうであるよな……」
カンの問いに対してイチカは、少し含みのある答え方をしていた。
『転生』に際しての、"前世の記憶の有無"。
『転生』に際して、前世の"記憶"や"技術"、"魔術"等を引き継ぐには『継承』という特別な力を持っている事が前提で本来起きる事だった。
そして『継承』を持っている存在は、どの世界においても"強大且つ特殊な力を持つ者"に限られた。
"魔王"や"賢王"、"英雄王"や"覇王"等といった『王』と呼ばれる者達が得ている力であり、逆にこの『継承』を得ているが為に、長い時を懸けて力を受け継ぐ事で、その世界で並ぶ者のいない程の存在になれたとも言えた。
ただし、『継承』されるのは、あくまで"力"であり、その者の性格や性質と言ったものは別であった。
その為、例え"魔王"であっても悪逆非道を形にした様な者もいれば、誰かの為に身を犠牲にする魔王も過去には存在していた。
しかし当然、魔王に成った者の性質は、殆ど場合は前者であった。
そしてカンの前世は、その世界における『王』という存在ではなかった。その為、前世から『継承』したものなど無い筈であり、イチカも『継承』に付いて詳しい説明をカンにする気はなかった。
だから、その他の可能性を提示したのだ。
『但し、その者の魂にまで刻まれる様な"強い想い"が乗っている"記憶"というのは、不思議な事に転生しても僅かに覚えている場合があるんだ。大抵の場合は、覚えていたとしても"意味"まで理解出来る者は少ないけどね』
「前世の記憶の"意味"……か」
『だからもし、今のその状況にカンが何か思う所があるのであれば……』
「あれば?」
『幼女とも言える様な年の女の子を下から見上げている時に、思い出す前世の記憶持ちなんて、間違いなくカンの前世は"変態紳士"だったんだろうね』
「カァアアアアアン!?」
突然、悲鳴をあげたカンに対して、目の前の少女はびくっと身体を強張らせたのだった。
・・・・・・・
名前:カン
種族:空き缶(Lv.1)
体力:3(最大10)
技能:
言語理解(全異世界において言葉による意思疎通が可能)
状態:
側面に凹み×6+頭部に歪み
現在地:子供達の遊びで缶蹴りが物凄く流行っている公園
・・・・・・・
0
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
【完結】487222760年間女神様に仕えてきた俺は、そろそろ普通の異世界転生をしてもいいと思う
こすもすさんど(元:ムメイザクラ)
ファンタジー
異世界転生の女神様に四億年近くも仕えてきた、名も無きオリ主。
億千の異世界転生を繰り返してきた彼は、女神様に"休暇"と称して『普通の異世界転生がしたい』とお願いする。
彼の願いを聞き入れた女神様は、彼を無難な異世界へと送り出す。
四億年の経験知識と共に異世界へ降り立ったオリ主――『アヤト』は、自由気ままな転生者生活を満喫しようとするのだが、そんなぶっ壊れチートを持ったなろう系オリ主が平穏無事な"普通の異世界転生"など出来るはずもなく……?
道行く美少女ヒロイン達をスパルタ特訓で徹底的に鍛え上げ、邪魔する奴はただのパンチで滅殺抹殺一撃必殺、それも全ては"普通の異世界転生"をするために!
気が付けばヒロインが増え、気が付けば厄介事に巻き込まれる、テメーの頭はハッピーセットな、なろう系最強チーレム無双オリ主の明日はどっちだ!?
※小説家になろう、エブリスタ、ノベルアップ+にも掲載しております。
白いもふもふ好きの僕が転生したらフェンリルになっていた!!
ろき
ファンタジー
ブラック企業で消耗する社畜・白瀬陸空(しらせりくう)の唯一の癒し。それは「白いもふもふ」だった。 ある日、白い子犬を助けて命を落とした彼は、異世界で目を覚ます。
ふと水面を覗き込むと、そこに映っていたのは―― 伝説の神獣【フェンリル】になった自分自身!?
「どうせ転生するなら、テイマーになって、もふもふパラダイスを作りたかった!」 「なんで俺自身がもふもふの神獣になってるんだよ!」
理想と真逆の姿に絶望する陸空。 だが、彼には規格外の魔力と、前世の異常なまでの「もふもふへの執着」が変化した、とある謎のスキルが備わっていた。
これは、最強の神獣になってしまった男が、ただひたすらに「もふもふ」を愛でようとした結果、周囲の人間(とくにエルフ)に崇拝され、勘違いが勘違いを呼んで国を動かしてしまう、予測不能な異世界もふもふライフ!
『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』
チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。
気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。
「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」
「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」
最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク!
本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった!
「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」
そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく!
神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ!
◆ガチャ転生×最強×スローライフ!
無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
スティールスキルが進化したら魔物の天敵になりました
東束末木
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞 奨励賞、いただきました!!
スティールスキル。
皆さん、どんなイメージを持ってますか?
使うのが敵であっても主人公であっても、あまりいい印象は持たれない……そんなスキル。
でもこの物語のスティールスキルはちょっと違います。
スティールスキルが一人の少年の人生を救い、やがて世界を変えてゆく。
楽しくも心温まるそんなスティールの物語をお楽しみください。
それでは「スティールスキルが進化したら魔物の天敵になりました」、開幕です。
2025/12/7
一話あたりの文字数が多くなってしまったため、第31話から1回2~3千文字となるよう分割掲載となっています。
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる