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★漫画版&SS★
【奏陽様バージョン(2)】
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ひくんと、その肉体が震える。
扉に押し付けられたままで。車体が揺れる。
瞬間、乗客と、彼との間に隙間ができる。その細い下肢が、上等なスーツごと下着を引きずり下ろされ、剥き出しにされた下肢が私の目に鮮明に映った。
白い梁丘と男の股間を黒くてらついたナニが繋いでいる。
それが次の振動で再び、彼の尻に押し付けられ、その端正な顔に苦悶の皺を作らせる。
「ーーーー」
彼の背後にたった男が彼に何か囁く。
瞬時、彼の頑なに閉じていた目が開いた。
脇に挟まれた封筒がずれる。
学校名の印刷されたそれに、私は少し怖じけた。
男は腰を引き、車内の振動に合わせ、彼の尻朶に容赦なく打ち付ける。
ばちん。
憚らない音が、聞こえた気がした。
彼の頤が跳ねる。押し上げる喉からの享楽の声が、赤く噛み締められた唇に殺される。
蕩けた瞳が、私を見た。
私は確かに自分が猛るのを感じた。
人の波間を掻き分け、私は彼の元へ急ぐ。
蕩けた目が、私を見ていた。
股間が張り詰めて疼痛を齎す。
男の腰付きが車内の揺れとは無関係に激しくなる。彼の吐息はますますをもって熱く、忙しなくなる。
「なん、ですか」
喘ぎ、救済を求める声。
「私にも犯されてください」
気がつけば私は雄の様相を呈した剥き出しのぺニスを、彼の太股にすり付けていた。
(完)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
皆様、いかがでしたでしょうか?
私は、何度も読み返してしまいます(自分の小説のように)! 本当に嬉しいです!
ぜひ、奏陽様に感想などお伝えくださいませ。
もちろん、こちらにコメントいただいても大丈夫です(ご本人にお伝えします)。
~~~~
それでは再び、イケメン教師の続きをお楽しみください。
おや、リリーブルーワールドと奏陽様ワールドが交錯しているようです……。
扉に押し付けられたままで。車体が揺れる。
瞬間、乗客と、彼との間に隙間ができる。その細い下肢が、上等なスーツごと下着を引きずり下ろされ、剥き出しにされた下肢が私の目に鮮明に映った。
白い梁丘と男の股間を黒くてらついたナニが繋いでいる。
それが次の振動で再び、彼の尻に押し付けられ、その端正な顔に苦悶の皺を作らせる。
「ーーーー」
彼の背後にたった男が彼に何か囁く。
瞬時、彼の頑なに閉じていた目が開いた。
脇に挟まれた封筒がずれる。
学校名の印刷されたそれに、私は少し怖じけた。
男は腰を引き、車内の振動に合わせ、彼の尻朶に容赦なく打ち付ける。
ばちん。
憚らない音が、聞こえた気がした。
彼の頤が跳ねる。押し上げる喉からの享楽の声が、赤く噛み締められた唇に殺される。
蕩けた瞳が、私を見た。
私は確かに自分が猛るのを感じた。
人の波間を掻き分け、私は彼の元へ急ぐ。
蕩けた目が、私を見ていた。
股間が張り詰めて疼痛を齎す。
男の腰付きが車内の揺れとは無関係に激しくなる。彼の吐息はますますをもって熱く、忙しなくなる。
「なん、ですか」
喘ぎ、救済を求める声。
「私にも犯されてください」
気がつけば私は雄の様相を呈した剥き出しのぺニスを、彼の太股にすり付けていた。
(完)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
皆様、いかがでしたでしょうか?
私は、何度も読み返してしまいます(自分の小説のように)! 本当に嬉しいです!
ぜひ、奏陽様に感想などお伝えくださいませ。
もちろん、こちらにコメントいただいても大丈夫です(ご本人にお伝えします)。
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それでは再び、イケメン教師の続きをお楽しみください。
おや、リリーブルーワールドと奏陽様ワールドが交錯しているようです……。
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