改訂版 勇者と聖女の育成請け負います_みんなで育てれば怖くないね

にしのみつてる

文字の大きさ
71 / 78
第6章

クリタ島に着いた

しおりを挟む
「スミレさん、お昼の準備が出来ています。今日のお昼はカツレツです」
「は~い」
「みんな~お昼にしましょう」
「「「は~い」」」

「カナエ、このカツ美味しいね」
「そうよ、私とヒナミとホノカも手伝ったのよ」

「サキヒコさん、ロキシア風のカツレツにしてみました」
「ホノカ、ありがとう」
「どういたしまして」


「シローさん、『ワイバーン型無人機』から定時連絡と画像が来ています」

「1号、定時報告。西部北方方面、敵性反応なし」
「引き続き、警戒を密にせよ」
「1号、了解」

「2号、定時報告、西部南方に敵性反応なし」
「引き続き、警戒を密にせよ」
「2号、了解」

「3号、定時報告、東部北方に敵性反応なし」
「引き続き、警戒を密にせよ」
「3号、了解」

「4号、定時報告、東部南方に敵性反応なし」
「引き続き、警戒を密にせよ」
「4号、了解」

「イーライ、ネイト、画面を見ていると乗り物酔いを起こしそうだね」
「シローさん、既に三半規管は強化されていますので乗り物酔いは絶対に起こしません、ジェネオスとアギオスの全員がレベルが撤廃されたので神の体と同じ仕組みになり、少々の事では体に影響が出ないのです」

「ふ~ん、それは知らなかったよ。じゃあ、俺が過去のトラウマを引きずって乗り物酔いを思い出しただけだね」
「そうです」

「シローさん、ヨダシステムからの最新情報を受信しました。アメリキ国訪問中のジェネオスが『強化型座標ボール』を320個作って10万人以上の街に設置をしています」

「ミカエル、『強化型座標ボール』って、何なの?」
「はい、ジェネオスが改良した防犯カメラのことで悪意を持った生物を『ルミナスの矢』で無力化します」

「つまり犯罪抑止につながるの?」
「はい、そのとおりです。ジェネオスたちは既に大きな都市に優先的に設置したそうです」

「シローさん、俺たちも100個作って、『ワイバーン型無人機』に搭載したらどうですか?」
「そうだね……そうしようか」

「ミカエル、この地域で人口1万人以上の都市ってどれくらい?」
「トータルで百都市以下と推定されます」
「じゃぁ、大丈夫だね」

(『強化型座標ボール』転送完了、魔石高濃度圧縮、射撃統制AIクリスタル脳生成、ワイバーンの目生成、『ルミナスの矢』起動装置転送)

「クリエイト・エンハンスドコーディネートボール✕100」

「あ~、確かに魔力を持っていかれるね」

「イーライ、ネイト、『ワイバーン型無人機』に『強化型座標ボール』を転送」
「了解」

「トランスファー、マジックボール✕30 1号」
「トランスファー、マジックボール✕20 2号」
「トランスファー、マジックボール✕25 3号」
「トランスファー、マジックボール✕25 4号」

「対象生物の悪意レベルを10以上に設定」

「シローさん、全て転送完了です」
「サキヒコ、比較的大きな街に優先的に設置していこう」
「はい」

「シローさん、サキヒコさん、お茶が入りました」
「もう、こんな時間か」

「ミカエル、今どの辺?」
「はい、カスピュ海の上空通過中です」

 プープー、プープー、「眼下に巨大チョウザメ、スタウラコスです」
「戦闘用意、各員は戦闘配置」
「射撃統制システム起動、M2機関砲起動発射用意」
「ログハウス、降下、機体制御」

「3、2、1…」
「撃てー」
 ダダダ、ダダダ……「敵・スタゴラス討伐を確認」

「ミカエル、あんな巨大ザメがいるのか?」
「はい、全長30メートルは超えていました」

「シローさん、世界は広いですよ。俺たちの知らないことばかりですね」
「そうかも知れないな」

「スミレさん、キャビアってこの世界でも食べるのですか?」
「さぁ~どうかしら? ヒナミ、ホノカ、キャビアを知っている?」

「スミレさん、この世界の人々はサメの卵は絶対に食べないようです」
「そうなのね、ヒナミ、ホノカ、ありがとう」


 こうして、『強化型座標ボール』は無事に設置が終わった。座標ボールは設置後すぐに稼働を始め、主に街道を縄張りとしている盗賊団と街の奴隷商人に『ルミナスの矢』が命中して無力化されていった。一部、街で悪どい商売を行なっていた悪徳商人も『ルミナスの矢』が命中して無力化されていたが、全ての判断は個々の射撃統制AIクリスタル脳が行っていた。

 ポーン、ポーン、「まもなくクリタ島上空です」

「イーライ、生物の討伐はどうだ?」
「ネイト、順調だ。おそらく1000件以上は無力化されたと思う」

「ネイト、私たちも暇ね」
「ねぇ、イーライ、この辺で鉱物採取が出来そうな山はないの?」

「ネイト、ラヴリ鉱山が良さそうだな」
「そうだな、距離は276キロあるぞ」

「ミカエル、ラヴリ鉱山上空に移動、転移門設置したままにしておいてくれ。それと非常通信も回路オープンだ」
「了解です。では、行ってらっしゃい」

 4体が鉱石採取と精製を始めて約1時間後……

「イーライ、ネイト、今回もたくさん採れたね」
「ヒナミ、ホノカ、魔石が5000樽も補充できたのは僥倖だったな」

「そうね……、ネイトはアクセサリーを作るの?」
「そうだよ、他の執事ロボが、『認識阻害の指輪』を作っていたので俺も作ってみたくなった」

「ネイト、私たちのスタンガンも作って」
「大丈夫、『認識阻害の指輪』と一緒にヒナミとホノカのスタンガンも既に出来ている」

「イーライ、ネイト、これ、無駄にイイね」
「そうだろ~、どっちにしても5倍にしてあるので電撃を受けてすぐに心臓麻痺を起こすからね」

「ゴキブリは叩いても死なないって言うからそれくらいでいいよね」
「そうだな、アハハハ」

 今夜も自重しないバトル執事とバトルメイドたちは内緒でちょっぴり過激な武器を作って満足だった。

(話終わり)
 ----------------------------------
 バトルメイドのスタンガンの想像図です
 

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

彼の巨大な体に覆われ、満たされ、貪られた——一晩中

桜井ベアトリクス
恋愛
妹を救出するため、一ヶ月かけて死の山脈を越え、影の沼地を泳ぎ、マンティコアとポーカー勝負までした私、ローズ。 やっと辿り着いた先で見たのは——フェイ王の膝の上で甘える妹の姿。 「助けなんていらないわよ?」 は? しかも運命の光が私と巨漢戦士マキシマスの間で光って、「お前は俺のものだ」宣言。 「片手だけなら……」そう妥協したのに、ワイン一杯で理性が飛んだ。 彼の心臓の音を聞いた瞬間、私から飛びついて、その夜、彼のベッドで戦士のものになった。

巨乳すぎる新入社員が社内で〇〇されちゃった件

ナッツアーモンド
恋愛
中高生の時から巨乳すぎることがコンプレックスで悩んでいる、相模S子。新入社員として入った会社でS子を待ち受ける運命とは....。

敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される

clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。 状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

ドマゾネスの掟 ~ドMな褐色少女は僕に責められたがっている~

ファンタジー
探検家の主人公は伝説の部族ドマゾネスを探すために密林の奥へ進むが道に迷ってしまう。 そんな彼をドマゾネスの少女カリナが発見してドマゾネスの村に連れていく。 そして、目覚めた彼はドマゾネスたちから歓迎され、子種を求められるのだった。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

兄様達の愛が止まりません!

恋愛
五歳の時、私と兄は父の兄である叔父に助けられた。 そう、私達の両親がニ歳の時事故で亡くなった途端、親類に屋敷を乗っ取られて、離れに閉じ込められた。 屋敷に勤めてくれていた者達はほぼ全員解雇され、一部残された者が密かに私達を庇ってくれていたのだ。 やがて、領内や屋敷周辺に魔物や魔獣被害が出だし、私と兄、そして唯一の保護をしてくれた侍女のみとなり、死の危険性があると心配した者が叔父に助けを求めてくれた。 無事に保護された私達は、叔父が全力で守るからと連れ出し、養子にしてくれたのだ。 叔父の家には二人の兄がいた。 そこで、私は思い出したんだ。双子の兄が時折話していた不思議な話と、何故か自分に映像に流れて来た不思議な世界を、そして、私は…

処理中です...