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終章 LASTBATTLE ON THE EARTH
DEATHGAME-ISLAND④
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漆黒の戦鬼の魔爪から間一髪逃れて大空に飛び出した蛸ノ宮は、そこから飛翔基地内で展開された光景に呆然となっていた。
あわよくば襲撃者に一太刀浴びせるべく、完調には程遠いながらも唯一起動可能な幻護郎を召喚したのは事実であったが、よもやあれほどの鬼神的な破壊力を爆発させようとは完全に想定外…いや状況を熟知する創造者としてあり得ぬ奇怪事であったのである。
されど未だ修復途中の人工戦士が不意討ちとはいえ難敵にみごと報復してのけたのはたしかな現実…ならばとりあえず帰艦して敵の死を確認せねばならぬが、その後の幻護郎の行動が蒼頭星人の超頭脳に決定的な混乱と疑惑を喚び起していた。
──何故、レイガルの首を抱え上げた幻護郎はその唇に接吻などしたのか!?
最善最短の戦闘効率のみを算出し実行させる人造頭脳がかくのごとき不可解にして不埒な挙動を示すことなどあり得ぬはず──この当然の疑問は蛸ノ宮の精神に未だかつて味わったことのない不安をもたらし、もはや制御不能?となった創造物とその犠牲となった漆黒の戦鬼の巨大でグロテスクな屍骸と対面することを限りなく躊躇させるのであった。
『よ、よもやあの子が創造主である私に襲いかかってくることはあるまいが…。
い、いや分からんぞ…どう考えてもあの異様な強さと行為は私の設計思想を大幅に逸脱しておる…。
──はッ!?
も、もしや死せる大教帝の怨念が人工戦士に憑依したというのかッ!?
い…いや、それだけはない…何故ならば彼奴にとってレイガルは唯一無二の理解者であり腹心のはずッ!
な、ならば一体何者の意思が幻護郎を…太鬼か?戦士エジュケーに代わる新たな聖防霊か?それとも蘭奈が語っていた虹岡霊術団なる謎の組織の手の者なのか…!?』
かくて瞑目しての蒼頭星人の逡巡はたっぷり5分間も続き、ようやく意を決してサンダーベース内に戻った時、そこにはアクメピア星人の惨死体こそ残されていたものの、内部構造剥き出しの人工戦士の姿は影も形も無かったのである…。
✦
今は亡きノディグの密告によって、自分の冬眠中に〈神野優彦争奪バトルトーナメント〉なるものが開催されていたことを知ったババイヴは、蛸ノ宮との決戦を前にラヌーガとジェフェズにこう宣言していた。
“一体いかなる理由で余の最愛の存在をキサマらごとき下賎の輩がモノにできると自惚れられたものか、帰ってからじっくりと聞かせてもらうぞ…”
──と。
これは間違いなく遠回しな死の宣告であったが、元来反骨精神の権化のごとき両者に対しては逆効果となった。
“どうせ殺られるんなら、最後に思う存分楽しませてもらうぜ──イザとなりゃ、こっちが優彦を人質にしてテメエを思う存分振り回してやるッ!
なあババイヴさんよ、アンタはもう負極界四惑星に君臨した大教帝じゃねえ…ミジメな流刑者に過ぎねえってことをまだ身に染みて理解できてねえようだから、生まれながらのドブネズミであるオレたちが“下層の現実”ってヤツを骨の髄まで叩き込んでやるぜえッッ!!”
一方、たゆみなき努力によって磨き続けてきた貴公子のごとき肉体を、正体不明の異星人(と一体化した野蛮人)によって蹂躙され尽くした神野優彦は半失神状態となってリング中央に横倒しとなっていた。
もちろん全裸である。
いつも丹念に整えられている黒髪はボサボサに乱れ、常に賞賛の的であった端正な容貌には口元を中心に白濁した汚液が大量にへばり付き、きつく閉じられた双眸からは耐え難き恥辱による無念の涙が溢れ続けている…。
そして黒いキャンバスには、無残にも臀部の中心部から滴ったとおぼしき血痕が点々と染みていたのであった…。
片や一旦リングを降りた凶暴な凌辱者二名もまた素っ裸で両手を腰に置き、コンクリート壁に掛けられた畳2畳分ほどもある大型スクリーンを眺めていたのであったが、悍ましいことに双方の股間の凶器は未だに硬度を保ち、ほぼ半直角で天を睨んでいたのである…!
現在、格闘技の特設会場から淫獣どもの呪われし祭壇となったB1Fは本来〈大会議室〉として設定されており、負極界遠征隊のみならず【輝く黄金の信徒】会員を対象としての立山満寿也を筆頭とする幹部連の講演や勉強会に大いに活用されていた。
「エルドだけがノコノコ戻ってきたってことは、オレらの呪いがみごとに通じてクソジジイ(ババイヴ)とカス野郎(レイガル)は仲良く地獄に落ちたってことか…いやぁ、めでてえめでてえッ!
しかしビドゥロめ、テメエが造った自慢の鋼帝巨蛇の実力を見せつけるためだけに現場中継をはじめやがった。
まあ星王のザジナスがお抱えにしてたぐらいだからたしかに凄えエンジニアなんだろうが、一々やることがワザとらしくて嫌味ったらしいんだよな…」
黒豹のごとき獰猛な風貌と肩まで届く茶色いカーリーヘアだけでも強烈だが、それらを凌駕するマホガニー材のごとくカリカリに焼いた肌によってもはや獣人としか形容できぬラヌーガがリュザーンドの敏腕技師の盗聴を警戒してあくまで囁き声でこう吐き捨てると、
「早ェ話が承認欲求の塊なのよ。
自分じゃ宇宙一の天才科学者のつもりなのに誰もそれにふさわしい敬意を持って接してくれねえばかりか、機械オンチ揃いの低能集団の中で町の電気屋ばりの便利屋扱いされていい加減トサカに来てたのが、とうとう千載一遇のチャンスを掴んでブッチギレたってワケなんだろうぜ…」
生っ白い背中に彫り込んだ巨大な青い薔薇のタトゥーの異様さはもとより、ムダなく引き締まってはいるものの決してソリッドな肉体とはいえぬ体躯のてっぺんにお約束の金髪を乗っけたヌボーとした風貌のゆえか、相棒が発散する野生の粗暴さより悪質な、不気味でアブノーマルな性向を内蔵しているであろうジェフェズがしたり顔で解説する。
「──おい、どうする?
このままアイツを野放しにしてたら、鋼蛇をはじめとする発明品をカサに着て、これからずっとオレたちに圧をかけてくるぜ…しかもババイヴもレイガルもいねえ上にエルドもあっさり制圧したとなりゃあ、まさに怖いモン無しじゃねえか…。
だけどあんな頭デッカチな腕力ゼロ生物に誇り高き格闘士であるオレらが奴隷扱いされていいのかよッ!?」
野生児の熱い慨嘆に、冷血漢は即座に冷徹な反論を返す。
「バカ野郎ッ!いいはずがあるかッ!!
となれば採るべき途は一つしかねえ──今すぐ2階で鋼蛇を操作しながら王妃の死体弄りに耽ってるあの罰当たりド変態野郎を襲撃して、ホントのボスが誰なのか思い知らせてやるのさッ!
ナーニ、生まれてこの方一度も喧嘩したことのねえ青白秀才のことだ、オレらの訪問も蛇型兵器の威力に恐れ入っての服従のしるしとしか受け取らねえって!!」
「きひひッ、きっとそうだ。
たけど万一、ボディガードロボを配置してたら厄介だから、熱光弾銃はケツに忍ばせとかねえとな。
ホンネを言やあ、とりあえず絞め落としてから喝入れて、もういっぺん白目剥いて失神するまで延々と電気アンマで痛ぶってやりてえモンだがよ…」
この突飛な願望に思わず爆笑させられたジェフェズは、相棒の逞しく盛り上がった左肩をゴツい右手でバンバン叩きながら激励する。
「おお大賛成だ、大いにやったれッ!
何せザジナスがアイツの依代に選んだ正津って鬱病の技術者もガキの頃からプロレスごっこの経験なんざ皆無だろうから、一度あの衝撃を味わったら即屈服しちまって、永遠に奴隷誓約するかもしれんなッ!!
ヒワッハハハハハハッッ!!!」
あわよくば襲撃者に一太刀浴びせるべく、完調には程遠いながらも唯一起動可能な幻護郎を召喚したのは事実であったが、よもやあれほどの鬼神的な破壊力を爆発させようとは完全に想定外…いや状況を熟知する創造者としてあり得ぬ奇怪事であったのである。
されど未だ修復途中の人工戦士が不意討ちとはいえ難敵にみごと報復してのけたのはたしかな現実…ならばとりあえず帰艦して敵の死を確認せねばならぬが、その後の幻護郎の行動が蒼頭星人の超頭脳に決定的な混乱と疑惑を喚び起していた。
──何故、レイガルの首を抱え上げた幻護郎はその唇に接吻などしたのか!?
最善最短の戦闘効率のみを算出し実行させる人造頭脳がかくのごとき不可解にして不埒な挙動を示すことなどあり得ぬはず──この当然の疑問は蛸ノ宮の精神に未だかつて味わったことのない不安をもたらし、もはや制御不能?となった創造物とその犠牲となった漆黒の戦鬼の巨大でグロテスクな屍骸と対面することを限りなく躊躇させるのであった。
『よ、よもやあの子が創造主である私に襲いかかってくることはあるまいが…。
い、いや分からんぞ…どう考えてもあの異様な強さと行為は私の設計思想を大幅に逸脱しておる…。
──はッ!?
も、もしや死せる大教帝の怨念が人工戦士に憑依したというのかッ!?
い…いや、それだけはない…何故ならば彼奴にとってレイガルは唯一無二の理解者であり腹心のはずッ!
な、ならば一体何者の意思が幻護郎を…太鬼か?戦士エジュケーに代わる新たな聖防霊か?それとも蘭奈が語っていた虹岡霊術団なる謎の組織の手の者なのか…!?』
かくて瞑目しての蒼頭星人の逡巡はたっぷり5分間も続き、ようやく意を決してサンダーベース内に戻った時、そこにはアクメピア星人の惨死体こそ残されていたものの、内部構造剥き出しの人工戦士の姿は影も形も無かったのである…。
✦
今は亡きノディグの密告によって、自分の冬眠中に〈神野優彦争奪バトルトーナメント〉なるものが開催されていたことを知ったババイヴは、蛸ノ宮との決戦を前にラヌーガとジェフェズにこう宣言していた。
“一体いかなる理由で余の最愛の存在をキサマらごとき下賎の輩がモノにできると自惚れられたものか、帰ってからじっくりと聞かせてもらうぞ…”
──と。
これは間違いなく遠回しな死の宣告であったが、元来反骨精神の権化のごとき両者に対しては逆効果となった。
“どうせ殺られるんなら、最後に思う存分楽しませてもらうぜ──イザとなりゃ、こっちが優彦を人質にしてテメエを思う存分振り回してやるッ!
なあババイヴさんよ、アンタはもう負極界四惑星に君臨した大教帝じゃねえ…ミジメな流刑者に過ぎねえってことをまだ身に染みて理解できてねえようだから、生まれながらのドブネズミであるオレたちが“下層の現実”ってヤツを骨の髄まで叩き込んでやるぜえッッ!!”
一方、たゆみなき努力によって磨き続けてきた貴公子のごとき肉体を、正体不明の異星人(と一体化した野蛮人)によって蹂躙され尽くした神野優彦は半失神状態となってリング中央に横倒しとなっていた。
もちろん全裸である。
いつも丹念に整えられている黒髪はボサボサに乱れ、常に賞賛の的であった端正な容貌には口元を中心に白濁した汚液が大量にへばり付き、きつく閉じられた双眸からは耐え難き恥辱による無念の涙が溢れ続けている…。
そして黒いキャンバスには、無残にも臀部の中心部から滴ったとおぼしき血痕が点々と染みていたのであった…。
片や一旦リングを降りた凶暴な凌辱者二名もまた素っ裸で両手を腰に置き、コンクリート壁に掛けられた畳2畳分ほどもある大型スクリーンを眺めていたのであったが、悍ましいことに双方の股間の凶器は未だに硬度を保ち、ほぼ半直角で天を睨んでいたのである…!
現在、格闘技の特設会場から淫獣どもの呪われし祭壇となったB1Fは本来〈大会議室〉として設定されており、負極界遠征隊のみならず【輝く黄金の信徒】会員を対象としての立山満寿也を筆頭とする幹部連の講演や勉強会に大いに活用されていた。
「エルドだけがノコノコ戻ってきたってことは、オレらの呪いがみごとに通じてクソジジイ(ババイヴ)とカス野郎(レイガル)は仲良く地獄に落ちたってことか…いやぁ、めでてえめでてえッ!
しかしビドゥロめ、テメエが造った自慢の鋼帝巨蛇の実力を見せつけるためだけに現場中継をはじめやがった。
まあ星王のザジナスがお抱えにしてたぐらいだからたしかに凄えエンジニアなんだろうが、一々やることがワザとらしくて嫌味ったらしいんだよな…」
黒豹のごとき獰猛な風貌と肩まで届く茶色いカーリーヘアだけでも強烈だが、それらを凌駕するマホガニー材のごとくカリカリに焼いた肌によってもはや獣人としか形容できぬラヌーガがリュザーンドの敏腕技師の盗聴を警戒してあくまで囁き声でこう吐き捨てると、
「早ェ話が承認欲求の塊なのよ。
自分じゃ宇宙一の天才科学者のつもりなのに誰もそれにふさわしい敬意を持って接してくれねえばかりか、機械オンチ揃いの低能集団の中で町の電気屋ばりの便利屋扱いされていい加減トサカに来てたのが、とうとう千載一遇のチャンスを掴んでブッチギレたってワケなんだろうぜ…」
生っ白い背中に彫り込んだ巨大な青い薔薇のタトゥーの異様さはもとより、ムダなく引き締まってはいるものの決してソリッドな肉体とはいえぬ体躯のてっぺんにお約束の金髪を乗っけたヌボーとした風貌のゆえか、相棒が発散する野生の粗暴さより悪質な、不気味でアブノーマルな性向を内蔵しているであろうジェフェズがしたり顔で解説する。
「──おい、どうする?
このままアイツを野放しにしてたら、鋼蛇をはじめとする発明品をカサに着て、これからずっとオレたちに圧をかけてくるぜ…しかもババイヴもレイガルもいねえ上にエルドもあっさり制圧したとなりゃあ、まさに怖いモン無しじゃねえか…。
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野生児の熱い慨嘆に、冷血漢は即座に冷徹な反論を返す。
「バカ野郎ッ!いいはずがあるかッ!!
となれば採るべき途は一つしかねえ──今すぐ2階で鋼蛇を操作しながら王妃の死体弄りに耽ってるあの罰当たりド変態野郎を襲撃して、ホントのボスが誰なのか思い知らせてやるのさッ!
ナーニ、生まれてこの方一度も喧嘩したことのねえ青白秀才のことだ、オレらの訪問も蛇型兵器の威力に恐れ入っての服従のしるしとしか受け取らねえって!!」
「きひひッ、きっとそうだ。
たけど万一、ボディガードロボを配置してたら厄介だから、熱光弾銃はケツに忍ばせとかねえとな。
ホンネを言やあ、とりあえず絞め落としてから喝入れて、もういっぺん白目剥いて失神するまで延々と電気アンマで痛ぶってやりてえモンだがよ…」
この突飛な願望に思わず爆笑させられたジェフェズは、相棒の逞しく盛り上がった左肩をゴツい右手でバンバン叩きながら激励する。
「おお大賛成だ、大いにやったれッ!
何せザジナスがアイツの依代に選んだ正津って鬱病の技術者もガキの頃からプロレスごっこの経験なんざ皆無だろうから、一度あの衝撃を味わったら即屈服しちまって、永遠に奴隷誓約するかもしれんなッ!!
ヒワッハハハハハハッッ!!!」
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