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22 再会
お昼寝したり遊んだりしつつ、おやつを食べる。
「がう!」
たまに、聖樹の若木を襲いに魔物が来るのでガルガルが倒してくれる。
巣の中でゴロゴロしながら、魔法で軽く倒すのだ。
「がるがるありがとー」
「わふわふ」
「次はノエルが倒すな?」
「なぁ」「みゃ」「にゃ」
弟妹たちも兄ガルガルの格好いい姿に目を輝かせている。
いつも情けない感じだが、やっぱりお兄ちゃんは凄いと思われているらしい。
もちろん、僕は長子として、ガルガル以上にめちゃくちゃ尊敬されている。
「なぁ~」
「たべようとするな! 兄の髪はうまくない」
「みゃ?」
「まてまてまて兄の耳を食べようとするな!)」
「にゃ」
「おなかすいたの? じゃあ、おにくたべる?)」
弟妹たちと遊んでやりながら、魔法を教えたりもする。
「まずは猫瞑想からだ!)」
「がうう~」「なぁぁぁぁ」「みゃあ」「にゃ」
「背骨の近くには魔力が流れる魔力路があるから、そこを流れる魔力を意識するの!」
「がるっる~」「なぁなぁ」「みゃぁ、みゃぁ」「にゃにゃにゃ」
弟妹たちはまだ赤ちゃんなので、教えるのは猫魔法の基礎練習だけだ。
猫だけあって、弟妹たちは猫魔法が得意なようだ。
訓練して、おやつを食べさせたりしていると夕方になる。
「さて、みまわりのじかんだ!」
「がうがう」「なぁ」「みゃ」「にゃ」
日が沈む前、弟妹たちを連れて見回りに行くのだ。
弟妹たちも、成長したら一匹で見回りをすることになる。そのときのための練習だ。
「アオ、クロ、シロ! 兄とガルガルから離れたらだめ」
「なぁ」「みゃ」「にゃ」
「うむ。ガルガル。アオたちをたのむな?」
「がう~」
「攻撃はノエルにまかせろ」
僕が先頭を歩き、後ろに続くガルガルの周囲をアオたちが歩いて付いてくる。
歩いていると魔物が襲ってくるので、
「にゃ!」
僕は魔法で倒し、
「アオ、クロ、シロ、気づけたか?」
「……なぁ」「みゃ」「……にゃ」
「うむ。難しいからな? でも魔物より先にきづけないとだめだ。コツは――」
見回りのコツを教えながら、ゆっくりすすむ。
「がうがう~」
「にゃあ?」
「がるるがう」
ガルガルもガルガルなりに、コツを弟妹たちに教えてあげていた。
「なんだあれ?」
「「「…………」」」
弟妹たちはキョトンとして、首をかしげている。
だが、ガルガルは姿勢を低くした。
「ガルガルは気づいたな? 結構つよいな?)」
「ガルルル」
警戒したガルガルが「退く?」と尋ねてきた。
前方に大きな魔力の持ち主がいる。
しかも魔力が大きいにも関わらず、気配がほとんどしない。つまり魔力を隠すのがうまいのだ。
「いや、でも魔物じゃないし」
聖獣となんか知らない奴だ。魔物でも聖獣でもない。
それなのに、魔力が高い。謎だ。
その近くには聖獣でも魔物でもない魔力の少ない奴もいる。
「ママがいないときに……どうしたらいいかな?)」
僕は少しだけ考える。
聖獣がママに会いに来たのかもしれない。その場合は挨拶した方が良さそうだ。
だが、聖獣と一緒にいる奴が気になる。もしかしたら悪い奴かもしれない。
「ノエルがあいさつするからな?」
「ぁぅぁぅ」
「ガルガルも挨拶したいの? でもガルガルは万一に備えてな?」
もし敵対的な相手だった場合、弟妹たちを守る必要がある。
「がるる~」
「そう息を潜めてかくれて付いてきてな?」
弟妹たちと離れるわけににいかない。陽動の可能性もある。
「アオ、クロ、シロ、ガルガルの背中にしがみついてな?」
「「「…………」」」
弟妹たちは素直にガルガルの背中に登ってしがみついた。
「いいこだね。ガルガル離れて付いてきてな?」
「がるる」
「みんな気配をけしてな?」
ガルガルはともかく弟妹たちは気配を隠すのはまだあまりうまくない。
だが、魔力自体もガルガルに比べたら小さいので、目立たないだろう。
僕は静かに、謎の生き物と聖獣に向けて走って行く。
その二十メートルほど後ろを、弟妹を背に乗せたガルガルが付いてくる。
しばらく走って、遠くに聖獣が見えてきた。
その横にいるのは人族っぽくみえる。もし人族なら攫われてから初めて出会う人族だ。
人族の魔力とはこういう感じだったのか。
攫われる前は赤ちゃんだったので、魔力など全く気にしていなかった。
人族らしき奴は二人。
二人ともすこしだぶついた長袖の服を着ており、フードを深くかぶっている。
加えて顔に謎の、大きな鳥の嘴みたいなものが付いている仮面を着けていた。
服がだぶついているので体型もわからない。
顔もわからなれば、髪色もわからない。男か女かもわからない。
もしかしたら、二足歩行なだけで人族とは別の生き物かもしれない。
「あやしすぎるな?」
僕が小さな声でささやくとと、ガルガルも緊張した様子で身構える。
「ガルガル、ここで待機してな?」
「……」
「合図したらたのむな?」
「ゎぅ」
「のえるのいうことは絶対だ。兄だからな? クロたちをまもらないとだし」
「ゎぁぅ」
出す指示が逃げろとなるか、攻撃しろとなるかは相手次第だ。
僕はガルガルの背に乗っている弟妹たちを優しく撫でる。
「大丈夫、兄が守るからな? ガルガルにくっついててな?」
「……ごろごろごろ」
「…………緊張感ないな?」
弟妹たちはリラックスして、喉をゴロゴロ鳴らしている。
緊張感のかけらもない。
それほど、僕とガルガルを信じてくれているに違いない。
「ま、大丈夫だよ。な、ガルガル」
「ぁぅ」
ガルガルは少し緊張気味だが、尻尾を何度か振って見せた。
「じゃ、いってくる」
ガルガルを待機させてから、僕は気配を消して静かに駆けていく。
魔樹に登り、枝を飛んで渡りながら、聖獣たちの後ろを目指す。
後ろをとった方が、いざというときに有利になるからだ。
いざ戦闘となっても、ガルガルと挟み撃ちの形にもできる。
(ママほどは、うまくないけど……)
ママは気配を消すのが本当にうまい。
ママほどではないけど、ママに教えられているのでぼくも気配を消して移動することは得意なのだ。
「おい! おまえ!」
聖獣と人族に気づかれずに真後ろに回り込んでから、呼びかけた。
「ふりかえるな!」
振り返ろうとした人族っぽいのに警告する。
「何しにきた? もし、わるいことを考えているなら、こうかいすることになる」
僕は聖樹の枝を突きつけて、その先端に火球を作る。
振り返らずとも、魔力を感じることができるなら、どういう状況かわかるだろう。
だが、聖獣は警告を無視してこちらを見る。
聖獣は小さくて、白黒の乳牛みたいな雰囲気だが、とても小さい。
牛ではないかもしれない。
「も?」
その牛っぽい聖獣は、僕を見つめて首をかしげて尻尾を振っている。かわいい。
とても可愛いので警戒感が薄れる。だが、それが罠かもしれない。
僕とガルガルだけならともかく、弟妹たちがいるのに油断はできない。
そのとき、人族らしき奴の一人が振り返り、
「ふりかえるな――」
「ノエル!」
「え?」
「ノエル……ああ、ノエル」
その人族はフードを取り、仮面に手をかけながら、こちらに駆けてくる。
「仮面は取るな! 瘴気が濃い!」
もう一人が制止するが、それを無視して、仮面を取って、
「ああ、ノエル……よくぞ無事で……」
抱きしめられた。
「……かあ……さま」
「ええ、ええ、かあさまですよ。遅くなってごめんなさい」
五年ぶりだけど、仮面をとったらすぐに母様だとわかった。
母様は地面にひざをついて、僕を抱きしめてくれた。
「かあさま、かあさま……ふえええええええ」
泣くのを止められなかった。
「よかった、よかった……私の可愛いノエル」
母様も泣いていた。
母様は暖かくて良い匂いがした。
「がう!」
たまに、聖樹の若木を襲いに魔物が来るのでガルガルが倒してくれる。
巣の中でゴロゴロしながら、魔法で軽く倒すのだ。
「がるがるありがとー」
「わふわふ」
「次はノエルが倒すな?」
「なぁ」「みゃ」「にゃ」
弟妹たちも兄ガルガルの格好いい姿に目を輝かせている。
いつも情けない感じだが、やっぱりお兄ちゃんは凄いと思われているらしい。
もちろん、僕は長子として、ガルガル以上にめちゃくちゃ尊敬されている。
「なぁ~」
「たべようとするな! 兄の髪はうまくない」
「みゃ?」
「まてまてまて兄の耳を食べようとするな!)」
「にゃ」
「おなかすいたの? じゃあ、おにくたべる?)」
弟妹たちと遊んでやりながら、魔法を教えたりもする。
「まずは猫瞑想からだ!)」
「がうう~」「なぁぁぁぁ」「みゃあ」「にゃ」
「背骨の近くには魔力が流れる魔力路があるから、そこを流れる魔力を意識するの!」
「がるっる~」「なぁなぁ」「みゃぁ、みゃぁ」「にゃにゃにゃ」
弟妹たちはまだ赤ちゃんなので、教えるのは猫魔法の基礎練習だけだ。
猫だけあって、弟妹たちは猫魔法が得意なようだ。
訓練して、おやつを食べさせたりしていると夕方になる。
「さて、みまわりのじかんだ!」
「がうがう」「なぁ」「みゃ」「にゃ」
日が沈む前、弟妹たちを連れて見回りに行くのだ。
弟妹たちも、成長したら一匹で見回りをすることになる。そのときのための練習だ。
「アオ、クロ、シロ! 兄とガルガルから離れたらだめ」
「なぁ」「みゃ」「にゃ」
「うむ。ガルガル。アオたちをたのむな?」
「がう~」
「攻撃はノエルにまかせろ」
僕が先頭を歩き、後ろに続くガルガルの周囲をアオたちが歩いて付いてくる。
歩いていると魔物が襲ってくるので、
「にゃ!」
僕は魔法で倒し、
「アオ、クロ、シロ、気づけたか?」
「……なぁ」「みゃ」「……にゃ」
「うむ。難しいからな? でも魔物より先にきづけないとだめだ。コツは――」
見回りのコツを教えながら、ゆっくりすすむ。
「がうがう~」
「にゃあ?」
「がるるがう」
ガルガルもガルガルなりに、コツを弟妹たちに教えてあげていた。
「なんだあれ?」
「「「…………」」」
弟妹たちはキョトンとして、首をかしげている。
だが、ガルガルは姿勢を低くした。
「ガルガルは気づいたな? 結構つよいな?)」
「ガルルル」
警戒したガルガルが「退く?」と尋ねてきた。
前方に大きな魔力の持ち主がいる。
しかも魔力が大きいにも関わらず、気配がほとんどしない。つまり魔力を隠すのがうまいのだ。
「いや、でも魔物じゃないし」
聖獣となんか知らない奴だ。魔物でも聖獣でもない。
それなのに、魔力が高い。謎だ。
その近くには聖獣でも魔物でもない魔力の少ない奴もいる。
「ママがいないときに……どうしたらいいかな?)」
僕は少しだけ考える。
聖獣がママに会いに来たのかもしれない。その場合は挨拶した方が良さそうだ。
だが、聖獣と一緒にいる奴が気になる。もしかしたら悪い奴かもしれない。
「ノエルがあいさつするからな?」
「ぁぅぁぅ」
「ガルガルも挨拶したいの? でもガルガルは万一に備えてな?」
もし敵対的な相手だった場合、弟妹たちを守る必要がある。
「がるる~」
「そう息を潜めてかくれて付いてきてな?」
弟妹たちと離れるわけににいかない。陽動の可能性もある。
「アオ、クロ、シロ、ガルガルの背中にしがみついてな?」
「「「…………」」」
弟妹たちは素直にガルガルの背中に登ってしがみついた。
「いいこだね。ガルガル離れて付いてきてな?」
「がるる」
「みんな気配をけしてな?」
ガルガルはともかく弟妹たちは気配を隠すのはまだあまりうまくない。
だが、魔力自体もガルガルに比べたら小さいので、目立たないだろう。
僕は静かに、謎の生き物と聖獣に向けて走って行く。
その二十メートルほど後ろを、弟妹を背に乗せたガルガルが付いてくる。
しばらく走って、遠くに聖獣が見えてきた。
その横にいるのは人族っぽくみえる。もし人族なら攫われてから初めて出会う人族だ。
人族の魔力とはこういう感じだったのか。
攫われる前は赤ちゃんだったので、魔力など全く気にしていなかった。
人族らしき奴は二人。
二人ともすこしだぶついた長袖の服を着ており、フードを深くかぶっている。
加えて顔に謎の、大きな鳥の嘴みたいなものが付いている仮面を着けていた。
服がだぶついているので体型もわからない。
顔もわからなれば、髪色もわからない。男か女かもわからない。
もしかしたら、二足歩行なだけで人族とは別の生き物かもしれない。
「あやしすぎるな?」
僕が小さな声でささやくとと、ガルガルも緊張した様子で身構える。
「ガルガル、ここで待機してな?」
「……」
「合図したらたのむな?」
「ゎぅ」
「のえるのいうことは絶対だ。兄だからな? クロたちをまもらないとだし」
「ゎぁぅ」
出す指示が逃げろとなるか、攻撃しろとなるかは相手次第だ。
僕はガルガルの背に乗っている弟妹たちを優しく撫でる。
「大丈夫、兄が守るからな? ガルガルにくっついててな?」
「……ごろごろごろ」
「…………緊張感ないな?」
弟妹たちはリラックスして、喉をゴロゴロ鳴らしている。
緊張感のかけらもない。
それほど、僕とガルガルを信じてくれているに違いない。
「ま、大丈夫だよ。な、ガルガル」
「ぁぅ」
ガルガルは少し緊張気味だが、尻尾を何度か振って見せた。
「じゃ、いってくる」
ガルガルを待機させてから、僕は気配を消して静かに駆けていく。
魔樹に登り、枝を飛んで渡りながら、聖獣たちの後ろを目指す。
後ろをとった方が、いざというときに有利になるからだ。
いざ戦闘となっても、ガルガルと挟み撃ちの形にもできる。
(ママほどは、うまくないけど……)
ママは気配を消すのが本当にうまい。
ママほどではないけど、ママに教えられているのでぼくも気配を消して移動することは得意なのだ。
「おい! おまえ!」
聖獣と人族に気づかれずに真後ろに回り込んでから、呼びかけた。
「ふりかえるな!」
振り返ろうとした人族っぽいのに警告する。
「何しにきた? もし、わるいことを考えているなら、こうかいすることになる」
僕は聖樹の枝を突きつけて、その先端に火球を作る。
振り返らずとも、魔力を感じることができるなら、どういう状況かわかるだろう。
だが、聖獣は警告を無視してこちらを見る。
聖獣は小さくて、白黒の乳牛みたいな雰囲気だが、とても小さい。
牛ではないかもしれない。
「も?」
その牛っぽい聖獣は、僕を見つめて首をかしげて尻尾を振っている。かわいい。
とても可愛いので警戒感が薄れる。だが、それが罠かもしれない。
僕とガルガルだけならともかく、弟妹たちがいるのに油断はできない。
そのとき、人族らしき奴の一人が振り返り、
「ふりかえるな――」
「ノエル!」
「え?」
「ノエル……ああ、ノエル」
その人族はフードを取り、仮面に手をかけながら、こちらに駆けてくる。
「仮面は取るな! 瘴気が濃い!」
もう一人が制止するが、それを無視して、仮面を取って、
「ああ、ノエル……よくぞ無事で……」
抱きしめられた。
「……かあ……さま」
「ええ、ええ、かあさまですよ。遅くなってごめんなさい」
五年ぶりだけど、仮面をとったらすぐに母様だとわかった。
母様は地面にひざをついて、僕を抱きしめてくれた。
「かあさま、かあさま……ふえええええええ」
泣くのを止められなかった。
「よかった、よかった……私の可愛いノエル」
母様も泣いていた。
母様は暖かくて良い匂いがした。
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