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第3章
飛空石の採掘と足踏みミシン
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ニューヨーキ市から飛行を開始してから6時間後……
ポーン、ポーン、「まもなく飛空石の産出する鉱山上空です」
「周辺10キロ以内にLV99以上の生命体は存在しません。このまま上空100メートルで待機します」
「やっと、到着だ、皆んな~、降りるよ」
「「「「「「「はい」」」」」」」
「アラン、イワン、飛空石の必要量は?
「できる限りたくさん確保したいので大樽100杯以上は確保しましょう」
「「「「「「「「はい」」」」」」」」
「「「「「「「「アースディグ」」」」」」」」
ボコ、ボコ、ボコ、ボコ、ボコ……
「ミサエさん、赤茶けた谷ですね」
「そうね、不思議な感じよね」
「ミサエさん、ダリナさん、ミスリル鉱石の鉱床です」
「エレナ、ベッキ、掘れるの?」
「「はい、大丈夫です」」
「「「「「「「「アースディグ」」」」」」」」
ボコ、ボコ、ボコ、ボコ、ボコ……
「ミサエさん、ダリナ、精錬をお願い」
「ヒロシさん、任せて」
「「「「アースディグ」」」」
ボコ、ボコ、ボコ、ボコ、ボコ……
「「「「アースディグ」」」」
ボコ、ボコ、ボコ、ボコ、ボコ……
「「「「アースディグ」」」」
ボコ、ボコ、ボコ、ボコ、ボコ、ボコ……
「「「「アースディグ」」」」
ボコ、ボコ、ボコ、ボコ、ボコ……
「ダリナ、エレナ、ベッキ、ミスリルを精錬しましょう」
「「「はい」」」
「「「「フォージ・ミスリル」」」」
ゴトン、ゴトン、ゴトン、ゴトン、ゴトン……
「ラファエル、ミスリルのインゴットは何本いるの」
「ミサエさん、もう充分です。残りの鉱石から金と銀が精錬できます」
「ダリナ、エレナ、ベッキ、次は金の精錬よ」
「「「はい」」」
「「「「フォージ・ゴールド」」」」
ゴトン、ゴトン、ゴトン、ゴトン、ゴトン……
「インゴットは15個ですか?」
「そのようね」
「ダリナ、エレナ、ベッキ、次は銀の精錬よ」
「「「はい」」」
「「「「フォージ・シルバー」」」」
ゴトン、ゴトン、ゴトン、ゴトン、ゴトン……
「インゴットは10個ですね」
「そのようね」
「最後は鉄のインゴットよ」
「「「はい」」」
「「「「フォージ・アイアン」」」」
ゴトン、ゴトン、ゴトン、ゴトン、ゴトン……
「ミサエさん、鉄のインゴットはかなり出来ましたね」
「そうね、赤い土だったから鉄分が多いね」
「皆さん、お疲れ様でした。今夜は鉱山上空で一泊します」
「ゴーホーム」
「ヒロシさん、せっかくアメリキ国に来たけど全く観光できていませんね」
「サブロー、そうだね。『ルシファが召喚した勇者・聖女』がいる場所が正確に分かればビクビクする必要はないけどね」
「ミサエさん、私ハンバーガーとポテトに憧れていたのですが……」
「エレナ、ベッキ、貴女たち、勇者・聖女の魔力を見分ける魔道具は作れないの?」
「ミサエさん、ルシファーの邪悪な波動は『ワイバーン型無人機』に搭載のAIクリスタル脳に搭載されていますが、私たちには搭載されていません」
「ヒロシさん、ここから近くて安全な町に移動よ」
「それと、ログハウスにルシファーの邪悪な波動を見分けるAIクリスタル脳をすぐに創って搭載して」
「ミサエさん、分かりました。すぐかかります」
「サブロー、ワイバーンの射撃統制システムAIクリスタル脳を複製だ」
「はい」
「「クリエーション・AIブレーン」」
「アラン、イワン、これで大丈夫か?」
「はい、完璧です。ログハウスの屋根に設置してきます」
「ヒロシさん、残りの『ワイバーン型無人機』7機は夜遅くには完成します」
「了解、お願いするよ」
「では、目的地をサンフランシスキにしますが、邪悪な波動がを検知した場合はアラン、イワン、エレナ、ベッキで対処します」
ポーン、ポーン、「目的地をサンフランシスキに設定、オートパイロット作動、視界クリアー、コース障害無し」
「飛行時間はおよそ2時間です」
「ミサエさん、ダリナさん、お茶が入りました」
「ベッキ、ありがとう」
「ヒロシさん、サブローさん、お茶が入りました」
「イワン、ありがとう」
「プープー、プープー、コース上に邪悪な波動を検知」
「全員戦闘配置」
「射撃統制システム・作動」
「ヒロシさん、あの橋の上のです」
「『ルミナスの矢』用意」
「距離10000メートル」
「撃てー」
ズドンッ! 「対象の無力化を確認」
「ヒロシさん、成功ですね」
「皆んな、ありがとう」
「プープー、プープー、コース上に邪悪な波動を検知」
「ミサエさん、ハンバーガーショップのカップルです」
「『ルミナスの矢』用意」
「距離9000メートル」
「撃てー」
ズドンッ! 「対象の無力化を確認」
「皆さん、『ルシファが召喚した勇者・聖女』の魔力の記録に成功しました」
「魔道具を作成し、AIクリスタル脳に付加します。設置完了、モニター接続」
「ミサエさん、画面にあと2つの点が映っているね」
「ラファエル、画面拡大」
「ヒロシさん、あの建物はひょっとして……」
「サブロー、ボウリング場だ」
「『ルミナスの矢』用意」
「距離12000メートル」
「撃てー」
ズドンッ! 「対象の無力化を確認」
「サンフランシスキの脅威を全て排除完了」
「ふう~、ヒロシさん、これはちょっと面倒ですね」
「そうだね、あまりにも敵が散らばっているよ」
ポーン、ポーン、「目的地のハンバーガー店です」
「皆さん、現在、脅威は有りませんので、転移可能です」
「了解、転移」
「ミサエさん、蟹のお店です」
「ヒロシさん、蟹を買っていくわよ」
「はい」
「ダリナさん、サワードウ種のパンです。酸っぱいですが、購入しましょう」
「ミサエさん、この大きな丸いパンを買っていきますね」
「ええ、お願い」
「ヒロシさん、ワインを買っていきましょう」
「そうだね」
「すみません、ワインを試飲させてもらえませんか?」
「サブロー、かなり美味しいな」
「ええ、スッキリして飲みやすいです」
「兄さんたちが飲んでいるのはナパ・バレーのワインだよ。うちはその特約店なのさ」
「赤と白を各2箱」
「銀貨4枚だ」
ヒロシは店主に銀貨4枚を払って、収納バッグにしまうふりをした。
(ミサエさん、ダリナ、そっちの買い物は済んだの~)
(もうちょっとよ)
「サブロー、俺たちももう少し自由行動をしようか」
「ヒロシさん、ミシンです」
「おお、凄いな」
「でも、金貨5枚って書いてありますね」
「サブロー、店内に入って聞いてみようよ」
「はい」
「いらっしゃいませ」
「店先に飾ってあるミシンはあれだけかな?」
「はい、当店で扱っている最新式で全自動ミシンで金貨5枚です」
「足で交互に踏むミシンは置いてないのかね?」
ヒロシは手を交互にパタパタして足踏みの真似をした。
「はい、10年ほど前までは足踏み式ミシンだったのですが……お~い、倉庫で足踏み式ミシンを見てきてくれ」
「確か1台だけ未使用品があったはずだ」
「は~い、旦那様」
「こちらに1台だけありました」
従業員が台車に乗せて木箱に入った足踏みミシンを出してきてくれた。
「いくらかな?」
「はい、金貨1枚の大サービスでいかがでしょうか?
「針と糸をサービスしてくれるかな」
「分かりました。針と糸はお付けします」
ヒロシは金貨1枚でミシンを購入した。
「ありがとうございました」
「これで当初の目的の1つは完了……っと」
「ヒロシさん、コーラ買ってきます」
「サブローさん、待って下さい」
アランがサブローを追いかけた。
「すみません、箱で売ってもらえますか?」
「ああ、いいけど1箱銀貨1枚だ」
「では、10箱下さい」
「悪いが、俺も商売なので5箱にしてくれ」
「ええ、いいですよ」
サブローは銀貨5枚でコーラ5箱を買った。
「後はドーナッツとフライドチキンだな」
「あっ、ドーナッツメーカーを使っている」
「そうか、ドーナッツメーカーを作ればいいんだ」
「すみません、ドーナッツ12個」
「銅貨1枚と鉄貨2枚だ」
「おじさん、この器具は何処に売っているのですか?」
「これは特注で作らせたのさ」
ドーナッツ屋の親父はもったいぶっていたが……アランがサブローに普通に道具屋で売っていることを教えた。
(ドーナッツメーカーのコピー完了)
(ミンサーのコピー完了、ホットドッグパンの焼型コピー完了)
「ヒロシさん、お待たせ」
「ミサエさん、ダリナさん、収穫はあったかな?」
「はい、蟹をいっぱい買いました。それとパンも」
「ダリナさん、コーラを5箱買ったから毎日飲めるよ」
「サブロー、やったね」
「ミサエさん、足踏みミシンを買ってきました」
「ヒロシさん、ありがとう」
「それと、赤、白のワインです」
「ヒロシさん、ドーナッツメーカーのコピーは完了していますから、具現化で作成可能です」
「あと、ミンサーとホットドッグパンの焼型もコピーを完了していますので、全部具現化で作っておきます」
「アラン、ありがとう」
「じゃぁ、ログハウスに戻って蟹を食べようか?」
「「「ハ~イ」」」
続く──
----------------------------------
追記:堕天使・ルシファーが召喚した勇者と聖女は日系ブラジル人学校の生徒たちです。
全員が教会から勇者・聖女認定されています
【西部地域で無力化された勇者と聖女】
① ケンジ・ルイス・サトウ LV48 【剛体強化】【反射加速】
ユウナ・クラリッサ・カワムラ LV47 【聖域展開】【浄化の手】
主犯格。暴走気質だがスキルは本物。
② タカシ・マルコス・ヤマモト LV42 【空間把握】【瞬間防御】
ミカ・エレナ・フジモト LV43 【癒しの祈り】【精神安定】
倉庫昼寝組。防御系スキル持ち。
③ シン・アントニオ・ナカムラ LV45 【風走術】【跳躍強化】
カレン・ユリ・オオタ LV44 【風精との契約】【軽身術】
機動系ペア。牛から逃げ切った。
④ ジョージ・カズ・イシダ LV47 【魔力制御】【浮遊術】
ナナ・ミユ・タカハシ LV46 【水精との契約】【冷却術】
飛空船チャーター組。魔導適性あり。
ポーン、ポーン、「まもなく飛空石の産出する鉱山上空です」
「周辺10キロ以内にLV99以上の生命体は存在しません。このまま上空100メートルで待機します」
「やっと、到着だ、皆んな~、降りるよ」
「「「「「「「はい」」」」」」」
「アラン、イワン、飛空石の必要量は?
「できる限りたくさん確保したいので大樽100杯以上は確保しましょう」
「「「「「「「「はい」」」」」」」」
「「「「「「「「アースディグ」」」」」」」」
ボコ、ボコ、ボコ、ボコ、ボコ……
「ミサエさん、赤茶けた谷ですね」
「そうね、不思議な感じよね」
「ミサエさん、ダリナさん、ミスリル鉱石の鉱床です」
「エレナ、ベッキ、掘れるの?」
「「はい、大丈夫です」」
「「「「「「「「アースディグ」」」」」」」」
ボコ、ボコ、ボコ、ボコ、ボコ……
「ミサエさん、ダリナ、精錬をお願い」
「ヒロシさん、任せて」
「「「「アースディグ」」」」
ボコ、ボコ、ボコ、ボコ、ボコ……
「「「「アースディグ」」」」
ボコ、ボコ、ボコ、ボコ、ボコ……
「「「「アースディグ」」」」
ボコ、ボコ、ボコ、ボコ、ボコ、ボコ……
「「「「アースディグ」」」」
ボコ、ボコ、ボコ、ボコ、ボコ……
「ダリナ、エレナ、ベッキ、ミスリルを精錬しましょう」
「「「はい」」」
「「「「フォージ・ミスリル」」」」
ゴトン、ゴトン、ゴトン、ゴトン、ゴトン……
「ラファエル、ミスリルのインゴットは何本いるの」
「ミサエさん、もう充分です。残りの鉱石から金と銀が精錬できます」
「ダリナ、エレナ、ベッキ、次は金の精錬よ」
「「「はい」」」
「「「「フォージ・ゴールド」」」」
ゴトン、ゴトン、ゴトン、ゴトン、ゴトン……
「インゴットは15個ですか?」
「そのようね」
「ダリナ、エレナ、ベッキ、次は銀の精錬よ」
「「「はい」」」
「「「「フォージ・シルバー」」」」
ゴトン、ゴトン、ゴトン、ゴトン、ゴトン……
「インゴットは10個ですね」
「そのようね」
「最後は鉄のインゴットよ」
「「「はい」」」
「「「「フォージ・アイアン」」」」
ゴトン、ゴトン、ゴトン、ゴトン、ゴトン……
「ミサエさん、鉄のインゴットはかなり出来ましたね」
「そうね、赤い土だったから鉄分が多いね」
「皆さん、お疲れ様でした。今夜は鉱山上空で一泊します」
「ゴーホーム」
「ヒロシさん、せっかくアメリキ国に来たけど全く観光できていませんね」
「サブロー、そうだね。『ルシファが召喚した勇者・聖女』がいる場所が正確に分かればビクビクする必要はないけどね」
「ミサエさん、私ハンバーガーとポテトに憧れていたのですが……」
「エレナ、ベッキ、貴女たち、勇者・聖女の魔力を見分ける魔道具は作れないの?」
「ミサエさん、ルシファーの邪悪な波動は『ワイバーン型無人機』に搭載のAIクリスタル脳に搭載されていますが、私たちには搭載されていません」
「ヒロシさん、ここから近くて安全な町に移動よ」
「それと、ログハウスにルシファーの邪悪な波動を見分けるAIクリスタル脳をすぐに創って搭載して」
「ミサエさん、分かりました。すぐかかります」
「サブロー、ワイバーンの射撃統制システムAIクリスタル脳を複製だ」
「はい」
「「クリエーション・AIブレーン」」
「アラン、イワン、これで大丈夫か?」
「はい、完璧です。ログハウスの屋根に設置してきます」
「ヒロシさん、残りの『ワイバーン型無人機』7機は夜遅くには完成します」
「了解、お願いするよ」
「では、目的地をサンフランシスキにしますが、邪悪な波動がを検知した場合はアラン、イワン、エレナ、ベッキで対処します」
ポーン、ポーン、「目的地をサンフランシスキに設定、オートパイロット作動、視界クリアー、コース障害無し」
「飛行時間はおよそ2時間です」
「ミサエさん、ダリナさん、お茶が入りました」
「ベッキ、ありがとう」
「ヒロシさん、サブローさん、お茶が入りました」
「イワン、ありがとう」
「プープー、プープー、コース上に邪悪な波動を検知」
「全員戦闘配置」
「射撃統制システム・作動」
「ヒロシさん、あの橋の上のです」
「『ルミナスの矢』用意」
「距離10000メートル」
「撃てー」
ズドンッ! 「対象の無力化を確認」
「ヒロシさん、成功ですね」
「皆んな、ありがとう」
「プープー、プープー、コース上に邪悪な波動を検知」
「ミサエさん、ハンバーガーショップのカップルです」
「『ルミナスの矢』用意」
「距離9000メートル」
「撃てー」
ズドンッ! 「対象の無力化を確認」
「皆さん、『ルシファが召喚した勇者・聖女』の魔力の記録に成功しました」
「魔道具を作成し、AIクリスタル脳に付加します。設置完了、モニター接続」
「ミサエさん、画面にあと2つの点が映っているね」
「ラファエル、画面拡大」
「ヒロシさん、あの建物はひょっとして……」
「サブロー、ボウリング場だ」
「『ルミナスの矢』用意」
「距離12000メートル」
「撃てー」
ズドンッ! 「対象の無力化を確認」
「サンフランシスキの脅威を全て排除完了」
「ふう~、ヒロシさん、これはちょっと面倒ですね」
「そうだね、あまりにも敵が散らばっているよ」
ポーン、ポーン、「目的地のハンバーガー店です」
「皆さん、現在、脅威は有りませんので、転移可能です」
「了解、転移」
「ミサエさん、蟹のお店です」
「ヒロシさん、蟹を買っていくわよ」
「はい」
「ダリナさん、サワードウ種のパンです。酸っぱいですが、購入しましょう」
「ミサエさん、この大きな丸いパンを買っていきますね」
「ええ、お願い」
「ヒロシさん、ワインを買っていきましょう」
「そうだね」
「すみません、ワインを試飲させてもらえませんか?」
「サブロー、かなり美味しいな」
「ええ、スッキリして飲みやすいです」
「兄さんたちが飲んでいるのはナパ・バレーのワインだよ。うちはその特約店なのさ」
「赤と白を各2箱」
「銀貨4枚だ」
ヒロシは店主に銀貨4枚を払って、収納バッグにしまうふりをした。
(ミサエさん、ダリナ、そっちの買い物は済んだの~)
(もうちょっとよ)
「サブロー、俺たちももう少し自由行動をしようか」
「ヒロシさん、ミシンです」
「おお、凄いな」
「でも、金貨5枚って書いてありますね」
「サブロー、店内に入って聞いてみようよ」
「はい」
「いらっしゃいませ」
「店先に飾ってあるミシンはあれだけかな?」
「はい、当店で扱っている最新式で全自動ミシンで金貨5枚です」
「足で交互に踏むミシンは置いてないのかね?」
ヒロシは手を交互にパタパタして足踏みの真似をした。
「はい、10年ほど前までは足踏み式ミシンだったのですが……お~い、倉庫で足踏み式ミシンを見てきてくれ」
「確か1台だけ未使用品があったはずだ」
「は~い、旦那様」
「こちらに1台だけありました」
従業員が台車に乗せて木箱に入った足踏みミシンを出してきてくれた。
「いくらかな?」
「はい、金貨1枚の大サービスでいかがでしょうか?
「針と糸をサービスしてくれるかな」
「分かりました。針と糸はお付けします」
ヒロシは金貨1枚でミシンを購入した。
「ありがとうございました」
「これで当初の目的の1つは完了……っと」
「ヒロシさん、コーラ買ってきます」
「サブローさん、待って下さい」
アランがサブローを追いかけた。
「すみません、箱で売ってもらえますか?」
「ああ、いいけど1箱銀貨1枚だ」
「では、10箱下さい」
「悪いが、俺も商売なので5箱にしてくれ」
「ええ、いいですよ」
サブローは銀貨5枚でコーラ5箱を買った。
「後はドーナッツとフライドチキンだな」
「あっ、ドーナッツメーカーを使っている」
「そうか、ドーナッツメーカーを作ればいいんだ」
「すみません、ドーナッツ12個」
「銅貨1枚と鉄貨2枚だ」
「おじさん、この器具は何処に売っているのですか?」
「これは特注で作らせたのさ」
ドーナッツ屋の親父はもったいぶっていたが……アランがサブローに普通に道具屋で売っていることを教えた。
(ドーナッツメーカーのコピー完了)
(ミンサーのコピー完了、ホットドッグパンの焼型コピー完了)
「ヒロシさん、お待たせ」
「ミサエさん、ダリナさん、収穫はあったかな?」
「はい、蟹をいっぱい買いました。それとパンも」
「ダリナさん、コーラを5箱買ったから毎日飲めるよ」
「サブロー、やったね」
「ミサエさん、足踏みミシンを買ってきました」
「ヒロシさん、ありがとう」
「それと、赤、白のワインです」
「ヒロシさん、ドーナッツメーカーのコピーは完了していますから、具現化で作成可能です」
「あと、ミンサーとホットドッグパンの焼型もコピーを完了していますので、全部具現化で作っておきます」
「アラン、ありがとう」
「じゃぁ、ログハウスに戻って蟹を食べようか?」
「「「ハ~イ」」」
続く──
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追記:堕天使・ルシファーが召喚した勇者と聖女は日系ブラジル人学校の生徒たちです。
全員が教会から勇者・聖女認定されています
【西部地域で無力化された勇者と聖女】
① ケンジ・ルイス・サトウ LV48 【剛体強化】【反射加速】
ユウナ・クラリッサ・カワムラ LV47 【聖域展開】【浄化の手】
主犯格。暴走気質だがスキルは本物。
② タカシ・マルコス・ヤマモト LV42 【空間把握】【瞬間防御】
ミカ・エレナ・フジモト LV43 【癒しの祈り】【精神安定】
倉庫昼寝組。防御系スキル持ち。
③ シン・アントニオ・ナカムラ LV45 【風走術】【跳躍強化】
カレン・ユリ・オオタ LV44 【風精との契約】【軽身術】
機動系ペア。牛から逃げ切った。
④ ジョージ・カズ・イシダ LV47 【魔力制御】【浮遊術】
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