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俺は修司と連絡を取って学校まで一緒に行くことにした。
「昨日は散々な目にあったよ。」
「どしたん?」
あくびをしながら眠そうに答えを聞いてくる。
「いや、昨日さ、修司と別れた後ベッドで横になろうと思ったら眠らされてさ。で、起きたら知らないやつが部屋にいたんだ。めちゃめちゃびっくりしたよ。」
「やばい奴やん!よう殺されんかったな~警察に電話せなあかんやつやろ。」
「あ、忘れてた……」
何やってんだ俺。普通は110番だよ!110番に決まってる!
まあいいか……。説明するのも絶対面倒くさいし、信じてくれるはずもない。
秋姉の知り合いらしいからそもそも110番の必要なさそうだし。
俺たちはいろんな話をしながら学校へと向かった。
お前学校から近いんだからそんな長く話できねーだろ?よく覚えてたな。あいつの家までに行ってから学校に向かっているのだ。あいつの家は学校から少し遠い。ダメなの?いいよね?
教室に入ると各自の机の上に紙が置いてあった。
手に取って読んでみると、学校についての印象を教えてくださいと書かれてあった。先生が教室に入ってくる。
「えー、授業始まるまでの10分間でそのアンケートに答えてください。では各自始めてください。できたら合図があるまで持っていてね。後ろの人から順に回収していくから。」
でたよ、アンケートに名前書かないといけないやつ。何で名前書かすんだろうか?正直に書けないじゃないか。
俺はそれなりに良いことを書いて出そうと思い、考えることにした。
5分位経っただろうか。皆アンケートに真剣に答えている。
”カチャッ”
扉が閉まる音がした。
同時に教卓の下から強化ガラスが出てきた。先生だけ隔離されている状況である。いや、俺たちが隔離されたのか?先生はそのまま俺たちをジッと見つめていた。
すると、教室の上部から紫の煙が出てきて、教室中が満たされる。教室中の全員寝てしまった。俺も意識がだんだん遠のいていく。
二日連続でこれかよ。いい加減にしろ!
ただ一人、先生を除いて。
先生はポケットからリモコンを取り出し、教室の鍵を開けた。すると外から迷彩柄の服とガスマスクをつけた人たちが入ってきた。
「皆さん運び出しお願いしますね。」
「はい、お任せください。」
生徒は全員運び出された。
俺は目を覚ました。
「おっ目覚ましたか」
修司が声をかけてきた。
「ああ、けど何なんだ?この状態は。」
俺たちは全員ベッドの上に乗せられて、動けないように固定されていた。まるでミノムシだ。
「わっかんね。」
修司は意外と落ち着いているようだった。
奥の扉が開いて研究者のような人が入ってくる。美人だが冷たい目をしていている人だ。髪は水色でスタイルもよい。
「君たちはこれから、一つ注射を受けてもらう。拒否権はない。」
美人研究者は全員に素早く注射を打った。
「ふむ、これから反応が出てくるので耐えるように。死ぬかもしれないからな。」
その言葉を聞いたとき、全員の顔が青ざめた。
それぞれが叫びだす。
「は?何でこんなことになってんだよ!俺を開放しろ!!!!」
「助けてお母さん…」
「…」
怯えすぎて声が出ていないものもいる。
俺は恐怖に耐えながら修司に声をかけた。
「なあ、俺たち死ぬのか?なんだか体が熱くなってきてるんだが」
体が熱くなり、心臓の鼓動も普通では考えられないほど早くなってきている。
「わっかんね。」
これでも落ち着いていられるのか……
「何でそんなに落ち着いていられるんだ?」
自然と言葉に出ていた。
「俺にはなんもないからさ。家族もおらんし…だから別に死んでもええと思ってんねん。」
「そんなこt……」
すると一人が叫びだした。
グワアアアアアアアアアアアアアアア
鼓膜が破れそうなほどの叫びだ。尋常ではない。
それから次々と連鎖的に起きる。
ギャアアアアアアアアアアアアアアア
キャアアアアアアアアアアアアアアア
体を固定されていて耳を塞ぐことができない。
俺は修司にこれからすることを真似しろと伝えた。
アホの子みたいだが、仕方ないので俺は口を開け”あ~”と声を出す。
これは頭がおかしくなったわけではない。
口を閉じたままだと爆音によって生じる衝撃圧の逃げ場がなくなるので、鼓膜が破れる可能性があるのだ。
修司も真似してくれたようだ。
数分経つとやっと静かな時間が訪れた。それからすぐに扉が開く音がした。先ほどの美人研究者である。
「やっと収まったな。ふむ、生き残ったのはお前ら二人だけか。」
俺と修司は目を見合わせる。
修司は口を開いた。
「俺たちなんも起こらんかったで?それに、ほかのやつは全員死んだんか?」
いつの間にか体は元通りになっていた。
「そうだ。君たちにはこれから検査を受けてもらう。」
俺は美人研究者に連れていかれ、修司は別の研究者に連れていかれた。
「昨日は散々な目にあったよ。」
「どしたん?」
あくびをしながら眠そうに答えを聞いてくる。
「いや、昨日さ、修司と別れた後ベッドで横になろうと思ったら眠らされてさ。で、起きたら知らないやつが部屋にいたんだ。めちゃめちゃびっくりしたよ。」
「やばい奴やん!よう殺されんかったな~警察に電話せなあかんやつやろ。」
「あ、忘れてた……」
何やってんだ俺。普通は110番だよ!110番に決まってる!
まあいいか……。説明するのも絶対面倒くさいし、信じてくれるはずもない。
秋姉の知り合いらしいからそもそも110番の必要なさそうだし。
俺たちはいろんな話をしながら学校へと向かった。
お前学校から近いんだからそんな長く話できねーだろ?よく覚えてたな。あいつの家までに行ってから学校に向かっているのだ。あいつの家は学校から少し遠い。ダメなの?いいよね?
教室に入ると各自の机の上に紙が置いてあった。
手に取って読んでみると、学校についての印象を教えてくださいと書かれてあった。先生が教室に入ってくる。
「えー、授業始まるまでの10分間でそのアンケートに答えてください。では各自始めてください。できたら合図があるまで持っていてね。後ろの人から順に回収していくから。」
でたよ、アンケートに名前書かないといけないやつ。何で名前書かすんだろうか?正直に書けないじゃないか。
俺はそれなりに良いことを書いて出そうと思い、考えることにした。
5分位経っただろうか。皆アンケートに真剣に答えている。
”カチャッ”
扉が閉まる音がした。
同時に教卓の下から強化ガラスが出てきた。先生だけ隔離されている状況である。いや、俺たちが隔離されたのか?先生はそのまま俺たちをジッと見つめていた。
すると、教室の上部から紫の煙が出てきて、教室中が満たされる。教室中の全員寝てしまった。俺も意識がだんだん遠のいていく。
二日連続でこれかよ。いい加減にしろ!
ただ一人、先生を除いて。
先生はポケットからリモコンを取り出し、教室の鍵を開けた。すると外から迷彩柄の服とガスマスクをつけた人たちが入ってきた。
「皆さん運び出しお願いしますね。」
「はい、お任せください。」
生徒は全員運び出された。
俺は目を覚ました。
「おっ目覚ましたか」
修司が声をかけてきた。
「ああ、けど何なんだ?この状態は。」
俺たちは全員ベッドの上に乗せられて、動けないように固定されていた。まるでミノムシだ。
「わっかんね。」
修司は意外と落ち着いているようだった。
奥の扉が開いて研究者のような人が入ってくる。美人だが冷たい目をしていている人だ。髪は水色でスタイルもよい。
「君たちはこれから、一つ注射を受けてもらう。拒否権はない。」
美人研究者は全員に素早く注射を打った。
「ふむ、これから反応が出てくるので耐えるように。死ぬかもしれないからな。」
その言葉を聞いたとき、全員の顔が青ざめた。
それぞれが叫びだす。
「は?何でこんなことになってんだよ!俺を開放しろ!!!!」
「助けてお母さん…」
「…」
怯えすぎて声が出ていないものもいる。
俺は恐怖に耐えながら修司に声をかけた。
「なあ、俺たち死ぬのか?なんだか体が熱くなってきてるんだが」
体が熱くなり、心臓の鼓動も普通では考えられないほど早くなってきている。
「わっかんね。」
これでも落ち着いていられるのか……
「何でそんなに落ち着いていられるんだ?」
自然と言葉に出ていた。
「俺にはなんもないからさ。家族もおらんし…だから別に死んでもええと思ってんねん。」
「そんなこt……」
すると一人が叫びだした。
グワアアアアアアアアアアアアアアア
鼓膜が破れそうなほどの叫びだ。尋常ではない。
それから次々と連鎖的に起きる。
ギャアアアアアアアアアアアアアアア
キャアアアアアアアアアアアアアアア
体を固定されていて耳を塞ぐことができない。
俺は修司にこれからすることを真似しろと伝えた。
アホの子みたいだが、仕方ないので俺は口を開け”あ~”と声を出す。
これは頭がおかしくなったわけではない。
口を閉じたままだと爆音によって生じる衝撃圧の逃げ場がなくなるので、鼓膜が破れる可能性があるのだ。
修司も真似してくれたようだ。
数分経つとやっと静かな時間が訪れた。それからすぐに扉が開く音がした。先ほどの美人研究者である。
「やっと収まったな。ふむ、生き残ったのはお前ら二人だけか。」
俺と修司は目を見合わせる。
修司は口を開いた。
「俺たちなんも起こらんかったで?それに、ほかのやつは全員死んだんか?」
いつの間にか体は元通りになっていた。
「そうだ。君たちにはこれから検査を受けてもらう。」
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