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第3章
3-5 ハカトン市のハヤトとサクラ3 マンドラゴラポーションを作ろう
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翌朝……冒険者たちは何事も無かったように海洋ダンジョンに冒険に出かけていった。冒険者ギルドは正常に戻った。
ハヤトとサクラはサラマンダー討伐の報奨として、金貨1000枚を報酬として受け取ることが決定した。今日は明日は非番だったので一旦家に戻り二人で朝食を食べながら相談をした。
「サクラ、今日から冒険者に戻らないか?」
「えっ、何で」
「ほら、神様からキャンピングカーもらったし、魔物をバンバン倒せば一生遊んで暮らせると思うんだ」
「そうね、武器はハヤトが作れるし、当分のお金はあるし、私はついていくわ」
「じゃあ、今日と明日は二人共非番だから、シローさんたちと魔物退治に行けるね」
「その前にギルマスに届けだね」
「ハヤト、この家はどうするのだ?」
「出ていくことになるから、新しく探せばいいだろう」
(更新完了、再起動)パパーン、
「ハヤトさん、サクラさん、おはようございます。更新が完了したので今日から大天使アリエルとなりました」
「これからはアリエルとお呼び下さい」
「アリエル、シローさんスミレさんと連絡は取れるのか?」
「はい、念話で可能です。お二人は起きて朝食中のようです」
「お二人には今からキャンピングカーの燃料となる魔石板を10枚作ってもらいます」
タブレットの画面には魔石板が表示されていた。
「ハヤトさんは画面を見ながら、魔石板を具現化で作ってください」
「サクラさんは、ハヤトさんのペニスを握っていただくと魔石板が早く出来上がります」
「ハヤト、握るわよ」
「ああ、お願いするよ」
魔石板は9枚まで出来ていたが、ハヤトは魔力切れを起こしそうになっていた。
「サクラ、回復魔法をお願い」
「ヒール」
ハヤトは何とか回復していた。
「出来上がった魔石板10枚はキャンピングカーの側板をずらしてセットをしてください」
「了解」
ハヤトは裏庭でキャンピングカーを出して、側板をずらして魔石板をセットした。
「では、次に魔導ジェットエンジン2を具現化で作りましょう」
「アリエル、魔導ジェットって何なの?」
「はい、ジェット機のように高速で空を飛ぶエンジンです。これで海外に行くことが可能になります」
「チェンジ」
ハヤトは魔導ジェットを具現化で作ったので直ぐにキャンピングカーに取り付けられた。今までのエンジンが何処に消えたかは謎だった。
「では、全て準備が整ったので出発しましょう。ニギハヤ山に瞬間移動してシローさんたちと合流しましょう」
サクラは2日分の食料を収納にしまった。
(シローさん、スミレさん、おはようございます。今からそちらに行っていいですか?)
(ハヤトさん、サクラさん、おはようございます。構いませんよ来て下さい)
ハヤトとサクラは転移門で瞬間移動をした。シローとスミレに今日から冒険者に戻ることを詳しく話した。
「冒険に行く前に冒険者ギルドに退職願いを出さないといけませんね」
「そうですね」
ハヤトとサクラは冒険者ギルド2階の応接室でギルドマスターと面会し、ハカトン市の臨時職員は今日付で退職する事が決定したので、職員用住宅も引き払わなくてはならなかったが、ギルドマスターのポールさんは1週間の猶予をくれたのでその間に家を決める予定だった。
◇ ◇ ◇ ◇
「アリエル、今日の狩り場は何処だ?」
「今日の狩り場はガータ峠です。お二人はガータ峠でレベル70まで上げていただきます」
「サクラ、ガータ峠って、確かAランクの魔物情報が張り出してなかったか?」
「ハヤト、そうよ、キマイラとコカトリスの目撃情報が出ていたわ」
「サクラ、サラマンダーを倒したロボットライフルで楽勝だな」
「ハヤト、頑張って」
ハヤトはキャンピングカーを出したので4人は乗り込んだ。
「魔導ジェットエンジン異常なし」
「与圧システム異常なし」
「機内、電力供給システム異常なし」
「計器類オールグリーン」
「フライト前チェック、完了」
「では、今からキャンピングカーのテスト飛行を兼ねてガータ峠に向かいます。テストフライト時間はおよそ30分の予定です」
「ハヤトさん、青いボタンを押して下さい」
「テイクオフ」
ハヤトは青いボタンを押した。
ポーン、シートベルトを着用して下さい。キャンピングカーは静かに上昇を開始して、ハカトン湾の上を大回りで周回しながら上昇していった。規定高度に達したので水平安定板を出して水平飛行に移行した。
「ハヤト、何だか飛行機に乗った気分だね」
「サクラ、全く揺れないな」
「ハヤト、海よ、船が見えるわ」
「本当だ、遠くに島も見えるね」
ポーン、ポーン、まもなくガータ峠です。降下を開始します。四人はガータ峠の中腹に降り立った。シローとスミレは何も言わずにサポート役としてハヤトとサクラの後ろで見守る事にしたのだった。
「サクラ、赤い点は光っているか?」
「この先のカーブを曲がったところで赤い点が光っているわ、ハヤト、カーブの点前で待ち伏せをしましょうよ」
「サクラもドクロの杖を出して」
「ハヤト、準備オッケーよ」
「石化だけは注意しよう」
コケー、コケー、バシューン、バシューン、弾はコカトリスに命中した。ハヤトはコカトリスを収納にしまった。
「サクラ、次はキマイラだね」
「ハヤト、逆よ、キマイラは下の方に隠れていたのよ」
「急いで戻ろうよ」
「ハヤト、待って、キマイラがこっちに向かってくるわ」
バシューン、バシューン、サクラの弾はキマイラに命中した。
「ハヤト、キャンピングカーに戻りましょうよ」
「ああ、そうしよう」
ハヤトとサクラがコカトリスとキマイラを相手にしてた時、シローとスミレさんは石化予防にマンドラゴラポーションを準備していた。
「お疲れ様でした、ハヤトさん、サクラさん、この付近にマンドラゴラの群生地があるようですから今から採取しませんか?」
「画面の紫の点が群生地です。採取したマンドラゴラは収納にしまって下さい」
ハヤトとサクラはマンドラゴラを土付きのまま10株採取した。
「サクラさん、マンドラゴラで上級ポーションが作れるわよ」
「スミレさんは、マンドラゴラポーションの作り方を知っているのですか?」
「アリエルが全て教えてくれるわよ」
「スミレさん、ひょっとして、コカトリスの石化攻撃が有ると思って準備されたのですか?」
「シローさんとたまたま群生地を見つけたのよ」
「サクラ、どうする、今後のために作ってみるか?」
「ええ、その前に市場へリンゴと蜂蜜を買いに行きましょうよ」
「サクラさん、リンゴと蜂蜜も具現化で作れるので買う必要はありません」
「スミレさん、そんなのチートすぎますよ」
「ではサクラさん、始めましょう。まず生活魔法のウォータボールで水球を作ってマンドラゴラを洗浄して下さい」
「アリエル、出来たわよ」
「次にサクラさんは大鍋に魔力水を満たして下さい。マンドラゴラとリンゴ1個と蜂蜜大さじ3杯を入れます」
「準備が出来たら、聖女の祝福『サンクチュアリ』を唱えて下さい」
「サンクチュアリ」
大鍋が金色に光って、聖女の祝福が発動された。
「ハヤトさんはポーションを入れる小瓶を具現化で100個作りましょう」
ハヤトの具現化でポーションの小瓶100個は直ぐに出来上がった。ハヤトとサクラは50本ずつ収納にしまった。
「賢者、このポーションは誰が考えたの?」
「今までの聖女です」
「やっぱり、そうだと思ったわ」
「えっ、サクラ、何でなの」
「ポーションにリンゴと蜂蜜を入れるなんて今までの常識では絶対にありえないもの」
「そうなんだ」
「ハヤト、味見をしましょう」
「意外に美味しいわね」
二人は、出来上がったマンドラゴラポーションをコップに少量入れて味見してみた。
「サクラ、今までのポーションは苦かったな」
「そうよ、今までのポーションは苦くて直ぐ吐きそうだったもの」
「それに体が凄く軽いし、今までの疲れが全てとれたわ」
「本当だね、俺なんか魔力が元に戻っているよ」
「ハヤト、とりあえずは、自分用に100本作るけど、誰かに売るのは別ね」
「えっ、何で」
「多分、効き目が凄すぎると思うわ、こんな物を市場に出したらヤバいと思うのよ」
「シローさん、スミレさん、そうですよね」
「ええ、そうよ、私たちも作りはしたけど他人に売ってはいないの」
「シローさん、俺たち一旦、家の片付けに戻ります」
「そうですね、それとキマイラとコカトリスも冒険者ギルドに持っていかないといけませんね」
ハヤトは転移門を出して、自宅に繋いだ。
「サクラ、片付けって言っても、俺たちの私物って無いに等しいな」
「そうよ、転生したときは何も持っていなかったし、調理道具は社宅に全て揃っていたからね」
「オールクリーン」
「オールリペア」
「シローさん、今のは何すか?」
シローは洗浄魔法と修復魔法を発動して社宅を元の綺麗な状態まで戻した。
「洗浄と修復の魔法です」
「魔法はイメージですからハヤトさんも使えますよ」
ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、
「サクラ、さっきからレベルの上がる音が鳴り止まないけど」
「ハヤト、ステータスを確認しましょうよ」
「ステータス・オープン」
◇ ◇ ◇ ◇
【名前】ハヤト・ミサキ
【種族】人族
【年齢】22
【称号】勇者《ジェネオス》
【スキル】
ポセイドン神の加護、アンピトリテ神の加護
創造・具現化、鑑定、転移、収納、料理人、隠蔽、AIクリスタル脳、思念伝達、魔法付与
【LV】90
【MP】90000
【名前】サクラ・ミサキ
【種族】人族
【年齢】22
【称号】聖女《アギオス》
【スキル】
ポセイドン神の加護、アンピトリテ神の加護
創薬・具現化、鑑定、転移、収納、料理人、隠蔽、AIクリスタル脳、思念伝達、魔法付与
【LV】90
【MP】90000
◇ ◇ ◇ ◇
「ハヤトさん、サクラさん、マンドラゴラポーションを飲みましょう」
「スミレさん、ありがとうございます」
「ふう、やっと落ち着いた」
「サクラ、レベルが凄いことになっているぞ」
「そりゃ、そうでしょ、一日でA級超えの魔物を2体も倒したのよ、レベルも上がるし、魔力酔いも起こして当然だわ」
「ハヤトさん、サクラさん、今日は早めにキャンプにしましょう」
「ええ、そうしましょう」
(話終わり)
ハヤトとサクラはサラマンダー討伐の報奨として、金貨1000枚を報酬として受け取ることが決定した。今日は明日は非番だったので一旦家に戻り二人で朝食を食べながら相談をした。
「サクラ、今日から冒険者に戻らないか?」
「えっ、何で」
「ほら、神様からキャンピングカーもらったし、魔物をバンバン倒せば一生遊んで暮らせると思うんだ」
「そうね、武器はハヤトが作れるし、当分のお金はあるし、私はついていくわ」
「じゃあ、今日と明日は二人共非番だから、シローさんたちと魔物退治に行けるね」
「その前にギルマスに届けだね」
「ハヤト、この家はどうするのだ?」
「出ていくことになるから、新しく探せばいいだろう」
(更新完了、再起動)パパーン、
「ハヤトさん、サクラさん、おはようございます。更新が完了したので今日から大天使アリエルとなりました」
「これからはアリエルとお呼び下さい」
「アリエル、シローさんスミレさんと連絡は取れるのか?」
「はい、念話で可能です。お二人は起きて朝食中のようです」
「お二人には今からキャンピングカーの燃料となる魔石板を10枚作ってもらいます」
タブレットの画面には魔石板が表示されていた。
「ハヤトさんは画面を見ながら、魔石板を具現化で作ってください」
「サクラさんは、ハヤトさんのペニスを握っていただくと魔石板が早く出来上がります」
「ハヤト、握るわよ」
「ああ、お願いするよ」
魔石板は9枚まで出来ていたが、ハヤトは魔力切れを起こしそうになっていた。
「サクラ、回復魔法をお願い」
「ヒール」
ハヤトは何とか回復していた。
「出来上がった魔石板10枚はキャンピングカーの側板をずらしてセットをしてください」
「了解」
ハヤトは裏庭でキャンピングカーを出して、側板をずらして魔石板をセットした。
「では、次に魔導ジェットエンジン2を具現化で作りましょう」
「アリエル、魔導ジェットって何なの?」
「はい、ジェット機のように高速で空を飛ぶエンジンです。これで海外に行くことが可能になります」
「チェンジ」
ハヤトは魔導ジェットを具現化で作ったので直ぐにキャンピングカーに取り付けられた。今までのエンジンが何処に消えたかは謎だった。
「では、全て準備が整ったので出発しましょう。ニギハヤ山に瞬間移動してシローさんたちと合流しましょう」
サクラは2日分の食料を収納にしまった。
(シローさん、スミレさん、おはようございます。今からそちらに行っていいですか?)
(ハヤトさん、サクラさん、おはようございます。構いませんよ来て下さい)
ハヤトとサクラは転移門で瞬間移動をした。シローとスミレに今日から冒険者に戻ることを詳しく話した。
「冒険に行く前に冒険者ギルドに退職願いを出さないといけませんね」
「そうですね」
ハヤトとサクラは冒険者ギルド2階の応接室でギルドマスターと面会し、ハカトン市の臨時職員は今日付で退職する事が決定したので、職員用住宅も引き払わなくてはならなかったが、ギルドマスターのポールさんは1週間の猶予をくれたのでその間に家を決める予定だった。
◇ ◇ ◇ ◇
「アリエル、今日の狩り場は何処だ?」
「今日の狩り場はガータ峠です。お二人はガータ峠でレベル70まで上げていただきます」
「サクラ、ガータ峠って、確かAランクの魔物情報が張り出してなかったか?」
「ハヤト、そうよ、キマイラとコカトリスの目撃情報が出ていたわ」
「サクラ、サラマンダーを倒したロボットライフルで楽勝だな」
「ハヤト、頑張って」
ハヤトはキャンピングカーを出したので4人は乗り込んだ。
「魔導ジェットエンジン異常なし」
「与圧システム異常なし」
「機内、電力供給システム異常なし」
「計器類オールグリーン」
「フライト前チェック、完了」
「では、今からキャンピングカーのテスト飛行を兼ねてガータ峠に向かいます。テストフライト時間はおよそ30分の予定です」
「ハヤトさん、青いボタンを押して下さい」
「テイクオフ」
ハヤトは青いボタンを押した。
ポーン、シートベルトを着用して下さい。キャンピングカーは静かに上昇を開始して、ハカトン湾の上を大回りで周回しながら上昇していった。規定高度に達したので水平安定板を出して水平飛行に移行した。
「ハヤト、何だか飛行機に乗った気分だね」
「サクラ、全く揺れないな」
「ハヤト、海よ、船が見えるわ」
「本当だ、遠くに島も見えるね」
ポーン、ポーン、まもなくガータ峠です。降下を開始します。四人はガータ峠の中腹に降り立った。シローとスミレは何も言わずにサポート役としてハヤトとサクラの後ろで見守る事にしたのだった。
「サクラ、赤い点は光っているか?」
「この先のカーブを曲がったところで赤い点が光っているわ、ハヤト、カーブの点前で待ち伏せをしましょうよ」
「サクラもドクロの杖を出して」
「ハヤト、準備オッケーよ」
「石化だけは注意しよう」
コケー、コケー、バシューン、バシューン、弾はコカトリスに命中した。ハヤトはコカトリスを収納にしまった。
「サクラ、次はキマイラだね」
「ハヤト、逆よ、キマイラは下の方に隠れていたのよ」
「急いで戻ろうよ」
「ハヤト、待って、キマイラがこっちに向かってくるわ」
バシューン、バシューン、サクラの弾はキマイラに命中した。
「ハヤト、キャンピングカーに戻りましょうよ」
「ああ、そうしよう」
ハヤトとサクラがコカトリスとキマイラを相手にしてた時、シローとスミレさんは石化予防にマンドラゴラポーションを準備していた。
「お疲れ様でした、ハヤトさん、サクラさん、この付近にマンドラゴラの群生地があるようですから今から採取しませんか?」
「画面の紫の点が群生地です。採取したマンドラゴラは収納にしまって下さい」
ハヤトとサクラはマンドラゴラを土付きのまま10株採取した。
「サクラさん、マンドラゴラで上級ポーションが作れるわよ」
「スミレさんは、マンドラゴラポーションの作り方を知っているのですか?」
「アリエルが全て教えてくれるわよ」
「スミレさん、ひょっとして、コカトリスの石化攻撃が有ると思って準備されたのですか?」
「シローさんとたまたま群生地を見つけたのよ」
「サクラ、どうする、今後のために作ってみるか?」
「ええ、その前に市場へリンゴと蜂蜜を買いに行きましょうよ」
「サクラさん、リンゴと蜂蜜も具現化で作れるので買う必要はありません」
「スミレさん、そんなのチートすぎますよ」
「ではサクラさん、始めましょう。まず生活魔法のウォータボールで水球を作ってマンドラゴラを洗浄して下さい」
「アリエル、出来たわよ」
「次にサクラさんは大鍋に魔力水を満たして下さい。マンドラゴラとリンゴ1個と蜂蜜大さじ3杯を入れます」
「準備が出来たら、聖女の祝福『サンクチュアリ』を唱えて下さい」
「サンクチュアリ」
大鍋が金色に光って、聖女の祝福が発動された。
「ハヤトさんはポーションを入れる小瓶を具現化で100個作りましょう」
ハヤトの具現化でポーションの小瓶100個は直ぐに出来上がった。ハヤトとサクラは50本ずつ収納にしまった。
「賢者、このポーションは誰が考えたの?」
「今までの聖女です」
「やっぱり、そうだと思ったわ」
「えっ、サクラ、何でなの」
「ポーションにリンゴと蜂蜜を入れるなんて今までの常識では絶対にありえないもの」
「そうなんだ」
「ハヤト、味見をしましょう」
「意外に美味しいわね」
二人は、出来上がったマンドラゴラポーションをコップに少量入れて味見してみた。
「サクラ、今までのポーションは苦かったな」
「そうよ、今までのポーションは苦くて直ぐ吐きそうだったもの」
「それに体が凄く軽いし、今までの疲れが全てとれたわ」
「本当だね、俺なんか魔力が元に戻っているよ」
「ハヤト、とりあえずは、自分用に100本作るけど、誰かに売るのは別ね」
「えっ、何で」
「多分、効き目が凄すぎると思うわ、こんな物を市場に出したらヤバいと思うのよ」
「シローさん、スミレさん、そうですよね」
「ええ、そうよ、私たちも作りはしたけど他人に売ってはいないの」
「シローさん、俺たち一旦、家の片付けに戻ります」
「そうですね、それとキマイラとコカトリスも冒険者ギルドに持っていかないといけませんね」
ハヤトは転移門を出して、自宅に繋いだ。
「サクラ、片付けって言っても、俺たちの私物って無いに等しいな」
「そうよ、転生したときは何も持っていなかったし、調理道具は社宅に全て揃っていたからね」
「オールクリーン」
「オールリペア」
「シローさん、今のは何すか?」
シローは洗浄魔法と修復魔法を発動して社宅を元の綺麗な状態まで戻した。
「洗浄と修復の魔法です」
「魔法はイメージですからハヤトさんも使えますよ」
ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、
「サクラ、さっきからレベルの上がる音が鳴り止まないけど」
「ハヤト、ステータスを確認しましょうよ」
「ステータス・オープン」
◇ ◇ ◇ ◇
【名前】ハヤト・ミサキ
【種族】人族
【年齢】22
【称号】勇者《ジェネオス》
【スキル】
ポセイドン神の加護、アンピトリテ神の加護
創造・具現化、鑑定、転移、収納、料理人、隠蔽、AIクリスタル脳、思念伝達、魔法付与
【LV】90
【MP】90000
【名前】サクラ・ミサキ
【種族】人族
【年齢】22
【称号】聖女《アギオス》
【スキル】
ポセイドン神の加護、アンピトリテ神の加護
創薬・具現化、鑑定、転移、収納、料理人、隠蔽、AIクリスタル脳、思念伝達、魔法付与
【LV】90
【MP】90000
◇ ◇ ◇ ◇
「ハヤトさん、サクラさん、マンドラゴラポーションを飲みましょう」
「スミレさん、ありがとうございます」
「ふう、やっと落ち着いた」
「サクラ、レベルが凄いことになっているぞ」
「そりゃ、そうでしょ、一日でA級超えの魔物を2体も倒したのよ、レベルも上がるし、魔力酔いも起こして当然だわ」
「ハヤトさん、サクラさん、今日は早めにキャンプにしましょう」
「ええ、そうしましょう」
(話終わり)
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