70 / 99
第70話 想定外といえば想定外
しおりを挟む
『巨大な敵に立ち向かう時、一番の武器は何なのだろうね。それはもしかしたら、〝絶対に勝つ〟という信念なのかもしれない』
カンを力強く掴み、恐れを振り払うかのように全力で走るカインの様子を、書斎から眺めるイチカは、目を細めがら呟いた。
「ちょっ、気合が、入りすぎて、握力が、コフ!?」
カンは、ボディが潰されそうで焦っていた。
そんなことには構わずに、カインは走った。魔族に対して、学園教諭達と上級生達が戦う校庭へ向かって。
「クハハハ! 虫けら共が、まだ抵抗するのか? さっさと、勇者の子供を差し出した方が身の為だと思うが?」
「黙れ外道共が! そもそも勇者とはなんじゃ、聞いた事もない。儂の学園には、その様な者はおらぬ!」
「ククク、白々しいが良かろう。少々面倒だが、全員始末した後にでも魂を調べれば良かろう。では、全員燃え尽きろ!」
魔族と先頭きって対峙する学園長に向かって、無慈悲の一撃が放たれる直前、それを止めようとする者がいた。
「ちょっと、待ったぁあああ!」
魔族が振り上げた手を振り下ろそうとした時、それを遮る様に大声を出しながら、カインは学園達の前に飛び出したのだった。
「お主は……何故、出てきたのじゃ!」
「その様子だと、学園長先生、知っていらしたのですね。僕の素性のことを」
「……当たり前じゃ、お主の両親は儂の弟子じゃったからの」
「驚愕の事実だが、ボディがぁあぁ!? 盛り上がりが合わせて、カインの握力があがががが!?」
カインの情けない悲鳴は、今もこの場に聞こえる戦場音によってかき消される。
「そうだったのですね……僕はもう決意しました。だから、ここに来たんです!」
「そうか……」
学園長は、カインの瞳に宿る焔にかつての彼の両親を視た。そして、死地であるにも関わらず、思わず微笑んでいたのだった。
「クハハハ! 本当に出てきおったな!」
「さぁ、僕は此処に出てきたぞ! 空にあるアレを消せ!」
カインは、空に浮かぶ紅蓮に燃え盛る巨大な岩石を指差しながら、魔族に向かって言い放った。
「クハハハ、こちらの情報では、勇者は一人では無いのだよ。全員が此処に現れない限り、当然アレは消すことはせぬよ!」
「何だって!?」
「実は、その残りが我と言う可能性もあると言うことカァアアァン!? 本缶さえ知らぬ過去……その出生の秘密が、今まさに敵の口から明かされる展開がクルゥウ!?」
『カンは、生意気にも自分かも知れないと大声を上げてるけど、ただ五月蝿いだけなんだけど。出生の秘密もクソも、良くて村人Cに転生する筈だった魂が、飲み終わった空き缶に転生しただけだよ? そこに、主人公特性が隠れているとかないから。その場のノリで、そんな発言をしたのだとしたら、空気読めないどころか、カイン君達に失礼極まりないね』
「長台詞で全否定及び説教とか、普通にメンタルにダメージが入るからやめるカァン。良いでは無いか、お決まりのリアクションぐらい」
ガチの注意を受けて、カンは若干やさぐれる。
「……今の声は、その空き缶か?」
「そうだが? そうだが!? 貴様、我の言葉を認識したのだな!? 無視しても良いところを、あえて我に話しかけのだな!?」
「カン……面倒な感じになってるよ?」
『必死すぎて、キモいわぁ』
「やかましいカァアン! 我に話しかけているのは、あの魔族なのだ! さぁ! 何ようなのだ!」
期待する空き缶。
「空き缶が喋るだとぉおおお!?」
「驚いちゃったカァアアァン!?」
単に空き缶が喋っていることに、魔族は驚いたのだった。
「空き缶ぐらい喋るだろ! 魔族の癖に、何ということだ!」
『空き缶が喋りかけてきたら、一種のホラーだけれどもね。ぶふ……魔族にさえ驚かれひゃひゃひゃひゃ!』
「笑いすぎカァン! おぬしの笑いのツボは、どうなっておるのだ!」
魔族は突然喋り出した空き缶が、今度は大声で一人ツッコミを入れたのを見て引いていた。
「おいコラ魔族。何、我と精神的な距離を置こうとしておるのだ。魔族が情けないぞ! 引くな!」
カンは魔族に対して文句を言っていたが、実は味方の学園側でも、決して少なくない人数が引いていた。
「味方側もカァン!? 我、敵じゃない! 良い空き缶カァァアン!?」
「ク……クハハハ! 良く良く見てみれば、魔力も殆ど感じぬ様な、ただの喋る空き缶ではないか! とんだ変態に、驚いてしまったわ! この代償は、潰れて償え!」
「酷い言いがかりカァアン!?」
「カン、落ち着いて。カンは喋るMな変態空き缶だけど、僕の大事な召喚獣だから、ね? だから変なこと、これ以上言わないように黙っておいて?」
「カインの方も、大概が酷いこと言っておるがな」
「クハハハ! とにかく、既に時間だ! 一人だけなら、このまま全滅だが良いのか?」
「く……どうすれば」
カインが強く拳を握りしめ、どうするか考えていた時、新たな声が響く。
「待てぇええ!」
「待ってぇええ!」
「待つのよ!」
「……は? ん? 三人カァン?」
魔族が再び手を振りかざした瞬間、大声を上げながらカインに駆け寄る者達がいたのだ。
「ゴイラ、ニャンコ……それに、ティーナ先生!?」
「まさか、お主達全員が……勇者の子供だというつもりカァアン?」
「そうだ」
「そうだよ!」
「そうです」
「えぇええええ!?」
「カァアァアアアァアン!?」
カインとカンの驚きが、これまでで一番に重なったのであった。
カンを力強く掴み、恐れを振り払うかのように全力で走るカインの様子を、書斎から眺めるイチカは、目を細めがら呟いた。
「ちょっ、気合が、入りすぎて、握力が、コフ!?」
カンは、ボディが潰されそうで焦っていた。
そんなことには構わずに、カインは走った。魔族に対して、学園教諭達と上級生達が戦う校庭へ向かって。
「クハハハ! 虫けら共が、まだ抵抗するのか? さっさと、勇者の子供を差し出した方が身の為だと思うが?」
「黙れ外道共が! そもそも勇者とはなんじゃ、聞いた事もない。儂の学園には、その様な者はおらぬ!」
「ククク、白々しいが良かろう。少々面倒だが、全員始末した後にでも魂を調べれば良かろう。では、全員燃え尽きろ!」
魔族と先頭きって対峙する学園長に向かって、無慈悲の一撃が放たれる直前、それを止めようとする者がいた。
「ちょっと、待ったぁあああ!」
魔族が振り上げた手を振り下ろそうとした時、それを遮る様に大声を出しながら、カインは学園達の前に飛び出したのだった。
「お主は……何故、出てきたのじゃ!」
「その様子だと、学園長先生、知っていらしたのですね。僕の素性のことを」
「……当たり前じゃ、お主の両親は儂の弟子じゃったからの」
「驚愕の事実だが、ボディがぁあぁ!? 盛り上がりが合わせて、カインの握力があがががが!?」
カインの情けない悲鳴は、今もこの場に聞こえる戦場音によってかき消される。
「そうだったのですね……僕はもう決意しました。だから、ここに来たんです!」
「そうか……」
学園長は、カインの瞳に宿る焔にかつての彼の両親を視た。そして、死地であるにも関わらず、思わず微笑んでいたのだった。
「クハハハ! 本当に出てきおったな!」
「さぁ、僕は此処に出てきたぞ! 空にあるアレを消せ!」
カインは、空に浮かぶ紅蓮に燃え盛る巨大な岩石を指差しながら、魔族に向かって言い放った。
「クハハハ、こちらの情報では、勇者は一人では無いのだよ。全員が此処に現れない限り、当然アレは消すことはせぬよ!」
「何だって!?」
「実は、その残りが我と言う可能性もあると言うことカァアアァン!? 本缶さえ知らぬ過去……その出生の秘密が、今まさに敵の口から明かされる展開がクルゥウ!?」
『カンは、生意気にも自分かも知れないと大声を上げてるけど、ただ五月蝿いだけなんだけど。出生の秘密もクソも、良くて村人Cに転生する筈だった魂が、飲み終わった空き缶に転生しただけだよ? そこに、主人公特性が隠れているとかないから。その場のノリで、そんな発言をしたのだとしたら、空気読めないどころか、カイン君達に失礼極まりないね』
「長台詞で全否定及び説教とか、普通にメンタルにダメージが入るからやめるカァン。良いでは無いか、お決まりのリアクションぐらい」
ガチの注意を受けて、カンは若干やさぐれる。
「……今の声は、その空き缶か?」
「そうだが? そうだが!? 貴様、我の言葉を認識したのだな!? 無視しても良いところを、あえて我に話しかけのだな!?」
「カン……面倒な感じになってるよ?」
『必死すぎて、キモいわぁ』
「やかましいカァアン! 我に話しかけているのは、あの魔族なのだ! さぁ! 何ようなのだ!」
期待する空き缶。
「空き缶が喋るだとぉおおお!?」
「驚いちゃったカァアアァン!?」
単に空き缶が喋っていることに、魔族は驚いたのだった。
「空き缶ぐらい喋るだろ! 魔族の癖に、何ということだ!」
『空き缶が喋りかけてきたら、一種のホラーだけれどもね。ぶふ……魔族にさえ驚かれひゃひゃひゃひゃ!』
「笑いすぎカァン! おぬしの笑いのツボは、どうなっておるのだ!」
魔族は突然喋り出した空き缶が、今度は大声で一人ツッコミを入れたのを見て引いていた。
「おいコラ魔族。何、我と精神的な距離を置こうとしておるのだ。魔族が情けないぞ! 引くな!」
カンは魔族に対して文句を言っていたが、実は味方の学園側でも、決して少なくない人数が引いていた。
「味方側もカァン!? 我、敵じゃない! 良い空き缶カァァアン!?」
「ク……クハハハ! 良く良く見てみれば、魔力も殆ど感じぬ様な、ただの喋る空き缶ではないか! とんだ変態に、驚いてしまったわ! この代償は、潰れて償え!」
「酷い言いがかりカァアン!?」
「カン、落ち着いて。カンは喋るMな変態空き缶だけど、僕の大事な召喚獣だから、ね? だから変なこと、これ以上言わないように黙っておいて?」
「カインの方も、大概が酷いこと言っておるがな」
「クハハハ! とにかく、既に時間だ! 一人だけなら、このまま全滅だが良いのか?」
「く……どうすれば」
カインが強く拳を握りしめ、どうするか考えていた時、新たな声が響く。
「待てぇええ!」
「待ってぇええ!」
「待つのよ!」
「……は? ん? 三人カァン?」
魔族が再び手を振りかざした瞬間、大声を上げながらカインに駆け寄る者達がいたのだ。
「ゴイラ、ニャンコ……それに、ティーナ先生!?」
「まさか、お主達全員が……勇者の子供だというつもりカァアン?」
「そうだ」
「そうだよ!」
「そうです」
「えぇええええ!?」
「カァアァアアアァアン!?」
カインとカンの驚きが、これまでで一番に重なったのであった。
0
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
【完結】487222760年間女神様に仕えてきた俺は、そろそろ普通の異世界転生をしてもいいと思う
こすもすさんど(元:ムメイザクラ)
ファンタジー
異世界転生の女神様に四億年近くも仕えてきた、名も無きオリ主。
億千の異世界転生を繰り返してきた彼は、女神様に"休暇"と称して『普通の異世界転生がしたい』とお願いする。
彼の願いを聞き入れた女神様は、彼を無難な異世界へと送り出す。
四億年の経験知識と共に異世界へ降り立ったオリ主――『アヤト』は、自由気ままな転生者生活を満喫しようとするのだが、そんなぶっ壊れチートを持ったなろう系オリ主が平穏無事な"普通の異世界転生"など出来るはずもなく……?
道行く美少女ヒロイン達をスパルタ特訓で徹底的に鍛え上げ、邪魔する奴はただのパンチで滅殺抹殺一撃必殺、それも全ては"普通の異世界転生"をするために!
気が付けばヒロインが増え、気が付けば厄介事に巻き込まれる、テメーの頭はハッピーセットな、なろう系最強チーレム無双オリ主の明日はどっちだ!?
※小説家になろう、エブリスタ、ノベルアップ+にも掲載しております。
白いもふもふ好きの僕が転生したらフェンリルになっていた!!
ろき
ファンタジー
ブラック企業で消耗する社畜・白瀬陸空(しらせりくう)の唯一の癒し。それは「白いもふもふ」だった。 ある日、白い子犬を助けて命を落とした彼は、異世界で目を覚ます。
ふと水面を覗き込むと、そこに映っていたのは―― 伝説の神獣【フェンリル】になった自分自身!?
「どうせ転生するなら、テイマーになって、もふもふパラダイスを作りたかった!」 「なんで俺自身がもふもふの神獣になってるんだよ!」
理想と真逆の姿に絶望する陸空。 だが、彼には規格外の魔力と、前世の異常なまでの「もふもふへの執着」が変化した、とある謎のスキルが備わっていた。
これは、最強の神獣になってしまった男が、ただひたすらに「もふもふ」を愛でようとした結果、周囲の人間(とくにエルフ)に崇拝され、勘違いが勘違いを呼んで国を動かしてしまう、予測不能な異世界もふもふライフ!
『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』
チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。
気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。
「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」
「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」
最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク!
本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった!
「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」
そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく!
神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ!
◆ガチャ転生×最強×スローライフ!
無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
スティールスキルが進化したら魔物の天敵になりました
東束末木
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞 奨励賞、いただきました!!
スティールスキル。
皆さん、どんなイメージを持ってますか?
使うのが敵であっても主人公であっても、あまりいい印象は持たれない……そんなスキル。
でもこの物語のスティールスキルはちょっと違います。
スティールスキルが一人の少年の人生を救い、やがて世界を変えてゆく。
楽しくも心温まるそんなスティールの物語をお楽しみください。
それでは「スティールスキルが進化したら魔物の天敵になりました」、開幕です。
2025/12/7
一話あたりの文字数が多くなってしまったため、第31話から1回2~3千文字となるよう分割掲載となっています。
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる