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第3章
Aランクになった
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ニギハヤ山の洞窟の中で……
「ハヤトさん、ロボットライフルを構えて洞窟の中を暗視スコープで覗いて見て下さい」
「うわぁ~、サラマンダーだ」
「ハヤトさん、怖がらずに落ち着きましょう」
「リラックス」
ハヤトは逃げ出しそうになったが、シローに肩を押さえられた。サクラもスミレさんに抱きついていたが暫くるするとサラマンダーの恐怖が無くなって二人は落ち着いてきた。
「シローさん、今のは魔法なのか?」
「気分を落ち着かせる魔法で『リラックス』と言います」
「ハヤトさん、よく聞いて下さい。魔導ライフルの弾は命中補正がかかっているので絶対にサラマンダーに当たりますから、狙いを付けてゆっくりと引き金を引いて下さい」
バシューン、バシューン、ハヤトが放った魔導ライフルの弾はサラマンダーに当たって仕留められた。
「ハヤトさん、良かったですね 収納にしましょう」
「シローさん、ありがとう」
「サクラ、あんなに苦労したサラマンダーをたった2発で倒せるなんて、俺たちの苦労は何だったんだ」
「そうね、シローさんとスミレさん、それに武器のおかげだと思うよ」
ハヤトとサクラさんは、元の勇者ハヤトと聖女サクラに戻ってたくましく見えたのだった。
「ハヤトさん、安心するのはまだ早いです。洞窟内では絶えず赤い点を見て周囲の確認をして下さい」
「サクラ、赤い点はまだ映っているか?」
「ハヤト、大丈夫よ」
「洞窟の奥まで進みましょう」
「うおぉ~、サクラ、洞窟全体が虹色に光り輝いているよ」
「ハヤト、本当に素敵ね」
「シローさん、これ全部が魔鉱石なのですか?」
「ええ、そうです」
ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、
「サクラ、レベルが上っていないか?」
「ハヤトさん、『ステータスオープン』よ」
「「ステータスオープン」」
◇ ◇ ◇ ◇
【名前】ハヤト・ミサキ
【種族】人族 転生者
【年齢】22
【称号】勇者
【スキル】
ポセイドン神の加護、アンピトリテ神の加護
創造・具現化、鑑定、転移、収納、料理人、隠蔽、AIクリスタル脳、思念伝達、魔法付与
【LV】50
【MP】50000
【名前】サクラ・ミサキ
【種族】人族 転生者
【年齢】22
【称号】聖女
【スキル】
ポセイドン神の加護、アンピトリテ神の加護
創薬・具現化、鑑定、転移、収納、料理人、隠蔽、AIクリスタル脳、思念伝達、魔法付与
【LV】50
【MP】50000
◇ ◇ ◇ ◇
「ハヤト、レベルが一気に50に上がったよ、それと『創薬・具現化』が付いたの、ハヤトも『創造・具現化』が付いているわね」
「本当だ、強い魔物を倒すと一気にレベルが上がるんだな」
「シローさん、『AIクリスタル脳』って何ですか?」
「神様が勇者と聖女の脳をウイルスに侵されないように作り替えたそうですが……俺も詳しくは知りません。神様の脳のように『思考加速と並列処理』が出来るそうなので今までよりも早く解答が見つかります」
「ふ~ん、今の俺には実感がわかないけど、そういうことなんだな」
ハヤトはシローの説明に妥協点を見つけて一人で納得したようだ
「サクラ、俺たちがダンジョンに潜って苦労してレベル上げをしていたのは何だっただろうね」
「ハヤト、強くなるって最高だわ~」
「信心深き者たちよ」
「此度のサラマンダー討伐は大義であった。スキルは我らからの褒美じゃ。汝らは次の討伐に備え、洞窟の魔石を全て回収していくのじゃ 魔石は冒険者ギルドで売らずに、今後は大量に必要になるので賢者からの指示で今後も採取するのじゃ」
「神様、ありがとうございました」
「シローさん、スミレさん、ありがとうございます」
(ハヤトさん、洞窟の魔石は『魔石回収』で収納に回収出来ますよ)
「魔石回収」
ハヤトは魔鉱石を全て収納にしまった。
(ハヤトさん、サクラさん、それでは洞窟の外に戻りましょう)
(ハヤトさん、今から作って欲しいのは転移門です)
賢者は、ハヤトたちが知っているアニメの青狸が使っている木製のドアを画面に表示した。
「なぁ賢者、これって、アニメの青狸が使っている『何処にでも行けるドア』の事か?」
「はい、そうです」
(具現化とは、作りたいものを頭に思い浮かべて、強く願うことで出来るのです)
「ドドーン、おお、出来たじゃん」
ハヤトの目の前に木製のドアが現れた。ハヤトのキャンピングカーは収納にしまって、4人は、ドアをくぐってハヤトの家に一瞬で帰ったのだった。
「ハヤトさん、今から冒険者ギルドに行きませんか?」
「そうですね、サラマンダーをどうやって説明するか今から筋書きを決めておきましょう」
「俺とスミレがハヤトさんとサクラさんに転移魔法と浮遊魔法、それと極大魔法の指導をした事にしましょう」
「そして、ハヤトさんとサクラさんが転移魔法の練習中に偶然にニギハヤ山に飛ばされてしまい、洞窟に潜んでいたサラマンダーに遭遇したので二人で極大魔法の『サンダーボルト』で仕留めた……という筋書きはどうですか?」
「ハヤト、この筋書きならギルマスも信じるはずよ」
「サクラ、レベルはどうするのだ?」
「簡単よ、スキルは全て隠蔽をしておいて勇者と聖女の力が目覚めた事をアピールするのよ」
ハヤトとサクラはシロー、スミレたちと一緒に冒険者ギルドに報告に行った。冒険者ギルドの倉庫でサラマンダーを出したら冒険者ギルド全体が大騒ぎになったのだった。
女性職員が魔力測定盤を用意して二人のレベルが明らかになった。
◇ ◇ ◇ ◇
【名前】ハヤト・ミサキ
【種族】人族 転生者
【年齢】22
【称号】勇者
【スキル】
****
【LV】50
【MP】*****
【名前】サクラ・ミサキ
【種族】人族 転生者
【年齢】22
【称号】聖女
【スキル】
****
【LV】50
【MP】*****
◇ ◇ ◇ ◇
「お前たち、二人だけでこのサラマンダーを倒して来たのか?」
「はい、間違いありません」
「そこの、シロースミレ夫妻から転移魔法と浮遊魔法、それに極大魔法を習ったのだな」
「はい、間違いありません」
ギルドマスターは嘘発見の魔導具をしきりに眺めているがは青色のままだった。
「シロさん、スミレさん、すまないが二人のレベルを測らせてくれ」
「ええ、いいですよ」ギルド職員にAランク冒険者カードを渡した。
◇ ◇ ◇ ◇
【名前】シロー・アマダ
【種族】人族
【年齢】22
【称号】錬金術師
【スキル】
****
【LV】99
【MP】*****
【名前】スミレ・アマダ
【種族】人族
【年齢】22
【称号】魔女
【スキル】
****
【LV】99
【MP】*****
◇ ◇ ◇ ◇
「う~ん、LV99なのか……」
「ギルマス、王都ギルド本部に問い合わせをしましたが、シローさんとスミレさんのお二人は、王都でCランク冒険者として登録後、先日テイーチ市でAランク冒険者として正式登録されています」
「では、ハヤトとサクラが二人の指導によって『勇者と聖女に目覚めた』のは本当なんだな?」
「はい、間違いありません」
「では、Aランク冒険者の正式誕生だな」
「そうですね、ハヤトさんとサクラさんのAランクカードを用意してきます」
「「「「「「「「「「ウォオ~~~~」」」」」」」」」」
「「「「「「「「「「今夜は宴じゃぁ~~~~」」」」」」」」」」
「野郎ども、俺たちもAランク冒険者の勇者ハヤト、聖女サクラに続こうぜ」
「「「「「「「「「「ウォオ~~~~」」」」」」」」」」
気の早い冒険者たちは食堂を貸し切りにして宴会の準備を始めた。
「シローさん、スミレさん、本当にありがとうございました」
「今から、俺たちの祝賀会をギルド主催で開いてくれるそうですが、一緒に参加しませんか」
「ハヤトさん、ありがとう、スミレと一緒に少しだけ参加させてもらうよ」
宴も酣になって、皆酒に酔いしれていた。
「シローさん、ハカトン市の男はコレっす」
「あっ、焼酎ですね」
「最近、ハカトン市で作られるようになったのです」
「サクラさん、私はスパークリングワインをいただくわ、お酒が余り強くないので」
4人で楽しく飲んで食べたのだった。
「ハヤトさん、サクラさん、今夜はご馳走様でした。少し飲みすぎたようなので俺たちは先にお暇します」
「シローさん、スミレさん、今夜は何処で泊まるのですか」
「ハヤトさん、サクラさん、今夜はニギハヤ山でキャンプをしますね」
「明日は、お昼頃に冒険者ギルドに顔を出しますので、レベリングの予定はその後で決めましょう」
「シローさん、スミレさん、今日は本当にありがとうございました」
冒険者ギルドの裏庭でシローは転移門を出してニギハヤ山まで瞬間移動した。
シローとスミレさんは、焼酎をストレートで飲んだので酒に酔ってしまい、キャンピングカーで爆睡してしまった。
(アルコールによる異常検知、キュアポイズン、パーフェクトヒール)
(バイタル正常に回復)
二人はミカエルのキュアポイズンとパーフェクトヒールで完全に酔いは醒めていた。ハヤトとサクラ、多くの冒険者たちは夜通し飲んで騒いでいたので二日酔いで冒険者ギルドの食堂で雑魚寝をしていた。
その頃、ハヤトのタブレットは収納の次元空間の中でキャンピングカーの改造を行っていた。キャンピングカーの大まかな改造は終わったので、キャンピングカーの動力として使う魔石板の精製だけはハヤトとサクラの膨大な魔力が必要だった。神界のメガラシステムからバージョンアップの許可が出たので大天使アリエルに更新中だった。
(話終わり)
----------------------------------
「ハヤトさん、ロボットライフルを構えて洞窟の中を暗視スコープで覗いて見て下さい」
「うわぁ~、サラマンダーだ」
「ハヤトさん、怖がらずに落ち着きましょう」
「リラックス」
ハヤトは逃げ出しそうになったが、シローに肩を押さえられた。サクラもスミレさんに抱きついていたが暫くるするとサラマンダーの恐怖が無くなって二人は落ち着いてきた。
「シローさん、今のは魔法なのか?」
「気分を落ち着かせる魔法で『リラックス』と言います」
「ハヤトさん、よく聞いて下さい。魔導ライフルの弾は命中補正がかかっているので絶対にサラマンダーに当たりますから、狙いを付けてゆっくりと引き金を引いて下さい」
バシューン、バシューン、ハヤトが放った魔導ライフルの弾はサラマンダーに当たって仕留められた。
「ハヤトさん、良かったですね 収納にしましょう」
「シローさん、ありがとう」
「サクラ、あんなに苦労したサラマンダーをたった2発で倒せるなんて、俺たちの苦労は何だったんだ」
「そうね、シローさんとスミレさん、それに武器のおかげだと思うよ」
ハヤトとサクラさんは、元の勇者ハヤトと聖女サクラに戻ってたくましく見えたのだった。
「ハヤトさん、安心するのはまだ早いです。洞窟内では絶えず赤い点を見て周囲の確認をして下さい」
「サクラ、赤い点はまだ映っているか?」
「ハヤト、大丈夫よ」
「洞窟の奥まで進みましょう」
「うおぉ~、サクラ、洞窟全体が虹色に光り輝いているよ」
「ハヤト、本当に素敵ね」
「シローさん、これ全部が魔鉱石なのですか?」
「ええ、そうです」
ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、
「サクラ、レベルが上っていないか?」
「ハヤトさん、『ステータスオープン』よ」
「「ステータスオープン」」
◇ ◇ ◇ ◇
【名前】ハヤト・ミサキ
【種族】人族 転生者
【年齢】22
【称号】勇者
【スキル】
ポセイドン神の加護、アンピトリテ神の加護
創造・具現化、鑑定、転移、収納、料理人、隠蔽、AIクリスタル脳、思念伝達、魔法付与
【LV】50
【MP】50000
【名前】サクラ・ミサキ
【種族】人族 転生者
【年齢】22
【称号】聖女
【スキル】
ポセイドン神の加護、アンピトリテ神の加護
創薬・具現化、鑑定、転移、収納、料理人、隠蔽、AIクリスタル脳、思念伝達、魔法付与
【LV】50
【MP】50000
◇ ◇ ◇ ◇
「ハヤト、レベルが一気に50に上がったよ、それと『創薬・具現化』が付いたの、ハヤトも『創造・具現化』が付いているわね」
「本当だ、強い魔物を倒すと一気にレベルが上がるんだな」
「シローさん、『AIクリスタル脳』って何ですか?」
「神様が勇者と聖女の脳をウイルスに侵されないように作り替えたそうですが……俺も詳しくは知りません。神様の脳のように『思考加速と並列処理』が出来るそうなので今までよりも早く解答が見つかります」
「ふ~ん、今の俺には実感がわかないけど、そういうことなんだな」
ハヤトはシローの説明に妥協点を見つけて一人で納得したようだ
「サクラ、俺たちがダンジョンに潜って苦労してレベル上げをしていたのは何だっただろうね」
「ハヤト、強くなるって最高だわ~」
「信心深き者たちよ」
「此度のサラマンダー討伐は大義であった。スキルは我らからの褒美じゃ。汝らは次の討伐に備え、洞窟の魔石を全て回収していくのじゃ 魔石は冒険者ギルドで売らずに、今後は大量に必要になるので賢者からの指示で今後も採取するのじゃ」
「神様、ありがとうございました」
「シローさん、スミレさん、ありがとうございます」
(ハヤトさん、洞窟の魔石は『魔石回収』で収納に回収出来ますよ)
「魔石回収」
ハヤトは魔鉱石を全て収納にしまった。
(ハヤトさん、サクラさん、それでは洞窟の外に戻りましょう)
(ハヤトさん、今から作って欲しいのは転移門です)
賢者は、ハヤトたちが知っているアニメの青狸が使っている木製のドアを画面に表示した。
「なぁ賢者、これって、アニメの青狸が使っている『何処にでも行けるドア』の事か?」
「はい、そうです」
(具現化とは、作りたいものを頭に思い浮かべて、強く願うことで出来るのです)
「ドドーン、おお、出来たじゃん」
ハヤトの目の前に木製のドアが現れた。ハヤトのキャンピングカーは収納にしまって、4人は、ドアをくぐってハヤトの家に一瞬で帰ったのだった。
「ハヤトさん、今から冒険者ギルドに行きませんか?」
「そうですね、サラマンダーをどうやって説明するか今から筋書きを決めておきましょう」
「俺とスミレがハヤトさんとサクラさんに転移魔法と浮遊魔法、それと極大魔法の指導をした事にしましょう」
「そして、ハヤトさんとサクラさんが転移魔法の練習中に偶然にニギハヤ山に飛ばされてしまい、洞窟に潜んでいたサラマンダーに遭遇したので二人で極大魔法の『サンダーボルト』で仕留めた……という筋書きはどうですか?」
「ハヤト、この筋書きならギルマスも信じるはずよ」
「サクラ、レベルはどうするのだ?」
「簡単よ、スキルは全て隠蔽をしておいて勇者と聖女の力が目覚めた事をアピールするのよ」
ハヤトとサクラはシロー、スミレたちと一緒に冒険者ギルドに報告に行った。冒険者ギルドの倉庫でサラマンダーを出したら冒険者ギルド全体が大騒ぎになったのだった。
女性職員が魔力測定盤を用意して二人のレベルが明らかになった。
◇ ◇ ◇ ◇
【名前】ハヤト・ミサキ
【種族】人族 転生者
【年齢】22
【称号】勇者
【スキル】
****
【LV】50
【MP】*****
【名前】サクラ・ミサキ
【種族】人族 転生者
【年齢】22
【称号】聖女
【スキル】
****
【LV】50
【MP】*****
◇ ◇ ◇ ◇
「お前たち、二人だけでこのサラマンダーを倒して来たのか?」
「はい、間違いありません」
「そこの、シロースミレ夫妻から転移魔法と浮遊魔法、それに極大魔法を習ったのだな」
「はい、間違いありません」
ギルドマスターは嘘発見の魔導具をしきりに眺めているがは青色のままだった。
「シロさん、スミレさん、すまないが二人のレベルを測らせてくれ」
「ええ、いいですよ」ギルド職員にAランク冒険者カードを渡した。
◇ ◇ ◇ ◇
【名前】シロー・アマダ
【種族】人族
【年齢】22
【称号】錬金術師
【スキル】
****
【LV】99
【MP】*****
【名前】スミレ・アマダ
【種族】人族
【年齢】22
【称号】魔女
【スキル】
****
【LV】99
【MP】*****
◇ ◇ ◇ ◇
「う~ん、LV99なのか……」
「ギルマス、王都ギルド本部に問い合わせをしましたが、シローさんとスミレさんのお二人は、王都でCランク冒険者として登録後、先日テイーチ市でAランク冒険者として正式登録されています」
「では、ハヤトとサクラが二人の指導によって『勇者と聖女に目覚めた』のは本当なんだな?」
「はい、間違いありません」
「では、Aランク冒険者の正式誕生だな」
「そうですね、ハヤトさんとサクラさんのAランクカードを用意してきます」
「「「「「「「「「「ウォオ~~~~」」」」」」」」」」
「「「「「「「「「「今夜は宴じゃぁ~~~~」」」」」」」」」」
「野郎ども、俺たちもAランク冒険者の勇者ハヤト、聖女サクラに続こうぜ」
「「「「「「「「「「ウォオ~~~~」」」」」」」」」」
気の早い冒険者たちは食堂を貸し切りにして宴会の準備を始めた。
「シローさん、スミレさん、本当にありがとうございました」
「今から、俺たちの祝賀会をギルド主催で開いてくれるそうですが、一緒に参加しませんか」
「ハヤトさん、ありがとう、スミレと一緒に少しだけ参加させてもらうよ」
宴も酣になって、皆酒に酔いしれていた。
「シローさん、ハカトン市の男はコレっす」
「あっ、焼酎ですね」
「最近、ハカトン市で作られるようになったのです」
「サクラさん、私はスパークリングワインをいただくわ、お酒が余り強くないので」
4人で楽しく飲んで食べたのだった。
「ハヤトさん、サクラさん、今夜はご馳走様でした。少し飲みすぎたようなので俺たちは先にお暇します」
「シローさん、スミレさん、今夜は何処で泊まるのですか」
「ハヤトさん、サクラさん、今夜はニギハヤ山でキャンプをしますね」
「明日は、お昼頃に冒険者ギルドに顔を出しますので、レベリングの予定はその後で決めましょう」
「シローさん、スミレさん、今日は本当にありがとうございました」
冒険者ギルドの裏庭でシローは転移門を出してニギハヤ山まで瞬間移動した。
シローとスミレさんは、焼酎をストレートで飲んだので酒に酔ってしまい、キャンピングカーで爆睡してしまった。
(アルコールによる異常検知、キュアポイズン、パーフェクトヒール)
(バイタル正常に回復)
二人はミカエルのキュアポイズンとパーフェクトヒールで完全に酔いは醒めていた。ハヤトとサクラ、多くの冒険者たちは夜通し飲んで騒いでいたので二日酔いで冒険者ギルドの食堂で雑魚寝をしていた。
その頃、ハヤトのタブレットは収納の次元空間の中でキャンピングカーの改造を行っていた。キャンピングカーの大まかな改造は終わったので、キャンピングカーの動力として使う魔石板の精製だけはハヤトとサクラの膨大な魔力が必要だった。神界のメガラシステムからバージョンアップの許可が出たので大天使アリエルに更新中だった。
(話終わり)
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