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ルフスは語る 7 ※男娼時代のことと、今と。助けて。
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「はぁ……」
艶っぽく出た声は、エロ道具によって散々に犯されたためだ。
身体中が汗まみれで不自由な拘束によって身動きが取れず、無理やり高められた衝動から逃れるのが精一杯で、どうにか棒状のおもちゃから解放された時にはすっかり疲弊していた。
(しばらくぶりの閨事は疲れる……)
大きく広げられた股関節が痛い。というか、体の節々が辛い。
あとはさっさと中に興奮した角度あるブツを挿入させて生臭いものを出させて終わり、なのだが、ガチャガチャ、とズボンをおろす動きをしてみせる男の、どうにも情けない姿を寝転びつつ見上げていると、心底、嫌気がさした。
自由、を得たはずなのに、なぜこんな輩に自分の体を蹂躙させてやらねばならないのか。
それに尽きる。
(嫌だ……)
嫌悪感が募っていく。
何度もこんな目には遭ってきたし、我慢してきたというのに、この時ばかりは不思議と、ご主人様の顔ばかりが浮かんでは消えてはくれない。むしろ漂い、ルフスのそばでじっとしている。
「リヒト様……」
小さい呟きは、かつて抗うということすら許されなかった過去の選択を思い起こされる。
男が出してきた赤黒いそれはいかにも生臭そうで、辟易とするむっとした臭いがした。
興奮する男の声もまたさらに気色悪さを誘引し、昔のルフスの背筋を凍らせた。
何度も、何度も、嫌だ、嫌だと痛いと告げても、か細い手足をまるでおもちゃのように伸ばして、しっかりと見せつけるかのように二度目は、両足の足首を柔らかく寝台に押し付け、体重ごと乗せて挿入してきたあの過去を蘇らせる。柔らかかった体は、やすやすと男の魔の手にかかり、叫ぶと男は喜んだ。
「おお、随分と入る、入る」と言っていたな、そういえば。
でんぐり返しの姿勢で、上下する男の淫棒が自分の肛門に何度も出入りする姿を見せつけられ、当時のルフスは胃液を吐いた。涙を流しながら、手ひどく嬲られた過去は、時々、こうして顔を覗かせてはルフスを再び汚す。みたくもないというのに、みせつけてくる。
(……ひと思いに……して、やればよかった)
そうすれば、すっきりしたことだろう。
今は大人なのだ。こんな昔のことに囚われる必要はない。
ないというのに、出されたそれは、過去と、この時ばかりは同調してしまった。
「……う……」
何もかもをなくしてしまった過去、男娼のときのほうが、もしかしたら強かったのかもしれない。
でも、今は失いたくないものが少しばかり増えたせいか、弱ってしまった。
唇が、わなないているのをルフスは自覚する。
後悔、なのだろうか……この身を支配し、怖がらせているのは……。
それとも、今の自分は身綺麗になったとでも勘違いしているからこその、恐怖なのだろうか。
上塗りされる、恐れを抱いているのだろうか。
大人しくさえしていれば、そう傷つくこともない。
勝手に体が、敏感になっていた部分を思い出し、少しはマシになるだろう。だが、それは、先送り、という名の……手に入れたはずの、綺麗な自由を失うような気がして、意識が。
「ん? おい、おま……」
艶っぽく出た声は、エロ道具によって散々に犯されたためだ。
身体中が汗まみれで不自由な拘束によって身動きが取れず、無理やり高められた衝動から逃れるのが精一杯で、どうにか棒状のおもちゃから解放された時にはすっかり疲弊していた。
(しばらくぶりの閨事は疲れる……)
大きく広げられた股関節が痛い。というか、体の節々が辛い。
あとはさっさと中に興奮した角度あるブツを挿入させて生臭いものを出させて終わり、なのだが、ガチャガチャ、とズボンをおろす動きをしてみせる男の、どうにも情けない姿を寝転びつつ見上げていると、心底、嫌気がさした。
自由、を得たはずなのに、なぜこんな輩に自分の体を蹂躙させてやらねばならないのか。
それに尽きる。
(嫌だ……)
嫌悪感が募っていく。
何度もこんな目には遭ってきたし、我慢してきたというのに、この時ばかりは不思議と、ご主人様の顔ばかりが浮かんでは消えてはくれない。むしろ漂い、ルフスのそばでじっとしている。
「リヒト様……」
小さい呟きは、かつて抗うということすら許されなかった過去の選択を思い起こされる。
男が出してきた赤黒いそれはいかにも生臭そうで、辟易とするむっとした臭いがした。
興奮する男の声もまたさらに気色悪さを誘引し、昔のルフスの背筋を凍らせた。
何度も、何度も、嫌だ、嫌だと痛いと告げても、か細い手足をまるでおもちゃのように伸ばして、しっかりと見せつけるかのように二度目は、両足の足首を柔らかく寝台に押し付け、体重ごと乗せて挿入してきたあの過去を蘇らせる。柔らかかった体は、やすやすと男の魔の手にかかり、叫ぶと男は喜んだ。
「おお、随分と入る、入る」と言っていたな、そういえば。
でんぐり返しの姿勢で、上下する男の淫棒が自分の肛門に何度も出入りする姿を見せつけられ、当時のルフスは胃液を吐いた。涙を流しながら、手ひどく嬲られた過去は、時々、こうして顔を覗かせてはルフスを再び汚す。みたくもないというのに、みせつけてくる。
(……ひと思いに……して、やればよかった)
そうすれば、すっきりしたことだろう。
今は大人なのだ。こんな昔のことに囚われる必要はない。
ないというのに、出されたそれは、過去と、この時ばかりは同調してしまった。
「……う……」
何もかもをなくしてしまった過去、男娼のときのほうが、もしかしたら強かったのかもしれない。
でも、今は失いたくないものが少しばかり増えたせいか、弱ってしまった。
唇が、わなないているのをルフスは自覚する。
後悔、なのだろうか……この身を支配し、怖がらせているのは……。
それとも、今の自分は身綺麗になったとでも勘違いしているからこその、恐怖なのだろうか。
上塗りされる、恐れを抱いているのだろうか。
大人しくさえしていれば、そう傷つくこともない。
勝手に体が、敏感になっていた部分を思い出し、少しはマシになるだろう。だが、それは、先送り、という名の……手に入れたはずの、綺麗な自由を失うような気がして、意識が。
「ん? おい、おま……」
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