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第6章
蟹と飲茶とリバイアサン
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「さて、お腹も膨れたことだし……」
シローはバトルメイドのヒナミが入れてくれたお茶で優雅な気分だった。スミレさんとカナエさんはお茶の後で少しお昼寝タイムだった。サキヒコはイーライ、ネイトと相談して元の世界のグロック17を最適化してバトルメイドとバトル執事の共用火器にした。
「ミカエル、次は何処に立ち寄るの?」
「はい、夕食はシャンルンの港です」
今回は美味しい味覚探訪も兼ねていますので、目的地には2時間ほどで到着しますので夕方前になります」
「シローさん、シャンルンの港って元の世界の上海ですか?
「そうだと思うよ。地図画面では地球と似ているようで場所はが違うけどね」
「だとしたら、シローさん、上海蟹を食べましょう」
「サキヒコさん、蟹が楽しみです」
「スミレさん、点心は食べれますかね」
「たぶん有るはずよ。イーライ、ネイト、シャンルンに点心はあるの?」
「はいスミレさん、蟹も食べられる飲茶のお店にご案内する予定です」
「スミレさん、私楽しみになってきました」
「プープー、プープー、リバイアサンがジャンク船を襲撃中」
「これより隠蔽魔法を発動しながら降下して加勢します。サキヒコさんとシローさんはバルコニーに出て爆裂魔法で応戦願います」
「サキヒコ、行くぞ」
「ハイ!!」
「プープー、プープー、カウントダウンします。5,4,3,2,1 撃(て)ー」
チュドーン、チュドーン、シローとサキヒコのエクスプロージョンはリバイサンに命中してジャンク船は事なきを得た。
ポーン、ポーン、「指定高度まで上昇開始」
「シャンルンの港上空1000メートルで待機中、座標ボールの放出完了」
ポーン、ポーン、「シャンルンに到着です」
「了解、下に転移するよ」
◇ ◇ ◇ ◇
シャンルンの港は、夕暮れの光に染まりながら、龍の背に乗ったような曲線の建物が並び、香辛料と海風が混ざった匂いが漂っていた。港の灯りがひとつ、またひとつと灯り始め、港にはジャンク船が停泊していた。
シローたち4人とメイドと執事の一行は、港から観光客に混じり、シャンルン街へ上陸していた。
「ようこそ、シャンルンへ。皆様を歓迎いたします」
港で冒険者カードを出し、簡単な手続きで入国できた。
「おい、見ろよ、いい女が4人もいるぜ」
「兄貴、俺さっきから爆発しそうです」
「馬鹿、その辺でさっさと擦って出してこい」
「ヘイ……」
「スミレさん、カナエさん、男が襲ってきます。身構えて」
バチン、バチン、ココラリホー、ココラリホー、グエ~、オェー、バチン、バチン、ビッ、ビッ、グヘェ、ドサ、
「ヒナミ、ホノカもありがとう。この人たち、本当にしつこいわね」
道端に強盗二人が汚物を吐き散らして倒れていたが、シャンルンでは日常茶飯事なので誰も気に留めなかった。
シローたち4人とメイドと執事の一行は、シャンルンの高級飲茶店「龍香苑」へと入っていった。
「いらっしゃいませ~」
チャイナドレスの香妃さんたちは笑顔で迎えてくれた。ちなみに飲茶の専門のメイドさんだそうでシローとサキヒコはスミレさんとカナエさんに後でチャイナドレスを買う予定だった。
4人は個室に案内され、ヒナミとホノカ、バトル執事のイーライとネイトはシローたち4人の後ろで控えていた。
円卓には、蒸気を立てて美味しそうな龍籠包、とろけるような豚肉の紅煉肉、甲羅が星のように輝く星甲蟹、氷の霊気を纏った白霊鶏、そしてとろとろの蟹霧豆腐が並んだ。
「うわ~、シローさん、凄いですね~流石に高級飲茶店だけありますね」
サキヒコとカナエは目を丸くしていた。
スミレさんとシローは生前に横浜の中華料理店で食べたことがあるのでそんなに気にはならなかった。
「いただきます!」
サキヒコはネイトが甲羅を外してくれたので星甲蟹をむしゃむしゃと食べだした。他の三人もメイドと執事が手伝い、甲羅を外すと蒸気が立ち上った。
「スミレさん、この蟹、美味しいです。食べると幸せになります」
カナエが驚きながら口に運んだが、四人は蟹を食べている間、終始無言だった。
「ヒナミ、ありがとう。烏龍茶も最高だね」
シローは、ヒナミが淹れてくれた高山茶を飲んでいた。
ネイトとイーライは、運ばれてきた料理を観察し、自分たちなりにレシピに記録をしていた。ヒナミとホノカはスミレさんに高山茶を買うように提案した。
一通りコース料理が終わり、4人はゆったりと寛いでいた。
「皆さん、伏せて下さい」
ネイトがシローの前に立ち、絶対防御魔法が展開された。
「戦闘態勢、ココラリホー発動」
ラリホー、ラリホー、ラリホー、バチン、バチン、バチン、ビッ、ビッ、ビッ、ラリホー、ラリホー、ラリホー、バチン、バチン、バチン、ビッ、ビッ、ビッ、ラリホー、ラリホー、ラリホー、バチン、バチン、バチン、ビッ、ビッ、ビッ、グヘェ~、おぇ~、グヘェ~、おぇ~、グヘェ~、おぇ~、グヘェ~、おぇ~……
ヒナミとホノカは流れるようにリズミカルにココラリホーの呪文を唱えるが、相手には三半規管に作用するので目が回ってくるのだった。
シローたち4人が襲われた理由は外国人の高貴な貴族と間違われたようで、襲ってきた強盗団12名は汚物を撒き散らして、全員が気絶して心臓麻痺を起こしていた。
「「「「バインド」」」」バトルメイドとバトル執事は強盗団を縛り上げ、浮遊魔法で店の裏口から強盗団全員を放りだした。
「「「「オールクリーン、オールリペア」」」」
店内は何事も無かったかのように綺麗になったのだった。
「お客様、大変失礼をいたしました。お怪我はありませんでしたか?」
「お客様を襲ったのは『九龍血盟団』という組織ですが、全員をお縄にしていただき恐縮です」
「店主の劉景星と申します」
「ダテホコから来ました錬金術師のシロー・ナミキです」
「妻で魔女のスミレです」
「ダテホコから来ました錬金術師のサキヒコ・ヤマダです
「妻で魔女のカナエ・ヤマダです」
「皆さまはイポニアの高貴な貴族の方では無いのですか?」
「いいえ、俺たちは家名を名乗っていますが、イポニアの冒険者ギルドでは全員が平民扱いでした。今は訳有って、ロキシアに移住し、Sランク冒険者の登録をしています」
「左様でございましたか。それとお連れのメイドさんと執事さんは相当の手練れのようですね」
「執事とメイドは手前どもを守ってくれるボディガードです」
「そうですか」
店主は部下たちに何かを頼み、部下はそのまま裏口から出ていった。店主は何か頼みたそうな素振りをしているので、夜も遅いので、明日の朝、午前の鐘の後で店に伺う約束をした。
「ゴーホーム」
4人は店を出ると、ログハウスに転移した。
「旦那様、先程の4人はロキシア国の本物のSランク冒険者です。メイド2人と執事2人の情報は有りませんでした」「何でもロキシア国では錬金術師と魔女の4人は『使徒様』として扱われているそうですが、詳しい情報はわかりません」
「それで4人は何処に消えたのだ」
「はあ、それが店を出た途端に転移魔法を使ったようで姿が消えたのです」
「ご苦労だった、明日まで待つことにするよ」
「休んでくれ」
「はい」
(話終わり)
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シローはバトルメイドのヒナミが入れてくれたお茶で優雅な気分だった。スミレさんとカナエさんはお茶の後で少しお昼寝タイムだった。サキヒコはイーライ、ネイトと相談して元の世界のグロック17を最適化してバトルメイドとバトル執事の共用火器にした。
「ミカエル、次は何処に立ち寄るの?」
「はい、夕食はシャンルンの港です」
今回は美味しい味覚探訪も兼ねていますので、目的地には2時間ほどで到着しますので夕方前になります」
「シローさん、シャンルンの港って元の世界の上海ですか?
「そうだと思うよ。地図画面では地球と似ているようで場所はが違うけどね」
「だとしたら、シローさん、上海蟹を食べましょう」
「サキヒコさん、蟹が楽しみです」
「スミレさん、点心は食べれますかね」
「たぶん有るはずよ。イーライ、ネイト、シャンルンに点心はあるの?」
「はいスミレさん、蟹も食べられる飲茶のお店にご案内する予定です」
「スミレさん、私楽しみになってきました」
「プープー、プープー、リバイアサンがジャンク船を襲撃中」
「これより隠蔽魔法を発動しながら降下して加勢します。サキヒコさんとシローさんはバルコニーに出て爆裂魔法で応戦願います」
「サキヒコ、行くぞ」
「ハイ!!」
「プープー、プープー、カウントダウンします。5,4,3,2,1 撃(て)ー」
チュドーン、チュドーン、シローとサキヒコのエクスプロージョンはリバイサンに命中してジャンク船は事なきを得た。
ポーン、ポーン、「指定高度まで上昇開始」
「シャンルンの港上空1000メートルで待機中、座標ボールの放出完了」
ポーン、ポーン、「シャンルンに到着です」
「了解、下に転移するよ」
◇ ◇ ◇ ◇
シャンルンの港は、夕暮れの光に染まりながら、龍の背に乗ったような曲線の建物が並び、香辛料と海風が混ざった匂いが漂っていた。港の灯りがひとつ、またひとつと灯り始め、港にはジャンク船が停泊していた。
シローたち4人とメイドと執事の一行は、港から観光客に混じり、シャンルン街へ上陸していた。
「ようこそ、シャンルンへ。皆様を歓迎いたします」
港で冒険者カードを出し、簡単な手続きで入国できた。
「おい、見ろよ、いい女が4人もいるぜ」
「兄貴、俺さっきから爆発しそうです」
「馬鹿、その辺でさっさと擦って出してこい」
「ヘイ……」
「スミレさん、カナエさん、男が襲ってきます。身構えて」
バチン、バチン、ココラリホー、ココラリホー、グエ~、オェー、バチン、バチン、ビッ、ビッ、グヘェ、ドサ、
「ヒナミ、ホノカもありがとう。この人たち、本当にしつこいわね」
道端に強盗二人が汚物を吐き散らして倒れていたが、シャンルンでは日常茶飯事なので誰も気に留めなかった。
シローたち4人とメイドと執事の一行は、シャンルンの高級飲茶店「龍香苑」へと入っていった。
「いらっしゃいませ~」
チャイナドレスの香妃さんたちは笑顔で迎えてくれた。ちなみに飲茶の専門のメイドさんだそうでシローとサキヒコはスミレさんとカナエさんに後でチャイナドレスを買う予定だった。
4人は個室に案内され、ヒナミとホノカ、バトル執事のイーライとネイトはシローたち4人の後ろで控えていた。
円卓には、蒸気を立てて美味しそうな龍籠包、とろけるような豚肉の紅煉肉、甲羅が星のように輝く星甲蟹、氷の霊気を纏った白霊鶏、そしてとろとろの蟹霧豆腐が並んだ。
「うわ~、シローさん、凄いですね~流石に高級飲茶店だけありますね」
サキヒコとカナエは目を丸くしていた。
スミレさんとシローは生前に横浜の中華料理店で食べたことがあるのでそんなに気にはならなかった。
「いただきます!」
サキヒコはネイトが甲羅を外してくれたので星甲蟹をむしゃむしゃと食べだした。他の三人もメイドと執事が手伝い、甲羅を外すと蒸気が立ち上った。
「スミレさん、この蟹、美味しいです。食べると幸せになります」
カナエが驚きながら口に運んだが、四人は蟹を食べている間、終始無言だった。
「ヒナミ、ありがとう。烏龍茶も最高だね」
シローは、ヒナミが淹れてくれた高山茶を飲んでいた。
ネイトとイーライは、運ばれてきた料理を観察し、自分たちなりにレシピに記録をしていた。ヒナミとホノカはスミレさんに高山茶を買うように提案した。
一通りコース料理が終わり、4人はゆったりと寛いでいた。
「皆さん、伏せて下さい」
ネイトがシローの前に立ち、絶対防御魔法が展開された。
「戦闘態勢、ココラリホー発動」
ラリホー、ラリホー、ラリホー、バチン、バチン、バチン、ビッ、ビッ、ビッ、ラリホー、ラリホー、ラリホー、バチン、バチン、バチン、ビッ、ビッ、ビッ、ラリホー、ラリホー、ラリホー、バチン、バチン、バチン、ビッ、ビッ、ビッ、グヘェ~、おぇ~、グヘェ~、おぇ~、グヘェ~、おぇ~、グヘェ~、おぇ~……
ヒナミとホノカは流れるようにリズミカルにココラリホーの呪文を唱えるが、相手には三半規管に作用するので目が回ってくるのだった。
シローたち4人が襲われた理由は外国人の高貴な貴族と間違われたようで、襲ってきた強盗団12名は汚物を撒き散らして、全員が気絶して心臓麻痺を起こしていた。
「「「「バインド」」」」バトルメイドとバトル執事は強盗団を縛り上げ、浮遊魔法で店の裏口から強盗団全員を放りだした。
「「「「オールクリーン、オールリペア」」」」
店内は何事も無かったかのように綺麗になったのだった。
「お客様、大変失礼をいたしました。お怪我はありませんでしたか?」
「お客様を襲ったのは『九龍血盟団』という組織ですが、全員をお縄にしていただき恐縮です」
「店主の劉景星と申します」
「ダテホコから来ました錬金術師のシロー・ナミキです」
「妻で魔女のスミレです」
「ダテホコから来ました錬金術師のサキヒコ・ヤマダです
「妻で魔女のカナエ・ヤマダです」
「皆さまはイポニアの高貴な貴族の方では無いのですか?」
「いいえ、俺たちは家名を名乗っていますが、イポニアの冒険者ギルドでは全員が平民扱いでした。今は訳有って、ロキシアに移住し、Sランク冒険者の登録をしています」
「左様でございましたか。それとお連れのメイドさんと執事さんは相当の手練れのようですね」
「執事とメイドは手前どもを守ってくれるボディガードです」
「そうですか」
店主は部下たちに何かを頼み、部下はそのまま裏口から出ていった。店主は何か頼みたそうな素振りをしているので、夜も遅いので、明日の朝、午前の鐘の後で店に伺う約束をした。
「ゴーホーム」
4人は店を出ると、ログハウスに転移した。
「旦那様、先程の4人はロキシア国の本物のSランク冒険者です。メイド2人と執事2人の情報は有りませんでした」「何でもロキシア国では錬金術師と魔女の4人は『使徒様』として扱われているそうですが、詳しい情報はわかりません」
「それで4人は何処に消えたのだ」
「はあ、それが店を出た途端に転移魔法を使ったようで姿が消えたのです」
「ご苦労だった、明日まで待つことにするよ」
「休んでくれ」
「はい」
(話終わり)
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