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第1章
爆裂リコマ山のキャンプでレベルアップ~トーチャ焼きの発明~
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マリオとヒカルは風刀で薪に使えそうな木を切ってきた。
リカコとミチルは市場に買い出しに行き、ベーコンの塊とスパークリングワインを箱で買ってきた。
マリオはワイングラスを具現化していた。ガラスの材料は抽出が終わったクズ石(二酸化ケイ素)から生成しているのだった。イポニアでの一般的な容器は木のマグカップか陶器のカップで教会か貴族専用で裕福な平民は木のゴブレットを使った。
「お疲れ様でした~乾杯!」
「リカコさん、甘口で飲みやすいです」
「ミチルさん、一気飲みは絶対にダメよ」
「ヒカル、よく見てて」
「我が名はミチリン、爆裂魔法を極めし至高の魔女」
「エクスプロージョン」
チュドーン、爆音がして薪台は吹っ飛んだ。
「ミチル、やめてよ、あ~あ、キャンプファイヤーが台無しだよ」
スパークリングワインを一気飲みしたミチルは酔いで魔力制御が甘くなり、エクスプロージョンで爆散し、その場で寝てしまった。
「ミチルがミチリンになりきりなら僕も作るぞ」
ヒカルはスパークリングワインを一気飲みしてから、具現化を発動して灼炎刀を作った。
シュン、ドゴーン、シュン、ドゴーン 「あ~目が回ってきた」
酔った勢いで急激に動いたのでヒカルもスパークリングワインの酔いが回って寝てしまった。
「リカコ、二人を寝かせてキャンピングカーまで運ぼう」
「キュアポイズン」
「リカコ、その魔法は?」
「解毒魔法よ、お酒の酔いは毒の一種だから」
「ふ~ん、便利だね」
「「レビテイト」」
「それにしても、全く似た者同士で困ったね」
「そうでは無いわ。ヒカルとミチルは、魔法が使えるようになって、プッツリ、緊張の糸が切れたと思うの」
「それって、今までは自重してたの?」
「そうよ、元の世界と異世界のギャップよ」
「ああ~、それなら俺たちも最初は苦労したね」
「二人は若いからなおさらよ」
「リカコ、こんな場所でログハウスに泊まったら素敵だろうね」
「マリオさんは、キャンプが本当に好きなのね」
「よし決めた、俺たちも自重無しで行こうよ」
「えっ、それって、元の世界の道具を具現化で作るの?」
「そうだよ、この世界の冒険者とつるむ時は別だけど、基本は4人パーティだから遠慮なしさ」
「そうよね、私も冒険者が剣だけで魔物と戦うって、本当にナンセンスだと思ってわ」
「そうだろう、昔の戦は、刀と馬だった。だが、信長は火縄銃で戦の形を変えた」
「俺は、魔導具で生活の質を変えたい。理屈は抜きしてまずは豊かになっていこうよ」
「マリオさん、それ……戦国武将みたいなこと言っているよ」
「マリオさん、少し酔っ払っていない?」
「うん、そうかな」
「俺は俺の信長だ。自重無しで行くぞ」
「キュアポイズン」
マリオは体が少し光って酔いがさめていった。
◇ ◇ ◇ ◇
翌朝……ヒカルとミチルはスッキリした朝を迎えた。
「ミチル、おはよう」
「ヒカル、おはよう」
「ヒカル、ミチル、ご飯よ」
「は~い」
アウトドアテーブルの上にはエラポリ市で購入した味噌で作った味噌汁とご飯が並んだ。マリオとリカコは特に日本食こだわりは無かったが、お酒を飲んだ翌朝なのでリカコが味噌汁を作ったのだ。
「リカコさん、日本食って、どうしたんですか?」
「これからは、遠慮しないで私たちが食べたいものを食べるの」
「えっ、ひょっとして、昨夜、何かやらかしましたか?」
「あなたたちが似たもの同士だってよく分かったわ」
リカコがニッコリ微笑んだが、ヒカルもミチルも記憶が完全に飛んでいた。
「さあ、ご飯を食べたら冒険の再開だ」
「ヒカル、自分の武器を用意して。昨夜作った剣だよ」
「ミチルは、杖を用意して」
2番目の洞窟はオークのコロニーだった。養豚場の臭いで洞窟に入る前に鼻が曲がってしまいそうだった。
「「「「消臭」」」」
全員で消臭魔法をかけた。 どうやら、見張りのオークが気づいたようで、洞窟の入口から顔を出した。
「ヒカル、今だ」
「ファイアーランス」
ヒカルの短剣から炎の矢が放たれ、オークの眉間に刺さり絶命した。
「ミチル、やった~」
「ヒカル、ストーンバレットを高速化してライフルの弾みたいに飛ばそう」
「はい」
ブヒ、ブヒ、ブヒ、見張りの絶命でオークが集団で洞窟入口に集まってきた。
「ストーンバレット」「ストーンバレット」「ストーンバレット」
「ファイアーランス」「ファイアーランス」
ドサッ、ドサッ、ドサッ……オークが折り重なって絶命していった。
「リカコ、赤い点は?」
「大きいのが来るわ」
「皆さん、サンダーボルトを全員で唱えましょう」
「「「「サンダーボルト」」」」
青白い稲光は洞窟の中まで走り、オークキングが絶命していた。
「お疲れ様でした。これは神界からヒカルさんとミチルさんへの下賜品でタブレットです」
「神界では、勇者聖女の事で揉めており、皆さんがこれから向かう予定のタートル市は既に勇者と聖女が3組もいることが分かってきたのです」
「ウリエル、俺たちはタートル市に行かない方がトラブルに巻き込まれないのと違うのか?」
「そうです。わざわざ危険を犯して勇者聖女と喧嘩する必要はありません。とりあえず今日の予定は終了して、ギルドでオークを解体してもらいましょう」
「リカコさん、ベーコン、ソーセージ作りですか?」
「ミチル、あなたソーセージが好きなの?」
「はい、ヒカルさんも大好きで、休みの日はソーセージエッグマフィンを食べるが楽しみだったのです」
「マリオさん、ギルドに行きましょう。ソーセージ作りの器具を見てきましょう」
「そうだね」
◇ ◇ ◇ ◇
「ミナさん、こんにちは」
「マリオさん、リカコさん、ヒカルさんとミチルさんもこんにちは、今日は何のご用でしょうか?」
「はい、魔物の買い取りと解体をお願いしたいのです」
「分かりました。それでは、皆さんのカードをお借りします」
「ステータス」
ギルドの受付嬢は、4人のカードに残された討伐記録を見て目を丸くしていた。冒険者カードはランクだけなく、魔物の討伐記録が自動記録されるスグレモノだった。
「……この数、皆さんで全部討伐されたんですか?」
「ギルマス、サブマス、大変です~マリオさんたちが……」パタパタと慌ててミナさんが奥にかけていった。数分後、解体倉庫に案内されて、収納からオークを出した。
「マリオ、お前たち何処で狩りをしてきたんだ?」
「はい、リコマ山の麓の洞窟です」
「あそこの山は道がないから未開だったが……どうやって行った?」
「ハラカシ町まで乗合馬車で、そこから飛んで行きました」
「はぁ~、お前たち空を飛べるのか?」
「何となく使ったら飛べるようになりました」
マリオは積み上げられたオークをレビテイトで浮かせた。バルドさんは頭を抱え込んでしまった。
「バルドさん、マリオさんたちの実力は本物ですよ。あの重いオークを浮かせるのですから」
サブマスターのカレンが状況を見て判断を下した。
「分かった。機械を用意させるので全員のステータスをもう一度確認させてくれ」
(マリオさん、隠蔽魔法でマリオさんとリカコさんはLV40、ヒカルさんとミチルさんはLV25にしておきます)
(本当の数値を表示すると大混乱になります)
(ウリエル、任せるよ)
「何だこの数値は……一昨日来た時はLV5のひよっこが、いきなりLV25なんて……」
「バルドさん、ゴブリンの討伐記録が全員で20体倒したようです。魔法でレベルが爆上がりするのは当たり前かと思われます」
「カレン、王都の本部に問い合わせてくれ……勇者、聖女の情報と照らし合わせてくれ」
「分かりました。紹介をかけます」
「バルドさん、マリオたちは他の勇者、聖女の情報と照らし合わせても実力は本物です」
「わかった。貢献度を加味してマリオたちはBランク昇級だ」
「それで、このオーク肉なんですが、解体していただけますか?」
「ああ、それは大丈夫だ。お前たち自分で調理するのか?」
「はい。ソーセージにしたいんです」
「……ソーセージ?」
「腸詰めとは違う、ソーセージと呼ばれる加工食品です」
「マリオ、羊皮紙に詳しく説明を書いてくれ……もしよければギルドでレシピを買い取ろう」
マリオはソーセージのレシピを書いた。
◇ ◇ ◇ ◇
オーク肉(豚ひき肉)
豚脂(ラード)
ハーブ(セージ、タイムなど)
スパイス(ブラックペッパー、ナツメグなど)
塩、砂糖
ケーシング(羊腸など)
保存方法は氷魔法で管理
◇ ◇ ◇ ◇
「このソーセージは子どもの腕くらいの太さになります。薄く切ったソーセージをスキレットで焼き」
「それを丸いパンに挟んで出来上がりです」
「案外と簡単だな」
「バルドさん、早速、食堂で作らせます」
「マリオ、レシピは使わせてもらっていいか?」
「はい、無料で使ってください」
こうして、ナニサカのギルドは『トーチャ焼き』の元祖になり、冒険者たちはオーク肉を手に入れるためにダンジョンに潜った。トンチャンとは元の世界で豚ホルモンの事で、ダンジョンの外れドロップ品だった、イポニアでは魔物の内臓は“危険部位”として避けられていたので、トーチャ焼きは直ぐに看板メニューになったのだった。
「マリオ、昇級処理が終わった。こちらが新しいBランクカードだ」
「そして、新人の二人はDランクだ。但し、明日は中級講習を受けて欲しい」
こうして、マリオたちはナニサカ市で認められたのだった。
続く──
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リカコとミチルは市場に買い出しに行き、ベーコンの塊とスパークリングワインを箱で買ってきた。
マリオはワイングラスを具現化していた。ガラスの材料は抽出が終わったクズ石(二酸化ケイ素)から生成しているのだった。イポニアでの一般的な容器は木のマグカップか陶器のカップで教会か貴族専用で裕福な平民は木のゴブレットを使った。
「お疲れ様でした~乾杯!」
「リカコさん、甘口で飲みやすいです」
「ミチルさん、一気飲みは絶対にダメよ」
「ヒカル、よく見てて」
「我が名はミチリン、爆裂魔法を極めし至高の魔女」
「エクスプロージョン」
チュドーン、爆音がして薪台は吹っ飛んだ。
「ミチル、やめてよ、あ~あ、キャンプファイヤーが台無しだよ」
スパークリングワインを一気飲みしたミチルは酔いで魔力制御が甘くなり、エクスプロージョンで爆散し、その場で寝てしまった。
「ミチルがミチリンになりきりなら僕も作るぞ」
ヒカルはスパークリングワインを一気飲みしてから、具現化を発動して灼炎刀を作った。
シュン、ドゴーン、シュン、ドゴーン 「あ~目が回ってきた」
酔った勢いで急激に動いたのでヒカルもスパークリングワインの酔いが回って寝てしまった。
「リカコ、二人を寝かせてキャンピングカーまで運ぼう」
「キュアポイズン」
「リカコ、その魔法は?」
「解毒魔法よ、お酒の酔いは毒の一種だから」
「ふ~ん、便利だね」
「「レビテイト」」
「それにしても、全く似た者同士で困ったね」
「そうでは無いわ。ヒカルとミチルは、魔法が使えるようになって、プッツリ、緊張の糸が切れたと思うの」
「それって、今までは自重してたの?」
「そうよ、元の世界と異世界のギャップよ」
「ああ~、それなら俺たちも最初は苦労したね」
「二人は若いからなおさらよ」
「リカコ、こんな場所でログハウスに泊まったら素敵だろうね」
「マリオさんは、キャンプが本当に好きなのね」
「よし決めた、俺たちも自重無しで行こうよ」
「えっ、それって、元の世界の道具を具現化で作るの?」
「そうだよ、この世界の冒険者とつるむ時は別だけど、基本は4人パーティだから遠慮なしさ」
「そうよね、私も冒険者が剣だけで魔物と戦うって、本当にナンセンスだと思ってわ」
「そうだろう、昔の戦は、刀と馬だった。だが、信長は火縄銃で戦の形を変えた」
「俺は、魔導具で生活の質を変えたい。理屈は抜きしてまずは豊かになっていこうよ」
「マリオさん、それ……戦国武将みたいなこと言っているよ」
「マリオさん、少し酔っ払っていない?」
「うん、そうかな」
「俺は俺の信長だ。自重無しで行くぞ」
「キュアポイズン」
マリオは体が少し光って酔いがさめていった。
◇ ◇ ◇ ◇
翌朝……ヒカルとミチルはスッキリした朝を迎えた。
「ミチル、おはよう」
「ヒカル、おはよう」
「ヒカル、ミチル、ご飯よ」
「は~い」
アウトドアテーブルの上にはエラポリ市で購入した味噌で作った味噌汁とご飯が並んだ。マリオとリカコは特に日本食こだわりは無かったが、お酒を飲んだ翌朝なのでリカコが味噌汁を作ったのだ。
「リカコさん、日本食って、どうしたんですか?」
「これからは、遠慮しないで私たちが食べたいものを食べるの」
「えっ、ひょっとして、昨夜、何かやらかしましたか?」
「あなたたちが似たもの同士だってよく分かったわ」
リカコがニッコリ微笑んだが、ヒカルもミチルも記憶が完全に飛んでいた。
「さあ、ご飯を食べたら冒険の再開だ」
「ヒカル、自分の武器を用意して。昨夜作った剣だよ」
「ミチルは、杖を用意して」
2番目の洞窟はオークのコロニーだった。養豚場の臭いで洞窟に入る前に鼻が曲がってしまいそうだった。
「「「「消臭」」」」
全員で消臭魔法をかけた。 どうやら、見張りのオークが気づいたようで、洞窟の入口から顔を出した。
「ヒカル、今だ」
「ファイアーランス」
ヒカルの短剣から炎の矢が放たれ、オークの眉間に刺さり絶命した。
「ミチル、やった~」
「ヒカル、ストーンバレットを高速化してライフルの弾みたいに飛ばそう」
「はい」
ブヒ、ブヒ、ブヒ、見張りの絶命でオークが集団で洞窟入口に集まってきた。
「ストーンバレット」「ストーンバレット」「ストーンバレット」
「ファイアーランス」「ファイアーランス」
ドサッ、ドサッ、ドサッ……オークが折り重なって絶命していった。
「リカコ、赤い点は?」
「大きいのが来るわ」
「皆さん、サンダーボルトを全員で唱えましょう」
「「「「サンダーボルト」」」」
青白い稲光は洞窟の中まで走り、オークキングが絶命していた。
「お疲れ様でした。これは神界からヒカルさんとミチルさんへの下賜品でタブレットです」
「神界では、勇者聖女の事で揉めており、皆さんがこれから向かう予定のタートル市は既に勇者と聖女が3組もいることが分かってきたのです」
「ウリエル、俺たちはタートル市に行かない方がトラブルに巻き込まれないのと違うのか?」
「そうです。わざわざ危険を犯して勇者聖女と喧嘩する必要はありません。とりあえず今日の予定は終了して、ギルドでオークを解体してもらいましょう」
「リカコさん、ベーコン、ソーセージ作りですか?」
「ミチル、あなたソーセージが好きなの?」
「はい、ヒカルさんも大好きで、休みの日はソーセージエッグマフィンを食べるが楽しみだったのです」
「マリオさん、ギルドに行きましょう。ソーセージ作りの器具を見てきましょう」
「そうだね」
◇ ◇ ◇ ◇
「ミナさん、こんにちは」
「マリオさん、リカコさん、ヒカルさんとミチルさんもこんにちは、今日は何のご用でしょうか?」
「はい、魔物の買い取りと解体をお願いしたいのです」
「分かりました。それでは、皆さんのカードをお借りします」
「ステータス」
ギルドの受付嬢は、4人のカードに残された討伐記録を見て目を丸くしていた。冒険者カードはランクだけなく、魔物の討伐記録が自動記録されるスグレモノだった。
「……この数、皆さんで全部討伐されたんですか?」
「ギルマス、サブマス、大変です~マリオさんたちが……」パタパタと慌ててミナさんが奥にかけていった。数分後、解体倉庫に案内されて、収納からオークを出した。
「マリオ、お前たち何処で狩りをしてきたんだ?」
「はい、リコマ山の麓の洞窟です」
「あそこの山は道がないから未開だったが……どうやって行った?」
「ハラカシ町まで乗合馬車で、そこから飛んで行きました」
「はぁ~、お前たち空を飛べるのか?」
「何となく使ったら飛べるようになりました」
マリオは積み上げられたオークをレビテイトで浮かせた。バルドさんは頭を抱え込んでしまった。
「バルドさん、マリオさんたちの実力は本物ですよ。あの重いオークを浮かせるのですから」
サブマスターのカレンが状況を見て判断を下した。
「分かった。機械を用意させるので全員のステータスをもう一度確認させてくれ」
(マリオさん、隠蔽魔法でマリオさんとリカコさんはLV40、ヒカルさんとミチルさんはLV25にしておきます)
(本当の数値を表示すると大混乱になります)
(ウリエル、任せるよ)
「何だこの数値は……一昨日来た時はLV5のひよっこが、いきなりLV25なんて……」
「バルドさん、ゴブリンの討伐記録が全員で20体倒したようです。魔法でレベルが爆上がりするのは当たり前かと思われます」
「カレン、王都の本部に問い合わせてくれ……勇者、聖女の情報と照らし合わせてくれ」
「分かりました。紹介をかけます」
「バルドさん、マリオたちは他の勇者、聖女の情報と照らし合わせても実力は本物です」
「わかった。貢献度を加味してマリオたちはBランク昇級だ」
「それで、このオーク肉なんですが、解体していただけますか?」
「ああ、それは大丈夫だ。お前たち自分で調理するのか?」
「はい。ソーセージにしたいんです」
「……ソーセージ?」
「腸詰めとは違う、ソーセージと呼ばれる加工食品です」
「マリオ、羊皮紙に詳しく説明を書いてくれ……もしよければギルドでレシピを買い取ろう」
マリオはソーセージのレシピを書いた。
◇ ◇ ◇ ◇
オーク肉(豚ひき肉)
豚脂(ラード)
ハーブ(セージ、タイムなど)
スパイス(ブラックペッパー、ナツメグなど)
塩、砂糖
ケーシング(羊腸など)
保存方法は氷魔法で管理
◇ ◇ ◇ ◇
「このソーセージは子どもの腕くらいの太さになります。薄く切ったソーセージをスキレットで焼き」
「それを丸いパンに挟んで出来上がりです」
「案外と簡単だな」
「バルドさん、早速、食堂で作らせます」
「マリオ、レシピは使わせてもらっていいか?」
「はい、無料で使ってください」
こうして、ナニサカのギルドは『トーチャ焼き』の元祖になり、冒険者たちはオーク肉を手に入れるためにダンジョンに潜った。トンチャンとは元の世界で豚ホルモンの事で、ダンジョンの外れドロップ品だった、イポニアでは魔物の内臓は“危険部位”として避けられていたので、トーチャ焼きは直ぐに看板メニューになったのだった。
「マリオ、昇級処理が終わった。こちらが新しいBランクカードだ」
「そして、新人の二人はDランクだ。但し、明日は中級講習を受けて欲しい」
こうして、マリオたちはナニサカ市で認められたのだった。
続く──
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