14 / 45
14 星見の聖女
ノエル誘拐から二年以上経ったある日。
ノエルの祖父である辺境伯フレデリックが、家族を屋敷の客間に呼び寄せた。
呼ばれたのはノエルの父フィリップ、母カトリーヌと兄フランツである。
「おお、よく来た」
フィリップ達が客間に到着すると、フレデリックは笑顔で出迎える。
客間にはフレデリックの他に、一人の女がいた。
濃い紺色のフード付きローブを身につけ、顔も目元以外は同色の布で隠されている。
顔が隠れているせいで、年の頃はわかりにくい。十代にも四十代にも見えた。
「父上、こちら方は?」
「星見の聖女様だ」
フレデリックが紹介すると、星見の聖女は無言のまま、ゆっくりと頭を下げた。
星見の聖女とは、占いの神に愛されし聖女である。
その占いの精度は非常に高く、神託に近いと言われている。
未来だけでなく、過去も見通すことができるという。
大貴族や王族であっても、そして、どれだけ高い金を積んでも依頼を受け付けてはくれない。
何を占うかすら占いによって決める、つまり神が決めるからだ。
「ノエルの居場所を占っていただきたいとずっと依頼を出していたのだが……」
やっと、依頼を受けてきてくれたのだ。
「父上、ありがとうございます。聖女様。よくぞお越しくださいました」
フィリップの礼に、星見の聖女は無言で頷いた。
「せ、聖女様、ノエルの居場所は一体――」
こらえきれずに尋ねるカトリーヌに、聖女は静かに落ち着いた声で言う。
「占いは万能ではありませぬ。何が示されるか、何が示されないかは神のご意志次第でありますれば」
全てが明かされるわけではない。そして何を明らかにするかも、聖女自身制御できないのだ。
居場所を知りたいと願っても、居場所が明かされるとは限らない。
「だから、ただノエルについて占っていただこうと思ってな」
フレデリックはそう静かに言った。
カトリーヌとフランツは期待に満ちた目で、聖女を見つめる。
だが、フィリップは泣きそうになるのを必死にこらえていた。
「……父上」
フィリップは気づいていたからだ。
フレデリックは、ノエルの死を聖女に宣告してもらおうとしているのだ。
フィリップも、カトリーヌも、フランツも、ノエル誘拐の日から前に進めていない。
客観的にノエルの死を突きつけられない限り、前に進めない。
絶望的な生存確率を頭では理解しながら救出を目指さずにはいられない。
そして、それはフレデリック自身もそうだったのだ。
「……ありがとうございます」
フィリップは、自分と同じく涙をこらえている父にお礼を言う。
家族が前に進むためには、神託に近い占いに頼る他なかったのだ。
「……うむ。聖女様。お願いいたします」
そういうと、フレデリックはこらえきれずに目に涙を浮かべる。
これから行われるのは、ノエルの死の宣告。
家族にとって、ノエルは今から死ぬことになる。
「…………はい。ノエル・エルファレスについて神に尋ねます」
聖女は袂から拳より二回り大きい魔晶石の球体を取り出した。
そして、口を動かさずに、星見の神への祝詞を唱えた。
すると、魔晶石が輝き始める。
「……は? うっうぅ? こ、これは……」
すぐに聖女がうめき声をあげた。
聖女は恐らくノエルの死に際の姿を見たのだ。
フィリップは妻の肩をしっかりと抱き、これから発せられる聖女の言葉を覚悟した。
「……みえました」
聖女の言葉を聞き逃さないよう誰も言葉を発しない。客間に緊迫した空気が流れる。
「……聖女様、ご配慮を」
フレデリックがささやくように言う。
ノエルの死の様子を克明に描写しないでくれというお願いをしたのだ。
大まかな死因だけ教えてくれれば充分だ。
どのように亡くなったかの克明な情報まで、知らされるのは辛すぎる。
だが、聖女の言葉は誰もが予想しないものだった。
「……二足歩行の猫が……木の棒を振り回しております」
「ん?」
フィリップは、聖女が何を言っているのかわからなかった。
「……お待ちを。猫が何か言っています」
「…………」
「にゃ~にゃ~」
猫がニャーニャー言ったから何だというのだ。
客間に変な空気が流れる。
「これはせいけんだからな? みてろ、ガルガル」
聖女は真似をしているらしく、幼児っぽい口調だ。
「…………二足歩行の猫が、凶悪な魔獣に向かって棒を振り回して、……一撃で」
「やられてしまったのですか?」
これまで大人しくていたフランツが耐えきれずに尋ねる。
「倒しました」
「ん? なにを?」
フレデリックが尋ねると聖女は脱力し「ふうっ」と大きく息を吐いた。
占いが終わったらしい。
「………………まとめます」
五秒の沈黙の後、聖女は語り出す。
「ノエル様は猫の着ぐるみを着て、棒を振り回しておられました」
「え?」
「近くには強力な神獣の狼。そして三本の若木が生えており……」
「神獣と若木……ですか?」
フレデリックは聖女の言葉を理解できなかった。
「その若木を守るようにして極めて強力な魔獣を一撃で倒しておられました」
「あの。神獣様が、魔獣を倒したのですか?」
「いえ、ノエル様が倒されました」
しばらく客間が沈黙に包まれた。
最初に沈黙を破ったのは、カトリーヌだ。
「ノエルが、ノエルが……元気に……」
「母上! よかったですね」
カトリーヌとフランツが、感動し涙を流す。
「…………」
しばらく、フレデリックとフィリップは言葉が出なかった。
聖女の言葉でなければ、嘘だと断じるところだ。
幼子が魔物を倒すことなどあり得ない。
それに神獣は伝説上にしか存在しない。見たことも聞いたこともないおとぎ話の存在だ。
同じく伝説上の存在である聖獣より上位の存在である。
とてもではないが、本当だとは思えなかった。
だが、聖女の占いは、神託に近い。偽りだと疑うこと自体が不敬に当たる。
「きっと、神獣様が保護してくださったのね」
「はい、ノエルは可愛いから」
「結界を壊したのは、きっと神獣様ね。竜でも壊せない結界も神獣様なら……」
カトリーヌとフランツは本当に嬉しそうだ。
それをみて、フィリップも徐々に嬉しさがわいてきた。
「ありがとうございます。聖女様」
「感謝は全て星見の神に」
うれし涙を流しながら、フレデリックが尋ねる。
「……ノエルは……どこに?」
「腐界の奥、死の山付近のどこかとまで」
何を教えるかは神次第。聖女に場所を教えてもらえない理由を尋ねても詮無いことだ。
「聖女様。ノエルは、元気そうでしたか?」
フィリップが尋ねると、聖女が微笑んだことが布越しにもわかった。
「それはもう。元気で楽しそうにお過ごしでした」
「う……ぐふ……ぅぅ」
聖女の言葉を聞いたフィリップはこらえきれずに声をだして泣いた。
そんなフィリップをカトリーヌは優しく抱きしめたのだった。
ノエルの祖父である辺境伯フレデリックが、家族を屋敷の客間に呼び寄せた。
呼ばれたのはノエルの父フィリップ、母カトリーヌと兄フランツである。
「おお、よく来た」
フィリップ達が客間に到着すると、フレデリックは笑顔で出迎える。
客間にはフレデリックの他に、一人の女がいた。
濃い紺色のフード付きローブを身につけ、顔も目元以外は同色の布で隠されている。
顔が隠れているせいで、年の頃はわかりにくい。十代にも四十代にも見えた。
「父上、こちら方は?」
「星見の聖女様だ」
フレデリックが紹介すると、星見の聖女は無言のまま、ゆっくりと頭を下げた。
星見の聖女とは、占いの神に愛されし聖女である。
その占いの精度は非常に高く、神託に近いと言われている。
未来だけでなく、過去も見通すことができるという。
大貴族や王族であっても、そして、どれだけ高い金を積んでも依頼を受け付けてはくれない。
何を占うかすら占いによって決める、つまり神が決めるからだ。
「ノエルの居場所を占っていただきたいとずっと依頼を出していたのだが……」
やっと、依頼を受けてきてくれたのだ。
「父上、ありがとうございます。聖女様。よくぞお越しくださいました」
フィリップの礼に、星見の聖女は無言で頷いた。
「せ、聖女様、ノエルの居場所は一体――」
こらえきれずに尋ねるカトリーヌに、聖女は静かに落ち着いた声で言う。
「占いは万能ではありませぬ。何が示されるか、何が示されないかは神のご意志次第でありますれば」
全てが明かされるわけではない。そして何を明らかにするかも、聖女自身制御できないのだ。
居場所を知りたいと願っても、居場所が明かされるとは限らない。
「だから、ただノエルについて占っていただこうと思ってな」
フレデリックはそう静かに言った。
カトリーヌとフランツは期待に満ちた目で、聖女を見つめる。
だが、フィリップは泣きそうになるのを必死にこらえていた。
「……父上」
フィリップは気づいていたからだ。
フレデリックは、ノエルの死を聖女に宣告してもらおうとしているのだ。
フィリップも、カトリーヌも、フランツも、ノエル誘拐の日から前に進めていない。
客観的にノエルの死を突きつけられない限り、前に進めない。
絶望的な生存確率を頭では理解しながら救出を目指さずにはいられない。
そして、それはフレデリック自身もそうだったのだ。
「……ありがとうございます」
フィリップは、自分と同じく涙をこらえている父にお礼を言う。
家族が前に進むためには、神託に近い占いに頼る他なかったのだ。
「……うむ。聖女様。お願いいたします」
そういうと、フレデリックはこらえきれずに目に涙を浮かべる。
これから行われるのは、ノエルの死の宣告。
家族にとって、ノエルは今から死ぬことになる。
「…………はい。ノエル・エルファレスについて神に尋ねます」
聖女は袂から拳より二回り大きい魔晶石の球体を取り出した。
そして、口を動かさずに、星見の神への祝詞を唱えた。
すると、魔晶石が輝き始める。
「……は? うっうぅ? こ、これは……」
すぐに聖女がうめき声をあげた。
聖女は恐らくノエルの死に際の姿を見たのだ。
フィリップは妻の肩をしっかりと抱き、これから発せられる聖女の言葉を覚悟した。
「……みえました」
聖女の言葉を聞き逃さないよう誰も言葉を発しない。客間に緊迫した空気が流れる。
「……聖女様、ご配慮を」
フレデリックがささやくように言う。
ノエルの死の様子を克明に描写しないでくれというお願いをしたのだ。
大まかな死因だけ教えてくれれば充分だ。
どのように亡くなったかの克明な情報まで、知らされるのは辛すぎる。
だが、聖女の言葉は誰もが予想しないものだった。
「……二足歩行の猫が……木の棒を振り回しております」
「ん?」
フィリップは、聖女が何を言っているのかわからなかった。
「……お待ちを。猫が何か言っています」
「…………」
「にゃ~にゃ~」
猫がニャーニャー言ったから何だというのだ。
客間に変な空気が流れる。
「これはせいけんだからな? みてろ、ガルガル」
聖女は真似をしているらしく、幼児っぽい口調だ。
「…………二足歩行の猫が、凶悪な魔獣に向かって棒を振り回して、……一撃で」
「やられてしまったのですか?」
これまで大人しくていたフランツが耐えきれずに尋ねる。
「倒しました」
「ん? なにを?」
フレデリックが尋ねると聖女は脱力し「ふうっ」と大きく息を吐いた。
占いが終わったらしい。
「………………まとめます」
五秒の沈黙の後、聖女は語り出す。
「ノエル様は猫の着ぐるみを着て、棒を振り回しておられました」
「え?」
「近くには強力な神獣の狼。そして三本の若木が生えており……」
「神獣と若木……ですか?」
フレデリックは聖女の言葉を理解できなかった。
「その若木を守るようにして極めて強力な魔獣を一撃で倒しておられました」
「あの。神獣様が、魔獣を倒したのですか?」
「いえ、ノエル様が倒されました」
しばらく客間が沈黙に包まれた。
最初に沈黙を破ったのは、カトリーヌだ。
「ノエルが、ノエルが……元気に……」
「母上! よかったですね」
カトリーヌとフランツが、感動し涙を流す。
「…………」
しばらく、フレデリックとフィリップは言葉が出なかった。
聖女の言葉でなければ、嘘だと断じるところだ。
幼子が魔物を倒すことなどあり得ない。
それに神獣は伝説上にしか存在しない。見たことも聞いたこともないおとぎ話の存在だ。
同じく伝説上の存在である聖獣より上位の存在である。
とてもではないが、本当だとは思えなかった。
だが、聖女の占いは、神託に近い。偽りだと疑うこと自体が不敬に当たる。
「きっと、神獣様が保護してくださったのね」
「はい、ノエルは可愛いから」
「結界を壊したのは、きっと神獣様ね。竜でも壊せない結界も神獣様なら……」
カトリーヌとフランツは本当に嬉しそうだ。
それをみて、フィリップも徐々に嬉しさがわいてきた。
「ありがとうございます。聖女様」
「感謝は全て星見の神に」
うれし涙を流しながら、フレデリックが尋ねる。
「……ノエルは……どこに?」
「腐界の奥、死の山付近のどこかとまで」
何を教えるかは神次第。聖女に場所を教えてもらえない理由を尋ねても詮無いことだ。
「聖女様。ノエルは、元気そうでしたか?」
フィリップが尋ねると、聖女が微笑んだことが布越しにもわかった。
「それはもう。元気で楽しそうにお過ごしでした」
「う……ぐふ……ぅぅ」
聖女の言葉を聞いたフィリップはこらえきれずに声をだして泣いた。
そんなフィリップをカトリーヌは優しく抱きしめたのだった。
あなたにおすすめの小説
出来損ないと追放された俺、神様から貰った『絶対農域』スキルで農業始めたら、奇跡の作物が育ちすぎて聖女様や女騎士、王族まで押しかけてきた
黒崎隼人
ファンタジー
★☆★完結保証★☆☆
毎日朝7時更新!
「お前のような魔力無しの出来損ないは、もはや我が家の者ではない!」
過労死した俺が転生したのは、魔力が全ての貴族社会で『出来損ない』と蔑まれる三男、カイ。実家から追放され、与えられたのは魔物も寄り付かない不毛の荒れ地だった。
絶望の淵で手にしたのは、神様からの贈り物『絶対農域(ゴッド・フィールド)』というチートスキル! どんな作物も一瞬で育ち、その実は奇跡の効果を発揮する!?
伝説のもふもふ聖獣を相棒に、気ままな農業スローライフを始めようとしただけなのに…「このトマト、聖水以上の治癒効果が!?」「彼の作る小麦を食べたらレベルが上がった!」なんて噂が広まって、聖女様や女騎士、果ては王族までが俺の畑に押しかけてきて――!?
追放した実家が手のひらを返してきても、もう遅い! 最強農業スキルで辺境から世界を救う!? 爽快成り上がりファンタジー、ここに開幕!
小さな貴族は色々最強!?
谷 優
ファンタジー
神様の手違いによって、別の世界の人間として生まれた清水 尊。
本来存在しない世界の異物を排除しようと見えざる者の手が働き、不運にも9歳という若さで息を引き取った。
神様はお詫びとして、記憶を持ったままの転生、そして加護を授けることを約束した。
その結果、異世界の貴族、侯爵家ウィリアム・ヴェスターとして生まれ変ることに。
転生先は優しい両親と、ちょっぴり愛の強い兄のいるとっても幸せな家庭であった。
魔法属性検査の日、ウィリアムは自分の属性に驚愕して__。
ウィリアムは、もふもふな友達と共に神様から貰った加護で皆を癒していく。
最強魔導師は不毛の大地でスローライフを送る ~凶悪な魔物が跋扈し瘴気漂う腐界でも、魔法があれば快適です~
えぞぎんぎつね
ファンタジー
平民出身の最強の宮廷魔導師ティル・リッシュは貴族主義の宮廷魔導師長に疎まれ、凶悪な魔物がはびこり、瘴気漂う腐界の地の領主として左遷されることになった。
元々腐界の研究がしたかったティルはこれ幸いと辞令を受けて任地に向かう。
途中で仲間になった聖獣の子牛のモラクスと共に腐界で快適なスローライフを始めたのだった。
瘴気は自作の結界で完全に防ぎ、人族の脅威たる魔物はあっさり倒す。
「魔物の肉がうますぎる! 腐界で採れる野菜もうまい!」
「もっも~」
「建築も魔法を使えば簡単だし、水も魔法で出し放題だ」
病気になった聖獣の子狼がやってきたり、腐界で人知れず過ごしてきたエルフ族が仲間になったり。
これは後に至高神の使徒の弟子にして、聖獣の友、エルフの守護者、人族の救世主と呼ばれることになる偉大なるティル・リッシュの腐界開拓の物語である。
※ネオページ、小説家になろう、カクヨムでも公開しています
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
滅びる異世界に転生したけど、幼女は楽しく旅をする!
白夢
ファンタジー
何もしないでいいから、世界の終わりを見届けてほしい。
そう言われて、異世界に転生することになった。
でも、どうせ転生したなら、この異世界が滅びる前に観光しよう。
どうせ滅びる世界なら、思いっきり楽しもう。
だからわたしは旅に出た。
これは一人の幼女と小さな幻獣の、
世界なんて救わないつもりの放浪記。
〜〜〜
ご訪問ありがとうございます。
可愛い女の子が頼れる相棒と美しい世界で旅をする、幸せなファンタジーを目指しました。
ファンタジー小説大賞エントリー作品です。気に入っていただけましたら、ぜひご投票をお願いします。
お気に入り、ご感想、応援などいただければ、とても喜びます。よろしくお願いします!
23/01/08 表紙画像を変更しました
追放された宮廷錬金術師、辺境で気ままに土いじりしてたら神獣や幼馴染の天才騎士が集まり最強国家に〜今さら戻れと言われても〜
黒崎隼人
ファンタジー
「そこにいたか、役立たずの錬金術師。今日限りでこの王城から出て行ってもらう」
王国の結界を維持し、枯れた大地を豊かにする「失われた古代錬金術」。
その使い手であるルークは、自分の価値を理解しない第一王子レオンによって、あっさりと宮廷を追放されてしまう。
しかし、長年の酷使から解放されたルークの心は晴れやかだった。
「これで、やっと静かに眠れる」
自由を求めて最果ての「死の荒野」へと旅立ったルーク。
そこへ、すべてを捨てて追いかけてきた幼馴染の天才騎士セリアが合流する。
二人は何もない荒れ地を錬金術で瞬く間に緑豊かな大地へと変え、泥の巨人グランやもふもふの神獣シロを家族に迎え、美味しいパンを焼く気ままなスローライフをスタートさせた。
一方、ルークを失った王国は、結界が崩壊し大地が枯れ果て、未曾有の危機に瀕していた。
焦った王子が軍を率いてルークを連れ戻しにやってくるが、ルークの作った最強のゴーレムと神獣の前に、手も足も出ずに逃げ帰ることに。
気づけばルークの開拓した村は、難民を救い、近隣諸国も一目置く「最強の独立国家」へと発展していて――!?
これは、優しくて規格外な錬金術師が、大切な人たちと永遠の平穏を紡ぐ、最高に幸せな辺境スローライフ。
追放された『ただの浄化係』、実は国中の魔石を満たしていた精霊姫でした〜今さら戻れと言われても、隣国のイケメン皇帝が離してくれません〜
ハリネズミの肉球
ファンタジー
「おい、城の噴水が止まったぞ!?」
「街の井戸も空っぽです!」
無能な王太子による身勝手な婚約破棄。
そして不毛の砂漠が広がる隣国への追放。だが、愚かな奴らは知らなかった。主人公・ルリアが国境を越えた瞬間、祖国中の「水の魔石」がただの石ころに変わることを!
ルリアは、触れるだけで無尽蔵に水魔力を作り出す『水精霊の愛し子』。
追放先の干ばつに苦しむ隣国で、彼女がその力を使えば……不毛の土地が瞬く間に黄金のオアシスへ大進化!?
優しいイケメン皇帝に溺愛されながら、ルリアは隣国を世界一の繁栄国家へと導いていく。
一方、水が完全に枯渇し大パニックに陥る祖国。
「ルリアを連れ戻せ!」と焦る王太子に待っていたのは、かつて見下していた隣国からの圧倒的な経済・水源制裁だった——!
今、最高にスカッとする大逆転劇が幕を開ける!
※本作品は、人工知能の生成する文章の力をお借りしつつも、最終的な仕上げにあたっては著者自身の手により丁寧な加筆・修正を施した作品です。