63 / 99
第63話 空き缶の壁ドン!
しおりを挟む
「おぉ、カンよ。潰れてしまうとは、情けない」
「……アッサリ転生カァアアン!?」
毎度お馴染みの知ってる天井を見て、カンはいつもと変わらず叫んでいた。
「そりゃ、ゴーレムからの痛恨の一撃を、空き缶がまともに食らったら、耐えられるわけないでしょうよ」
「待て待て待つカァアアン! 確かにその通りなので反論は全くないのだが、常時発動M型の発動は残していたはずカァアン!?」
確かに、一度のオーバーキルで、カンは転生することはない。体力を全て失った後、〝常時発動M型〟のレベルに応じた体力が戻るからだ。
しかし、イチカは驚く事なく淡々と説明した。
「ゴーレムの右パンチでまず、ダメージ100だったね」
「うむ、即チュンであるな」
「からのぉ、その瞬間に常時発動M型の効果でHP戻りぃのぉ」
「なんかノリが軽いな」
「そのまま吹き飛んだ結果、鍛錬場の壁に激突して、さらにダメージが入り、今ここに至る。所謂、壁ドン死だね」
「……物理的な壁ドン死!? 全く尊くないカァアアン!?」
「今回の教訓は、取り敢えず調子に乗るんじゃねぇってことだね」
「さぁああせんしたぁああカァアアアン!?」
多少自分の意思で魔力を操れるようになった程度で、ドヤ顔で無双出来るほど世界は甘くなかった。
「でもまぁ、一歩前進したんじゃないかい? 魔王様って、やつにさ。ほら、自分の成分表示をみてみなよ」
缶コーヒーを口元に運びながら、先ほどまでとは打って変わり、優しく穏やかな口調で、イチカはカンを言葉をかけた。
・・・・・・・
名前:カン
称号:
風龍の玩具
借金缶
種族:空き缶(Lv.11) 1UP!
体力:20(最大20) 1UP!
魔力ストック:10(最大10)
ちから:0
すばやさ:0
かたさ:2
まりょく:7
※補正
『魔沼ヨゴレ呪い』効果により魔力増加(+2)
『風龍の玩具』効果により魔力増加(+5)
技能:
言語理解
常時発動M型(Lv.10) 1UP!
熱耐性(Lv.2)
寒耐性(Lv.2)
ヨゴレ耐性(Lv.3)
風龍の戯れ(Lv.2)
魔力暴走(Lv.1)
|内部空間保持《ボディが潰れた時歪んだ時も、空き缶内の空間を保持出来る)
魔力属性【風】
魔風制御
状態:
魔沼ヨゴレの呪い(Lv.2)
絶対服従※イチカに100万MPを返済するまで
召喚待機※カイン=アーキを主とする
現在地:
イチカの書斎
・・・・・・・
「がんがんレベルが増えるカァアァアアン!?」
「何度も壁に叩きつけられ、強き者になろうとする主人公はかっこいいよね」
「そこは、壁を乗り越えるとかじゃないのカァアアアン! だが、まぁよい。しっかり今度は、魔法を此処で練習して次に備えカァアアン!? 底材の下に召喚陣がぁあああ!? このタイミングなのカァアアン!?」
「さっきの召喚獣を用いた模擬戦が一回だけだって、誰が言ったのさ」
「すぐさま過ぎるカァアアアン!?」
再びカンはカインに召喚されると、目の前にはニヤンの召喚獣であるフェアリーのライティが、空中を自由自在に飛び回っていた。
「カン! 他の召喚獣と一緒で、ちゃんと身体が回復したんだね!」
「回復? んん? どういうことカァアン?」
カインの言葉に引っかかりを覚えたカンは、思わず呟いた。
「カイン君の世界における召喚獣は、戦闘不能になるほどの傷を負うと、強制的に精霊界へと帰還するんだけどさ。そして、そこで召喚獣は傷を癒す事で、再度召喚に応じることが出来る様になるんだって。ちな、カミペディア抜粋」
「…… 我は回復じゃなくて、転生だがな!? むしろ凄くないですカァアン!?」
「さっきは悔しかったけど、仕方ないよ。空き缶とゴーレムじゃ……だけど、今度はもっと気をつけてね! 召喚士の魔力を使っての戦闘訓練だから、さっきよりキツいから!」
「それは、どういう……」
カンは知らなかったが、実はゴイラ=イモイのゴーレムであるゴレモイとの戦闘訓練は、召喚獣自体の強さを確認する為の、言わば召喚獣自身の性能試験的なものだった。
しかし、本来の召喚士と召喚獣の戦い方とは、召喚獣自身の魔力に加え、召喚士が魔力を注ぎ込んだり、魔法で補助したりして共に戦うのだった。
「ライティ!〝魔法代行許可〟〝サンダーボルト〟!」
〝任せなさい! いっくわよぉお!〟
「〝魔法代行許可〟ってなんなのカァアアン!?」
『召喚士と召喚獣の関係は魔力の譲渡だけでなく、召喚士が取得している魔法を召喚獣に使用させる事が出来るみたいだね。だから、例えば雷魔法が得意な召喚士に雷魔法が得意な召喚獣といった相性の良い相手であれば、その威力は召喚士自体が使用するよりも、遥かに威力が上がるといったぐあいだね』
「だね、ではないカァアアアン!? 情報の逐次投入をするでないカァアアン! だがしかし、ならばこちらも同じこと! カイン魔法カモォオオオン!」
「……カン! 頑張って!」
カンの呼びかけに、カインが応じることはなかった。
「いやいや、ニヤンコみたいに、ほれ何かあるのであろう?」
「……カン! 頑張って!」
「確かに応援は大事な事であるからして、二回言っても良いが……ん? まさか、おぬし」
ある可能性にたどり着いたカンは、それ以上の言葉を言い淀んだ。
「魔法……覚えてないんだ……僕……」
「……カイン……おぬし……」
〝いてまえ! フェアリー流魔法【怒りの雷】!〟
「空気呼んでぇえええ! あびばびばばびばばばば!?」
カインとカンが若干シリアスな掛け合いを始めたとことで、容赦なくライティの雷撃がカンに落ちたのであった。
「……アッサリ転生カァアアン!?」
毎度お馴染みの知ってる天井を見て、カンはいつもと変わらず叫んでいた。
「そりゃ、ゴーレムからの痛恨の一撃を、空き缶がまともに食らったら、耐えられるわけないでしょうよ」
「待て待て待つカァアアン! 確かにその通りなので反論は全くないのだが、常時発動M型の発動は残していたはずカァアン!?」
確かに、一度のオーバーキルで、カンは転生することはない。体力を全て失った後、〝常時発動M型〟のレベルに応じた体力が戻るからだ。
しかし、イチカは驚く事なく淡々と説明した。
「ゴーレムの右パンチでまず、ダメージ100だったね」
「うむ、即チュンであるな」
「からのぉ、その瞬間に常時発動M型の効果でHP戻りぃのぉ」
「なんかノリが軽いな」
「そのまま吹き飛んだ結果、鍛錬場の壁に激突して、さらにダメージが入り、今ここに至る。所謂、壁ドン死だね」
「……物理的な壁ドン死!? 全く尊くないカァアアン!?」
「今回の教訓は、取り敢えず調子に乗るんじゃねぇってことだね」
「さぁああせんしたぁああカァアアアン!?」
多少自分の意思で魔力を操れるようになった程度で、ドヤ顔で無双出来るほど世界は甘くなかった。
「でもまぁ、一歩前進したんじゃないかい? 魔王様って、やつにさ。ほら、自分の成分表示をみてみなよ」
缶コーヒーを口元に運びながら、先ほどまでとは打って変わり、優しく穏やかな口調で、イチカはカンを言葉をかけた。
・・・・・・・
名前:カン
称号:
風龍の玩具
借金缶
種族:空き缶(Lv.11) 1UP!
体力:20(最大20) 1UP!
魔力ストック:10(最大10)
ちから:0
すばやさ:0
かたさ:2
まりょく:7
※補正
『魔沼ヨゴレ呪い』効果により魔力増加(+2)
『風龍の玩具』効果により魔力増加(+5)
技能:
言語理解
常時発動M型(Lv.10) 1UP!
熱耐性(Lv.2)
寒耐性(Lv.2)
ヨゴレ耐性(Lv.3)
風龍の戯れ(Lv.2)
魔力暴走(Lv.1)
|内部空間保持《ボディが潰れた時歪んだ時も、空き缶内の空間を保持出来る)
魔力属性【風】
魔風制御
状態:
魔沼ヨゴレの呪い(Lv.2)
絶対服従※イチカに100万MPを返済するまで
召喚待機※カイン=アーキを主とする
現在地:
イチカの書斎
・・・・・・・
「がんがんレベルが増えるカァアァアアン!?」
「何度も壁に叩きつけられ、強き者になろうとする主人公はかっこいいよね」
「そこは、壁を乗り越えるとかじゃないのカァアアアン! だが、まぁよい。しっかり今度は、魔法を此処で練習して次に備えカァアアン!? 底材の下に召喚陣がぁあああ!? このタイミングなのカァアアン!?」
「さっきの召喚獣を用いた模擬戦が一回だけだって、誰が言ったのさ」
「すぐさま過ぎるカァアアアン!?」
再びカンはカインに召喚されると、目の前にはニヤンの召喚獣であるフェアリーのライティが、空中を自由自在に飛び回っていた。
「カン! 他の召喚獣と一緒で、ちゃんと身体が回復したんだね!」
「回復? んん? どういうことカァアン?」
カインの言葉に引っかかりを覚えたカンは、思わず呟いた。
「カイン君の世界における召喚獣は、戦闘不能になるほどの傷を負うと、強制的に精霊界へと帰還するんだけどさ。そして、そこで召喚獣は傷を癒す事で、再度召喚に応じることが出来る様になるんだって。ちな、カミペディア抜粋」
「…… 我は回復じゃなくて、転生だがな!? むしろ凄くないですカァアン!?」
「さっきは悔しかったけど、仕方ないよ。空き缶とゴーレムじゃ……だけど、今度はもっと気をつけてね! 召喚士の魔力を使っての戦闘訓練だから、さっきよりキツいから!」
「それは、どういう……」
カンは知らなかったが、実はゴイラ=イモイのゴーレムであるゴレモイとの戦闘訓練は、召喚獣自体の強さを確認する為の、言わば召喚獣自身の性能試験的なものだった。
しかし、本来の召喚士と召喚獣の戦い方とは、召喚獣自身の魔力に加え、召喚士が魔力を注ぎ込んだり、魔法で補助したりして共に戦うのだった。
「ライティ!〝魔法代行許可〟〝サンダーボルト〟!」
〝任せなさい! いっくわよぉお!〟
「〝魔法代行許可〟ってなんなのカァアアン!?」
『召喚士と召喚獣の関係は魔力の譲渡だけでなく、召喚士が取得している魔法を召喚獣に使用させる事が出来るみたいだね。だから、例えば雷魔法が得意な召喚士に雷魔法が得意な召喚獣といった相性の良い相手であれば、その威力は召喚士自体が使用するよりも、遥かに威力が上がるといったぐあいだね』
「だね、ではないカァアアアン!? 情報の逐次投入をするでないカァアアン! だがしかし、ならばこちらも同じこと! カイン魔法カモォオオオン!」
「……カン! 頑張って!」
カンの呼びかけに、カインが応じることはなかった。
「いやいや、ニヤンコみたいに、ほれ何かあるのであろう?」
「……カン! 頑張って!」
「確かに応援は大事な事であるからして、二回言っても良いが……ん? まさか、おぬし」
ある可能性にたどり着いたカンは、それ以上の言葉を言い淀んだ。
「魔法……覚えてないんだ……僕……」
「……カイン……おぬし……」
〝いてまえ! フェアリー流魔法【怒りの雷】!〟
「空気呼んでぇえええ! あびばびばばびばばばば!?」
カインとカンが若干シリアスな掛け合いを始めたとことで、容赦なくライティの雷撃がカンに落ちたのであった。
0
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
【完結】487222760年間女神様に仕えてきた俺は、そろそろ普通の異世界転生をしてもいいと思う
こすもすさんど(元:ムメイザクラ)
ファンタジー
異世界転生の女神様に四億年近くも仕えてきた、名も無きオリ主。
億千の異世界転生を繰り返してきた彼は、女神様に"休暇"と称して『普通の異世界転生がしたい』とお願いする。
彼の願いを聞き入れた女神様は、彼を無難な異世界へと送り出す。
四億年の経験知識と共に異世界へ降り立ったオリ主――『アヤト』は、自由気ままな転生者生活を満喫しようとするのだが、そんなぶっ壊れチートを持ったなろう系オリ主が平穏無事な"普通の異世界転生"など出来るはずもなく……?
道行く美少女ヒロイン達をスパルタ特訓で徹底的に鍛え上げ、邪魔する奴はただのパンチで滅殺抹殺一撃必殺、それも全ては"普通の異世界転生"をするために!
気が付けばヒロインが増え、気が付けば厄介事に巻き込まれる、テメーの頭はハッピーセットな、なろう系最強チーレム無双オリ主の明日はどっちだ!?
※小説家になろう、エブリスタ、ノベルアップ+にも掲載しております。
白いもふもふ好きの僕が転生したらフェンリルになっていた!!
ろき
ファンタジー
ブラック企業で消耗する社畜・白瀬陸空(しらせりくう)の唯一の癒し。それは「白いもふもふ」だった。 ある日、白い子犬を助けて命を落とした彼は、異世界で目を覚ます。
ふと水面を覗き込むと、そこに映っていたのは―― 伝説の神獣【フェンリル】になった自分自身!?
「どうせ転生するなら、テイマーになって、もふもふパラダイスを作りたかった!」 「なんで俺自身がもふもふの神獣になってるんだよ!」
理想と真逆の姿に絶望する陸空。 だが、彼には規格外の魔力と、前世の異常なまでの「もふもふへの執着」が変化した、とある謎のスキルが備わっていた。
これは、最強の神獣になってしまった男が、ただひたすらに「もふもふ」を愛でようとした結果、周囲の人間(とくにエルフ)に崇拝され、勘違いが勘違いを呼んで国を動かしてしまう、予測不能な異世界もふもふライフ!
『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』
チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。
気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。
「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」
「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」
最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク!
本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった!
「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」
そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく!
神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ!
◆ガチャ転生×最強×スローライフ!
無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
スティールスキルが進化したら魔物の天敵になりました
東束末木
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞 奨励賞、いただきました!!
スティールスキル。
皆さん、どんなイメージを持ってますか?
使うのが敵であっても主人公であっても、あまりいい印象は持たれない……そんなスキル。
でもこの物語のスティールスキルはちょっと違います。
スティールスキルが一人の少年の人生を救い、やがて世界を変えてゆく。
楽しくも心温まるそんなスティールの物語をお楽しみください。
それでは「スティールスキルが進化したら魔物の天敵になりました」、開幕です。
2025/12/7
一話あたりの文字数が多くなってしまったため、第31話から1回2~3千文字となるよう分割掲載となっています。
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる