イケメン教師陵辱調教

リリーブルー

文字の大きさ
138 / 476
★漫画版&SS★

【奏陽様バージョン(2)】

しおりを挟む
 ひくんと、その肉体が震える。

 扉に押し付けられたままで。車体が揺れる。
 瞬間、乗客と、彼との間に隙間ができる。その細い下肢が、上等なスーツごと下着を引きずり下ろされ、剥き出しにされた下肢が私の目に鮮明に映った。 
 白い梁丘と男の股間を黒くてらついたナニが繋いでいる。
 それが次の振動で再び、彼の尻に押し付けられ、その端正な顔に苦悶の皺を作らせる。

「ーーーー」 

 彼の背後にたった男が彼に何か囁く。
 瞬時、彼の頑なに閉じていた目が開いた。
 脇に挟まれた封筒がずれる。 

 学校名の印刷されたそれに、私は少し怖じけた。

 男は腰を引き、車内の振動に合わせ、彼の尻朶に容赦なく打ち付ける。

 ばちん。

 憚らない音が、聞こえた気がした。
 彼の頤が跳ねる。押し上げる喉からの享楽の声が、赤く噛み締められた唇に殺される。

 蕩けた瞳が、私を見た。 

 私は確かに自分が猛るのを感じた。

 人の波間を掻き分け、私は彼の元へ急ぐ。

 蕩けた目が、私を見ていた。

 股間が張り詰めて疼痛を齎す。

 男の腰付きが車内の揺れとは無関係に激しくなる。彼の吐息はますますをもって熱く、忙しなくなる。

 「なん、ですか」

 喘ぎ、救済を求める声。 

「私にも犯されてください」

 気がつけば私は雄の様相を呈した剥き出しのぺニスを、彼の太股にすり付けていた。

(完)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



皆様、いかがでしたでしょうか?
私は、何度も読み返してしまいます(自分の小説のように)! 本当に嬉しいです!

ぜひ、奏陽様に感想などお伝えくださいませ。
もちろん、こちらにコメントいただいても大丈夫です(ご本人にお伝えします)。

~~~~

それでは再び、イケメン教師の続きをお楽しみください。
おや、リリーブルーワールドと奏陽様ワールドが交錯しているようです……。
しおりを挟む
感想 28

あなたにおすすめの小説

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ

BL
鍛えられた肉体、高潔な魂―― それは選ばれし“供物”の条件。 山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。 見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。 誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。 心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

皇帝陛下の精子検査

雲丹はち
BL
弱冠25歳にして帝国全土の統一を果たした若き皇帝マクシミリアン。 しかし彼は政務に追われ、いまだ妃すら迎えられていなかった。 このままでは世継ぎが産まれるかどうかも分からない。 焦れた官僚たちに迫られ、マクシミリアンは世にも屈辱的な『検査』を受けさせられることに――!?

R指定

ヤミイ
BL
ハードです。

臣下が王の乳首を吸って服従の意を示す儀式の話

八億児
BL
架空の国と儀式の、真面目騎士×どスケベビッチ王。 古代アイルランドには臣下が王の乳首を吸って服従の意を示す儀式があったそうで、それはよいものだと思いましたので古代アイルランドとは特に関係なく王の乳首を吸ってもらいました。

処理中です...