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第2章
ヒロシさん、武器を充実させませんか?
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4人はタイバン島の観光を終えてチェロナ島に戻ってきていた。ミサエさんとダリナはキッチンで乾燥タピオカを水で戻していたのでしばらくはかかるだろうとヒロシは勝手に思い、サブローと一緒にリビングで寛いでいた。
「サブロー、スムージーのミキサーって作れるか?」
「ヒロシさん、そんな時はラファエルに聞いて『検索』ですよ」
「そうだね」
「ラファエル、スムージーのミキサーって作れるかな?」
「はい、地球の大手通販サイト亜騾孫に繋ぐ事で具現化が可能となりました」
「サブロー、『密林』だよな」
「そうです」
スムージーのミキサーはヒロシとサブローが通販サイトの画面で出てきた多機能ミキサーを参考にヒロシはミキサーを2個作った。ヒロシは更に検索してスムージーとタピオカで使えるドリンクボトルも具現化で12個作ったのだった。
「ヒロシさん、武器を充実させませんか?」
「サブロー、どうした?」
「短剣型魔導銃でもいいのですが、対人用に特化したカッコイイ武器が欲しいと思ったからです」
「サブロー、元のアニメの知識を活かして武器を作ってくれ。
サブローは『カッコイイ武器』で検索をかけたが、検索画面に出てくるのはどれもこれも異世界の冒険者が普通に持っているありきたりの物だった。
サブローは検索ワードを色々と試しす事にしたのだった。
「ヒロシさん、アニメの名探偵少年の麻酔銃時計ですよ」
「サブロー、あの探偵少年がおっさんに撃つアレだな」
「ヒロシさん、そうです」
サブローは画面から名探偵少年の麻酔時計を選び、ラファエルがパラライズの魔法を付与した対人用麻酔銃を作った。時計本体とバンドはミスリルで整形して、時計機能は元の世界の時間と比べると微妙に違うようなので諦めて、時計部分に魔石を組み込み相手を拘束するバインドを組み込んだ。サブローは4人分を作ったのだった。
「ヒロシさんは子供の頃に見たアニメとかで思い入れの武器は無いのですか?」
「ああ、俺の時代はアニメで戦艦が宇宙を飛んでいた世代だからな」
「それと、もう少し後で蒸気機関車も宇宙を飛んでいたけど」
「そういえば戦士の銃とかあったな」
「ヒロシさんは殺し屋のおっさんが使っていたM16アサルトライフルで遊ばなかったのですか?」
「サブロー、殺し屋のおっさんの漫画は俺でも知っているけど、こっちの世界で銃火器は一般的で無いのを知っているだろう?」
「そうですね、僕とヒロシさんたちが初めて出会ったときから短剣型魔導銃でしたね」
「そうだよ」
「ヒロシさん、何で冒険者は何で重いバスターソードを使うのですかね」
「本音は派手なバスターソードで傾いて他人にカッコイイと思わせるためと、冒険者自身が身体強化して打撃を高めるためだろうな」
「じゃぁ、片刃のファルシオンを持っている冒険者も傾奇者なのですね」
「そうだろうな」
「俺たちは体も小さいし、体力も無いから魔法銃なら小さくても魔法の力でカバー出来るからね」
「ヒロシさん、それなら剣を持つ必要が全く無いのでは無いですか?」
「サブローは映画に出てくるの魔法学校のメガネ少年のように杖で攻撃したほうがサマになると思うか?」
「それも有りだと言えますが、杖では全く一般的受けしそうにないですね」
「俺もそう思っているからだよ」
「同じようにミサエさんやダリナが使っている両手杖の方が見た目が派手だから同じ魔法でも目立つと思うよ」
「そうなんですか?」
サブローはラファエルに聞いて『司教杖』で検索して色々な杖を見ていた。
「サブロー、聖女の服も司教杖と同じで神への威厳だと思うよ」
「そうでしょうね。別に司教杖が無くても神様とは何度もお会いしていますから」
「そうだよ」
「サブロー、究極の武器は魔法の指輪だと思うよ」
「ヒロシさん、何でですか?」
「指輪に魔法を100種類くらい詰め込んで場合に魔物のレベルに応じて攻撃するのさ」
「ああ、なるほどね」
「ラファエル、魔法を詰め込んだ指輪は出来るか?」
「ヒロシさん、既に亜神になっているのですから、わざわざ魔法の指輪を作る必要は有りませんよ」
「サブロー、俺たちは指輪なしでも既に無敵だった」
「ヒロシさん、そうでした」
ヒロシもサブローも普段はレベルの事を全く気にしていなかったが、仮にドラゴンが1000匹襲ってきても4人で余裕で戦える強さだったのだ。
「サブロー、時計型の麻酔銃はコレクションに作っておこうよ」
「そうですね」
「ヒロシさん、スムージーのジューサーは出来たの?」
「ミサエさん、キッチンに2台置いてあるでしょ」
「ヒロシさん、ありがとう」
「ダリナ、スムージーのレシピを調べて」
「は~い」
「ヒロシさん、サブロー、パイナップルのスムージーよ」
「「ありがとう、いただきま~す」」
「ダリナさん、うまー」
「ミサエさん、美味しいね」
「そうでしょ、はちみつを少し入れたのよ」
「あぁ、なるほど~、聖女様の気配りだね」
「もう、ヒロシさんったら」
「ダリナさん、ヒロシさんとミサエさんはいつも仲良しですね」
「サブロー、私たちも寝室で魔力循環の続きをしようか」
「そうですね」
この後、ダリナとサブローは寝室で魔力循環の続きを始めたのだった。
(話終わり)
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「サブロー、スムージーのミキサーって作れるか?」
「ヒロシさん、そんな時はラファエルに聞いて『検索』ですよ」
「そうだね」
「ラファエル、スムージーのミキサーって作れるかな?」
「はい、地球の大手通販サイト亜騾孫に繋ぐ事で具現化が可能となりました」
「サブロー、『密林』だよな」
「そうです」
スムージーのミキサーはヒロシとサブローが通販サイトの画面で出てきた多機能ミキサーを参考にヒロシはミキサーを2個作った。ヒロシは更に検索してスムージーとタピオカで使えるドリンクボトルも具現化で12個作ったのだった。
「ヒロシさん、武器を充実させませんか?」
「サブロー、どうした?」
「短剣型魔導銃でもいいのですが、対人用に特化したカッコイイ武器が欲しいと思ったからです」
「サブロー、元のアニメの知識を活かして武器を作ってくれ。
サブローは『カッコイイ武器』で検索をかけたが、検索画面に出てくるのはどれもこれも異世界の冒険者が普通に持っているありきたりの物だった。
サブローは検索ワードを色々と試しす事にしたのだった。
「ヒロシさん、アニメの名探偵少年の麻酔銃時計ですよ」
「サブロー、あの探偵少年がおっさんに撃つアレだな」
「ヒロシさん、そうです」
サブローは画面から名探偵少年の麻酔時計を選び、ラファエルがパラライズの魔法を付与した対人用麻酔銃を作った。時計本体とバンドはミスリルで整形して、時計機能は元の世界の時間と比べると微妙に違うようなので諦めて、時計部分に魔石を組み込み相手を拘束するバインドを組み込んだ。サブローは4人分を作ったのだった。
「ヒロシさんは子供の頃に見たアニメとかで思い入れの武器は無いのですか?」
「ああ、俺の時代はアニメで戦艦が宇宙を飛んでいた世代だからな」
「それと、もう少し後で蒸気機関車も宇宙を飛んでいたけど」
「そういえば戦士の銃とかあったな」
「ヒロシさんは殺し屋のおっさんが使っていたM16アサルトライフルで遊ばなかったのですか?」
「サブロー、殺し屋のおっさんの漫画は俺でも知っているけど、こっちの世界で銃火器は一般的で無いのを知っているだろう?」
「そうですね、僕とヒロシさんたちが初めて出会ったときから短剣型魔導銃でしたね」
「そうだよ」
「ヒロシさん、何で冒険者は何で重いバスターソードを使うのですかね」
「本音は派手なバスターソードで傾いて他人にカッコイイと思わせるためと、冒険者自身が身体強化して打撃を高めるためだろうな」
「じゃぁ、片刃のファルシオンを持っている冒険者も傾奇者なのですね」
「そうだろうな」
「俺たちは体も小さいし、体力も無いから魔法銃なら小さくても魔法の力でカバー出来るからね」
「ヒロシさん、それなら剣を持つ必要が全く無いのでは無いですか?」
「サブローは映画に出てくるの魔法学校のメガネ少年のように杖で攻撃したほうがサマになると思うか?」
「それも有りだと言えますが、杖では全く一般的受けしそうにないですね」
「俺もそう思っているからだよ」
「同じようにミサエさんやダリナが使っている両手杖の方が見た目が派手だから同じ魔法でも目立つと思うよ」
「そうなんですか?」
サブローはラファエルに聞いて『司教杖』で検索して色々な杖を見ていた。
「サブロー、聖女の服も司教杖と同じで神への威厳だと思うよ」
「そうでしょうね。別に司教杖が無くても神様とは何度もお会いしていますから」
「そうだよ」
「サブロー、究極の武器は魔法の指輪だと思うよ」
「ヒロシさん、何でですか?」
「指輪に魔法を100種類くらい詰め込んで場合に魔物のレベルに応じて攻撃するのさ」
「ああ、なるほどね」
「ラファエル、魔法を詰め込んだ指輪は出来るか?」
「ヒロシさん、既に亜神になっているのですから、わざわざ魔法の指輪を作る必要は有りませんよ」
「サブロー、俺たちは指輪なしでも既に無敵だった」
「ヒロシさん、そうでした」
ヒロシもサブローも普段はレベルの事を全く気にしていなかったが、仮にドラゴンが1000匹襲ってきても4人で余裕で戦える強さだったのだ。
「サブロー、時計型の麻酔銃はコレクションに作っておこうよ」
「そうですね」
「ヒロシさん、スムージーのジューサーは出来たの?」
「ミサエさん、キッチンに2台置いてあるでしょ」
「ヒロシさん、ありがとう」
「ダリナ、スムージーのレシピを調べて」
「は~い」
「ヒロシさん、サブロー、パイナップルのスムージーよ」
「「ありがとう、いただきま~す」」
「ダリナさん、うまー」
「ミサエさん、美味しいね」
「そうでしょ、はちみつを少し入れたのよ」
「あぁ、なるほど~、聖女様の気配りだね」
「もう、ヒロシさんったら」
「ダリナさん、ヒロシさんとミサエさんはいつも仲良しですね」
「サブロー、私たちも寝室で魔力循環の続きをしようか」
「そうですね」
この後、ダリナとサブローは寝室で魔力循環の続きを始めたのだった。
(話終わり)
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