35 / 99
第35話 空き缶に穴が空いたら漏れて当たり前
しおりを挟む
「おぉ、カンよ。自らの魔法で加速し、地面に激突し潰れてしまうとは情けない」
「……嵌められたぁあああ!」
カンの怒号が、イチカの書斎に響き渡った。
カンは、発動した〝吹き付ける風龍の息吹〟の効果により、結局地面に叩き潰された。
その結果、再びイチカの書斎の空き缶へと転生することになった。
「それは置いといて。どうだい、初めて魔法を使った感覚は」
「覚えておれよ……だが、まぁしかし、魔法は……バーンと気持ちよかったのだ!」
まさに心から喜んでいると言わんばかりのカンの声は、書斎を明るくさせた。
「他には、魔力と魔法のイメージは掴めたかい?」
「うむ、何かこう……我の空っぽだったボディに、力が溜まっていくようで……それでいて、その力を一気に解放した瞬間、周囲の風を操った感じであったな」
「それだ! それこそが、カンの新たな力だぁあ!」
"カンは、技能『魔力ストック(最大10)』を取得した!"
"カンは、称号『風龍の玩具』を取得した!"
"カンは、称号『風龍の玩具』を取得したことにより、風龍の戯れ(Lv.1)を覚えた!"
・・・・・・・
名前:カン
称号:風龍の玩具 NEW!
種族:空き缶(Lv.7) +1UP!
体力:16(最大16) +1UP!
魔力ストック:0(最大10) NEW!
ちから:0
すばやさ:0
かたさ:2
まりょく:6 +5UP!
※補正
『魔沼ヨゴレ呪い』効果により魔力増加(+1)
『風龍の玩具』効果により魔力増加(+5) NEW!
技能:
言語理解(全異世界の誰とでも話が出来る)
常時発動M型(Lv.6) +1UP!
熱耐性(Lv.1)
寒耐性(Lv.1)
ヨゴレ耐性(Lv.2)
風龍の戯れ(Lv.1) NEW!
状態:
魔沼ヨゴレの呪い(Lv.1)
現在地:
イチカの書斎
・・・・・・・
「これが……我だと?」
世界の声が、空っぽのカンのボディに鳴り響き、そしてボディに表記されている成分表示に変化が起きた。
そしてその変化に、カン自身が驚愕し、短く言葉を発した後、絶句してしまった。
「魔力ストックは、3分に1づつ貯まる仕様みたいだよ」
「カァアアアアアン!? 革命が! 否! 革新的変化が我の身体に起きたカァアァアアアン!?」
カンが興奮して、全力で叫び出すのも無理はなかった。何故なら、それほどまでにカンに劇的な変化が起きていたからだ。
「待て待て待て、ちょ待つのだ……ふぅ、我よ落ち着くのだ。イチカよ、説明をはや頼むぞ」
「ん? セツメイ?」
「何故にカタコトに!? 早う、色々増えた表示の説明をぉおお!?」
「何だか、喉乾いちゃってさ」
「このタイミングでか!? そんなことより、早う説明を!」
「まぁ、そう焦るなよ。コーヒーが切れたら、本気で僕がキレちゃうんだから。そしたら……何するかわかんないよ?」
イチカの瞳から光が消えると、顔は笑顔であるにも関わらず、見事に目は笑っていなかった。
「お……おぉ……そうだな。是非とも、腹がたぷたぷになるまでコーヒーを飲むといい。ついでに、我のスペア缶も増えるし、まさに一石二鳥であるしな」
本気の狂気に、カンは身体を震わせながら、イチカが缶コーヒーを取りに台所へと向かうのを見送った。
そして数分と経たずに、イチカは戻ってくると、手には冷えた缶コーヒーを持っていた。
再び椅子に腰掛けた後、缶コーヒーの蓋を開けて一口飲むと、やっとカンは狂気から開放された。
「さて、何から説明しようか?」
「お主の異常なコーヒー中毒は、何とかならんのか……まぁ、そんなことよりもだ! 我の称号の項目〝風龍の玩具〟とついた上に、技能に〝風龍の戯れ(Lv.1)〟が付いたのだが!?」
「称号が付いたのは、あの時に風龍に玩具にされた上、その時に風龍の力を短時間でも纏った所為で、運良く取得したんじゃない?」
「軽い上に、ざっくりだな説明が……は!? それに〝魔力ストック〟とはなんだ!?」
「カンて空き缶だからね。中に魔力を、貯めておけるようになったんじゃない?」
「何故、疑問系なのだ。しかし、我は自分で言うのも悲しくなるが、使用済みの空き缶だから口が開いているのに、貯めておけるのか?」
本当に悲しそうに、カンはそう問いかけた。
「うん、だから漏れるよね。ひっくり返したり、激しく潰れたりしたらね。開けた蓋は、もう二度と戻ることはないのだから」
合わせてイチカも、本当に悲しいことを告げるような雰囲気を出した。
「我にあわせて、イチカまで悲しい声を出すのでないわ。お主にその感じを出されると、逆に腹が立つ。しかしだ……そこから、本当に漏れるのかカァアァアアアン!? そこは、妙なリアル感ださなくても良くないか!? 魔力が口から漏れるだなんて、人はないのであろう!?」
「人が口から魔力をリバースする訳ないだろう。空き缶じゃあるまいし」
「何故、空き缶に宿る魔力が、口から漏れる前提で話すのだ……」
「空き缶が生きていると言うこと自体が、奇跡なんだよ? それ以上の奇跡を求めてどうするのさ。生物は細胞一つひとつに魔力を溜め込むから、逆立ちしたからって逆流するわけないだろう。そもそも、喋る空き缶を生物の括りで議論すること自体、ナンセンスなんだからね」
「そこから!? 生物かどうかの定義からなのカァアン!? そこは、生物でよかろうが!?」
そして暫く、イチカとカンは〝生物〟の定義について、喧しく言い争うのだった。
「は!? 風龍の戯れ(Lv.1)の説明聞き忘れた!?」
「……嵌められたぁあああ!」
カンの怒号が、イチカの書斎に響き渡った。
カンは、発動した〝吹き付ける風龍の息吹〟の効果により、結局地面に叩き潰された。
その結果、再びイチカの書斎の空き缶へと転生することになった。
「それは置いといて。どうだい、初めて魔法を使った感覚は」
「覚えておれよ……だが、まぁしかし、魔法は……バーンと気持ちよかったのだ!」
まさに心から喜んでいると言わんばかりのカンの声は、書斎を明るくさせた。
「他には、魔力と魔法のイメージは掴めたかい?」
「うむ、何かこう……我の空っぽだったボディに、力が溜まっていくようで……それでいて、その力を一気に解放した瞬間、周囲の風を操った感じであったな」
「それだ! それこそが、カンの新たな力だぁあ!」
"カンは、技能『魔力ストック(最大10)』を取得した!"
"カンは、称号『風龍の玩具』を取得した!"
"カンは、称号『風龍の玩具』を取得したことにより、風龍の戯れ(Lv.1)を覚えた!"
・・・・・・・
名前:カン
称号:風龍の玩具 NEW!
種族:空き缶(Lv.7) +1UP!
体力:16(最大16) +1UP!
魔力ストック:0(最大10) NEW!
ちから:0
すばやさ:0
かたさ:2
まりょく:6 +5UP!
※補正
『魔沼ヨゴレ呪い』効果により魔力増加(+1)
『風龍の玩具』効果により魔力増加(+5) NEW!
技能:
言語理解(全異世界の誰とでも話が出来る)
常時発動M型(Lv.6) +1UP!
熱耐性(Lv.1)
寒耐性(Lv.1)
ヨゴレ耐性(Lv.2)
風龍の戯れ(Lv.1) NEW!
状態:
魔沼ヨゴレの呪い(Lv.1)
現在地:
イチカの書斎
・・・・・・・
「これが……我だと?」
世界の声が、空っぽのカンのボディに鳴り響き、そしてボディに表記されている成分表示に変化が起きた。
そしてその変化に、カン自身が驚愕し、短く言葉を発した後、絶句してしまった。
「魔力ストックは、3分に1づつ貯まる仕様みたいだよ」
「カァアアアアアン!? 革命が! 否! 革新的変化が我の身体に起きたカァアァアアアン!?」
カンが興奮して、全力で叫び出すのも無理はなかった。何故なら、それほどまでにカンに劇的な変化が起きていたからだ。
「待て待て待て、ちょ待つのだ……ふぅ、我よ落ち着くのだ。イチカよ、説明をはや頼むぞ」
「ん? セツメイ?」
「何故にカタコトに!? 早う、色々増えた表示の説明をぉおお!?」
「何だか、喉乾いちゃってさ」
「このタイミングでか!? そんなことより、早う説明を!」
「まぁ、そう焦るなよ。コーヒーが切れたら、本気で僕がキレちゃうんだから。そしたら……何するかわかんないよ?」
イチカの瞳から光が消えると、顔は笑顔であるにも関わらず、見事に目は笑っていなかった。
「お……おぉ……そうだな。是非とも、腹がたぷたぷになるまでコーヒーを飲むといい。ついでに、我のスペア缶も増えるし、まさに一石二鳥であるしな」
本気の狂気に、カンは身体を震わせながら、イチカが缶コーヒーを取りに台所へと向かうのを見送った。
そして数分と経たずに、イチカは戻ってくると、手には冷えた缶コーヒーを持っていた。
再び椅子に腰掛けた後、缶コーヒーの蓋を開けて一口飲むと、やっとカンは狂気から開放された。
「さて、何から説明しようか?」
「お主の異常なコーヒー中毒は、何とかならんのか……まぁ、そんなことよりもだ! 我の称号の項目〝風龍の玩具〟とついた上に、技能に〝風龍の戯れ(Lv.1)〟が付いたのだが!?」
「称号が付いたのは、あの時に風龍に玩具にされた上、その時に風龍の力を短時間でも纏った所為で、運良く取得したんじゃない?」
「軽い上に、ざっくりだな説明が……は!? それに〝魔力ストック〟とはなんだ!?」
「カンて空き缶だからね。中に魔力を、貯めておけるようになったんじゃない?」
「何故、疑問系なのだ。しかし、我は自分で言うのも悲しくなるが、使用済みの空き缶だから口が開いているのに、貯めておけるのか?」
本当に悲しそうに、カンはそう問いかけた。
「うん、だから漏れるよね。ひっくり返したり、激しく潰れたりしたらね。開けた蓋は、もう二度と戻ることはないのだから」
合わせてイチカも、本当に悲しいことを告げるような雰囲気を出した。
「我にあわせて、イチカまで悲しい声を出すのでないわ。お主にその感じを出されると、逆に腹が立つ。しかしだ……そこから、本当に漏れるのかカァアァアアアン!? そこは、妙なリアル感ださなくても良くないか!? 魔力が口から漏れるだなんて、人はないのであろう!?」
「人が口から魔力をリバースする訳ないだろう。空き缶じゃあるまいし」
「何故、空き缶に宿る魔力が、口から漏れる前提で話すのだ……」
「空き缶が生きていると言うこと自体が、奇跡なんだよ? それ以上の奇跡を求めてどうするのさ。生物は細胞一つひとつに魔力を溜め込むから、逆立ちしたからって逆流するわけないだろう。そもそも、喋る空き缶を生物の括りで議論すること自体、ナンセンスなんだからね」
「そこから!? 生物かどうかの定義からなのカァアン!? そこは、生物でよかろうが!?」
そして暫く、イチカとカンは〝生物〟の定義について、喧しく言い争うのだった。
「は!? 風龍の戯れ(Lv.1)の説明聞き忘れた!?」
0
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
【完結】487222760年間女神様に仕えてきた俺は、そろそろ普通の異世界転生をしてもいいと思う
こすもすさんど(元:ムメイザクラ)
ファンタジー
異世界転生の女神様に四億年近くも仕えてきた、名も無きオリ主。
億千の異世界転生を繰り返してきた彼は、女神様に"休暇"と称して『普通の異世界転生がしたい』とお願いする。
彼の願いを聞き入れた女神様は、彼を無難な異世界へと送り出す。
四億年の経験知識と共に異世界へ降り立ったオリ主――『アヤト』は、自由気ままな転生者生活を満喫しようとするのだが、そんなぶっ壊れチートを持ったなろう系オリ主が平穏無事な"普通の異世界転生"など出来るはずもなく……?
道行く美少女ヒロイン達をスパルタ特訓で徹底的に鍛え上げ、邪魔する奴はただのパンチで滅殺抹殺一撃必殺、それも全ては"普通の異世界転生"をするために!
気が付けばヒロインが増え、気が付けば厄介事に巻き込まれる、テメーの頭はハッピーセットな、なろう系最強チーレム無双オリ主の明日はどっちだ!?
※小説家になろう、エブリスタ、ノベルアップ+にも掲載しております。
白いもふもふ好きの僕が転生したらフェンリルになっていた!!
ろき
ファンタジー
ブラック企業で消耗する社畜・白瀬陸空(しらせりくう)の唯一の癒し。それは「白いもふもふ」だった。 ある日、白い子犬を助けて命を落とした彼は、異世界で目を覚ます。
ふと水面を覗き込むと、そこに映っていたのは―― 伝説の神獣【フェンリル】になった自分自身!?
「どうせ転生するなら、テイマーになって、もふもふパラダイスを作りたかった!」 「なんで俺自身がもふもふの神獣になってるんだよ!」
理想と真逆の姿に絶望する陸空。 だが、彼には規格外の魔力と、前世の異常なまでの「もふもふへの執着」が変化した、とある謎のスキルが備わっていた。
これは、最強の神獣になってしまった男が、ただひたすらに「もふもふ」を愛でようとした結果、周囲の人間(とくにエルフ)に崇拝され、勘違いが勘違いを呼んで国を動かしてしまう、予測不能な異世界もふもふライフ!
『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』
チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。
気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。
「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」
「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」
最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク!
本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった!
「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」
そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく!
神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ!
◆ガチャ転生×最強×スローライフ!
無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
スティールスキルが進化したら魔物の天敵になりました
東束末木
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞 奨励賞、いただきました!!
スティールスキル。
皆さん、どんなイメージを持ってますか?
使うのが敵であっても主人公であっても、あまりいい印象は持たれない……そんなスキル。
でもこの物語のスティールスキルはちょっと違います。
スティールスキルが一人の少年の人生を救い、やがて世界を変えてゆく。
楽しくも心温まるそんなスティールの物語をお楽しみください。
それでは「スティールスキルが進化したら魔物の天敵になりました」、開幕です。
2025/12/7
一話あたりの文字数が多くなってしまったため、第31話から1回2~3千文字となるよう分割掲載となっています。
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる