58 / 78
第5章
謎の鉱山爆発
しおりを挟む
サキヒコとカナエはグリーンドラゴン討伐後にキャンピングカーでくつろいでいた。アズラエルの改造したログハウスは昼前に完成していたので二人はログハウスでモンゴリア周辺を1時間ほど試験飛行を楽しんだ。
昼になって、サキヒコとカナエはログハウスにもキャンピングカーにも食料が全く無いことに気付き、ここから一番近いナトホカまで転移門で移動してナトホカの冒険者ギルドでグリーンドラゴンを売ることにしたのだった。
「魔物の買い取りをお願いしたいのですが」
「魔物は何でしょうか?」
「モンゴリア国の洞窟で倒してきたグリーンドラゴンです」
「そんなの絶対に嘘に決まっています!!」
二人は冒険者カードを出したが、全く信じてもらえなかった。ベテランの女子職員が魔力測定盤を用意して二人のレベルが表示された
「はっ、これは……」
「アクリーナ、いつも口酸っぱく言っているでしょ、冒険者は見た目だけで判断したら駄目よ。貴女、本当に分かってる?」
「今回は完全に貴女の早とちりよ。直ぐに謝罪しなさい」
「本当にすみませんでした。お二人を疑うようなことをして誠に申し訳ありませんでした」
「気にしていませんからいいですよ」
◇ ◇ ◇ ◇
【名前】サキヒコ・ヤマダ
【種族】人族
【年齢】18
【スキル】
****
【LV】99
【MP】*****
【名前】カナエ・ヤマダ
【種族】人族
【年齢】18
【称号】
【スキル】
****
【LV】99
【MP】*****
◇ ◇ ◇ ◇
受付の新人職員アクリーナは二階へギルドマスターを呼びに行った。代わりにベテラン女子職員が対応した。
「それでは、サキヒコ様たちの冒険者カードはロキシア国のAランクカードに書き換えさせていただきます」
「イポニアのカードとは違うのですか?」
「はい、ロキシア国の冒険者カードは全世界で信用取引が出来るのです。イポニアの冒険者カードにはこの機能が付いていないのです」
「書き換えお願いします」
イポニアの冒険者カードの討伐記録から読み取ると、2人のレベルは相当に高いことが分かった。これらから判断して2人だけで本当にグリーンドラゴンを倒したことを信じてもらい買い取りオッケーが出たのだった。
2人は解体場に案内され、サキヒコが収納からグリーンドラゴンを出した。
「お持ちいただいたグリーンドラゴンはとても状態が良いので、金貨3000枚での買い取りになります」
「では、こちらがお二人の新しいAランク冒険者カードです」
「買い取り代金はお二人の口座に振り込んでよろしいでしょうか?」
2人は当座の生活費として金貨100枚を受け取り残りは新たに作った口座に振り込んでもらった。
「ギルドマスターが用があるそうなので二階の応接室にご案内します」
ベテラン女子職員は2人を二階の応接室に案内し、お茶を出してくれた。
「ギルドマスターのゴルジェイだ、よく来てくれた。まぁ楽にしてくれ」
「イポニアの冒険者をしているサキヒコです」
「妻のカナエです」
「ところで、ドラゴンスレイヤーの2人に折り入って頼みたいのだが、ユリナ・サロリンスクの鉱山でつい先程謎の爆発があったのだ。今からそこの調査をしてきてくれないか?」
「えっ、今からですか?」
「そうだ」
「実は、極秘事項なので他言無用にしてほしいが、このドアを開ければユリナ・サロリスクの冒険者ギルドにつながっている。ロキシア国の冒険者ギルドにはこのドアで何処にでも行けるのだ」
「わかりました。直ぐに出発しますが、魔物の可能性はあるのですか?」
「それが現場が大混乱していて何もわからないのだ」
「それでは行ってきます」
サキヒコとカナエはユリナ・サロリスクの冒険者ギルドに転移した。冒険者ギルド内はけが人がひしめいていて身動きが取れない状態だった。
(カナエさん、サキヒコさん、広域・エリアヒールです)
「「エリアヒール」」
床に寝かされていた怪我人たちは体が光って、爆発で受けた怪我が全て回復していた。怪我人たち全員が回復したので冒険者ギルド内の騒ぎは自然に収まりつあった。
「奇跡だ!!怪我が治ったぞ」
「俺も治っている」
「俺もだ」
「御使様なのか?」
「俺も使徒様の噂を聞いたことがある」
「御使様だ」
床に寝かされていたけが人たちは喜びの声をあげた。2人はギルド職員に呼ばれて応接室に案内された。
「ギルドマスターのイグナートだ、まずは怪我人を全員治療してくれたことに感謝する」
「実は回復ポーションの在庫が無くなって困っていたところだ」
「2人とも、高位の聖魔法を使えるなんて凄いな」
「ここに来る前にイポニアで指導者に教わってきたので、たまたま上手く発動しただけです」
「ナトホカで聞いてきたと思うが、ここの鉱山で謎の爆発があったのだ。その爆発の原因を調査をしてきて欲しいのだが受けてくれるか?」
「はい、魔物の詳細はわかりますか?」
「ここに寝ていた冒険者たちは知らないうちに爆発に巻き込まれたそうだ」
「イグナートさん、鉱山は普段から粉塵が多い場所ではないでしょうか?」
「ああ、鉱山は石炭を掘り出しているから粉塵は多いな、それが爆発と関係があるのか?」
「はい、密閉された坑道は粉塵が舞い上がりなにかの拍子に火が付くと大爆発を起こす危険性があるのです」
「とりあえず2人に鉱山の確認をお願いしたい。その結果次第で鉱山の粉塵対策も検討しよう」
「わかりました」
「では、現地に向かいます」
サキヒコとカナエは飛翔魔法でギルドから鉱山まで移動した。鉱山までは歩いても2キロほどだったが、ユリナ・サロリスクの冒険者ギルドは鉱山の町に出来たギルドだと思った。
鉱山の入口はトロッコの線路が敷設されていたが、坑道は爆発で崩れてくる危険があったのでので2人は土魔法で坑道の補強をかけながら奥へ奥へと進んだ。
「カナエ、赤い点は光っていないよね」
「サキヒコさん、それがさっきから赤い点が点いたり消えたりしているの。たぶん、地中の奥深くに魔物がいる可能性があるわ」
「厄介だね、アズラエル、地中の魔物を特定する魔法はないの?」
「はい、精度は少し劣りますが、グランドサーチが使えます」
「つま先から地面に土属性の魔力を薄く流す感じでいいんだね」
「そうです。魔物がいれば魔力に反応するはずです」
「アズラエル、結果を画面に転送して」
「了解です」
「サキヒコさん、大きな魔物だよ」
「カナエ、巨大ワームだ。それに3匹いるみたいだね」
「こいつが粉塵爆発の原因だったようだね」
「カナエ、ゴブリンメイジの肉でおびきよせようか?」
「サキヒコさん、その後どうするの?」
「そうだね、坑道の中では火魔法は絶対に使えないし、巨大ワームは普通にサンダーボルトで即死させよう」
「わかったわ」
サキヒコはモンゴリア国の森で倒したゴブリンメイジを積み上げた。巨大ワームはゴブリンメイジの肉の匂いに反応して穴から巨体を現した。
「サンダーボルト」
バリーン、ドシャ
「サキヒコさん、こっちからも」
「「サンダーボルト」」
バリーン、バリーン、ドシャ、ドシャ
「ふう~、やっぱり3匹同時に出てきたね」
「アズラエル、グランドサーチを頼む」
「了解しました。坑内の巨大ワームは全て討伐されました」
「なお、巨大ワームの体内に大粒のアダマンタイトを持っているので解体せずにギルドに持ち込みましょう」
「了解、後でアダマンタイトは引き取るよ」
「それと、粉塵対策で立坑内に風魔法を付与した魔石を置いて粉塵を屋外に逃がしましょう」
「ああ、それがいいね。俺もさっきから舞い上がる粉塵が気になっていたんだ」
サキヒコとカナエは坑道全体の補強と立坑に風魔法の魔石を埋め込み、坑道全体の空気の循環を良くしたのだった。
「お前たち、坑道の調査は終わったのか?」
「ハイ、原因は巨大ワームが3匹いました」
「収納で持ってきていますので後で解体と買い取りをお願いします」
「お前たち、どうやって倒した?」
「はい、雷魔法で一撃です」
ギルドマスターに案内されてサキヒコとカナエは倉庫に移動した。
「イグナートさん、ワームの腹から大粒のアダマンタイトが10個出てきました」
「こっちも同じです」
「こっちもです」
「イグナートさん、大粒のアダマンタイトは10個は俺たちが引き取っていいですか?」
「残りのアダマンタイトは買い取りでいいのか?」
「はい、お願いします」
「分かった。後で精算しよう」
「冒険者に坑道に入るように直ぐに知らせてやってくれ。それと今日からアダマンタイトの買い取りを始める事を伝えてくれ」
「「「「はい」」」」
「ギルドマスター、うちもゲヌマヌイみたいに忙しくなりますね」
「キーラ、モスコのギルド本部に至急連絡してギルド職員の増員を打診してくれ」
「了解です」
「ユーリー、ナトホカの冒険者ギルドに連絡だ」
「問題は無事片付いた、アダマンタイトを発見したと連絡だ」
「はい、了解です」
アズラエルはサキヒコとカナエにゲヌマヌイでジェネオスとアギオスがベヒーモスを退治したことを教えてくれた。
「精算だが、巨大ワーム討伐が3体で3000枚、大粒のアダマンタイトは20個は10000枚だ」
「お前たちの口座に振り込むので確認してくれ」
「イグナートさん、冒険者カードの口座って、イポニアで使えるのですか?」
「キーラ、イポニアでも使えたか?」
「はい、王都ケトマスとナニサカ市の2つの都市では取引可能ですが、他の都市までは整備されていません」
「と、言うことだ。お前たちも活躍するならロキシア国内で暮らすことだな」
「そうですね、ここならナホトカを経由して色々と冒険ができそうですね」
「そういうことだ。イポニアではなれないけど、お前たちの実力ならSランクは確定だ」
「ありがとうございます」
(話終わり)
-----------------------------------
昼になって、サキヒコとカナエはログハウスにもキャンピングカーにも食料が全く無いことに気付き、ここから一番近いナトホカまで転移門で移動してナトホカの冒険者ギルドでグリーンドラゴンを売ることにしたのだった。
「魔物の買い取りをお願いしたいのですが」
「魔物は何でしょうか?」
「モンゴリア国の洞窟で倒してきたグリーンドラゴンです」
「そんなの絶対に嘘に決まっています!!」
二人は冒険者カードを出したが、全く信じてもらえなかった。ベテランの女子職員が魔力測定盤を用意して二人のレベルが表示された
「はっ、これは……」
「アクリーナ、いつも口酸っぱく言っているでしょ、冒険者は見た目だけで判断したら駄目よ。貴女、本当に分かってる?」
「今回は完全に貴女の早とちりよ。直ぐに謝罪しなさい」
「本当にすみませんでした。お二人を疑うようなことをして誠に申し訳ありませんでした」
「気にしていませんからいいですよ」
◇ ◇ ◇ ◇
【名前】サキヒコ・ヤマダ
【種族】人族
【年齢】18
【スキル】
****
【LV】99
【MP】*****
【名前】カナエ・ヤマダ
【種族】人族
【年齢】18
【称号】
【スキル】
****
【LV】99
【MP】*****
◇ ◇ ◇ ◇
受付の新人職員アクリーナは二階へギルドマスターを呼びに行った。代わりにベテラン女子職員が対応した。
「それでは、サキヒコ様たちの冒険者カードはロキシア国のAランクカードに書き換えさせていただきます」
「イポニアのカードとは違うのですか?」
「はい、ロキシア国の冒険者カードは全世界で信用取引が出来るのです。イポニアの冒険者カードにはこの機能が付いていないのです」
「書き換えお願いします」
イポニアの冒険者カードの討伐記録から読み取ると、2人のレベルは相当に高いことが分かった。これらから判断して2人だけで本当にグリーンドラゴンを倒したことを信じてもらい買い取りオッケーが出たのだった。
2人は解体場に案内され、サキヒコが収納からグリーンドラゴンを出した。
「お持ちいただいたグリーンドラゴンはとても状態が良いので、金貨3000枚での買い取りになります」
「では、こちらがお二人の新しいAランク冒険者カードです」
「買い取り代金はお二人の口座に振り込んでよろしいでしょうか?」
2人は当座の生活費として金貨100枚を受け取り残りは新たに作った口座に振り込んでもらった。
「ギルドマスターが用があるそうなので二階の応接室にご案内します」
ベテラン女子職員は2人を二階の応接室に案内し、お茶を出してくれた。
「ギルドマスターのゴルジェイだ、よく来てくれた。まぁ楽にしてくれ」
「イポニアの冒険者をしているサキヒコです」
「妻のカナエです」
「ところで、ドラゴンスレイヤーの2人に折り入って頼みたいのだが、ユリナ・サロリンスクの鉱山でつい先程謎の爆発があったのだ。今からそこの調査をしてきてくれないか?」
「えっ、今からですか?」
「そうだ」
「実は、極秘事項なので他言無用にしてほしいが、このドアを開ければユリナ・サロリスクの冒険者ギルドにつながっている。ロキシア国の冒険者ギルドにはこのドアで何処にでも行けるのだ」
「わかりました。直ぐに出発しますが、魔物の可能性はあるのですか?」
「それが現場が大混乱していて何もわからないのだ」
「それでは行ってきます」
サキヒコとカナエはユリナ・サロリスクの冒険者ギルドに転移した。冒険者ギルド内はけが人がひしめいていて身動きが取れない状態だった。
(カナエさん、サキヒコさん、広域・エリアヒールです)
「「エリアヒール」」
床に寝かされていた怪我人たちは体が光って、爆発で受けた怪我が全て回復していた。怪我人たち全員が回復したので冒険者ギルド内の騒ぎは自然に収まりつあった。
「奇跡だ!!怪我が治ったぞ」
「俺も治っている」
「俺もだ」
「御使様なのか?」
「俺も使徒様の噂を聞いたことがある」
「御使様だ」
床に寝かされていたけが人たちは喜びの声をあげた。2人はギルド職員に呼ばれて応接室に案内された。
「ギルドマスターのイグナートだ、まずは怪我人を全員治療してくれたことに感謝する」
「実は回復ポーションの在庫が無くなって困っていたところだ」
「2人とも、高位の聖魔法を使えるなんて凄いな」
「ここに来る前にイポニアで指導者に教わってきたので、たまたま上手く発動しただけです」
「ナトホカで聞いてきたと思うが、ここの鉱山で謎の爆発があったのだ。その爆発の原因を調査をしてきて欲しいのだが受けてくれるか?」
「はい、魔物の詳細はわかりますか?」
「ここに寝ていた冒険者たちは知らないうちに爆発に巻き込まれたそうだ」
「イグナートさん、鉱山は普段から粉塵が多い場所ではないでしょうか?」
「ああ、鉱山は石炭を掘り出しているから粉塵は多いな、それが爆発と関係があるのか?」
「はい、密閉された坑道は粉塵が舞い上がりなにかの拍子に火が付くと大爆発を起こす危険性があるのです」
「とりあえず2人に鉱山の確認をお願いしたい。その結果次第で鉱山の粉塵対策も検討しよう」
「わかりました」
「では、現地に向かいます」
サキヒコとカナエは飛翔魔法でギルドから鉱山まで移動した。鉱山までは歩いても2キロほどだったが、ユリナ・サロリスクの冒険者ギルドは鉱山の町に出来たギルドだと思った。
鉱山の入口はトロッコの線路が敷設されていたが、坑道は爆発で崩れてくる危険があったのでので2人は土魔法で坑道の補強をかけながら奥へ奥へと進んだ。
「カナエ、赤い点は光っていないよね」
「サキヒコさん、それがさっきから赤い点が点いたり消えたりしているの。たぶん、地中の奥深くに魔物がいる可能性があるわ」
「厄介だね、アズラエル、地中の魔物を特定する魔法はないの?」
「はい、精度は少し劣りますが、グランドサーチが使えます」
「つま先から地面に土属性の魔力を薄く流す感じでいいんだね」
「そうです。魔物がいれば魔力に反応するはずです」
「アズラエル、結果を画面に転送して」
「了解です」
「サキヒコさん、大きな魔物だよ」
「カナエ、巨大ワームだ。それに3匹いるみたいだね」
「こいつが粉塵爆発の原因だったようだね」
「カナエ、ゴブリンメイジの肉でおびきよせようか?」
「サキヒコさん、その後どうするの?」
「そうだね、坑道の中では火魔法は絶対に使えないし、巨大ワームは普通にサンダーボルトで即死させよう」
「わかったわ」
サキヒコはモンゴリア国の森で倒したゴブリンメイジを積み上げた。巨大ワームはゴブリンメイジの肉の匂いに反応して穴から巨体を現した。
「サンダーボルト」
バリーン、ドシャ
「サキヒコさん、こっちからも」
「「サンダーボルト」」
バリーン、バリーン、ドシャ、ドシャ
「ふう~、やっぱり3匹同時に出てきたね」
「アズラエル、グランドサーチを頼む」
「了解しました。坑内の巨大ワームは全て討伐されました」
「なお、巨大ワームの体内に大粒のアダマンタイトを持っているので解体せずにギルドに持ち込みましょう」
「了解、後でアダマンタイトは引き取るよ」
「それと、粉塵対策で立坑内に風魔法を付与した魔石を置いて粉塵を屋外に逃がしましょう」
「ああ、それがいいね。俺もさっきから舞い上がる粉塵が気になっていたんだ」
サキヒコとカナエは坑道全体の補強と立坑に風魔法の魔石を埋め込み、坑道全体の空気の循環を良くしたのだった。
「お前たち、坑道の調査は終わったのか?」
「ハイ、原因は巨大ワームが3匹いました」
「収納で持ってきていますので後で解体と買い取りをお願いします」
「お前たち、どうやって倒した?」
「はい、雷魔法で一撃です」
ギルドマスターに案内されてサキヒコとカナエは倉庫に移動した。
「イグナートさん、ワームの腹から大粒のアダマンタイトが10個出てきました」
「こっちも同じです」
「こっちもです」
「イグナートさん、大粒のアダマンタイトは10個は俺たちが引き取っていいですか?」
「残りのアダマンタイトは買い取りでいいのか?」
「はい、お願いします」
「分かった。後で精算しよう」
「冒険者に坑道に入るように直ぐに知らせてやってくれ。それと今日からアダマンタイトの買い取りを始める事を伝えてくれ」
「「「「はい」」」」
「ギルドマスター、うちもゲヌマヌイみたいに忙しくなりますね」
「キーラ、モスコのギルド本部に至急連絡してギルド職員の増員を打診してくれ」
「了解です」
「ユーリー、ナトホカの冒険者ギルドに連絡だ」
「問題は無事片付いた、アダマンタイトを発見したと連絡だ」
「はい、了解です」
アズラエルはサキヒコとカナエにゲヌマヌイでジェネオスとアギオスがベヒーモスを退治したことを教えてくれた。
「精算だが、巨大ワーム討伐が3体で3000枚、大粒のアダマンタイトは20個は10000枚だ」
「お前たちの口座に振り込むので確認してくれ」
「イグナートさん、冒険者カードの口座って、イポニアで使えるのですか?」
「キーラ、イポニアでも使えたか?」
「はい、王都ケトマスとナニサカ市の2つの都市では取引可能ですが、他の都市までは整備されていません」
「と、言うことだ。お前たちも活躍するならロキシア国内で暮らすことだな」
「そうですね、ここならナホトカを経由して色々と冒険ができそうですね」
「そういうことだ。イポニアではなれないけど、お前たちの実力ならSランクは確定だ」
「ありがとうございます」
(話終わり)
-----------------------------------
0
あなたにおすすめの小説
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
「俺が勇者一行に?嫌です」
東稔 雨紗霧
ファンタジー
異世界に転生したけれども特にチートも無く前世の知識を生かせる訳でも無く凡庸な人間として過ごしていたある日、魔王が現れたらしい。
物見遊山がてら勇者のお披露目式に行ってみると勇者と目が合った。
は?無理
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
クラス最底辺の俺、ステータス成長で資産も身長も筋力も伸びて逆転無双
四郎
ファンタジー
クラスで最底辺――。
「笑いもの」として過ごしてきた佐久間陽斗の人生は、ただの屈辱の連続だった。
教室では見下され、存在するだけで嘲笑の対象。
友達もなく、未来への希望もない。
そんな彼が、ある日を境にすべてを変えていく。
突如として芽生えた“成長システム”。
努力を積み重ねるたびに、陽斗のステータスは確実に伸びていく。
筋力、耐久、知力、魅力――そして、普通ならあり得ない「資産」までも。
昨日まで最底辺だったはずの少年が、今日には同級生を超え、やがて街でさえ無視できない存在へと変貌していく。
「なんであいつが……?」
「昨日まで笑いものだったはずだろ!」
周囲の態度は一変し、軽蔑から驚愕へ、やがて羨望と畏怖へ。
陽斗は努力と成長で、己の居場所を切り拓き、誰も予想できなかった逆転劇を現実にしていく。
だが、これはただのサクセスストーリーではない。
嫉妬、裏切り、友情、そして恋愛――。
陽斗の成長は、同級生や教師たちの思惑をも巻き込み、やがて学校という小さな舞台を飛び越え、社会そのものに波紋を広げていく。
「笑われ続けた俺が、全てを変える番だ。」
かつて底辺だった少年が掴むのは、力か、富か、それとも――。
最底辺から始まる、資産も未来も手にする逆転無双ストーリー。
物語は、まだ始まったばかりだ。
友人の結婚式で友人兄嫁がスピーチしてくれたのだけど修羅場だった
海林檎
恋愛
え·····こんな時代錯誤の家まだあったんだ····?
友人の家はまさに嫁は義実家の家政婦と言った風潮の生きた化石でガチで引いた上での修羅場展開になった話を書きます·····(((((´°ω°`*))))))
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる