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最終章 願わくば花の下にて恋死なむ
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日々は…流れに流れて…
どこに辿り着くんだろう
あれから4年の歳月が流れた。
俺は院に進んで、兼高教授と同じテーマで研究を続けてる。
青木くんと中島さんも、あのまま俺と同じ研究を続けていて腐れ縁みたくなってきた。
最近ずっと同じチームだから、大学にいる間はほとんどつるんでる。
教授の部屋のある14号館が俺たちの拠点となって、ますます教授と居る時間も増えた。
俺と教授の関係は、あの時のまま──
「遠藤!この前のテレビ録画してある?」
「ああ…多分、録画されてると思いますよ」
この前、テレビ局が教授の研究を取材に来た。
俺も教授の隣りで突っ立っていたから、必然的に人生で初めてのテレビ出演をしてしまった。
「家のブルーレイ、いつの間にかいっぱいになっててさ…」
「家に帰らないからでしょ…ダビングしますよ」
「頼む。ジュース奢るから…」
「いらないって…」
「俺、まだ見てないんだけどさ…」
「いい男に映ってましたよ」
「も、もう!そうじゃなくて…」
兼高教授は照れをむすっとした顔に隠しながら、俺に向かってディスクを投げてきた。
「それにダビングしといて」
「はいはい」
「返事は1回」
「はあい」
ちょっとおかしくなって、思わず笑ったら教授も笑った。
ああ…今日も、綺麗だ…
教授の腰を抱き寄せた。
「今日はお家、帰りなよ?」
「ダメだ」
「なんで?」
「だって、遠藤の家の冷蔵庫に作りかけのハンバーグが…」
「な、なんだって!?ハンバーグ!?」
「それを作るまではっ…」
「なんてこった!」
『送ってくれた映像を見ました。変わらない…あの日のまま、綺麗だ…』
「で、なんでハンバーグが鶏団子になるの…?」
「なんでだろうなあ…」
狭いワンルームで、こたつを挟みながら向かいあわせで土鍋を突いている。
「ハンバーグ…」
「だって、寒いだろ?冬と言ったら鍋だろ?」
「寒いけどぉ…」
「ほんと遠藤ってハンバーグ好きな」
「最後の晩餐で食べるって決めてるのは、ハンバーグです」
「ぶふっ…」
鍋に突っ込んだ箸に手を伸ばしたら、兼高教授の手が触れた。
「…今日、泊まってもいい?」
「もう…いつになったら家に帰るの?」
「なんだよ…最近、家に帰れってうるさいのな」
「だって、ブルーレイいっぱいになるくらい帰ってないでしょ?」
「でも、遠藤の家のほうが14号館近いんだもん」
「はいはい…そんなに俺と一緒にいたいの?」
おどけて聞いてみたら、教授は笑った。
「うん…」
とても綺麗な笑顔で…思わず見惚れた。
「なに…?俺の顔、なんかついてる?」
「べっつにぃ…」
「あっ…なんだよ、その言い方…!」
「なんだっていいだろぉ…」
変わらない…
あなたはあの日のまま、綺麗だ。
「あ、遠藤」
「はい?」
「その鶏団子、俺のな」
「はいはい…」
どこに辿り着くんだろう
あれから4年の歳月が流れた。
俺は院に進んで、兼高教授と同じテーマで研究を続けてる。
青木くんと中島さんも、あのまま俺と同じ研究を続けていて腐れ縁みたくなってきた。
最近ずっと同じチームだから、大学にいる間はほとんどつるんでる。
教授の部屋のある14号館が俺たちの拠点となって、ますます教授と居る時間も増えた。
俺と教授の関係は、あの時のまま──
「遠藤!この前のテレビ録画してある?」
「ああ…多分、録画されてると思いますよ」
この前、テレビ局が教授の研究を取材に来た。
俺も教授の隣りで突っ立っていたから、必然的に人生で初めてのテレビ出演をしてしまった。
「家のブルーレイ、いつの間にかいっぱいになっててさ…」
「家に帰らないからでしょ…ダビングしますよ」
「頼む。ジュース奢るから…」
「いらないって…」
「俺、まだ見てないんだけどさ…」
「いい男に映ってましたよ」
「も、もう!そうじゃなくて…」
兼高教授は照れをむすっとした顔に隠しながら、俺に向かってディスクを投げてきた。
「それにダビングしといて」
「はいはい」
「返事は1回」
「はあい」
ちょっとおかしくなって、思わず笑ったら教授も笑った。
ああ…今日も、綺麗だ…
教授の腰を抱き寄せた。
「今日はお家、帰りなよ?」
「ダメだ」
「なんで?」
「だって、遠藤の家の冷蔵庫に作りかけのハンバーグが…」
「な、なんだって!?ハンバーグ!?」
「それを作るまではっ…」
「なんてこった!」
『送ってくれた映像を見ました。変わらない…あの日のまま、綺麗だ…』
「で、なんでハンバーグが鶏団子になるの…?」
「なんでだろうなあ…」
狭いワンルームで、こたつを挟みながら向かいあわせで土鍋を突いている。
「ハンバーグ…」
「だって、寒いだろ?冬と言ったら鍋だろ?」
「寒いけどぉ…」
「ほんと遠藤ってハンバーグ好きな」
「最後の晩餐で食べるって決めてるのは、ハンバーグです」
「ぶふっ…」
鍋に突っ込んだ箸に手を伸ばしたら、兼高教授の手が触れた。
「…今日、泊まってもいい?」
「もう…いつになったら家に帰るの?」
「なんだよ…最近、家に帰れってうるさいのな」
「だって、ブルーレイいっぱいになるくらい帰ってないでしょ?」
「でも、遠藤の家のほうが14号館近いんだもん」
「はいはい…そんなに俺と一緒にいたいの?」
おどけて聞いてみたら、教授は笑った。
「うん…」
とても綺麗な笑顔で…思わず見惚れた。
「なに…?俺の顔、なんかついてる?」
「べっつにぃ…」
「あっ…なんだよ、その言い方…!」
「なんだっていいだろぉ…」
変わらない…
あなたはあの日のまま、綺麗だ。
「あ、遠藤」
「はい?」
「その鶏団子、俺のな」
「はいはい…」
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