13 / 31
13
しおりを挟む
羅針盤を持ち紅原灯の庭から狼化したカグラとその『軽身』を見ていたスペル騎士団長マキノは紅に触れる景色に充てくれていた。元々の景色は死者の森で廃墟と化した大地だった。スペル騎士団長は目覚めたカグラを休ませる為、鍛錬を続け体力を築こうとしていた。
「やっぱりこれがいい」
「そんな武器で戦ってたとはなぁー、実力では俺の方が、無視するなよ」
羅針盤は示す方向を教えるアイテムだ。この羅針盤がある限り野獣の俺に挑める訳だ。それは有難い。
「野獣、まだ企んでる」
「野獣、そんなのはデマだ。我様は知らんぞ」
野獣殲滅課の本部から派遣されていたはずが知らないとは笑えない冗談だ。
「野獣殲滅課だろう、本体を知らないのか」
「知らないね、歴史の文献を探って歴史を振り返っていた。それだけだ」
「俺は見た事がある」
魂を干渉された。なんて事は言えないがな。
「干渉されたのではないのかな」
「戯けが、俺は俺だ」
地下の巣窟では人を食って死から這い上がる『死の源』が流出してる。食べて這い上がり太陽から逃げようとする死人に近いがスペル騎士団長は気にしない。
『死の源』の最凶の鬼が呪いとして滅せれないのだ。ナギア第一部隊長はこの件で呼ばれていた。
「倒さないといけない野獣よりも厄介な化物がいすぎて」
ナギア第一部隊長は派遣としてこの狩場へ出動した弾みで言った。
「干渉材料か。奴は呪いでしか斃せないんだったな」
「呪いは我様の得意分野だ」
我様と言ったり忙しい奴。
鬼の名は『鬼餓鬼綱』。
紅蓮の屋敷に居るみたいだが食糧として地下の巣窟へ出入りしている。
その怨念も彷徨っている。
「厄介な化物が現れたもんだ。元凶が」
溜め息混じりをするとナギア第一部隊長は模擬戦をしようぜと誘い掛けるが無視だ。
「しかとするなよ。団長ー」
馴れ馴れしくしている物には距離を取るのが先決。
「奴は狼ではないのか」
「依代みたいな物だ」
赤い霧が不気味な印象を与える中、狼の目は自我を忘れている。記憶の断片的な欠片を野生の勘に任せているだろう。本能は天敵『鬼餓鬼綱』への宿命を果たそうとしているのではないか。
「野獣はどうであれ因縁だ」
野獣と『鬼餓鬼綱』は深い繋がりがある。海の時代でカイオンはいた。海の王者となったカイオンは今後の敵である野獣を打倒する段階で『白塵の荒野』を世界へ広めインディア王国の名になる前の国、イングラム王国で世話になっていた。
「復讐の時は来た」
「脅かす者は」
蠢く蟲を貪る『鬼餓鬼綱』は地中で隠れていた。
「やっぱりこれがいい」
「そんな武器で戦ってたとはなぁー、実力では俺の方が、無視するなよ」
羅針盤は示す方向を教えるアイテムだ。この羅針盤がある限り野獣の俺に挑める訳だ。それは有難い。
「野獣、まだ企んでる」
「野獣、そんなのはデマだ。我様は知らんぞ」
野獣殲滅課の本部から派遣されていたはずが知らないとは笑えない冗談だ。
「野獣殲滅課だろう、本体を知らないのか」
「知らないね、歴史の文献を探って歴史を振り返っていた。それだけだ」
「俺は見た事がある」
魂を干渉された。なんて事は言えないがな。
「干渉されたのではないのかな」
「戯けが、俺は俺だ」
地下の巣窟では人を食って死から這い上がる『死の源』が流出してる。食べて這い上がり太陽から逃げようとする死人に近いがスペル騎士団長は気にしない。
『死の源』の最凶の鬼が呪いとして滅せれないのだ。ナギア第一部隊長はこの件で呼ばれていた。
「倒さないといけない野獣よりも厄介な化物がいすぎて」
ナギア第一部隊長は派遣としてこの狩場へ出動した弾みで言った。
「干渉材料か。奴は呪いでしか斃せないんだったな」
「呪いは我様の得意分野だ」
我様と言ったり忙しい奴。
鬼の名は『鬼餓鬼綱』。
紅蓮の屋敷に居るみたいだが食糧として地下の巣窟へ出入りしている。
その怨念も彷徨っている。
「厄介な化物が現れたもんだ。元凶が」
溜め息混じりをするとナギア第一部隊長は模擬戦をしようぜと誘い掛けるが無視だ。
「しかとするなよ。団長ー」
馴れ馴れしくしている物には距離を取るのが先決。
「奴は狼ではないのか」
「依代みたいな物だ」
赤い霧が不気味な印象を与える中、狼の目は自我を忘れている。記憶の断片的な欠片を野生の勘に任せているだろう。本能は天敵『鬼餓鬼綱』への宿命を果たそうとしているのではないか。
「野獣はどうであれ因縁だ」
野獣と『鬼餓鬼綱』は深い繋がりがある。海の時代でカイオンはいた。海の王者となったカイオンは今後の敵である野獣を打倒する段階で『白塵の荒野』を世界へ広めインディア王国の名になる前の国、イングラム王国で世話になっていた。
「復讐の時は来た」
「脅かす者は」
蠢く蟲を貪る『鬼餓鬼綱』は地中で隠れていた。
0
あなたにおすすめの小説
七日後に神罰が落ちる。上層部は「下を切り捨てろ」と言った——私は全員を逃がす
蒼月よる
ファンタジー
七日後、この港に神罰が落ちる。
追放された元観測士イオナだけが、その事実を知っていた。
しかも災害は自然現象ではない——誰かが、意図的に引き起こそうとしている。
港の上層部はすでに手を打っていた。「下層区画を緩衝被害区として切り捨てる」秘密契約。被害を最小限に見せかけ、体制を守る冷徹な計画だ。
イオナは元護送隊長ガルム、荷運び組合長メラとともに動き出す。
犯人を暴き、証拠を公開し、住民を逃がし、工廠を止める——すべてを七日で。
被害を「選ぶ」管理か、全員を「残す」運用か。
追放観測士の、七日間の港湾カウントダウン・サスペンス。
この作品は以下の箇所にAI(Claude Code)を利用しています。
・世界観・設定の管理補助
・プロット段階の壁打ち
・作者による執筆後の校正
断腸の思いで王家に差し出した孫娘が婚約破棄されて帰ってきた
兎屋亀吉
恋愛
ある日王家主催のパーティに行くといって出かけた孫娘のエリカが泣きながら帰ってきた。買ったばかりのドレスは真っ赤なワインで汚され、左頬は腫れていた。話を聞くと王子に婚約を破棄され、取り巻きたちに酷いことをされたという。許せん。戦じゃ。この命燃え尽きようとも、必ずや王家を滅ぼしてみせようぞ。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
貧乏冒険者で底辺配信者の生きる希望もないおっさんバズる~庭のFランク(実際はSSSランク)ダンジョンで活動すること15年、最強になりました~
喰寝丸太
ファンタジー
おっさんは経済的に、そして冒険者としても底辺だった。
庭にダンジョンができたが最初のザコがスライムということでFランクダンジョン認定された。
そして18年。
おっさんの実力が白日の下に。
FランクダンジョンはSSSランクだった。
最初のザコ敵はアイアンスライム。
特徴は大量の経験値を持っていて硬い、そして逃げる。
追い詰められると不壊と言われるダンジョンの壁すら溶かす酸を出す。
そんなダンジョンでの15年の月日はおっさんを最強にさせた。
世間から隠されていた最強の化け物がいま世に出る。
グレート・プロデュース 〜密かに国をコントロールする最強のエージェントは、恋に落ちた王女を大帝王に即位させることができるのか?〜
青波良夜
ファンタジー
魔法と、魔導科学が進んだ強大な国、グランダメリス大帝国。
俺は、この国を陰からコントロールする秘密組織でエージェントとして働いている。
今回の任務は、豪華客船で行われる密売の現場を探ることだった。
その任務の途中、俺は第三継王家の王女『メリーナ・サンダーブロンド』と出会うことになる。
メリーナ王女は婚約しようとしていたのだが、俺の軽はずみな行動が彼女の運命を変えてしまった。
その後、なんやかんやあり、俺はメリーナ王女に惚れられることに……。
こんなことは、エージェントとしては絶対にあってはならないことだ。
というわけで、俺はメリーナ王女と別れ、二度と会わないよう工作をした。
それなのに、まさか再び出会うハメになるなんて……。
しかも次の任務は、メリーナを大帝王に即位させることだって!?
――これは最強のエージェントが、乙女の恋心に翻弄されながら、過去最難関のミッションに挑む物語である。
※『ノベルアップ+』、『ネオページ』にも投稿してます。
※『小説家になろう』『カクヨム』に投稿し、一度完結済みとなった作品です。
アラフォーおっさんの週末ダンジョン探検記
ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
ある日、全世界の至る所にダンジョンと呼ばれる異空間が出現した。
そこには人外異形の生命体【魔物】が存在していた。
【魔物】を倒すと魔石を落とす。
魔石には膨大なエネルギーが秘められており、第五次産業革命が起こるほどの衝撃であった。
世は埋蔵金ならぬ、魔石を求めて日々各地のダンジョンを開発していった。
親友と婚約者に裏切られ仕事も家も失い自暴自棄になって放置されたダンジョンで暮らしてみたら可愛らしいモンスターと快適な暮らしが待ってました
空地大乃
ファンタジー
ダンジョンが日常に溶け込んだ世界――。
平凡な会社員の風間は、身に覚えのない情報流出の責任を押しつけられ、会社をクビにされてしまう。さらに、親友だと思っていた男に婚約者を奪われ、婚約も破棄。すべてが嫌になった風間は自暴自棄のまま山へ向かい、そこで人々に見捨てられた“放置ダンジョン”を見つける。
どこか自分と重なるものを感じた風間は、そのダンジョンに住み着くことを決意。ところが奥には、愛らしいモンスターたちがひっそり暮らしていた――。思いがけず彼らに懐かれた風間は、さまざまなモンスターと共にダンジョンでのスローライフを満喫していくことになる。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる