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第3章
勇者と聖女の再出発
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ハカトン市に到着したシローとスミレさんはハカトン市で早々にハヤト夫妻と合流したのだった……
「ハヤトさん、サクラさん、おじゃましまーす」
ハヤト夫妻が入居しているギルド職員の社宅は冒険者ギルドから歩いて10分ほどの場所に建っていた。建物は全部で6軒建っており、どれも同じ形の家だった。 ハヤト、サクラ夫妻は他のギルド職員と一緒にそこに住んでいたのだった。家賃は一月に銀貨1枚だったので破格の安さには違いなかったが、その代わりに部屋は一部屋しかなく、キッチンは付いていなかった。共同トイレと共同の水くみ場があって、風呂はこの世界では無いに等しいので最低限の住居には違いなかった。
「スミレさん、タブレットを出して」
「ハヤトさん、サクラさん、神様から預かってきたタブレットです」
「お~、これが噂のタブレットなのですか?」
「ええ、こちらに伺う前に作ってきたのです」
「ハヤトさん、スイッチを入れて下さい」
「ああ、これだな」
「ようこそ、ハヤトさん、サクラさん、私は賢者と申します。これから貴方達のお手伝いをしますのでご質問は何なりとお聞き下さい」
「サクラ、タブレットが喋っているぞ」
「本当に久しぶりだわ~、インターネットも何もない世界なのに不思議だね」
「信心深き者たちよ」
タブレットの画面が光って、神様の画像が表示された。
「我らはハカトン市の守護神、ポセイドンとアンフィトリテなり」
「勇者ハヤト、聖女サクラ、今後はジェネオスとアギオスのとして再び活躍するために、シロー殿、スミレ殿から指導を受け早期にレベル99まで成長するのじゃ」
「このタブレットを下賜するので今から使うが良いのじゃ」
「使い方は、シロー殿、スミレ殿からしっかりと教わるのじゃ」
「それから、裏庭にこれからの魔物討伐に行くための乗り物を用意したので、これもシロー殿とスミレ殿から使い方を教わるのじゃ」
そう言われて、ポセイドン様とアンフィトリテ様は消えていかれた。
「シローさん、スミレさん、裏庭の乗り物って何ですか?」
「ハヤトさん、裏庭に出てお二人で確認をして下さい」
「ウホッ!!、キャンピングカーじゃないですか?シローさんどうしたんすか?」
「神様からのプレゼントになりますので、ハヤトさんとサクラさんがそれだけ神様たちに期待されていると言うことです」
「スミレさんとシローさんはこれに乗って王都ケトマスから来たのですか?」
「ええ、そうですよ」
「ハヤトさん、スゴイね、早く乗りたいね」
「そうだね、サクラ、その前にシローさんからタブレットの使い方を教わろうよ」
「そうね」
「コホン……」
シローはワザと咳払いをした。
「ハヤトさん、サクラさん、タブレットは神様との通信装置を兼ねています。それと、タブレットの中の賢者を使うと元の地球のインターネットと繋がっており色々と調べる事が出来るのです」
「まずは、『ステータス・オープン』とタブレットの画面に向かって言ってみて下さい」
「「ステータス・オープン」」
「あっ、画面に数字が表示されたよ、サクラ、見てくれ」
「ハヤト、本当ね、私たちのステータスだね、いつもはギルドでしか見れなかったのにね」
◇ ◇ ◇ ◇
【名前】ハヤト・ミサキ
【種族】人族 転生者
【年齢】22
【称号】勇者
【スキル】
ポセイドン神の加護
収納、分身
【LV】25
【MP】20000
【名前】サクラ・ミサキ
【種族】人族 転生者
【年齢】22
【称号】聖女
【スキル】
アンフィトリテ神の加護
創薬、回復
【LV】25
【MP】25000
◇ ◇ ◇ ◇
「お二人の現在のステータスが表示されておりますので各スキルの詳細は賢者にお聞き下さい。賢者が詳しく教えてくれるはずです。」
「それと、レベルは神様からの神託をこなすとレベルが上がりますので、神様が依頼された神託は必ずお受け下さい」
「次に、画面に向かって『賢者』と言ってみて下さい」
「賢者」
「ハヤトさん、ご用件は何でしょうか?」
「このように、『賢者』は音声認識で命令を聞くので画面に向かってしゃべるだけです」
「試しに『レベルアップ』と言ってみて下さい」
「レベルアップ」
「今日、これからの予定はお二人で魔石採取をしていただき、レベル45までレベルアップしていただきます」
「既に発進準備は出来ておりますので、裏庭のキャンピングカーにお乗りください」
「ハヤトさん、先に運転席に乗り込んで下さい」
「赤いスイッチを入れておいて下さい」
「あっ、車が消えたわ」
「結界が作動しているからです。停車中は赤いリボンが見えていますので、そこから乗って下さい」
皆んなで、キャンピングカーに乗り込んだ。
「運転中は、タブレットを台の上にセットします」
シローはタブレットを台の上に載せた。
「では、サクラさんは助手席に座ってください、俺たちは後部の座席に座りますので」
「ハヤトさん、了解しました。発進準備オッケーですので、運転席の青いボタンを押して下さい。後は自動運転になりますので車内でおくつろぎ下さい」
ハヤトは、青いスイッチをゆっくりと押した。車は少し浮上をして、通りに出てから、山に向かう街道に出た。
「シローさん、この車は静かだね」
「そうですね、魔力で走っているので元の世界のEVに近いと思われます」
「ああ、なるほどな」
ハヤトはキャンピングカーの仕組みを大まかに理解したようだった。
「スミレさん、トイレとシャワーも付いているから安心して旅が出来ますね」
「そうですね、こっちの世界のトイレは馴染めませんから」
「ハヤトさん、魔鉱石の採掘場所はニギハヤ山の洞穴になります」
進行方向に小高い山が見えてきたので、シローは賢者が言っていたニギハヤ山だと思った。サクラとハヤト夫婦は先程からガタガタと震えているように見えるので訳を聞いてみた。
「サクラさん、ハヤトさん、急に震えだしてどうされたのですか?」
「シローさん、スミレさん、恥ずかしい話ですが、私たちのパーティは半年前にニギハヤ山で最後に魔物に負けて帰ってきたのです」
ハヤトはぽつりぽつりと半年前の苦い思い出を語りだした……
九州地方に住んでいたハヤトとサクラは早くに結婚して子どもたちも巣立って第二の人生をスタートしたばかりだった。二人で道の駅に回りながら旅をしていたが、運悪く国道を走行中に居眠り運転のトラックに追突されて異世界へと旅立ったのだった。
ハカトン市に転生してきたときは右も左も分からず苦労したが、サクラの協力もあって海洋ダンジョンで実力を付け、わずか2週間で10階層まで届く成績を出したのだった。
このことに冒険者ギルドもハヤトとサクラの実力を高く評価し、ハカトン市の勇者・聖女として正式にニギハヤ山に討伐チームを出すことが領主命令で決まったのだった。メンバーはハヤトとサクラ夫婦と魔法使い見習いのセリーヌとミレーユ、盾役としてDランクのサンヒとトンファの合計6人のメンバーだった。
「幸いに死者は出なかったのですが、勇者聖女パーティは魔物討伐に失敗してパーティは解散になって、リストラされたのです。現在はハカトン市の嘱託職員で落ち着いていますが、サクラはギルドの受付、俺はダンジョンの案内係をやっております」
「そもそも、最後にあんな強い魔物がいたなんて聞いていなかったし、我々のパーティではレベル不足で最初から無理があったのです」
「そんな辛いことが過去にあったのですか……」
暫くして……
「ハヤトさん、サクラさん、洞窟にいる魔物は何なのですか?」
「サラマンダーです」
「スミレさん、俺たちのタブレットを出して」
「ミカエル、ハヤトさんとサクラさんが、サラマンダーに勝てる確立は何%だ」
「従来のやり方で戦ったら、勝率は0%です」
「シローさんの短剣型魔導銃を改造するのでハヤトさんに進呈して下さい。そうすれば、勝率は100%に上がります」
「賢者、洞窟内は他に魔物はいるのか?」
「洞窟内はサラマンダーが1体のみと思われます」
「シローさん、すごいですね、タブレットは勝率の分析も出来るのですか?」
「そうです、ハヤトさんたちは基礎レベルが足りていないので具現化の発動が遅れていますが、レベルが上がることにより、自分に合った武器の製造が可能になりますので、魔物に対して無敵になれます」
「サクラさんも、レベルが上がることで聖女の術が発動可能になり、回復魔法と上級ポーションが作れるようになると思いますわ」
「スミレさんは、上級ポーションを作られるのですか?」
「ええ、この前から普通に作っていますよ」
「まもなく、洞窟前に到着です」
キャンピングカーはニギハヤ山の洞窟前に到着した。シローたちはタブレットを持って車外に出たのだった。
シローは短剣型魔導銃をハヤトに進呈した。
「ハヤトさん、剣の格好していますが引き金を引けば雷魔法が撃てます」
シローは重力サーベル風魔導銃で見本を見せた。
「シローさん、カッコいいっすね」
「これなら、サラマンダーに勝てそうだ。俺も短剣型魔導銃を改造したいです」
「賢者、俺に合いそうな得物を表示してくれ」
「はい、ハヤトさんの嗜好を考慮すると得物はこちらになります」
「サクラ、子供の頃にアニメで見たロボットライフルだ」
「本当ね」
「ハヤトさん、サクラさんにペニスを握ってもらえば短剣型魔導銃からの改造は早くなります」
シローはハヤトにアドバイスをした。
「サクラ、お願い」
「ええ、握るわよ」
ハヤトとサクラさんは向かい合ったままだった。しばらくしてドドンと太鼓の音がなってロボットライフル風魔導銃が空中に浮かんでいた。
「サクラ、俺の武器が出来たよ」
「ハヤト、良かったね」
「次はサクラの武器も作っておこう」
「賢者、サクラに合いそうな得物を表示してくれ」
「はい、サクラさんが使うのは、こちらの杖はいかがでしょうか?」
「サクラ、こういうのがいいのか?」
「ええ、ドクロの杖よ、カッコイイし最高だわ」
ハヤトは具現化を完全にマスターしたのでサクラの杖は直ぐに出来上がった。
ハヤトとサクラは洞窟の外で数回試し打ちをして完全に武器に慣れた様子だったのでシローたちは洞窟に入ることにした。
(話終わり)
----------------------------------
「ハヤトさん、サクラさん、おじゃましまーす」
ハヤト夫妻が入居しているギルド職員の社宅は冒険者ギルドから歩いて10分ほどの場所に建っていた。建物は全部で6軒建っており、どれも同じ形の家だった。 ハヤト、サクラ夫妻は他のギルド職員と一緒にそこに住んでいたのだった。家賃は一月に銀貨1枚だったので破格の安さには違いなかったが、その代わりに部屋は一部屋しかなく、キッチンは付いていなかった。共同トイレと共同の水くみ場があって、風呂はこの世界では無いに等しいので最低限の住居には違いなかった。
「スミレさん、タブレットを出して」
「ハヤトさん、サクラさん、神様から預かってきたタブレットです」
「お~、これが噂のタブレットなのですか?」
「ええ、こちらに伺う前に作ってきたのです」
「ハヤトさん、スイッチを入れて下さい」
「ああ、これだな」
「ようこそ、ハヤトさん、サクラさん、私は賢者と申します。これから貴方達のお手伝いをしますのでご質問は何なりとお聞き下さい」
「サクラ、タブレットが喋っているぞ」
「本当に久しぶりだわ~、インターネットも何もない世界なのに不思議だね」
「信心深き者たちよ」
タブレットの画面が光って、神様の画像が表示された。
「我らはハカトン市の守護神、ポセイドンとアンフィトリテなり」
「勇者ハヤト、聖女サクラ、今後はジェネオスとアギオスのとして再び活躍するために、シロー殿、スミレ殿から指導を受け早期にレベル99まで成長するのじゃ」
「このタブレットを下賜するので今から使うが良いのじゃ」
「使い方は、シロー殿、スミレ殿からしっかりと教わるのじゃ」
「それから、裏庭にこれからの魔物討伐に行くための乗り物を用意したので、これもシロー殿とスミレ殿から使い方を教わるのじゃ」
そう言われて、ポセイドン様とアンフィトリテ様は消えていかれた。
「シローさん、スミレさん、裏庭の乗り物って何ですか?」
「ハヤトさん、裏庭に出てお二人で確認をして下さい」
「ウホッ!!、キャンピングカーじゃないですか?シローさんどうしたんすか?」
「神様からのプレゼントになりますので、ハヤトさんとサクラさんがそれだけ神様たちに期待されていると言うことです」
「スミレさんとシローさんはこれに乗って王都ケトマスから来たのですか?」
「ええ、そうですよ」
「ハヤトさん、スゴイね、早く乗りたいね」
「そうだね、サクラ、その前にシローさんからタブレットの使い方を教わろうよ」
「そうね」
「コホン……」
シローはワザと咳払いをした。
「ハヤトさん、サクラさん、タブレットは神様との通信装置を兼ねています。それと、タブレットの中の賢者を使うと元の地球のインターネットと繋がっており色々と調べる事が出来るのです」
「まずは、『ステータス・オープン』とタブレットの画面に向かって言ってみて下さい」
「「ステータス・オープン」」
「あっ、画面に数字が表示されたよ、サクラ、見てくれ」
「ハヤト、本当ね、私たちのステータスだね、いつもはギルドでしか見れなかったのにね」
◇ ◇ ◇ ◇
【名前】ハヤト・ミサキ
【種族】人族 転生者
【年齢】22
【称号】勇者
【スキル】
ポセイドン神の加護
収納、分身
【LV】25
【MP】20000
【名前】サクラ・ミサキ
【種族】人族 転生者
【年齢】22
【称号】聖女
【スキル】
アンフィトリテ神の加護
創薬、回復
【LV】25
【MP】25000
◇ ◇ ◇ ◇
「お二人の現在のステータスが表示されておりますので各スキルの詳細は賢者にお聞き下さい。賢者が詳しく教えてくれるはずです。」
「それと、レベルは神様からの神託をこなすとレベルが上がりますので、神様が依頼された神託は必ずお受け下さい」
「次に、画面に向かって『賢者』と言ってみて下さい」
「賢者」
「ハヤトさん、ご用件は何でしょうか?」
「このように、『賢者』は音声認識で命令を聞くので画面に向かってしゃべるだけです」
「試しに『レベルアップ』と言ってみて下さい」
「レベルアップ」
「今日、これからの予定はお二人で魔石採取をしていただき、レベル45までレベルアップしていただきます」
「既に発進準備は出来ておりますので、裏庭のキャンピングカーにお乗りください」
「ハヤトさん、先に運転席に乗り込んで下さい」
「赤いスイッチを入れておいて下さい」
「あっ、車が消えたわ」
「結界が作動しているからです。停車中は赤いリボンが見えていますので、そこから乗って下さい」
皆んなで、キャンピングカーに乗り込んだ。
「運転中は、タブレットを台の上にセットします」
シローはタブレットを台の上に載せた。
「では、サクラさんは助手席に座ってください、俺たちは後部の座席に座りますので」
「ハヤトさん、了解しました。発進準備オッケーですので、運転席の青いボタンを押して下さい。後は自動運転になりますので車内でおくつろぎ下さい」
ハヤトは、青いスイッチをゆっくりと押した。車は少し浮上をして、通りに出てから、山に向かう街道に出た。
「シローさん、この車は静かだね」
「そうですね、魔力で走っているので元の世界のEVに近いと思われます」
「ああ、なるほどな」
ハヤトはキャンピングカーの仕組みを大まかに理解したようだった。
「スミレさん、トイレとシャワーも付いているから安心して旅が出来ますね」
「そうですね、こっちの世界のトイレは馴染めませんから」
「ハヤトさん、魔鉱石の採掘場所はニギハヤ山の洞穴になります」
進行方向に小高い山が見えてきたので、シローは賢者が言っていたニギハヤ山だと思った。サクラとハヤト夫婦は先程からガタガタと震えているように見えるので訳を聞いてみた。
「サクラさん、ハヤトさん、急に震えだしてどうされたのですか?」
「シローさん、スミレさん、恥ずかしい話ですが、私たちのパーティは半年前にニギハヤ山で最後に魔物に負けて帰ってきたのです」
ハヤトはぽつりぽつりと半年前の苦い思い出を語りだした……
九州地方に住んでいたハヤトとサクラは早くに結婚して子どもたちも巣立って第二の人生をスタートしたばかりだった。二人で道の駅に回りながら旅をしていたが、運悪く国道を走行中に居眠り運転のトラックに追突されて異世界へと旅立ったのだった。
ハカトン市に転生してきたときは右も左も分からず苦労したが、サクラの協力もあって海洋ダンジョンで実力を付け、わずか2週間で10階層まで届く成績を出したのだった。
このことに冒険者ギルドもハヤトとサクラの実力を高く評価し、ハカトン市の勇者・聖女として正式にニギハヤ山に討伐チームを出すことが領主命令で決まったのだった。メンバーはハヤトとサクラ夫婦と魔法使い見習いのセリーヌとミレーユ、盾役としてDランクのサンヒとトンファの合計6人のメンバーだった。
「幸いに死者は出なかったのですが、勇者聖女パーティは魔物討伐に失敗してパーティは解散になって、リストラされたのです。現在はハカトン市の嘱託職員で落ち着いていますが、サクラはギルドの受付、俺はダンジョンの案内係をやっております」
「そもそも、最後にあんな強い魔物がいたなんて聞いていなかったし、我々のパーティではレベル不足で最初から無理があったのです」
「そんな辛いことが過去にあったのですか……」
暫くして……
「ハヤトさん、サクラさん、洞窟にいる魔物は何なのですか?」
「サラマンダーです」
「スミレさん、俺たちのタブレットを出して」
「ミカエル、ハヤトさんとサクラさんが、サラマンダーに勝てる確立は何%だ」
「従来のやり方で戦ったら、勝率は0%です」
「シローさんの短剣型魔導銃を改造するのでハヤトさんに進呈して下さい。そうすれば、勝率は100%に上がります」
「賢者、洞窟内は他に魔物はいるのか?」
「洞窟内はサラマンダーが1体のみと思われます」
「シローさん、すごいですね、タブレットは勝率の分析も出来るのですか?」
「そうです、ハヤトさんたちは基礎レベルが足りていないので具現化の発動が遅れていますが、レベルが上がることにより、自分に合った武器の製造が可能になりますので、魔物に対して無敵になれます」
「サクラさんも、レベルが上がることで聖女の術が発動可能になり、回復魔法と上級ポーションが作れるようになると思いますわ」
「スミレさんは、上級ポーションを作られるのですか?」
「ええ、この前から普通に作っていますよ」
「まもなく、洞窟前に到着です」
キャンピングカーはニギハヤ山の洞窟前に到着した。シローたちはタブレットを持って車外に出たのだった。
シローは短剣型魔導銃をハヤトに進呈した。
「ハヤトさん、剣の格好していますが引き金を引けば雷魔法が撃てます」
シローは重力サーベル風魔導銃で見本を見せた。
「シローさん、カッコいいっすね」
「これなら、サラマンダーに勝てそうだ。俺も短剣型魔導銃を改造したいです」
「賢者、俺に合いそうな得物を表示してくれ」
「はい、ハヤトさんの嗜好を考慮すると得物はこちらになります」
「サクラ、子供の頃にアニメで見たロボットライフルだ」
「本当ね」
「ハヤトさん、サクラさんにペニスを握ってもらえば短剣型魔導銃からの改造は早くなります」
シローはハヤトにアドバイスをした。
「サクラ、お願い」
「ええ、握るわよ」
ハヤトとサクラさんは向かい合ったままだった。しばらくしてドドンと太鼓の音がなってロボットライフル風魔導銃が空中に浮かんでいた。
「サクラ、俺の武器が出来たよ」
「ハヤト、良かったね」
「次はサクラの武器も作っておこう」
「賢者、サクラに合いそうな得物を表示してくれ」
「はい、サクラさんが使うのは、こちらの杖はいかがでしょうか?」
「サクラ、こういうのがいいのか?」
「ええ、ドクロの杖よ、カッコイイし最高だわ」
ハヤトは具現化を完全にマスターしたのでサクラの杖は直ぐに出来上がった。
ハヤトとサクラは洞窟の外で数回試し打ちをして完全に武器に慣れた様子だったのでシローたちは洞窟に入ることにした。
(話終わり)
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