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第7章
秘密の部屋と女子会~カフェエンジェリコ ~
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「スミレさん、このリビングはすごく快適ですね」
「そうね、ログハウスのリビングも広かったけど、メガファライナはもっと広いわね」
「カナエさんは何かこだわってみる?」
「そうですね……」
カナエは少し考えてから、微笑みながら言った。
「私……特別な設備じゃないかもしれませんけど、皆んなが一緒に過ごせる“静かな部屋”が欲しいです。窓が広くて、星が見えて、音楽が流れて……そんな場所です」
スミレが優しく頷く。
「いいわね。メガファライナの船尾に、展望室を作りましょうか。星空が見えるように、魔導ガラスで囲って」
ヒナミとホノカがすぐに反応した。
「それなら、私たちだけで遮音魔法を使った“静音空間”にできます。外の騒音を完全に遮断して、室内は好きな音だけ流せるように」
ホノカが更に補足する。
「照明も、魔力で明るさを調整可能にして、時間帯や気分に合わせて変えられるようにしましょう。星空モード、朝焼けモード、読書モード……」
「スミレさん、船尾の部屋は天使の喫茶室 カフェエンジェリコにしませんか」
「カナエさん、すごくいい名前ですね」
ヒナミとホノカがお茶を用意しながら褒めた。
カフェは自動で心地よい音楽が奏でられていた。自動演奏の仕組みはスミレさんが聞いていた音楽配信番組をヨダシステムが独自解析して、この世界ようにアレンジされていた。
「カナエさん、私たちもメイド服なの?」
「スミレさん、ここの部屋ではメイド服が正装なのです」
「それがいいわね。シローさんとサキヒコさんは入ってこれないし」
「スミレさん、ネイトから画像が転送されて来ました」
ヒナミが壁のモニターに表示してくれた。
「この猫型ロボットは『みーくんMk.III』と言うそうです」
「ヒナミ、ホノカ、『みーくんMk.III』は決定よ」
「「はい」」
『静かな部屋、カフェエンジェリコ』は、メガファライナの中でも女子会の場所として、男性は立入禁止の特別な部屋になった。
「それにサキヒコさんがイーライとネイトと一緒に格納庫に専用の工作室とガンロッカーを作ったそうです」
「ふ~ん、シローさんとサキヒコさんの秘密基地なのね」
「その頃、シローたち4人は格納庫に『開発室』と称して専用の工作室とサキヒコのガンロッカーを設置した」
「イーライ、ネイト、俺たちはここが男子ロッカー室でいいかな?」
「シローさん、ガンオイルを創造したので俺には最高の部屋っす」
サキヒコは対戦車魔導ライフルを手入れしながら微笑んだ。
「シローさん、ここにも小型モニターが置いてありますから、コクピットまで行かなくても操縦可能です」
「そういえば、アニメの宇宙海賊船は死んだ友がコンピューターでオートパイロットを兼ねていたな」
「シローさん、個性的な副長とペットを作りますか?」
「イーライ、ネイト、なにか案があるんだね」
「はい、猫型ペットロボット『みーくんMk.III』と副長の『バルモン中尉(仮)』です」
シローはイーライとネイトからイメージを見せてもらったが、これをスミレさんに見せたら寝室にまでみーくんを抱いて連れて行きそうだと思った。
「『カフェエンジェリコ』から緊急要請、『スグニカカレ、クリカエス。スグニカカレ』」
「イーライ、ネイト、『みーくんMk.III』を先行で作って」
「「了解」」
ミャ~ア、 プープー「緊急事態発生!!」プープー「緊急事態発生!!」
砂漠の空に、突然、巨大な目玉型UFOが一機浮かんでいた。メガファライナはその下を通過中だったが、空中停止状態で拘束されて砲撃を受け続けていた。
「ミカエル、マジック・シールドは?」 「シローさん、限界です。あと30秒で崩壊します」
スミレさんが大声で叫んだ。「シローさん、撤退よ!このままでは私たちは助からないわ」
「シローさん、主砲は冷却中です!」
イーライとネイトは悔しそうに叫んだ。
「サキヒコ、目玉UFOに何か手はあるか?」
サキヒコは格納庫の奥に走り、魔導対戦車砲《バレットM107》を抱えて戻ってきた。
「俺に撃たせてください。俺はあいつの目玉を狙えます」
スミレが驚いたように振り返る。「サキヒコ、一人では危険よ」
「スミレさん、男には、負けると分かっていても撃たなきゃいけない時があるんです」
サキヒコは船尾のハッチを開き、風に吹かれながら砲を構える。みーくんMk.IIIが「にゃーん」と応援するように鳴いた。
「目玉の中心、魔力収束点……見えた!」
「魔導対戦車砲、チャージ完了――発射!」
パアーーーン、パアーーーン!サキヒコが撃った魔導弾は2発とも目玉の中心に着弾していた。
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「そうね、ログハウスのリビングも広かったけど、メガファライナはもっと広いわね」
「カナエさんは何かこだわってみる?」
「そうですね……」
カナエは少し考えてから、微笑みながら言った。
「私……特別な設備じゃないかもしれませんけど、皆んなが一緒に過ごせる“静かな部屋”が欲しいです。窓が広くて、星が見えて、音楽が流れて……そんな場所です」
スミレが優しく頷く。
「いいわね。メガファライナの船尾に、展望室を作りましょうか。星空が見えるように、魔導ガラスで囲って」
ヒナミとホノカがすぐに反応した。
「それなら、私たちだけで遮音魔法を使った“静音空間”にできます。外の騒音を完全に遮断して、室内は好きな音だけ流せるように」
ホノカが更に補足する。
「照明も、魔力で明るさを調整可能にして、時間帯や気分に合わせて変えられるようにしましょう。星空モード、朝焼けモード、読書モード……」
「スミレさん、船尾の部屋は天使の喫茶室 カフェエンジェリコにしませんか」
「カナエさん、すごくいい名前ですね」
ヒナミとホノカがお茶を用意しながら褒めた。
カフェは自動で心地よい音楽が奏でられていた。自動演奏の仕組みはスミレさんが聞いていた音楽配信番組をヨダシステムが独自解析して、この世界ようにアレンジされていた。
「カナエさん、私たちもメイド服なの?」
「スミレさん、ここの部屋ではメイド服が正装なのです」
「それがいいわね。シローさんとサキヒコさんは入ってこれないし」
「スミレさん、ネイトから画像が転送されて来ました」
ヒナミが壁のモニターに表示してくれた。
「この猫型ロボットは『みーくんMk.III』と言うそうです」
「ヒナミ、ホノカ、『みーくんMk.III』は決定よ」
「「はい」」
『静かな部屋、カフェエンジェリコ』は、メガファライナの中でも女子会の場所として、男性は立入禁止の特別な部屋になった。
「それにサキヒコさんがイーライとネイトと一緒に格納庫に専用の工作室とガンロッカーを作ったそうです」
「ふ~ん、シローさんとサキヒコさんの秘密基地なのね」
「その頃、シローたち4人は格納庫に『開発室』と称して専用の工作室とサキヒコのガンロッカーを設置した」
「イーライ、ネイト、俺たちはここが男子ロッカー室でいいかな?」
「シローさん、ガンオイルを創造したので俺には最高の部屋っす」
サキヒコは対戦車魔導ライフルを手入れしながら微笑んだ。
「シローさん、ここにも小型モニターが置いてありますから、コクピットまで行かなくても操縦可能です」
「そういえば、アニメの宇宙海賊船は死んだ友がコンピューターでオートパイロットを兼ねていたな」
「シローさん、個性的な副長とペットを作りますか?」
「イーライ、ネイト、なにか案があるんだね」
「はい、猫型ペットロボット『みーくんMk.III』と副長の『バルモン中尉(仮)』です」
シローはイーライとネイトからイメージを見せてもらったが、これをスミレさんに見せたら寝室にまでみーくんを抱いて連れて行きそうだと思った。
「『カフェエンジェリコ』から緊急要請、『スグニカカレ、クリカエス。スグニカカレ』」
「イーライ、ネイト、『みーくんMk.III』を先行で作って」
「「了解」」
ミャ~ア、 プープー「緊急事態発生!!」プープー「緊急事態発生!!」
砂漠の空に、突然、巨大な目玉型UFOが一機浮かんでいた。メガファライナはその下を通過中だったが、空中停止状態で拘束されて砲撃を受け続けていた。
「ミカエル、マジック・シールドは?」 「シローさん、限界です。あと30秒で崩壊します」
スミレさんが大声で叫んだ。「シローさん、撤退よ!このままでは私たちは助からないわ」
「シローさん、主砲は冷却中です!」
イーライとネイトは悔しそうに叫んだ。
「サキヒコ、目玉UFOに何か手はあるか?」
サキヒコは格納庫の奥に走り、魔導対戦車砲《バレットM107》を抱えて戻ってきた。
「俺に撃たせてください。俺はあいつの目玉を狙えます」
スミレが驚いたように振り返る。「サキヒコ、一人では危険よ」
「スミレさん、男には、負けると分かっていても撃たなきゃいけない時があるんです」
サキヒコは船尾のハッチを開き、風に吹かれながら砲を構える。みーくんMk.IIIが「にゃーん」と応援するように鳴いた。
「目玉の中心、魔力収束点……見えた!」
「魔導対戦車砲、チャージ完了――発射!」
パアーーーン、パアーーーン!サキヒコが撃った魔導弾は2発とも目玉の中心に着弾していた。
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