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修業 智尋
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そこには、彩香、一色と比津見、西野と北野がいた。
「ここで修業だ。能力を使いこなせるようになれ」
南はそのまま帰っていった。
「それじゃあ修業始めていくよ♪」
パキパキと拳の骨を鳴らしている。
智尋は一色、修司は西野と北野、彩香は比津見と修行することとなった。
一色は智尋の体を舐め回すように、ジロジロと観察している。
「何でそんなに見てくるんだよ。さっさと始めろ」
「わかったわかった、そんな怒るなよ♪」
一色は背筋を伸ばしながら欠伸をする。
「とりあえず、能力見せてみ?」
「わかった」
胸の辺りに力を集中させ、黒い外骨格を創造する。
少しずつ外骨格が大きくなっていく。
やがて限界が来たらしく、大きくならないようになった。
「そうだなあ、創造するまでのスピードが遅いな♪創造系はイメージが大切だ♪」
「イメージって言われてもな・・・・・・」
「ならこれを見てみろよ♪」
スマホには盾の画像が大量に写し出されていた。
「これじゃあちょっと無理な気がする」
「しょうがないな♪これならどうだ?」
次は、ニチアサにやっている女児向けアニメの変身シーンを見せる。
光の輪が体を通ったあとに服が作られていく。
「何となくはわかった」
智尋は変身のイメージを思い浮かべながら、もう一度試してみる。
「少し早くなったかな?劇的にとはいかないな♪」
ニヤニヤとこちらを見ている。
一色は少し考えたあと、次の修行を伝える。
「次は違う箇所に出す修行だ♪はじめは手に出してみろ」
智尋は言われた通り手に力を腕に込めるが、いくら経っても変化は訪れない。
しばらくすると、智尋は疲れて腕に力を入れることができなくなった。
一色もため息をついて、その場に座り込んだ。
「真面目に教えろよ」
「いや、俺からしたら1+1を教えてるようなもんなんだよな♪」
「グッ!!お前そんな簡単に能力を扱えたのか?」
「ああ、ポンって感じでやったらできた♪」
「ポンか・・・・・・俺もやってみるか。せーの、ポンッ!!えええ、できた・・・・・・」
智尋の腕にはしっかりと黒の外骨格が出現しており、手の回りに着いている。
驚きのあまり、声が出ていない様子だ。
一色も目を見開いている。
「やったらできんじゃん♪適当言っただけなのになw」
「適当なこといってんじゃねーよ」
智尋が殴りにかかるが、掠りもしない。
一色はまた智尋の横に立っており、肩を叩いてくる。
「お前の能力はなんなんだ?」
「いいね、教えてあげよう♪俺の能力はバッタの自然体系だ。この前のも今回のも、能力を使ったからできた芸当だな♪」
「バッタって弱そうだけどな」
智尋は軽く笑いながら挑発した。
「おいおい、そんなこと言ってないでさっさと全身どこにでも創造できるように練習しろよ♪」
一色は智尋の挑発を軽く流しながら、水を飲んでいる。
「はあ、比津見さんとがよかったよ・・・・・・」
「なんだお前、比津見に惚れてんのか?」
「ああ、そうだ!比津見さんに惚れてんだよ!BSSとか体験させんじゃねーぞ」
一色に取られると思ったのか、智尋は大きな声で釘を刺しにいく。
それが聞こえたのか、比津見の顔も真っ赤になっている。
その瞬間足をとられ、こけてしまった。
「きゃっ!!」
「大丈夫ですか?」
彩香が声をかけると、恥ずかしそうにしながら立ち上がった。
「はは、続けようか」
「はい」
「心配するなよ♪俺は妹しか愛さないからな♪」
「ほんとにヤバイな、お前。まあ、愛するとかじゃないけど守りたいって気持ちはわかるぜ」
笑いながら智尋に声をかける。
「お前はもっとその能力を使いこなせるようにならないとな♪それと重要だから言うが、トレーニングマシーンとか使って筋肉つけとけよ♪」
「わ、わかった」
周りはまだ修行しており、智尋は筋トレしにいった。
メッセージが来た。
「一色からか......」
内容は、夜の8時にまたここに来い、と書かれてあった。
「ここで修業だ。能力を使いこなせるようになれ」
南はそのまま帰っていった。
「それじゃあ修業始めていくよ♪」
パキパキと拳の骨を鳴らしている。
智尋は一色、修司は西野と北野、彩香は比津見と修行することとなった。
一色は智尋の体を舐め回すように、ジロジロと観察している。
「何でそんなに見てくるんだよ。さっさと始めろ」
「わかったわかった、そんな怒るなよ♪」
一色は背筋を伸ばしながら欠伸をする。
「とりあえず、能力見せてみ?」
「わかった」
胸の辺りに力を集中させ、黒い外骨格を創造する。
少しずつ外骨格が大きくなっていく。
やがて限界が来たらしく、大きくならないようになった。
「そうだなあ、創造するまでのスピードが遅いな♪創造系はイメージが大切だ♪」
「イメージって言われてもな・・・・・・」
「ならこれを見てみろよ♪」
スマホには盾の画像が大量に写し出されていた。
「これじゃあちょっと無理な気がする」
「しょうがないな♪これならどうだ?」
次は、ニチアサにやっている女児向けアニメの変身シーンを見せる。
光の輪が体を通ったあとに服が作られていく。
「何となくはわかった」
智尋は変身のイメージを思い浮かべながら、もう一度試してみる。
「少し早くなったかな?劇的にとはいかないな♪」
ニヤニヤとこちらを見ている。
一色は少し考えたあと、次の修行を伝える。
「次は違う箇所に出す修行だ♪はじめは手に出してみろ」
智尋は言われた通り手に力を腕に込めるが、いくら経っても変化は訪れない。
しばらくすると、智尋は疲れて腕に力を入れることができなくなった。
一色もため息をついて、その場に座り込んだ。
「真面目に教えろよ」
「いや、俺からしたら1+1を教えてるようなもんなんだよな♪」
「グッ!!お前そんな簡単に能力を扱えたのか?」
「ああ、ポンって感じでやったらできた♪」
「ポンか・・・・・・俺もやってみるか。せーの、ポンッ!!えええ、できた・・・・・・」
智尋の腕にはしっかりと黒の外骨格が出現しており、手の回りに着いている。
驚きのあまり、声が出ていない様子だ。
一色も目を見開いている。
「やったらできんじゃん♪適当言っただけなのになw」
「適当なこといってんじゃねーよ」
智尋が殴りにかかるが、掠りもしない。
一色はまた智尋の横に立っており、肩を叩いてくる。
「お前の能力はなんなんだ?」
「いいね、教えてあげよう♪俺の能力はバッタの自然体系だ。この前のも今回のも、能力を使ったからできた芸当だな♪」
「バッタって弱そうだけどな」
智尋は軽く笑いながら挑発した。
「おいおい、そんなこと言ってないでさっさと全身どこにでも創造できるように練習しろよ♪」
一色は智尋の挑発を軽く流しながら、水を飲んでいる。
「はあ、比津見さんとがよかったよ・・・・・・」
「なんだお前、比津見に惚れてんのか?」
「ああ、そうだ!比津見さんに惚れてんだよ!BSSとか体験させんじゃねーぞ」
一色に取られると思ったのか、智尋は大きな声で釘を刺しにいく。
それが聞こえたのか、比津見の顔も真っ赤になっている。
その瞬間足をとられ、こけてしまった。
「きゃっ!!」
「大丈夫ですか?」
彩香が声をかけると、恥ずかしそうにしながら立ち上がった。
「はは、続けようか」
「はい」
「心配するなよ♪俺は妹しか愛さないからな♪」
「ほんとにヤバイな、お前。まあ、愛するとかじゃないけど守りたいって気持ちはわかるぜ」
笑いながら智尋に声をかける。
「お前はもっとその能力を使いこなせるようにならないとな♪それと重要だから言うが、トレーニングマシーンとか使って筋肉つけとけよ♪」
「わ、わかった」
周りはまだ修行しており、智尋は筋トレしにいった。
メッセージが来た。
「一色からか......」
内容は、夜の8時にまたここに来い、と書かれてあった。
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